夕陽の海辺を走るバトンリレー~『太陽と海の教室』最終回
あのさぁ 広島の大学に造船工学科ってのがあって
そこは造船の勉強が出来るんだ
オレ 第一志望でそこにしようと思う
オヤジの後を継ぐには それが一番いいからさぁ
冗談キツイよ
本気だよ
同じ大学に行く約束は?
それは ゴメン
ずっと2人で目標にして来たことだよ
・・・ゴメン
広島ってこっから離れるってことだよ 4年も離れるってことだよ
て言うか 何で急にそんな事言うの 何で勝手に決めちゃうの
訳分かんないよ
わかんないかな
わかんないよ
ハチのことがあったからだよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私たちはさぁ 何て言うか 先生からリレーのバトンを受け取ったんだと思う
もっと胸を張れっていうバトンだったり もっと自由になれっていうバトンだったり
私たちはさぁ みんな先生のバトン受け取って走ってるんだと思う
もっともっと もっと前に もっと前にって
それでいつか 今度は私たちが先生に渡すの
もっともっと 前に前にって思いながら・・・
☆ ☆ ☆
素晴らしい! 見事な未完成品だ☆・・・とか書き始めても、今度は皮肉と勘違い
する人は少ないだろう。先週のように失敗作と書くと、その言葉だけがネガティブ
なインパクトをもってしまうけど、未完成品という言葉はそれほどネガティブじゃな
い。「未完の大作」と書くのはちょっと無理があるけどね♪
オンエアを見終わった直後の印象は、正直言ってかなり悪かった。先日終了した
山P=山下智久の『コード・ブルー』最終回を見終わった時とは正反対。既に先週
の第9話で、全体的に「失敗作」なのはほぼ確定してたものの、最後の切り札とな
るべき日輪祭まで不発。制作費不足みたいなひまわりのモニュメントが淋しく燃え
るだけで、涙も感動もなし。むしろ、これまでほとんど無視してきた履修問題の扱
いの方がマシだったほど。何を書けばいいのか、途方にくれてしまった。もちろん、
単なる否定的感想の羅列なんて平凡なものは、始めから全くの論外だ。
最初に思い出したのが、オンエア前、仕事帰りの書店で見入ってしまった『容疑者
Xの献身』の宣伝映像(DVDかな)。そこでは、親友&天才数学者・石神(堤真一)
のトリックを意識しながら、ガリレオ=湯川(福山雅治)がこんな感じの事を言って
た(不正確)。「絶対に解けない問題を作るのと、それを解くのとでは、どっちが難
しいと思う?」。で、私は思ったわけよ。「絶対にホメようのない作品を作るのと、そ
れをホメるのと、どっちが難しいと思う?」とね♪ この最終回をどうホメればいい
のか「さっぱりわからない」。
ただ、同時に古代ギリシャの哲学者ソクラテスの逸話も思い出してた。悪妻と伝
えられるクサンティッペを意識しながら、彼は周囲の人にこう言ったと伝えられて
いる。「ぜひ結婚しなさい。良い妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば私の
ように哲学者になれる」。で、私は思ったわけよ。「良いドラマを見れば幸せにな
れる。悪いドラマを見れば人間が鍛えられる」とね♪
それ以降は、久々に「産みの苦しみ」を楽しんだって感じだった。自分でどう解釈
すれば、この「未完成品」が輝くのか。それを延々考えるのは、「じつに面白い」
ことだった。。
☆ ☆ ☆
なんていう、長めの前フリからスタートした最終回レビュー。いつものように、肝心
の本論を書く時間が無くなってしまったから、サラッと書き上げよう。この程度でウ
ンザリして帰っちゃうようじゃダメよ♪ 内海(柴咲コウ)だって、湯川の長い理屈
にウンザリしながら頑張ってたもんね。
今回の話を読み解く際に、3つのポイントがあった。まず、2つのポイントに目を向
けよう。1つ目、圧倒的に気になったのが、注目のラストシーン。海辺にみんなが
集まってはしゃぐ所までは合格だ。私は以前から、最後は海ではしゃぐシーンだと
言い続けて来たから、よし、ジャブジャブと中に入れ!と念じてたのに、生徒が走
り去るのを櫻井が見送るだけ。あれっ、制作費が足りなくなって、ブレザーのクリー
ニング代が惜しくなったのか、とか思ったほど。今朝の朝日新聞・社会面で、民放
の制作費圧縮が話題になってたもんね。フジテレビで第1四半期、6%減らしい。
ちなみに、かつての月9の名作『ビーチボーイズ』なら、ちゃんと海に入ってくれた
のだ。ドラマの最初と最後にきっちりと、「桜井」広海(反町隆史)と、「エリート商社
マンの身分を投げ捨てて夏の海に来た」海渡(竹野内豊)の2人とも、海に入って
