ハヤシライスの呪縛~『流星の絆』第1話
11月で時効だって
いいか オレは警察なんか信用しない
もちろん お前らともずっと会ってないって言っといた
探すんだよ 俺達で
何年かかってもいい 探し出して 必ず殺してやるんだ
流れ星なんか当てにしねぇ 自分らでかなえんだよ
☆ ☆ ☆
「実に素晴らしかった! 戸田恵梨香のキャンギャル姿が♪・・じゃなくて、東野
圭吾&宮藤官九郎&河野伸のコラボが☆」、と書き出そうかなと思ってた。月刊
TVnavi11月号で、戸田のコスチューム姿の写真を見て以来、ずっと楽しみに
してたのだ。ところが見終わった後、予定変更になってしまった。それほど、戸田
=「永遠少女栞」の白いロリ姿が可愛かったのだ♪・・って話じゃなくて、ドラマの
中身が意外だったのだ。。
原作・東野&音楽・河野と言えば、2006年冬の名作ドラマ『白夜行』を作った2
人。プロデューサーの一人、那須田淳も、白夜行の演出家だった。まだブログ公
開後、半年も経たないウチが、『野ブタ。をプロデュース』に続いて扱った重く切な
い殺人ミステリーで、山田孝之&綾瀬はるか&武田鉄矢が見事な演技を見せて
くれた印象に残る作品だ。柴咲コウが歌う主題歌『影』も、ドラマへの挿入の仕方
を含めて良かったと思う。一方、クドカン=宮藤と言えば、今回と同じ演出家・金子
文紀と組んで、『木更津キャッツアイ』を送り出して以降、溢れる才能を見せ付けて
きた才人だ。
そもそも、今クールの連ドラはロクに調べてないし、大本命の『流星の絆』1本で
行こうかなと、内心は思ってたわけよ。一応、ライバルの候補として堀北真希の
月9『イノセント・ラブ』を挙げてはいたものの、この日の『流星』の出来によっては、
もう月9はスルーかなと、密かにラクすることを考えてた。ところが「どっこい庄一」
(by『ホタルノヒカリ』)、そうも行かなくなっちゃったね。やっぱ、急に大人の色気を
醸し出して来たマキマキも見なきゃダメってことか。時間ないんだけどなぁ。。
ドラマを見る直前に開いた朝日新聞・17日朝刊のテレビ欄のコラム「試写室」に
は、岩本哲生が「敵討ちを笑いで味付け」と題して、こう書いてた。──クドカン
ワールド全開だ・・・コント風なやりとりやユニークな劇中劇による「笑い」が新鮮
・・・物々しさや・・犯罪性は、コメディー色で薄まって・・悲しく、重たい場面も救わ
れる──。う~ん、まあ、外れってわけでもないけどさ。ちょっとねぇ。。
結局、フツーの視聴者にとっては、笑えたかどうかが最大のポイントかな。有明
功一役の二宮和也(嵐)は、『an・an』好きな男ランキング16位。ラスフレ・宗佑
のイメージがまだ強烈に残ってる、泰輔役の錦戸亮(NEWS/関ジャニ∞)は
20位。ジャニーズの中堅2人の獲得票数を合わせても、6位の山下智久一人に
さえ及ばないのが現実だ。戸田を合わせて3人でそれなりのファンはいるだろう
し、原作の読者も少なくないだろうけど、私も含めて多くの視聴者は、どちらでも
ないはずだ。すると、やっぱりドラマ自体の出来が問題であって、主役3人の演
技はまずまずって感じだから、評価の鍵を握るのは笑えるかどうかだろう。
朝日の記者は笑えたらしいし、たぶん他にも、笑えた人がかなりいるんだろうな
とは思う。ただ残念ながら、私はほとんど笑えなかった。時々ちょっと微笑む程
度かな。そうなると、笑わせようとする努力は十分すぎるほど感じるから、ドラマ
