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ギルティ・ラヴとしての嫉妬~『イノセント・ラヴ』第9話

(長崎家の物置みたいな部屋に、殉也を閉じ込めた美月)

 何にも言わない お人形さんみたいな聖花さんの顔ばっか見て

 私の顔は全然見てくれなかった 

 聖花さんを殺したいと思った 殉ちゃんに切り付けたいと思った

 私が・・・私だって苦しんでることに 気が付いて欲しかった・・・

    

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(長野県の佳音のアパートで、耀司の自殺を殉也が止める)

 どうして・・・どうして こんな事を・・・

 佳音がオレのすべてだからだよ オレは父さんを許せなかった

 母さんのことは辛いけど 仕方がないって自分に言い聞かせた

 全部 佳音のためだったんだ

 オレは悔やんでなんかない 7年間 塀の中にいた事も

 その間も その前も 佳音はオレのすべてだったんだ

 けど オレの役割はもう終わった

 未来に何があるんだよ 死ぬしかないんだよ

 死なないでください 佳音ちゃんのために 生きてください・・・

          

           ☆          ☆          ☆

「ドリャ~~! ガラガラガッシャーン☆」っていう始まりを期待してた、テンメイの

卓袱台放り投げファンの皆さん、申し訳ない。。ちょっと卓袱台に手がかかった

けど、最近ますます寛容で温厚になってるいつくしみ深き私は、すぐ思い直した

のだ。卓袱台よりロールキャベツを投げつけようと♪ 美味しそうで目に焼き付

いちゃったなぁ。フォークを突き刺したまま投げれば、演出家の松山博昭も喜ん

で食べてくれるでしょ。

         

・・・って話じゃなくて、一理ある脚本だなと納得したわけよ。『イノセント・ラヴ』の

終盤に「ギルティ・ラヴ」を持って来たわけね。「無罪の愛」という枠組みの中で

描かれる「有罪の愛」。この対比から浮き彫りになる、人間の本質的な有罪性と、

それをも優しく包み込む神の根源的な愛。悪の存在を認めた上での、善の礼賛。

人間界で苦悩し困惑する神としての殉也(北川悠仁;ゆず)の描写。

     

これなら、最近ほとんど無視されてた鉄仮面じゃなくて美月(香椎由宇)耀司

(福士誠治)も活躍できる。最終回は、聖花(内田有紀)がロープ最上段の代わ

りに式場の上からボディ・アタックして、殉也をKO。フラフラになった所に昴(成宮

寛貴)が温かい手を差し伸べて、殉也&昴の同性愛カップル誕生。一部の特殊

な女性ファンが大喜び。ドタキャンされた花嫁・佳音(堀北真希)は淋しい耀司と

結ばれて、兄妹のPTSDカップルが結実。取り残された聖花と美月も凄いことに

なって、怪しい神父(内藤剛志)がニヤニヤするわけか。。って、ないない!♪

       

それにしても「誰が両親を殺したのか問題」って、これで解決でいいのかね。って

言うか、途中で浅野妙子の脚本が変わったんじゃないの? 佳音じゃなかったの

は当然としても、第2話によると、裁判以降の耀司は一転して罪を激しく否定して

来たことになってたはずだ。

                    

あの時、仮釈放が早くなるから素直に白状しろとほのめかす池田(豊原功補)

対して、「悪い事をしたと言えというんですか。できません・・・何もしてないから・・・

僕は、やってません」と強く否定してた。あれは、自分では悪い事と思ってないっ

て意味なのかね。あるいは、物語の内部的には無用の自己弁護的なウソで、物

語の外部的には視聴者を迷わせるトリックに過ぎなかったわけか。ラスフレやイノ・

ラヴのスタッフお得意の。。

      

それよりは、私が前から主張してきた母親犯人説の方が遥かに整合的だ(=つじ

つまが合ってる)という気もするけど、耀司の悪=ギルティ・ラヴを描きたいんだっ

たら仕方ないかな。正直言って、福士のあの誠実そうな顔と、「誠」治って名前に

騙されちゃったわ♪ これだと、殉也の「殉」って文字も単なるフェイントかね。ま、

最後に雪山遭難で死んじゃうバッドエンドの可能性が下がるし、別にいいけどさ。。

         