はしゃいでくれた。海辺=ビーチのドラマとして、しっかり形が出来てたわけだ。
2つ目のポイントは、先週から善玉に寝返った柴草(八嶋智人)のシュメール人の
話。メソポタミア文明への青春の情熱を話すのはいいし、その証として論文を持っ
て来てたのもOK。でも、どうしてあそこで、ハンコの話が出て来たのか、分からな
かった。楔形文字を刻んだハンコを首から提げて、偉い人間の象徴にしてたなん
て話。大げさに胸を指差しながら。どうみても時間がない最終回で、わざわざそん
な話を脇役がしてるのは、何か意味とか意図があるんだろう。今までも、このドラ
マは常に、細かくて高度な伏線を張り続けてきたんだから。
この2つのポイントを見事に結びつけてくれたのが、羽菜(谷村美月)の台詞だっ
た。この記事冒頭の引用の後半。つまり、バトンリレーなのだ。紀元前3500年と
いう数字をそのまま真に受けるなら、今から5000年以上も前に始まった壮大な
リレー。それに気付いた時、私はまるで、「タイムスリップするような」「ドキドキ、ワ
クワク」感を味わうことができた♪
そこでつながれて来たのは、「誇り」という名のバトンだ。他人に対してというより、
むしろ自分自身に対して胸を張る思い。究極の生きる力となる自己肯定。まるで
バトンのように棒の形をしたハンコとは、遥か古代の原点で、誇りの象徴だった。
そして今、生徒たちも、誇りの象徴としてのバトン、円筒形のケースに入った卒業
証書を手に、海辺をはしゃいで走り去る。洋貴(岡田将生)、凛久(北乃きい)、川
辺(山本裕典)、灯里(吉高由里子)、羽菜、大和(冨浦智嗣)、茂市(鍵本輝;Lead)
の7人。アカリのブレザーのポケットには、ハチ=八朗(濱田岳)の形見のアタリ棒
も、小さなバトンとして入ってるに違いない。残念ながら編集でカットされてるけど
ね♪ リレーの前走者、櫻井朔太郎(織田裕二)が後ろから見送るのは自然なこと
だ。追いかけるのは、腹が減って焼きそばが欲しくなってからでいい。
あのバトンは、何に対する誇りなのか。それは、体育、家庭科・世界史・音楽の補
習をしっかり受けて卒業したことに対するプライドだ。補習そのものの中に、本当
に「宝物」が見つかったのかどうかは分からない。でも、補習を受けたことによって、
結果的に誇りのバトンという宝物を手に入れられたのだ。
バトンをつかみ取ったのは、あくまで彼ら自身の手。でも、彼らの手元まで運んで
きたのは、櫻井先生だ。これまで長い時間、バトンを運んできた櫻井が、最後に
生徒たちに必死で手を伸ばしてバトンを渡そうとする動作。それこそ、あの大昔
の青春ドラマのパロディみたいな、愚直なランニングなのだ。背筋を伸ばして胸
を張った、堂々たるフォームで生徒にアピールするランニング。校長(戸田恵子)
が言うように、生徒たちの代わりに1人で補習をしてる(or受けてる)のなら、家
庭科のぞうきん作りでもいいはずだけど、それではパロディとしてヒネリ過ぎで分
かりにくいし、学園ものに見えないわけ。
もう少し細かくみるなら、桜井から生徒にバトンをつなぐ際、柴草のやたら熱い言
葉以外に、榎戸若葉(北川景子)も手助けしてた。その言葉に反応した洋貴が先
頭に立って、臨時の「ホームルーム」を生徒たち自身で開き、補習の受講を決定
した。だからこそ、直後のランニングは、バトンを受け取った生徒たちが前を走り、
その後ろに桜井&若葉が続いてるのだ。思い切りズームアウトしたカメラが遠く
に映し出した背景は、もちろん湘南の海。ここにホントは、明るく輝く太陽が欲し
かったんだけど、ロケで「太陽待ち」する余裕がなかったのかも知れない。
☆ ☆ ☆
ただ、あの曇り空は、意図的なものの可能性もある。と言うのも、このドラマ、終
盤に来て、公式サイトのトップやタイトルバックみたいな眩しくきらめく太陽を避け
てるような感じがあるからだ。その代わりに目立ってきたのが、「夕陽」という太陽。
これこそ、残された3つ目のポイントを解き明かす鍵となるものだった。
その、3つ目のポイントとは、この記事冒頭の前半に引用した、洋貴と凛久の会話
だ。唐突に表れたイルカのプールは、私には『ビーチボーイズSP』へのオマージュ
(敬意を込めた模倣)に見えた。あのSP(冬のスペシャル版)は、「小さなプール」
から「大きな海」へとイルカを解き放つお話で、この最終回とも密接に関係し合って
る。と言うのも、洋貴は「小さな共同体」を抜け出して、遠くの広島を目指すわけだ
し、他のメンバーもみんな、小さな仲間内、小さな学校から、「広い社会」へと一人
一人で旅立つからなのだ。でも、残念ながらそうゆう比較話は、奇妙なほどウケが
悪いから、書くのは止めとこう♪ 書いとるわ!
