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ピッチ走法か、ストライド走法か

RUN 21.1km,1時間37分47秒,心拍160

高橋尚子引退の記事を昨日アップした時、書けなかった事の一つに、ピッチ走法

の話がある。朝日新聞10月29日朝刊のスポーツ欄トップで、酒瀬川亮介記者

はこう書いてた。「金(哲彦)氏によると、高橋は以前、ひざから下の筋肉や足首

のバネで地面をける走りだった。・・・豊富な練習と小出氏の指導により、バネを

使わない長持ちする走りに徐々に矯正され、エネルギーロスの少ないピッチ走

法が完成していく」。

     

01年ベルリンの高橋は、ピッチ1分間209歩。07年東京の野口は197歩

(世界陸上統計者教会・野口純正氏)。逆にストライド(=歩幅)は野口の方が

大きいわけで、両者の違いは鮮明だけど、ピッチ走法がストライド走法より優れ

てるということにはならない。エネルギーロスという話はよく聞くけど、その物理

的根拠は何なのか

    

上下動のロスはピッチ走法の方が少ないだろうけど、摩擦や脚の振り子運動の

ロスはピッチ走法の方が多いだろう。実際、同じスピードをキープする時、ストラ

イドを伸ばして走ると心肺はラクになる。男子のトップ選手もみんな、ものすごく

大きいストライドで走ってるわけだ。要するに、高橋という一人の選手がフルを

走る際に、ピッチ走法が上手くいったってだけの話のような気もする。

     

こんな話を書いたのは、自分の走りで感じることだからだ。最近ロクに走ってな

いのに走力が急回復してきたのは、故障が治ってストライドが伸びてるおかげ

だ。もともと高校時代は、高橋と同じく、中距離(1500mとか)を得意としてたこ

ともあって、「足を使う」大きな走りの方が気持ちよく飛ばせる。この気持ちよさっ

ていう要素はすごく重要で、やっぱり強くキックして空を飛ぶストライド走法の感

覚の方が、地面スレスレを滑らかに小刻みに進むピッチ走法よりも気持ちがい

いのだ。単なる好みの問題ってわけでもないだろう。空中浮遊と地上滑走なら、

空中浮遊の方が一般に気持ちいいはずだ。

           

という訳で、またドラマ記事とか色々あって2日サボった後、昨夜は気持ちよく

ハーフを走りましたってお話。実は、21.1km走ったのは1ヶ月ぶりで、距離に

不安があったんだけど、思ったほど辛くもなかった。気温が低めで弱い風が吹

いてる絶好のコンディションとはいえ、体調は相変わらず風邪気味のままだか

ら、この快走は嬉しい驚きだ。まだまだ、2年半前のベストの状態からは程遠い

けど、この調子なら、今シーズン終盤(つまり春)にでも、自己記録更新を狙え

そうな気さえして来た。まだ僅かな距離しか走りこんでないもんね。

         

とりあえず今晩は積極的休養でちょっとだけ走って、翌日は16km前後走ろう

と思ってる。ではまた。。☆彡          

         

P.S.ウチの常連さんの多くはドラマファンだけど、昨日の高橋尚子の記事は

    結構読まれてるみたいだ。やっぱり飛び抜けた人気者なんだね♪

              

  往路(2.45km)   12分12秒  平均心拍137

  1周(2.14km)  10分09秒        154

  2周            9分53秒        162

  3周           9分52秒        162 

  4周            9分46秒        165       

  5周           9分55秒        163 

  6周            9分51秒        164 

  7周           9分50秒        164  

  8周(1.22km)    5分44秒        166

  復路            10分42秒        165

  計 21.1km 1時間37分47秒    160(最大169 ゴール直前)

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