このままだと、第一話のタイトルバックから「暴露=Disclosure」の任務を背負って

きた池田の役割は、もうほとんど終わりなのか。先週からの流れとしては、まず

人は真実に復讐される」って話を出して、山本医師(山本圭)が「用心深さが必要」

と応じる。その用心深さが足りなくて、一時的かつ表面的には池田が悪者になる。

ところが、池田の言葉と記事は、結果的に佳音と耀司を動かし、2人を真実と直

面させる。そして、佳音は純白のウェディングドレスに身を包まれて幸せな結婚

へと進み、耀司は安堵感と開放感に包まれつつ一人で償いの人生を歩み始める。

めでたし、めでたしってことか。

    

池田は結局、善良でちょっと不用意な無料押しかけ心理療法士として見事に成功

よく考えると、春ドラマ『Around40』(特に5話)のスーパー臨床心理士・藤木直人

に似た役割だね。相手が嫌がっても引き下がらずに、愛情を持って治療。後は来

週、池田が『週刊時潮』編集長に辞表を叩き付けて、クシャクシャの名刺も捨てて、

新たな人生を歩み始めるだけ。再就職先は、マジメな朝日新聞か日経新聞に違

いない。断定かよ!

                                 

まあでも、私が脚本家なら、最後に池田の大活躍を入れたいけどな。つまり、佳

音の記憶も違ってたけど、耀司の記憶も違ってて、真相は父を殺した母親の自殺

それを自分の責任と思い込んでた佳音&耀司のPTSDカップルを、池田が優し

く解放=介抱する。これなら、トラウマに関する当事者の記憶はしばしば間違って

るという、いまだに一般には浸透してない臨床的事実とも整合的なストーリーにな

るわけだ。

        

ま、豊原の役をそこまで前面に押し出すのは無理ってもんか。年齢的にもキャラ

的にも、そろそろ木村拓哉がそうゆう「父親」的な役を演じてもいいんだけどな。

福山雅治よりはピッタリ来るし、それなら最終回はキムタク=池田の大活躍で、

みんな満足でしょ♪  

         

        ☆          ☆          ☆

さて、そろそろ時間が無くなって来たから、本題に入ろう。この記事のタイトルは、

もともと「嫉妬というギルティ・ラヴ」にするつもりだった。公式サブタイトルの「涙

の最終」なんて奇妙なものより、遥かに第9話の本質を突いてるものだし、日本

語で「聖書 嫉妬 悪」とか検索しても、キリスト教では嫉妬も悪だとかいう記事が

あちこちヒットする。

     

けれでも、ここからがマニアック・サイトの本領発揮だ♪ 私はそこで止めずに、

代表的な英語の聖書サイトの一つ、「BibleGateway.com」を使って、自分で調べ

てみた(日本聖書協会の検索は不便)。すると意外なことに、なかなかジェラシー

(嫉妬)がギルティ(有罪)だという主張は聖書に見当たらない。旧約には一応いく

つかあるけど、僅かだしインパクトも小さいのだ。これじゃあ「嫉妬というギルティ・

ラヴ」というタイトルは付けられないから、逆に「ギルティ・ラヴとしての嫉妬」とし

たわけ。つまり嫉妬には、有罪の愛としての側面と、無罪の愛としての側面が、

融合的に共存しており、有罪の愛を中心に据えたのが今回の話ってことだ。

                       

では、聖書関連のサイトが揃って嫉妬を悪として扱ってるのが間違いかというと、

必ずしもそうゆう訳じゃない。日本語の聖書で分かりやすい箇所の代表例の一つ

は、新約聖書・マルコによる福音書・第7章20節~23節にある。

     

   「人から出て来るものこそ、人を汚す。中から、つまり人間の心から、

    悪い思いが出て来るからである。みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、

    貪欲、悪意、詐欺、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、これらの悪は

    みな中から出て来て、人を汚すのである」 (新共同訳,日本聖書協会)。

       