で、話を戻して、2人の会話の何が気になったかって言うと、もちろん、洋貴が広
島を目指す理由だ。「ハチのことがあったからだよ」。ハチの死と洋貴の旅立ちと、
どうゆう関係があるのか、説明せよ・・・なんていう、人文・芸術系の大学入試問
題があってもおかしくないような、興味深い箇所だった。「焼きそばを作ってて、
広島風お好み焼きを本場で食べたくなった」なんて解答は、ハチと関係ないから
0点だ。一方、「親友のハチが突然死んだので、気が動転して変な行動を取った」
とか、「死別の悲しみで、どこか遠くに行きたい気持ちだった」なんて答えると、採
点者によっては案外、そのシュールな斬新さを評価してくれるかも知れない♪
でも正解は、「有限性の自覚」だ。人は必ずいつか死ぬ、無限ではなく有限な存
在だ。しかも、その終わりは、遥か先のことではなくて、明日とか今日なのかも知
れない。だから、大切なことは先延ばしにせず、「今」すぐに行う必要がある。そう
した、生の有限性を、単なる理屈じゃない現実として、まざまざとハチの死が教え
てくれたからこそ、洋貴はなるべく早く父親の後を継げる道を選んだのだ。一番
最後の「今を生きてるか?」「はぁ~い♪」なんてやり取りも、有限な生を刻一刻
と尊重する姿勢を示す言葉だ。これまたパロディのようにも感じるけどね。
その「生の有限性」を桜井が授業で語るのなら、「メメント・モリ」(memento mori)
というラテン語の警句(英語としても通用)を黒板に書くだろう。「死を忘れるな」。
そうした有限性をイメージ的に象徴表現してたのが、終盤に来て急激に増えた、
夕陽の映像だ。まもなく沈む太陽のもつ、独特の美しさ。ここへのこだわりには、
脚本家・坂元裕二の個人的嗜好も感じるけど、あの夕陽の美しさが誰にも伝わ
ることは確かだし、死にゆく人のもつ独特のインパクトも、古今東西、普遍的な
ものだろう。夕陽とは、人間そのものなのだ。限りある命を精一杯美しく生きよ
うとする我々自身を映し出す、超越的次元の鏡だ。
ハチの死がもたらした警句は、もちろん洋貴の進路にだけ影響を与えたのでは
ない。もっと重要なのは、誇りを持って、胸を張って今この時を精一杯生きる姿
勢を、クラス全体にもたらしたことだ。今さら補習なんて何十時間も受けてるよう
じゃ、「しばらく先の」受験には失敗して浪人するかも知れない。でも、今この瞬間、
胸を張って生きることができる。その誇りは、「不意のアクシデント」がなければ、将
来の自分へとバトンパスされるだろうし、アクシデントがあっても、悔いは残らない。
それに対して、救済策のレポート提出なんてものでごまかすことにして受験勉強
に打ち込むと、今の自分が誇りを持てないだけでなく、将来の自分に対しても、
負の思いのパトンパス、ネガティブな継承が生じてしまう。もちろん、途中でアクシ
デントが生じたりしたら、後悔しながら死ぬハメにもなりかねないわけだ。
ハチの死は、さらに灯里の進路も変えた。と言うより、決定したと言うべきか。第
2話で櫻井のバトンパスを受けて、ハチの心に心で応えようと思った灯里はアイス
屋さんを目指すことにした。いやいや、そうじゃなくて、先生を目指すことにしたの
だ。これは、ちょっと変化した形のパトンパスだろう。誇り、すなわち自分への愛
ではなく、他人への愛というバトン。これをハチと櫻井から受け取ったアカリは、今
度は子供たちに愛をつないで行こうと考えたわけだ。アタリ付きのアイスを売るこ
とを通じて♪ しつこいわ!
ともかく、先週のウチのレビュータイトル通り、「海の死を太陽にして」、みんなの
高校生活は、最後の半年間、輝き続けたわけだ。日輪祭の後、モニュメントを燃
やす際にやって来た次原雪乃(大政絢)は、絵馬っぽい札の代わりに間に合わせ
の紙に大きく書いてた。「精一杯生きていきます」。これもまた、ハチの貴重な遺
産、生のエネルギーのバトンパスだろう。海で死んだハチのもたらすエネルギー
を象徴するものこそ、あの激しく燃える、ちょっと不恰好なひまわりのモニュメント
だったのだ。。。
☆ ☆ ☆
あぁ、日付けが変わる! 毎日更新継続の観点からも、そろそろ終わりにしなきゃ
マズイ。オンエア直後、意外にそこそこ印象が良かったのは理事長(小日向文世)
と真山春佳(吉瀬美智子)だ。もし櫻井が、理事長まで説得して味方につけてたら、
いくら何でも『水戸黄門』的すぎて、私は「ガラガラガッシャーン」と卓袱台を放り投
げてたかも知れない。でも、理事長も最後まで胸を張って、教育と必要悪に対する
自分の考えを堅持したし、その姿勢は辞任後にも、真山へとバトンパスされたよう
だ。これでいいと思う。私が手元に用意した卓袱台も、まるで『ヤスコとケンジ』最
終回ラストで松岡昌宏がやったみたいに、クルクルッと回って真直ぐ無事に着地
したわけよ♪
最初から書いてるように、別に櫻井たちの選択は絶対的に正しいものでも何でも
ないのだ。有力でテレビ受けの良さそうな「一つの」選択肢を描き出したにすぎない
のだから、対抗する「別の」選択肢を最後まで残したのは評価に値する。ただ、残
念ながら時間切れなのだ。先週書いたように、全11話の可能性があったのをギ
リギリで10話に決めた余波が残ってしまったんだろう。
最後に、オンエア直後の失望感の中、唯一非常に印象が良かったのは、凛久の
描き方だ。最高だったのは、櫻井と2人で夕陽の海辺に座って、過去の思い出に
ひたりたい思いを感傷的に話すシーン。凛久が可愛いのはもちろんのこと、櫻井
が珍しく黙って聞いてたのも凄く良かった。その前の、海辺のランニングシーンで、
凛久の暗い表情に気付いてた櫻井は、実は凛久とほのかな恋愛関係にあったと
も見れるだろう。特に、凛久の態度は、最初から特別のものがあった。
でも、それは破局したのだ。洋貴のヒネった告白「オレ、まだ凛久に告白してない」
と、凛久のはじけるような笑顔のOKサインによって。となると、生徒達も卒業した
し、櫻井の愛は別の女性に向けられることになるだろう。もちろんそれは、校長だ。
違うわ! 一回り以上年下の、自分に好意的な女教師、若葉だ。二人の熱烈な
関係は、残念ながら編集でカットされてるので、想像力で色々と補うことにしよう。
北川の女優デビュー作『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズのコスプレ
とかもやらせてるに違いない。ここであと一行、「テーマの身体的表現」とか余計
なことを書いたんだけど、自主規制で削除しといた♪ 残っとるわ!