が「可哀相」(今回の台詞)になっちゃうわけ。まさに、26歳になって彼女どころか
友達もいない功一と同様、顔文字で表すと (´・ω・`) って感じで、何ともパッとし
ない。滑ってるとも思わないけど、ひたすらビミョーなのだ。
高山(桐谷健太)のポストイット攻撃。ホストクラブ「愛ニード優」の一矢(杉浦太陽)
と資格商法詐欺女・桂木美和(池津祥子)が怪演した寸劇、「カナダからの手紙」。
林譲二(ジョージ:尾美としのり)と泰輔による浮気論議のセーフとアウト。ネットカ
フェやDVDの妙な男性客。対人恐怖症の克服詐欺女。まあ、アマチュアのお笑い
コンテストで準決勝止まりのネタを寄せ集めたって感じかな(コラコラ!)。
コメディは私も好きだけど、これだったら、少なくとも『白夜行』の「悲しく、重たい」
描写の方が遥かにいい。あるいは、宗佑どころか美知留(長澤まさみ)まで一緒
に叩かれて気の毒だった、『ラストフレンズ』のホラーっぽいDVシーンの方が、よっ
ぽど見応えがあった。
笑えないなら、代わりに何か長所があればいいんだけど、戸田の萌え系コスプレ
以外にはなかなか見つからない。可愛い子供たちも、白夜行の幼い亮司&雪穂
とつい比べてしまって、インパクトが弱く感じてしまう。93年11月の夜、父・幸博
(寺島進)と母・塔子(りょう)が刺殺された惨劇も、「表面的には」悲しくも切なくも
ない拍子抜けシーンに感じるし、だからと言って、その時3人で家を抜け出して見
て獅子座流星群の流れ星がキレイだったわけでもない。CGと効果音、もうちょっ
とどうにかならなかったのかね。ドラマのタイトルと直結する大切な部分なのに。
あれもまた、民放の制作費削減の流れを受けたものなのか。河野伸のエモーショ
ナル(情動的)な音楽も活かされてないから、このドラマで一番笑えるのは、シニカ
ルな意味で、サブタイトルの「東野圭吾×宮藤官九郎!涙のNo.1ミステリー感動
大作」かな。ヒネったギャグとしか思えないでしょ♪
そんな中でも、何とかいい所を見出そうと頑張るのなら、何と言っても、戸神行成
(要潤)のハヤシライス好きだろう♪ 織田裕二主演の『太陽と海の物語』だと、
吉高由里子のエンコー(援助交際)役として全く冴えない姿を見せてたけど、今回
は少なくとも『あしたの、喜多善男』くらいには光る存在になってるようだ。
たまたまウィキペディアを見ると、行成に関する強烈なネタバレがいきなり載って
て、うっかり目に入れちゃったんだけど、ここでは忘れたフリをする。もう一度言お
う。ウィキに行成のネタバレがあったけど、ウチはネタバレ禁止の硬派なサイトだ
から相手にしない。ホラ、見たくなったでしょ♪ ま、お遊びはともかく、原作その
他のネタバレ情報をこれ以外持ってない私でも、ドラマだけ見てすぐ分かるのは、
行成が、ハヤシライスを避けたい功一を、無理やりハヤシに引き戻す存在だって
ことだ。
その意味では、定年5年前で子供を亡くしたばかりの刑事・柏原(三浦友和)も似
たような存在だ。お店のカレーに、なぜ隅っこの席でこっそりチョコレートを削って
入れるのか。それは、カレーを甘口のルーにするため。つまりあれは、カレーをハ
ヤシライスへと変えようとする、象徴表現なのだ。実際、私は、初めてハヤシを食
べた時、やたら甘くてパンチの無いカレーだなと感じた覚えがある♪
したがって、重要なのはハヤシライスとカレーを理解することだ。ハヤシとはもち