ただ、ここでの「ねたみ」は、現在の代表的英訳「New International Version」だと

「envy」(=羨望)であって、「jealousy」ではない。簡単に言うと、envy=ねたみだ

と意味が広過ぎるしズレてしまって、jealousy=嫉妬の特異性が曖昧になるのだ。

            

では、ジェラシー=嫉妬とは何か。まず広辞苑(第四版,岩波書店)を引いてみよう。

    1.自分よりすぐれた者をねたみそねむこと。「──心」

    2.自分の愛する者の愛情が他に向くのをうらみ憎むこと。また、

      その感情。りんき。やきもち。「妻の──」

     

続いて、大辞泉(第一版,小学館)も見てみよう。     

   1.自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。

     「他人の出世を──する」。

   2.自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。

     やきもち。悋気(りんき)。「夫の浮気相手に──する」

               

これら2つの大辞典の説明は、ほぼ一致してる。確かに、嫉妬という言葉には、

微妙に異なる2つの意味が重なり合ってるようだ。これらの説明を読みながら考

えると、ちょっと興味深いことに気付いてくる。それは、嫉妬がぶつけられる対象

に2通りあるということだ(意味の1番、2番とは少し異なる分け方)。

           

ドラマ的でも実生活でも重要な、恋愛に関して考えると、恨みや憎しみがぶつけ

られる対象は2つある。「自分の愛する者」と、「その人と密接に関わる他人」だ。

美月なら、殉也と聖花。耀司なら、佳音と、父親or殉也。美月も耀司も、2つの対

象双方に強い気持ちをぶつけてる(殺害事件だけを表面的に見るなら、耀司は

父に嫉妬)。

                         

ところが、アメーバニュース(2008年5月11日)によると、ドイツの学生の男女

100人ずつを調査したところ、男女の差がハッキリしたらしい。女性の方が嫉妬

深いのに加えて、女性は他人(例えば浮気相手)に嫉妬するのに対し、男性は自

分の愛する者(妹、彼女、妻など)に嫉妬する場合が多いらしい。そう言われて見

ると、そうゆう気もするね。ま、男女のどっちが嫉妬深いかに関しては、「異論・反

論・オブジェクション」が色々あって、天国の元「ニュース23」キャスター・筑紫哲也

も苦笑してるだろうけどさ♪

                      

話をドラマに戻すと、そもそも耀司の感情は嫉妬なのか。疑問もあるだろう。これ

まで、耀司の感情が異常に高ぶったのは、佳音への愛と結びついた2種類のもの

に対してだ。つまり、過去の暴露に関わるもの(池田)と、自分の愛のライバルに

対してだ(殉也)。こう考えると、父親は自分の愛のライバルの方に入るだろうし、

先に行為に及んでる父を許せなくて刺し殺すのはギルティ・ラヴとしての嫉妬だろ

う。父と息子が母親を取り合うエディプス・コンプレックスの代わりに、娘=妹の取

り合へと変形したと言ってもいい。つまり、古典的な悲劇の形式なのだ。

                       

だからこそ耀司が泣き叫ぶシーンは、正義感とか兄妹愛ではなく、佳音への恋愛

の告白になったわけだ。ひょっとすると、耀司が自殺しようと決心したのは、佳音

と殉也が抱き合って眠るのを見た瞬間だったかも知れない。それまでは単に、ナ

イフを突き出して、佳音に真実を思い出させようとしただけなんじゃなかろうか。。

                               

最後に、嫉妬と悪の問題に焦点を絞ろう。嫉妬の本質は、平凡社『哲学事典』とか

も参照しながら考えると、独占欲と自尊心と闘争心だろう。独占欲は宗教や信条

によっては悪だろうが、一般社会では悪とされてるわけじゃない。私有財産制とい

うのは私の財産の独占を認めるわけだし、多くの国の結婚制度も配偶者の独占

を認めてるわけだ。同様に、闘争心も悪とは言えないし、自尊心はむしろ善だろう。

               

すると、嫉妬における悪とは、その本質ではなく、個々の表現の問題だ。たとえば、

美月の殺意とか、耀司の衝動的行動とか。あるいは、ウチがドラマレビューにの

めり込むキッカケとなった『野ブタ。をプロデュース』まで遡ると、修二(亀梨和也)