という訳で、じっくり見直して考えて見ると、「じつに面白い」最終回だったのだ。余
裕があれば、好評だったキムタク=木村拓哉の『CHANGE』最終回レビューみた
いに、櫻井の最後の大演説をパロった文章を書き加えようかと思ったんだけど、
もうすぐ日付けが変わってしまうから止めとこう。そう言えば、あのドラマも、第1話
から必要悪をめぐって演説が行われてたね。偶然か、それとも時代の要請か。
最終回の欠点なんてのは、ウチに書かなくても、どこにでもあれこれ書かれてる
ことでしょ。後で書き足すかも知れないけど、とりあえず「未完成品」という一語で
省略表現しとこう。完成は、視聴者それぞれのイマジネーションで補えばいいし、
DVDに未公開映像をたっぷり詰め込んでもらえるとありがたいと思う。つまらない
とか駄作とか、否定的なコメント・評価をくだすのは自由だけど、それに見合うだ
けのものを自分で書き上げてないと、何の説得力もない。表面的な共感を呼び込
んで満足するくらいなら、むしろ圧倒的な批評を書いて、生産的な批判を行って
欲しいもんだ。その基本は、愛。そして、余裕という名の大人のパワーだろう。。
とにかく、今回の演出・若松節郎、プロデューサー・村瀬健ほか、スタッフ&キャスト
の皆さん。「素晴らしい未完成品」を見せてくれて、どうもありがとう☆ このドラマを
夏のレビューの中心に選んだのは大正解だったと、自信をもって言えるだろう。
ドラマの真の主役、海にも、ありがとうと伝えたい♪
ではまた、いつの日か。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.雪乃はもちろん、後半のスタートを切った船木(前田敦子)の扱いが小さかっ
たのは不満だけど、まあ寝たフリと絵馬(宇宙物理学者を志望)で笑わせて
くれたから良しとしよう。それに対して、素晴らしい出来だった第4話のピアノ
男・三崎雅行(中村優一;D-BOYS)や貴林優奈(黒瀬真奈美)は結構目
立ってたね。
音楽教師・赤木(池田鉄洋)や体育教師・与田(今井ゆうぞう)、副校長・槇村
肇(小林すすむ)らにちゃんと出番を与えてたのも良かった。。☆彡
P.S.2 最終回の脚本は、8月22日の北京五輪・陸上男子400mリレーの
銅メダル獲得後に書かれたのかも知れないね。日本チームの見事な
バトンパスが光ったレース。主役のアンカー(最終走者)として脚光を
浴びたベテラン・朝原宣治の引退レースとなる、スーパー陸上・100m
が昨日行われ、10秒37で日本人最高の3位に入った。20年間どう
もお疲れさま♪ ちなみに、リレーの他のメンバーは、塚原直貴が4位、
末續慎吾が5位、高平慎士が7位だった。
P.S.3 誰も書きそうにない小さな欠点としては、最後のお説教を「君たちは
誰だ?」という謎かけで終えた後、生徒たちとの「にらめっこ」が僅か
だったこと。第1話レビューに書いたように、あれはUZがカバーして歌
う主題歌『君の瞳に恋してる』の原題(キミから目が離せないという意味
の英語)から来たお遊びなんだから、最後にもう一度、3秒くらいはやっ
て欲しかった。その程度なら、以前のような激しい拒否反応も出なかっ
たはずだ。それとも、櫻井が「目が離せない」のは凛久だけだったか♪
P.S.4 『あしたの、喜多善男』に続いて、素晴らしい演技を見せてくれた吉高
由里子。20日公開の映画『蛇にピアス』は好調なのかな。書店には、
金原ひとみの原作がズラッと並んでたけどね。書店と言えば、吉高の
写真満載のタレント本『吉高由里子のあいうえお』が平積みになってた
からペラペラッとめくってみた。文章は読んでないけど、写真は吉高の
アイドル的笑顔満載だったと思う。個人的には、もっと小悪魔的な笑み
とか、翳りのある表情を見たかったな。ま、最初だから、無難な企画で