ろん、93年11月当時、横須賀で営業してた「洋食 アリアケ」のメイン「メニュウ」
で七五〇円で売られてた、百年の歴史を誇るものだ(開店7周年だから詐欺♪)。
なぜか「アリアケコロッケ」の方が200円も高い九五〇円で気になるんだけど、
それは今おいとこう。経営が苦しかったこともあってか、家の食事にも度々使い
回しにされてたハヤシ。それは、二重の意味で親を思い出させるものなのだ。親
が作ってた料理。そして、親が成り果てた悲惨な姿。。
ラスト直前。惨殺の現場映像をよく見てみよう。特に母親の姿が分かりやすいけ
ど、2人とも白い洋服(シャツとエプロン)を来て、その上にハヤシのルーみたい
な血がたっぷりかけられてるのだ。明らかに、あれは血の色じゃない。まさに、
人間ハヤシライスだ。案外、クドカンだから、本当にハヤシのルーだったなんて
オチが登場するかも知れないけど、とりあえずは子供たち(コウイチ:齋藤隆成、
タイスケ:嘉数一星、シズナ:熊田聖亜)の無意識的な心象風景だし、より離れ
た視点から見るなら、演出上のさり気ない工夫だ。
したがって、3人にとってのハヤシは、二度と見たくもないものであるのと同時に、
どうしても忘れられない、アンビバレント(両面価値的)なものなのだ。その複雑
なアンビバレンス、つまり愛憎の共存を示すのが、カレーへのこだわりだ。ハヤシ
から逃避しつつハヤシと密着し続けるための、唯一の手段。それこそ、代償とし
てのカレーだ。カレーへのこだわりとは、ハヤシライスの呪縛なのだ。
こう考えると、3人が目指すもの、あるいはドラマの目指す方向が見えてくる。そ
れは、たった一度だけ、一緒に「ハヤシライス」を作ることで、長年のハヤシの
呪縛から解放されようとすることだ。ハヤシの肉が、戸神政行(柄本明)なのか
どうかは分からない。ただ、柏原がどうしてカレーの肉の質問を萩村(設楽統;
バナナマン)にしてたのかも分かって来るだろう。何が「普通」なのか、分からな
い。3人にとっては、あるいは少なくとも、一番執念深くて「キモイ」功一にとって
は、チキンでもポークでもビーフでもなく、犯人の肉を入れたハヤシライスを何年
かかっても作ること。これこそ、唯一の生きがいであり、功一(たち)にとっては
フツーのことなのだ。
いまや、この第1話の本当の姿、不気味な本質が明らかになっただろう。これは、
ホラーの中でも残虐なスプラッターに近い作品だったのだ。いくら夜22時台とは
いえ、シリアスに扱うととても見てられないような内容だからこそ、軽い笑いのオ
ブラートで何重にもくるんでいた。ひょっとすると、あくまでオブラートにすぎないか
らこそ、笑いのレベルも妙に緩かったの知れない。
☆ ☆ ☆
という訳で、『流星の絆』は、とりあえず保留の扱いとしとこう。正直言ってかなり
期待外れに近い内容だったとはいえ、斬新な切り口なのは認めるし、ここから
まだまだ盛り返せるとも思う。初めて見た二宮和也の演技は、思ったより好感
持てたし、ラスフレで敢然と宗佑擁護に回ったウチとしては、錦戸を応援したい
気持ちもある。そしてもちろん、戸田のコスプレ姿の動画をパソコンに保存して
リピートする必要もあるわけだ。「キモイ」功一みたいで「ホントに怖い」わ♪
とにかく、今日の所はこの辺で。次回は『イノセント・ラブ』第1話の予定だけど、
これを遥かに下回る出来だった場合、スルーして『流星の絆』で行くかも知れない。
ま、ちょっとキツイけど、何とかなるでしょ。今までも困難を乗り越えて来たもんね。