と野ブタ(堀北)の関係に嫉妬した彰(山下智久)が、大切なビデオをゴミ箱に捨

てようとしたこととか(第7話)。これらはいずれも切ないものだけど、悪なのは確

かで、自分でも分かってるはずだ。それでも、人間の大半は俗物だから、独占欲

や自尊心や闘争心を消し去る所まで悟りを開くこともできない。

     

では、どうすればいいのか。愛する相手を他の人に変えるというのは、少なくとも

一時的には有効だけど、いずれまた同じ状況に陥る可能性が十分ある。そこで、

悪ではない物事で、独占欲や自尊心や闘争心を満たす方法もある。その意味で、

ルールに即したスポーツや格闘技、出世競争などは、なかなか良く出来た欲望

制御装置だ。あるいは、ブログ運営競争というのも、やり方によってはいいだろう。

たとえ戦いに勝てなくても、長期に渡って自らを健全に保つことができるのだから。

          

それでも残る悪については、現実的な支障のない、夢や空想の世界で処理すれ

ばいい。どうしても嫉妬を悪につなげる人間は、その罪に応じて、社会的・心理的

な罰を受けるしかないわけだ。そしてもちろん、すべての人間は何らかの罰を引

き受けざるを得ない罪人なのだ。それは重い事実だけど、悲観するほど暗いこと

でもない。と言うのも、すべての人間は同時に、善と幸福の体現者でもあるのだ

から。我々は、罪という重荷を引きずりながら、幸福へと進んでいく。闇から光へ

と進むことの内に、人間的な善はあるのだ。。

         

という訳で、時間が来たから唐突に終わるとしよう。

ではまた、来週をお楽しみに。☆彡

        

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.嫉妬に関する日本語版ウィキペディアの説明は役に立たないけど、英語

    版は面白くて刺激的だ。例えばこんな話がある。──嫉妬(jealousy)は

    既に持ってて失いたくない何かに関するもの。羨望(envy)は持ってなくて、

    手に入れたいか他人の手に渡したくない何かに関するもの──。

    さて、どうだろうか。。   

         

P.S.2 『イノセント・ラヴ』第9話視聴率は14.5%に上昇。でも、二宮和也&

      錦戸亮&戸田恵梨香『流星の絆』の15.4%には負けてしまった。最

      終回の再逆転に期待しよう♪

    

P.S.3 やっと編集によるカットが緩んで、キスシーンはまともに映されてた。

      の重なりまでしっかり映してるのはポイント高かったね♪ この調子で、

      最終回は月9の限界に挑んで欲しいもの。古今東西、男女の真実は

      ただ一つなんだから。。

        

P.S.4 大胆予想を一つ。最終回は佳音がピアノで「いつくしみ深き」を弾いて、

      殉也が目を覚ます。何と美しい展開・・・! オルゴールより劇的だと

      思うんだけどな♪ ピアノ生産中止に追い込まれたらしいヤマハの応

      援にもつながるしネ☆彡

                               

cf.純粋無垢な罪深さ~『イノセント・ラヴ』第1話

   愛の罪人たちの告白~『イノセント・ラヴ』第2話

   白さとヴァルネラビリティ~『イノセント・ラヴ』第3話

   PTSDカップルとしての佳音&耀司~『イノセント・ラヴ』第4話

   傷、侵入、つながり~『イノセント・ラヴ』第5話

   もう一つのイノセント・ラヴ~『イノセント・ラヴ』第6話

   風船と共に去りぬ~『イノセント・ラヴ』第7話

   抑圧されたものの回帰~『イノセント・ラヴ』第8話

   オフホワイト・クリスマスの祈り~『イノセント・ラヴ』最終回

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   『イノセント・ラヴ』、タイトルバック映像の英単語

   『イノセント・ラヴ』公式裏サイトを見る方法(図解付き)