スタートってことかね。今月は他にも、完全な写真集が発売されたとの
こと。今後ますます輝きを増すことを祈ろう♪
P.S.5 60進法(六十進法)とは、記数法(数を記す方法)の一種。普通に使わ
れてる10進法は、10ごとに位が一つ進むが、60進法だと60ごとに
位が一つ進む。ということは、一つの位を表す数字が60コ(普通の言
い方だと0~59)必要になる。シュメール人が築いたメソポタミア文明
の初期には、くさび形文字の数字59コと空白1コ(0の代わり)を用い
たらしい。ちなみに、コンピューターの世界、つまりデジタル・ワールドで
は、数学の問題によく出る2進法と共に、16進法もよく使われている。
P.S.6 「メメント・モリ」で思い出したのが、本木雅弘主演で今月公開の映画、
『おくりびと』。納棺師の話で、先日の朝日新聞によると、本木が写真
家・藤原新也の古典的名作『メメント・モリ』を見たのが、企画の一つの
キッカケになってるようだ。
第32回モントリオール世界映画祭グランプリ、おめでとう! やはり、
死は世界共通の主要な関心事、生を縁取りする基本的な枠組だ。。
P.S.7 「壁はホントは鏡なんだ。君たち自身を映す」とかいう櫻井の言葉は、
いまいちインパクトが無かったけど、正しいと思う。似たような話として
は、「自分が嫌いな人間は、自分を映す鏡だ」というものがある。どち
らにおいても注意すべきは、鏡とは元のものをそのまま正確に表す物
ではないということだ。左右反転してたり、細く見えたり、汚く見えたり。
だから色んな壁=鏡が必要だし、直接自分を見る必要もあるだろう。
P.S.8 他のクラスでは、補習は受けずにレポートで済ませた可能性が高い。
じゃあ、そうした生徒たちが胸を張って生きてないのか、誇りを持って
ないのか、と言うと、そうとは言い切れないだろう。私があの学校にい
る受験生だったら、どちらが自分に誇りを持てる選択なのか、かなり
迷うと思う。人によって、時によって、答えは変わるだろう。カリキュラム
を作ったのは理事長だし。
ただし、私があの学校の先生だったら、受けたいと言ってる生徒の補
習を手伝うのは間違いない。体育のランニングとかね♪
P.S.9 夜が明けて、今日24日は雑誌an・an(アンアン)の発売日。毎年恒例
人気企画、「’08年あなたが選ぶ 好きな男・嫌いな男」ランキングが
発表されるんだよな。果たして、織田裕二がランクインしてるかどうか。
とりあえず、表紙に載ってる29人には名前が見当たらないね。それに
しても、木村拓哉V15達成とは、絶句。。
ちなみに、去年の記事には数日前からアクセスがかなり入ってる♪
(追記: 今年の記事は、ココログの紹介もあって大量アクセス☆)
P.S.10 『太陽と海の教室』最終回の視聴率は15.6%。平均視聴率14.45
%。月9としては、ギリギリ合格かな。去年夏の『ファースト・キス』よりも
僅かに上だしね♪☆彡
cf.青い海に描く青春という名の絵~『太陽と海の教室』第1話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手作業TB: 太陽と海の教室 最終話 「最終回75分SP・涙のラストメッセージ」
(テレビお気楽日記)
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コメント
TBはまた飛ばなくなってしまいました。
たしかに、この絶望的な状況から、いい部分を見つける才能はさすがです。
もう2回目リピートして見る気もしないんだもん。
やっぱり出演者が多すぎましたね。
来クール、何を選ぶのか期待してまーす。
投稿: お気楽 | 2008年9月24日 (水) 01時31分
テンメイさん、こんにちは!
最終回レビューお疲れ様。
読み応えがありました。拍手パチパチ!
