ノーベル化学賞やイグ・ノーベル認識科学賞はわかりやすい♪
サブプライム問題による金融危機が世界中で猛威を振るう中、日本はノーベル賞
フィーバーだね。いや、「フィーバー」って言葉はほとんど死語に近いけどさ♪ 昨
夜、「日本人」が3人物理学賞を受賞したかと思ったら、今晩はノーベル化学賞に
下村脩(おさむ)・米ボストン大名誉教授(80)が選ばれた☆ 何と「日本人」4人!
素晴らしいことだね。
ちなみに、「日本人」とカッコ付きで書いてるのは、昨日書いた面倒な理由による。
下村氏は60年に渡米して、今も米国在住、ただし日本国籍。南部陽一郎氏は、
渡米して50年、米国籍を取ってからでも40年近くて、公式サイトでも米国人扱い
されてるわけだ。まあ、二人ともどう見ても日本人って感じだけどさ。我が家にも
南部氏の日本語の著書があるし。そうそう、まさか昨日の記事「我が家にノーベ
ル物理学賞の受賞者が・・♪」に怒ってる常連さんはいないよね? 意外なほど
多くの人がクリックしてくれたみたいで、満足、満足。ちょっと心配♪
それにしても、極微の世界を扱う昨日の素粒子理論と比べると、やっぱり化学の
方が分かりやすいな。下村氏の受賞理由は、「緑色蛍光たんぱく質(GFP:Green
Fluorescent Protein)の発見と発光機構の解明」。62年にオワンクラゲで発見し
て以降、他の人々の研究で、他のたんぱく質の遺伝子に融合させて細胞に組み
入れることが可能になった。緑色の蛍光によって、細胞内のどの場所でその遺
伝子が働いてるのか一目瞭然になって、分子生物学や生命科学などの研究が
進展したってお話。実に分かりやすいし、ニュース写真もキレイだね。昨日なん
て、「対称性の自発的な破れ」、「CP対称性の破れ」、「小林・益川理論」とかだ
もんな。う~んって感じでしょ。
ところで、日本人のノーベル賞受賞と言えば、忘れちゃいけないのが、先行して
発表されて、既に授賞式も済んでるパロディ版、イグ・ノーベル賞♪ これ、本気
で怒る人がいらっしゃるようだけど、この程度の遊び心は理解して欲しいもの。
実際、今年の3人の日本人受賞者も嬉しそうにしてた。北海道大・中垣俊之准
教授、広島大・小林亮教授、科学技術振興機構さきがけプロジェクト・手老篤史
専任研究員ら。
脳も神経もない単細胞生物「真正粘菌」が、迷路の探索能力を持ってることを発
見して、認識科学賞。認「知」科学じゃないのが気になるのはともかく、これまた
分かりやすい研究だし、意外性もある。おまけに、中垣氏の授賞式での挨拶「日
本の辞書で単細胞は頭が悪いと書かれているが、単細胞はわれわれが考えて
きたよりずっと賢い」っていうのもユーモアのある言葉だ。ま、観衆を笑わせなきゃ
いけないってルールらしい。
日本人じゃないけど、生物学賞を取ったのは、犬のノミが猫のノミより高くジャン
プできることを突き止めたフランス人♪ こりゃ、ウケた! 超バカバカしいのが
最高にイイ! 授賞式の旅費・滞在費自己負担で賞金もゼロってのは、いくら何
でも気の毒だな。ま、それでも出席する研究者の心意気は、すごく好きだけどね。
ちなみに、何で2日続けてこんな記事を書いてるかって言うと、走りに行く余裕が
無くなったっていう単純な理由。昨日は雨がザーザーだから、家でお仕事その他。
今夜は、ノーベル物理学賞に刺激を受けたこともあって、物理学の専門書を買っ
て来て読みふけってしまった。先日の福山雅治『ガリレオΦ(エピソードゼロ)』で
出た数式が気になったから、意味を理解しようとしてるわけよ。ある程度は分かっ
たから、また記事にしようかな。エッ、要らない? あっ、そう♪ でも、ガリレオの
理系記事って、相当なアクセス集めてるロングセラーなんだけど (^^)v
という訳で、今夜はこれで終了。あぁ、全然運動してないから、かなりデブった感じ
だな。明日は絶対に走ろっと。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.それにしても、昨日の益川敏英氏のヒネった喜び方がイマイチ世間に伝
わらなかったらしいのには驚いた。どう見ても、大喜びでしょ。そっけない
言葉なんかより、あの表情を見なきゃ。一夜明けると会見で涙を流すほど
の感激ってことで、こっちまでジーンとしちゃったな♪
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