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コメント

あっけなく兄ちゃんの犯行でしたね。
平田さんに襲われたのを思い出させたくないだけだったら徹底してくれないと・・・。
お兄ちゃんも一緒にやってたのを思い出させたくなかったとか・・・。
自分も相手が浮気した男に対して敵意は無いかなぁ・・・。女の人は怖いですね・・・。

投稿: お気楽 | 2008年12月17日 (水) 01時06分

> お気楽さん
    
いやぁ、あの回想の刺殺シーンを見てしばらくは、
何じゃ、こりゃ~!って感じでしたよ
脚本の軌道修正があったんじゃないかと思うほど。。
             
耀司が何を恐れてたのか、ピンボケですよね。
そうそう。自分も一緒にっていうか、自分にも大きな罪が
あるのを思い出させたくないんなら分かるのに。
刺し殺したこととか、のぞき見してたとか
これじゃまるで、毎回その場しのぎで
視聴者の興味をつないだストーリーみたい
          
そうでしょ。僕も、女が浮気した男なんて二の次だな。
不満なのは基本的に、女に対してだけ。
ま、やっぱり女の嫉妬は怖いってことで

投稿: テンメイ | 2008年12月17日 (水) 02時51分

はじめまして。
いつも秘やかに読ませて頂いてます(笑)

それぞれにつけられた英語を考えると、聖花を庇って頭を強打した事により殉也は記憶が…てな展開でしょうか…。

最終回テンメイ様の鮮やかな切り口を楽しみにしています(*^_^*)

投稿: みつこ | 2008年12月17日 (水) 11時19分

テンメイさん、こんにちは!

トップのイルミネーションが綺麗ですね~。
どこなんでしょうか?

今週は切れ切れにやっと見たせいもあり
うちはいつも以上にあっさりで脳みそ限界中なわけですが・・
テンメイさんとこ漢字が多すぎるわ~ヨメナイ><

耀司がカノンをとっても愛していたことだけはよ~くわかったので
こちらも遠くで汽笛を聞きながら生きていてほしいものです。

結婚式の画でカノンに力が入ってないのは
聖花が事をしでかすからだったのね。
ほぼ注目は聖花ですもんねえ。
私がオバさんになっても~愛してくれるって言ったじゃないってところ(チガウゾ
最後まで迷惑な聖花。

あ・・キスシーンもあったのね。
すっかり忘れてました。
純白な二人を祝福できる最終回を乞うご期待♪

投稿: エリ | 2008年12月17日 (水) 12時09分

やっほ~

KT病のアンナです(この言葉気に入った!もらい!)
感想書くのがしんどかった~ドラマ久しぶりだから。
卓袱台ファンの私としては、テンメイさんが
卓袱台に手をかけただけで嬉しい!
やったね!多分飛ばせはしないと思うので
私が飛ばしておいてあげます(爆)

もうね、何じゃこりゃ!ですよ。
何じゃこりゃなんだけど、飽きない
どこかで見たような演出に、とってつけたような
展開に。。。トドメは聖花の飛び降りの下敷きに
なってる殉也。
とっさに佳音が介護する姿が目に浮かんでしまって

どんなラストになるんだろうね。
クリスマスらしい映像が見れるといいなせめて(笑)