「ハチのことがあったから」というあの部分の謎が解明されてすっきり。
洋貴はついでに広島に凛久を誘っても良かったのに。
何たって生きている今こそ重要なのだし。
誇りという名のバトンパスもなかなか良かったです。
なるほどねえ~。
棒アイスもハンコも卒業証書までもがバトンなのね。
その着眼にはびっくりしたけど納得yo♪
しかし全編通して名セリフでしたよねえ。
映像を見ないで聞いてるだけだと
赤面してしまいそうなくらいの臭いセリフでしたけど^^;
金八先生も真っ青でしたわ。
坂元裕二と織田裕二のブレンドで映像で見ていると
違和感がないのが凄かったですね。
ともあれ終わりました。
次はどんなのを選ぶでしょうか。
また次期もよろしくです~♪
投稿: エリ | 2008年9月24日 (水) 14時26分
こんばんは~。
期待の日輪祭は、ちとガッカリでしたね~。
>「良いドラマを見れば幸せになれる。
>悪いドラマを見れば人間が鍛えられる」とね♪
これはイイ言葉ですわぁ。うちの『心に響く言葉』に付け加えたい(笑)
でもテンメイさんがそんなに苦しんでたとはね~。
最終回への期待が大きかったんでしょうか?フフ
私は前回で燃え尽きたので、上手くまとめた最終回だった~。
で良しとしましたよ(^_^;)
もう冬の海になってたからムリでしょう。
しかも卒業の日にジャブジャブは考えられません(笑)
ハンコの話は八嶋さんらしくて良かった印象でしたよ。
それも数秒のこと。
最終回を語るテンメイさん、厳しいな~(^▽^;)
あ、私は茂市の存在がどうなのよ?って感じでした。ずっと。
「ハチのことがあったからだよ」
これは上手くハチに繋げたようでサラッ流されちゃいましたけど、
テンメイさんの丁寧な解説でスッキリ。
そこは「今を生きてるか?」で悟らなきゃいけないんですね。
テンメイさんの解説を読んでると、未完成品とは思えないんですけど。。。
私が思った以上の作品に思えて来ますもん(^_^;)
ケンジの卓袱台着地は見事でしたよね~。感動しました♪
で、何?テンメイさんがそれをやったの?
NGなし?練習した?壊れなかった?足に落ちたことない?
え?今湿布してるの?当分走れないかぁ。。。。
って止めてよ!
って書いてて、何だかテンメイさんに似て来た気がしたσ(^_^;(笑)
もう11話だったら辛かっただろうからいいですけどね。
それでも嫌いなドラマじゃなかった。
が、大好きでもない(^_^;)
朔太郎と凛久が10年後結婚してたらいいなぁ♪なんてね。
>表面的な共感を呼び込んで満足するくらいなら、
>むしろ圧倒的な批評を書いて、生産的な批判を行って欲しいもんだ。
これ流石テンメイさんだと思いました。
私は素直に楽しめましたよ。
批判的な感想も人それぞれで、不愉快なものも目にしましたが、
流石なブロガーさんは、批判も楽しませて貰いました。
そういうことを含めても、このドラマは面白かったです。
「良かったね~」と共感するばかりが良いドラマではないですもんね。
『太陽と~』もテンメイさんと語り合えて楽しかったです。
『コード・ブルー』と2本、お疲れ様でした(^_-)
投稿: mana | 2008年9月24日 (水) 22時31分
> お気楽さん
あれ、久々にTBが飛ばなくなりましたか
半年ぶりくらいかな。何もしてませんけどね。
僕もニフティも、少なくともここ1週間は。
何でだろ。一時的トラブルかもしれないから、
またチャレンジしてみてください。
同じライブドアの伊達さんのTBは届いてるしね。
それはともかく、絶望的な状況でホントに
絶望してるようじゃ、淋しすぎるでしょ
まあ、普通に1回見て満足できるドラマじゃ
なかったのは確かですね。
だから2回目に闘志を燃やすわけ。それが男の道
出演者っていうか、中心メンバーの数は多過ぎかな。
後半の雪乃&ハチであんなに時間を取らなきゃ、
何とかなったんだけど。。
春と夏の間が全く休みゼロだったから、
夏と秋の間くらいのんびりしたいもんですね
また秋もよろしくお願いしまーす
> エリさん
おはようございます!
どうもどうも。これは疲れちゃいましたよ
時間もかかったけど、それ以上に頭を使いました。
春夏の半年間で、一番疲れたかも。。(^^ゞ
おぉ、拍手まで頂いちゃって、嬉しいなぁ
前回の「ハチどうやって死んだのか問題」に続いて、
「ハチと洋貴どうつながるの問題」も納得して頂けましたか
でも、「洋貴 広島 ハチ どうして」とか、
「ハチのことがあったから 意味」なんて検索が
一つも入って来ないのが淋しい現実。。
洋貴が凛久を1回誘うのはアリだと思いますが、
首都圏の女子高生がわざわざ地方の大学を目指す
ケースはかなり少ないと思いますよ。
首都圏の中で簡単に見つかる時代ですからね。
地方の国立としても、自宅外の生活費とか
自宅との往復交通費まで考えると、メリットは僅か。
そろそろお母さんを手助けする年齢でもあるし。。
ま、洋貴は広島の女の子と付き合って、
凛久は櫻井と付き合えばOKでしょ
あの2人のルックスだと、遠距離は無理です。断言かよ!