それでは。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.ハヤシライスの変奏が、「ジョージ」へのこだわりなんだろう。幼い頃、預け
られた施設「聖ジョージ学園」、柏原が駆けつけた事件現場のカントリーバー
「george’s」、カレー屋「ジョージ・クルーニー」、店長・林譲二、泰輔のバイ
ト先のDVDショップ「トミーリー・ジョージ」。そして、桂木がピンクのロリ系コ
スプレで一矢と行う「情事」♪ ま、個人的には、戸田と要の「情事」の方が
いいけどね。キャンギャル姿でも白のロリ系でも、OLスーツでもOKだ☆
P.S.2 自転車好きとしては、最後のテロップが当然気になった。
番組中に自転車を二人乗りするシーンがありますが、
法律では自転車の二人乗りは例外を除き禁止されています。
この作品では演出上、危険のない場所で安全に配慮して
特別に行っています。絶対に真似しないでください。
最近は自転車への対応も目線も厳しくなってるから、念のために入れた
んだろうね。ま、「二人乗りじゃなくて三人乗りだろ!」っていう突っ込みが
全国で入っただろうけど♪ 実は「例外」ってのが重要で、主婦が幼児
を前後に2人乗せてても、実際には取り締まられないみたいだ。警察を
も恐れさせるママさんパワー、恐るべし!
P.S.3 シー=静奈だけ血がつながってないってことは、あの三人は三角関係
でもある。ドラマのあちこちにエッチな要素が散りばめられてたことだし、
今後は背徳的な雰囲気も前面に出てくるかも。あらかじめ、DVDのジャ
ケットで兄妹関係とか強調したりしてネ。
P.S.4 『永遠少女栞』に出てたウサギの「フリカケ」の顔が、功一と同じ顔文字
「・ω・」になってたのを私は見逃さない♪ つまりあれは、「演出家」の
功一が桂木美和に襲いかかったって意味だ。
P.S.5 「宮藤官九郎」を「官藤官九郎」と書く間違いって、検索すると結構一杯
出てきて笑えたな。いや、私自身もモヤモヤしてたんだけどさ♪ さて、
これでまた誤字の検索アクセスが楽しみだ☆ 『太陽と海の教室』の時
ほどじゃないだろうけどね。
P.S.6 主題歌の『Beautiful days』(嵐)と、挿入歌『ORION』(中島美嘉)は
とりあえずまあまあかな。今後、心地良く聞こえてくるかも知れない。
P.S.7 何と、番組特製ハヤシライスがハウス食品から発売されてるとのこと。
キムタク=木村拓哉の「華麗パン」から、似たような企画が増えてる気
がするのは気のせいか。あれもTBSだったな。ともかく、新製品にとっ
ては、この記事は営業妨害だったかも♪ まあ、私自身は気にせずに
カレーもハヤシも食べるけどね。
P.S.8 あの妙な詐欺女・池津祥子は、宮藤官九郎作品の常連とのこと。
『ぼくの魔法使い』、『池袋ウエストゲートパーク』、『マンハッタンラブ
ストーリー』、『吾輩は主婦である』。なるほど。。なかなかインパクトが
ある女優だから覚えとこう。
P.S.9 会計士、行政書士、司法書士・・、最後に「士」がつくものを代表として、
色んな資格を取らせると語る資格商法を「士商法」(さむらい商法)と言
うとのこと。ウィキを見ると、公認会計士みたいに難しいものは扱わない
と書いてあった。ま、例外はいくらでもありそうだね。引っかかる人が大
勢いるんだよなぁ。義務教育や高校・大学でちゃんと教えなきゃ!