誇りという名のバトンパスもいいでしょ (^^)v
これ、気付いた時には自分で感心しちゃいました
こだわり続けてるアタリ棒まで使えちゃう♪
マジメな話、僕のイメージだと、シュメール人から
ラストの生徒7人まで、5000年のリレーがつながってる。
そうゆう発想、『ギャルサー』でも使いましたからね。
規模が100分の1くらいだけど、数十年の
時空を超えた「イモコ」のつながりがあったでしょ。
裕二&裕二のブレンドによる名セリフね。
詩的表現を駆使した独特の技でした
金八は、キャラと話の内容で勝負でしょ。
櫻井は、セリフそのもの、特に表現形式で勝負してた。
音とか形の話はなかなかピンと来ない人が多いんだけど、
ウチの記事ではかなり具体的に説明してあります。
一部の人は、坂元の特殊な才能を認めてくれたでしょう。
ただ、残念ながら、欠点も目立つ脚本なんですよね。
まあ、脚本を作るのは脚本家だけじゃないんだけど。。
ともあれ、夏も終了。やっと一息つけますよ
秋の選択はかなり困ってるんですけど、そんなに
変なものは選ばないので、またよろしくです~♪
> mana さん
おはようございます~
日輪祭は、制作費が5割カットされたと見てます♪
ホントはもうちょっとお金があったのに、
スタッフの胃袋に入ったんでしょう。
少なくとも、話の発端になった、昔の絵か写真を
意識してるカットが欲しかったなぁ。
その後も映してたことだしね。
アハハ (^^) 実はね、「悪いドラマを見れば・・」とか
書きながら、そちらのことを思い出してたんですよ。
何度か、そうゆう言葉を載せてましたからね♪
いやぁ、やっぱり最終回の奇跡の追い上げを見たかったなぁ。
逆転はできなくても、5点差を1点差まで詰め寄るとか
ホームルームの時の黒板に何か面白いことが書いてあれば
僕が読み解いてたのに、平凡な数学でしたしね。
そこへ行くと、『たったひとつの恋』の黒板なんてのは、
終盤になって面白いことが書いてあったんですよ。
まあ、最低限のまとまりが出来てるのは確か。
履修問題の使い方は、思ってたよりマシだったし、
生徒たちの前向きな生き方へと上手くつなげてました。
でも、最終回だし、後半かなりの失点があったから、
5点差なのに送りバントで1点取ってどうすんだって感じ。。
冬の海って、3月下旬でしょ。ムリじゃなくて、アリ♪
『ビーチボーイズSP』なんて正月の放送だったのに、
最後は主要メンバー全員で海ではしゃいでます
まして高校生と熱い男が3月下旬なら、ドンと行かないと!
いや、まあ、ドラマ後半はそうゆう話じゃなくなってると、
自分で記事に書いてるわけですけどね。。
八嶋さんらしいって、どっかにも書いてたかな。
僕は、ちょこちょこ見かけた程度で、彼をちゃんと見たのは
このドラマが初めてなんです。
って言うか、ハンコは結局、ホメてるんですよ。
厳しいどころか、仏様か観音様みたいな優しさ
あれ、単なる歴史話の展開だったら、「ハンコも発明した」で
終わりなんですよ。つまり、2秒でおしまい。
それを、首から提げてとか偉い人間の象徴とかで、
実に10秒も使ってる(正確に測定)。
時間のない最終回で、完全な脇役のセリフを無意味に
8秒も引き伸ばすはずはないでしょう。
・・と、僕なら考えます。
茂市は、雪乃のせいで犠牲になったんでしょ。
初回の洋貴のオマケじゃ、気の毒ですからね。
サーフィン絡みの話が1回あっても良かったはず。
あれだけサーファーを映してるくらいだから。
「ハチのこと」の解釈は、「今を生きてるか?」から
考え始めてもいいけど、回想映像もポイントです。
ハチ本人のことなら、生前のハチとか遺影が映るはず。
ところが、あの時はお棺と霊柩車しか映ってない。
つまり、ハチのこととは、身近で突然の死のこと。
一方で、広島の話は、早く親父の後を継ぎたいってこと。
共通してるのは、時間の切迫感です。
それをカッコつけて一般的に言ったのが、有限性の自覚。
あ~、ダメダメ 話の無意味な脱線はもっと短くなきゃ!
4行も続けちゃ、前後の話が切れちゃうでしょ。
1行程度。文の数なら2つほどが基本。
逆に言うと、長めの脱線の場合はそれ自体に意味が必要。
例えば、北川景子のデビューはセーラーマーズだとかネ♪
いや、つい最近ネットでたまたま見かけた情報なもんで。
11話なら、履修問題と日輪祭と、凛久&若葉の恋愛話を
ちゃんとやれたんですよ。特に若葉がオマケすぎてる。
立場的にも、もっと時間をかけていい存在だし、
ドラマの当初の扱いはもうちょっと大きかったはず。
最終回全体が、相当強引な展開&編集になってます。
朔太郎と凛久が10年後に結婚?
50歳前後で20台後半の妻かぁ。かなり美味しいかも♪
生産的な批判とかって文章は、半日後くらいに
付け加えたものです。ちょっと挑発したくなった (^^)
実は最近、ムカつくことがあったから、
個人的なウサ晴らしの意味もあるんですよ ♪
それはさておき、感動とか共感だと、文章がラクだし、
誰でも似たような話になる。元のまま受け取るんだから。
それに対して、解釈や読み換えはもちろん、批判も大変。
丹念な鑑賞も必要だし、自分の側の技も必要。
さあ、実力を見せてくれ、と挑発して遊んだわけです ^^
ともかく、罵声が飛び交う中、お互いお疲れ様でした
もう秋には、ドラマは週1本しか書きません。
って言うか、1本さえ見当たらなくて困ってますよ♪
秋はロンバケ、長期休暇でもいいなぁ。。
投稿: テンメイ | 2008年9月25日 (木) 07時28分
テンメイ様、おはようございます。
二科目制覇ご苦労さまでございました。
さて・・・テンメイ様は追加更新なさるので
よく・・・確認して・・・と。
さあ・・・このドラマは・・・
櫻井の「悲惨な出来事を写メする日本の若者」
に対する・・・批判と義憤と反省から
スタートしました。
そして・・・最後にメソポタミア文明に
たどりつくわけです。
そうです・・・。
写メールからシュメールへ・・・だじゃれかよっ。
さて・・・シュメールの女神といえば
イシュタルです。
愛と戦いの女神。バビロンの女王。金星の象徴。
つまり・・・魔王ルシファーの女性としての顕在化なのです。
まあ・・・当然・・・性同一性障害がらみです。
つまり・・・悪魔は神のなりそこねという
神の宣伝素材でございます。
そして・・・バビロンとは現在のイラク周辺ですから
戦争帰りの櫻井には相応しい土地柄です。
ちなみに・・・シャメール・・・いやシュメールの
発明で・・・もっともドラマと関連が深いのは
戦車でございます。
キッドは断固としてハンコよりも戦車を発明した
シュメール人を支持いたしますぞ。
都市国家でございますから
シュメール人にとって・・・
壁は防壁です。鏡なんかではないのです。
まあ・・・そうした愛と戦いの日々も
よせてはかえす波のように
昇っては沈む太陽のように
はかなく・・・消え去っていく
というのが・・・古代文明ロマンの隠し味でございますね。
まあ・・・凛久が広島に行くとしたら
洋貴との同棲目当てこれ一本ですね。
東京の優秀な若者があえて地方大学を選択するのは
親元を離れ
ラブホ代を節約すること。
これに尽きると思います。
それでは・・・次回のバトルを楽しみにしつつ
今年の夏にお別れをしたいと思います。
黄金の夕焼けの季節。
遠距離恋愛中の恋人たちが
それを写メする気持ちは・・・
きっと素晴らしい心のありかたなのでございましょう。
投稿: キッド | 2008年9月25日 (木) 08時46分
> キッドさん
こんばんは ドラマ二科目はキツイですね。
一つはレポートで済ませようかな♪ どっちもだろ!
木村君熱狂娘がやって来るのを待って、まとめてレス
しようと思ってたら、毎日熱狂し続けてるようですね♪
困ったやっちゃ! これで日本は大丈夫なのか。。
アハハ(^^) 追加更新までチェックして頂いてどうも♪
今回は、最初のアップ時とはかなり変わってます。
3割近く加筆・修正してるかな。
って言うか、僕も「未完成品」を提示しちゃったってこと。
おっと! 写メールからシュメールか。
それは斬新かつ遠大なダジャレ的把握☆
ザブトン2枚と言いたい所ですけど、第3話に
「写メール」って言葉が出てないし、提供にソフトバンク
も入ってないし、「写メール」って言葉はJフォン時代。
残念ながら、ザブトン半枚にさせて頂きます。
座りにくいわ!
出た! 悪魔ネタ☆ 断固としてハンコより戦車ですか。
僕は、ダンコとしてタンクよりハンコ。
戦車よりは扇子(inジュリアナ)♪
まあ、マジメな話、古代文明には儚さを感じますね。
その見方が正しいかどうかはともかく、「落日」って
言葉がよく似合う。夕陽のイメージもぴったし。
一時期、儚い古代文明に憧れた柴草が、後の一時期、
儚い理事長構想に憧れたのは、必然かも知れません。
おそらくこの脚本家も、朝日より夕陽が好きでしょう。
あるいは、夏の太陽より冬の太陽。
そこを無理して、逆のものにチャレンジ。
「見事な失敗」に終わったわけですか。
ま、現実のチャレンジャーは、成功とは限らない。
愛の化身の僕としては、温かく迎えたいと思います
アハハ(^^) 同棲とラブホ代節約ね。
そりゃまた、経済合理的な説明ですな♪
何か強い理由がないと、わざわざ地方を目指す
はずはない。
いまや首都圏の私大でも、定員割れする状況です。
学歴も含めて、大学制度にも夕陽がさしてます。。
この夏は、大きく見ると、
僕がブルーを攻めて太陽と海を守る。
キッドさんが太陽と海を攻めてブルーを守る。
そんな感じの変則的バトルでしたね。
さて、秋はどうなるか。かなり困ってるんですよ。
1本しか書かないと決めてますが、
その1本が見当たらない状況。
また月9で、おまけにラスフレの脚本家ってのもね。。
夕焼けの写メを送る恋人たちかぁ。ドラマに出てきそう。
ちなみに今、ウチのトップ写真も夕焼け。
素晴らしい心のあり方だと、ホメてもらえるかな♪
P.S.そちらのレスの名前解説、面白いですね!
「朔」太郎は、「新月」太郎。
凛久はリク(=陸)。合わせて、月と陸。
「太陽と海の教室」の裏側には、
「月と陸の寝室」が隠れてたのか。。
投稿: テンメイ | 2008年9月26日 (金) 04時51分