P.S.10 冒頭の横須賀の航空映像とか、夜の高台へ流星を見に行くシーンとか、
2年前の亀梨和也&綾瀬はるか&戸田恵梨香『たったひとつの恋』を
思い出させるような映像が入ってて懐かしかった。。
とか書いてたら、何と泰輔の子役は、ひと恋で弟を演じてたのか。。☆彡
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コメント
こんばんは(*゚▽゚)ノ
良かった~面白いという人がブロガーさんの中で
多かったので、ちょっと孤独だったの(ウソ)
うーん、初回の感想としてはテンメイさんの言う
ように、クドカンと東野圭吾さんのコラボは
お互いの長所を消し合ってしまった感じ。
でも決してつまらないわけじゃない。
いい!とも、悪いとも言えない初回だった。
母と見てたんだけど、途中で「チャンネル変えない
でよ!」と言われてしまったぐらい(笑)
2つの違うドラマを一緒に見たみたいな感じだよ。
私は白夜行路線で行って欲しいんだけどね。
明るい復讐劇みたいで、違和感感じるのです。
冒頭とラストは良かったのにな~
でも、見続けるよ。面白そうだもん。
追伸:私はテンメイさんが感想書くものは
付いていきますよ~(笑)1本に絞れない
かもね
投稿: アンナ | 2008年10月18日 (土) 19時18分
やっぱり、普通の脚本家で見たかったですね。
今までグカンワールドと呼ばれる話はほとんどギブでした。今回はまだシリアスな部分があったから許せたけど・・・。
これと月9に絞られたのね。きっと悩みそうですね・・・。
投稿: お気楽 | 2008年10月18日 (土) 19時27分
テンメイ様、こんばんは。
ふふふ・・・悪魔から見ると
皆様の感覚は
東野・・・暗く悲しい感傷的
宮藤・・・軽いお笑い刹那的
・・・らしいのですな。
朝日の記者も東野(犯罪)宮藤(笑い)という
分別です。
もちろん・・・そういう大人の分別も
よろしいと思いますが
キッドはまさに苦笑しますね。
東野はたとえば「白夜行」では
ちっとも悪くない殺人をして悪いって
言われるのは納得いかないというお笑いを
表現しているのですし
宮藤は常に「生きているものは全員死んでいる」
という哀愁の物語を綴っているわけです。
そして本質的には「世の中の奴ってみんなバカ・・・でもそこがカワイイ」という
メッセージを送り続ける
悪魔の使徒なのであり・・・
言うならば双子のような相似性を持っているのです。
つまり・・・違うから相性が悪いのではなくて
似すぎていてかぶる・・・のが心配なのです。
まあ・・・もちろん・・・お茶の間に
そこまで高尚なものを求めては角が立つわけですが
・・・悪魔の言うことですから火あぶりにしてください。
まあ・・・天使テンメイ様が
笑えないのはまったく問題ありませんぞ。
これはまさしく・・・悪魔の教科書の話で
ございますからね。
東野の用意する舞台は毒々しい荒野。
そして宮藤の紡ぐセリフは
すべてが毒薬。
もちろん・・・すべての場面が
致命傷。
そういう特別なドラマであると・・・
悪魔は思うのです。
ふふふ・・・偉大なる天使テンメイ様・・・
このフィールドはいかがしますかな。
もちろん・・・月9もそれなりに
地獄に通じていると思いますが・・・。
悪魔はどちらでもよろしいですよぉぉぉぉぉぉ。
投稿: キッド | 2008年10月19日 (日) 00時09分
こんばんは
最初は ある理由から
絶対見ないと決めていたのですが(笑)
朝日新聞のコラムを見て
「そこまで いいのなら 仕方ない・・・」
と 見てしまいました(笑)
思っていたのとは 違うテイスト
いい意味でも 悪い意味でも
明るいのね
でも 明るさの中に ホラーが隠されていたとは
びっくり!
ハヤシライスには 何かあるとは思ったけど
そんな意味とは思いませんでした
ハヤシライスは もともと好きではなかったので
良かったです
しばらく 食べたくなくなりました(笑)
施設の園長さんが 林さん?
今後続けて見ていくかは???
興味あるテーマでもないしね
投稿: 彩花 | 2008年10月19日 (日) 01時14分
> アンナちゃん
こんにちは (*゚▽゚)ノ
いやぁ、また意見が一致しちゃったな
感性的な部分がかなり似てるみたい☆
でも確かに、意外なほど好評らしいね。
僕もちょっと孤独だったの♪(キモ・・)
つまらなくもないけど、これだったら、
クドカンと東野を別々に見た方がいいけどな。
1+1=3じゃなくて、1-1=0.5って感じ。
ゼロでもないけど、笑いなし、涙なし、感動なし。
ま、ロリ系のコスプレだけは素晴らしかったけどね♪
アハハ チャンネル変えないでって、
そのくらいノリの悪い様子で見てたってことネ。
レビューが無かったら、オレはチャンネル変えてたよ。
白夜行のDVDでも見てる方がいいな。
冒頭とラストって、可愛い子供たちのシーンね。
それはいいんだけど、もうこれからは大人の話がほとんどでしょ。
オレは見続けるとは言わないな。
レビューしないんだったら、次は最終回か、
途中で1回見るかどうかって程度。
テンメイさんに付いていくとか言いつつ、
『太陽と海』はすぐ止めそうになってただろ!♪
ま、色んなドラマを勉強するって意味で、
月9よりはこっちの方がいいのかな。
とにかく、堀北のコスプレにも期待しよう
> お気楽さん
う~ん、困ったなって感じですよ
想定内の悪い方の限界ギリギリって感じ。
クドカンワールドは、サラッと軽く楽しむんなら
いいんだけど、真面目に見るのが難しくてね。
僕も、通しでキッチリ見たことは一度もありません。
独特の才能を感じるのは確かだけど。。
これと月9に絞ったと言うより、先月末にテレビ雑誌を
ペラペラめくって、2つだけ覚えたって程度。
逃げ場を失って困ったから、秋はパスもありかな。
流石に3ヶ月休むと読者が消えちゃうか。。
> キッドさん
こんにちは
このコメントも、そちらのレビューもレスも、
すべてが大絶賛に見えますね☆
今までこれほどホメまくってるのを見た
覚えがないし、そもそも文体が違ってます。
それに対して僕は、テンション下がりまくり。
『流星』を選ぶと、『コード・ブルー』の
5倍くらい激しいバトルになっちゃうかも♪
東野の『白夜行』、小説の内容はよく覚えてませんが、
ちっとも悪くない殺人というのは全部ですかね。
ちっとも悪くない殺人をしたら、その後ちょっと
悪い殺人までするハメになってしまった人間の
滑稽さというのなら、一応分かりますよ。
宮藤はきっちり通しで見たことが一度もないので、
何とも言えませんが、哀愁は感じますね。
生と死の境目とか混沌を描いてるような気もします。
本質的なメッセージもいいんだけど、それを
悪魔の使徒と見るのはどうでしょう。
僕ならむしろ、仏の慈愛に近く思えます。
似てる部分があるというのは分かるから、
かぶるのが心配だという見方も一応は分かります。
ただ、かぶるのがネガティブな効果を生み出すのは、
それらが別々のものの時でしょう。
たとえば、2組のお笑いとか、別個に演奏する
2人のミュージシャン。
ところが、これは一緒に一つの作品を作るのだから、
かぶるというよりも、同調するとか相乗効果を生み出す
とかの方がありそうな話だと思います。
それ以上に重要なのは、「本質」よりも「枝葉」が
重要な場面がいくらでもあるということ。
たとえば、『太陽と海』で話題になった教育論議。
キッドさんや僕も含めて、多くの人が、
教育は重要だという本質を語るわけです。
ところが、では重要な教育をどう具体的に作り出すのか、
その枝葉の部分で議論がかみ合わなくなるんですよ。
仮に、東野と宮藤がどちらも哀愁と笑いを本質とするに
せよ、具体的な形はまったく違ってる。
その部分の不調和が一番問題だと思います。
その意味では、逆説的に、枝葉こそが本質なのです。
さらに言うなら、宮藤のセリフをすべて毒薬と見ることは
可能かも知れませんが、ほとんどの人は違うはず。
別の楽しみ方の方が普通であって、その意味では、
このフィールドは特別なものとも限らない。
ま、深読みするなら、ひょっとして僕をこのドラマに
引き込もうとして挑発してるのかも知れませんね♪
僕としては、現実問題として、月曜夜よりも金曜夜の
ドラマの方が好都合だから、別に構いませんよ。
でも、差し当たり、堀北がどのくらい可愛く映されてるか、
じっくり鑑賞させて頂きましょう
P.S.お互いココフラッシュに無視されたようですね。
やっぱり、性とか暴力関連の表現には
かなり厳しいチェックが入ってる気がします。
徹底されてない点には苦笑しかありませんが♪
> 彩花さん
こんにちは ある理由ってのが気になりますね♪
ま、どうせ大好きなタレントの番組とぶつかるからとか、
そんな理由でしょ (^^)
「絶対・・決めていた」ことを、新聞のコラムくらいで
変えちゃダメですよ♪
クドカン脚本だから、明るくなるとは思ってましたが、
ここまでやるとは驚きましたね。
編集し直せば、単なる変な3人兄妹のドタバタ劇でしょう。
でも、奇妙なほどハヤシライスにこだわってたわけで、
ドラマの最初からハヤシだらけ。途中でカレーが混ざってる。
当然、最後はまた「ハヤシ」でしょう。
これが形式美というもので、ウワッ・・て感じでしたよ。
食品会社からこの記事が攻撃されそうで、警戒してます。
これからハヤシを食べる度に、ラストシーンと
この記事を思い出して味わってください (^^)
園長&オーナーがハヤシさんかな。「ジョージ」が一致。
僕も、余計な情報を入れないようにしてるから、
調べづらいんですよ。ネタバレの嵐だから。。
その点、オリジナル脚本の方が遥かにやりやすいですね。
僕は、自分が見たいかどうかだけでレビュー対象を
決めてるんじゃないので、何ともビミョー。
世間的には意外なほど好評に思えてね。
「復讐のための殺人」というテーマには興味なくても、
兄妹愛・恋愛・親子愛と憎しみの交錯としてなら、
興味なくもないでしょ。
まあ、もし僕がこれを選んだら、潔く観念して、
あと2、3回は見てくださいね♪
投稿: テンメイ | 2008年10月19日 (日) 18時07分
こんばんは~
>重要なのはハヤシライスとカレーを理解することだ
いや~さすがテンメイさん!ポイントは押さえてらっしゃって
あまり考えずに観ていたワタシは納得してしまいました~(ちなみに今日はカレーでした、、笑)
そうですか~
このドラマは好みが分かれるでしょうが
今後、シリアス部分に突入した時
クドカンがどんなスパイスを持ってくるのか?
気になる所です
それとですが、、、
前回のコメントに関してのお返事をいただき
ありがとうございます!
のろまなものでして
更新、レス&TB
スイーツのチェックヾ(^o^;) オイオイ
中々器用にはこなせずで
お返しのみと書きましたが
お返事もなるべくしたいと思ってますので(すごく時間が掛かるかもですが)
一ヶ月(こら~~、、笑)
うそうそデス
ついでの時にでも読んでみて下さいまし~。
投稿: ルル | 2008年10月19日 (日) 21時23分
> ルルさん
こんばんは~
いや~さすがルルさん! 記事のポイントを押さえてますね。
いつもしっかり読んでくれてるなと感心してます。
ちゃんと軽い冗談も付け加えてるし。
カレーを食べたわけね。ほんじゃ、次はハヤシでしょ。
しっかりドラマとこの記事を思い出しながら
味わってください。胃腸薬が必要かも
さて、初回の感想。そうですか~・・
白夜行ファンのルルさんも、これが気に入ったわけね。
ほんじゃ、アンナちゃんと2人で密かに逃避行しかないな♪
薄明かりの中で感心しない事しながら。R&Yかよ!
スパイスね。確かに、カレーはスパイスの料理。
でも、甘口のハヤシになっちゃいそうな感じ。
自分の側で勝手にスパイスを加えるしかないかも。
で、コメントの話。ちゃんと見てるし「レスレス」もしますよ☆
ドラマ記事書いて、コメント&TB&レスって、
すごく大変ですよね。よく分かります。
最近、妙に頑張ってらっしゃるしネ。スイーツも
僕なんて、週1本でもキツイほど。。
なるほど、じゃあ、コメントのレスは一ヶ月以内ってことで。
忘れないように、「メモ帳」にでも控えときますよ。
「流星1 ルルさんのレス 11/18頃までに」とかネ
利子は十日に一分ってことで。トイチかよ!
ではまた~♪
投稿: テンメイ | 2008年10月20日 (月) 01時29分
テンメイさん、こんにちは~♪
期待と違ったようで面食らってる様ですね~。
クドカンさんてどこかでコラムを書いてるんですがそれがむっちゃ面白くて好きなんです。
才人と書いてくださいましたがまさにその通りですね。
でもドラマは初めてちゃんと見ました。
未来講師かなんかを見たときは途中でギブでしたもんで^^;
今回は出演者と原作の縛りがあったんで(笑)最後まで行きましたよ。
ゲラゲラ笑いながらですからね本性バレバレですわ。
原作と脚本の融合に注目が集まったようで数字も20超えたとか。
クドカン色を強く見たあと方が楽しみですね。
次回数字を予想してみてくだされ~(笑
気持ち急いて見たせいか内容もかなりあやふやですが
残ってるのはやっぱり恵梨香ちゃんのかわいさ。
本当にあれは良かったですね。
毎回、悩殺シーン入れてくれたら嬉しいですね^^
ハヤシライスはけっこう好きなんですわ。
インスタントのルーですけどお気に入りもあります。
商品も出るそうなので試してみるつもり。
それじゃ今夜のホマキちゃんを見てからの決断を
お待ちしてますね♪
投稿: エリ | 2008年10月20日 (月) 14時26分
> エリさん
こんばんは~
秋は忙しくて、週2本だともう目一杯です。
早く1本にしなきゃ!
今そちらのレスを読みましたが、ココログには
流星の絵文字が無いから、オッと思ったんですよ。
お月様とお星さましかなくて
絵文字を入れるのが苦手なわけネ♪
いやぁ、ある程度の心構えはしてたんですが、
やっぱり白夜行的なドラマを期待してたもんで ^^;
コラム、ウィキによると『TV LIFE』かな。
まさか、隠れ文春ファンとか♪
僕も、クドカンをきっちり見たことは無くてね。
未来講師は2、3回見たけど、深キョンといえども
続けて見ようとは思いませんでした。
出演者と原作の縛りね。東野と錦野かな。
僕も、先入観さえ無ければゲラゲラ笑えたかも。
羨ましいってのは皮肉じゃないですよ♪(レスレス)
数字は驚異でしたね。ちょっと奇妙なほど。
次回の数字? ズバリ、18.5%と予想!
急いて見たって、おでかけ前だったからかな。
エリカちゃんの真似してエリさんもやりましょうよ!
ロリ系のコスプレ。秋葉原で。そりゃ、もう禁止か♪
毎回悩殺シーンって、そっち系の趣味が入ってそう
ハヤシはたまに食べますが、かなり腹が減ってる
時じゃないと、甘く感じちゃいますね。
さて、ホマキちゃん! これからそちらに伺います。
ではまた、すぐに。。
投稿: テンメイ | 2008年10月21日 (火) 21時54分