投稿: アンナ | 2008年12月17日 (水) 14時51分

テンメイ様、こんばんは。

嫉妬と羨望は三角関係を示すのでございますが

実は嫉妬(jealousy)は神のなさるもの。

神が信仰なきもの、他の神を信仰するものに
あたえる怒りでございます。

つまり「我をあがめよ」ということです。
その正体は熱狂です。

一方羨望(envy)は悪魔の心です。

まず悪魔は神をうらやみます。
神の座を狙い天使を二分割して
戦争したあげく・・・わが主ルシファーは
戦術的退却の末・・・冥府をくぐり
奈落に身を潜めるのです。

その後、神に愛されている人間を憎み
誘惑した時に
ルシファーはヘビに化身しました。
その名がリヴァイアサンです。

ですからレビアタンは厳密にはenvyの悪魔です。

その正体は復讐心なのです。

神の嫉妬と悪魔の羨望をあわせもつのが
人間でございますので
嫉妬と羨望は限りなく混濁しているのですな。

神の嫉妬はあくまで
その方が人間のためだから
よかれと思ってすることと
神様は申されるわけです。

なぜなら神を愛さなければ
どうして人間が幸せになることができるだろう。
ということなのですな。

もちろん・・・奢った人間は
この押し付けがましさが
鼻につきますので
わが主のつけいるスキがあるのでございます。

もちろん・・・悪魔の羨望は
すべての人間を不幸に貶め
神も人間も悪魔もない
平等社会を生み出す原動力なのでございます。

全員が平等に不幸な社会こそ
わが主の理想とする平穏で暗黒な
千年王国でございますから。

地獄の氷のごとき雪よ降れ!
執念深く雪山遭難を願う哀れな悪魔のために!

投稿: キッド | 2008年12月17日 (水) 18時19分

> みつこさん
    
はじめまして☆ コメントありがとうございます
そんな、遠慮なさらずにどんどん出てきて下さいよ
    
なるほど! そう言えば、殉也は「Memory」か。
わざわざ記事まで書いたのに、忘れちゃってました (^^ゞ
P.S.4に追記しましたが、佳音のピアノで
記憶が戻るっていうのがキレイだと思ってます。
  
ま、それよりも、池田の「Disclosure」(暴露)に
微かな望みを抱いてるんですけどね。
このままじゃ、暴露の中心人物は耀司だから。
    
最終回、鮮やかな切り口か、見事な卓袱台の
投げっぷりを楽しみにしててください♪
   
   
    
> エリさん
   
こんばんは
おや、トップの写真、気に入って頂けましたか
嬉しいなって言うか、ホッとしますね。
    
あれ、画質調整が難しくて、ちょっと背景を
暗くし過ぎたかなと気になってたんですよ。
コントラストを強めて、イルミネーションを
際立たせたわけです。
さて、どこでしょう?(^^)
エリさんだけ特別に、首都圏・西部と教えちゃいます♪
・・って、広過ぎるわ!
    
切れ切れにって、見てない箇所もあるんですかね。
それにしては、重要な箇所にはちゃんと
触れてたから、早送りしたのかな。
いつも以上って、いつもはたっぷり書いてるでしょ
    
漢字が多すぎてヨメナイ?
文系女性ブロガー代表の一人のエリさんが
読めないってこともないでしょうが、
確かに今回の記事は漢字が多いかも。
文字が違うだけじゃなくて、
文章が難しめかも知れませんね。
ま、趣味のマニアック・サイトだからOKでしょ。
常連さんは慣れちゃってるだろうし♪
    
「遠くで汽笛を聞きながら」って、また
ずいぶん懐かしい名曲を出しましたね
歌詞検索しちゃいましたよ。
なるほど、耀司にピッタリかも☆
      
  忘れられる時が 来るまで心を閉じたまま
  暮らしてゆこう 遠くで汽笛を聞きながら
  何もいいことが なかったこの街で
 
それそれ! 結婚式がやたらアッサリしてて、佳音
白いドレスも大好きな僕でさえ、ピンと来なかった。
まさか聖花がダイビング・ボディアタックするとは!
無理やり、視聴率15%取りに行ったのかな。
森高千里はオバさんになってもミニスカで
頑張ってるらしいですね♪
どうせならコスプレもまた見せて欲しいな
    
キスシーン、忘れちゃダメでしょ。
と言いつつ、僕も本文では書き忘れたけど♪
祝福って言っても、もう結婚しちゃいましたからね。
それ以上の感動的なシーンって何だろう。
まあ、スタッフの底力に期待しましょう。
最後はキレイなホワイト・クリスマスってことで


    
> アンナちゃん
   
やっほ~ ・・って、来るの遅いわ!
違った。ウチのアップが遅かったのか (^^ゞ
そっちも久々のレビュー、お疲れさん
     
「KT病」が気に入ったの? 重病患者だもんな♪
ま、検索すると、どうも「木村君=拓哉病」って意味で
使ったのはオレが最初みたいだから、いいけどネ (^^)v
『白い影』の「NN病」(中居=直江病)と
同じくらいの大ヒットにしてくれたまえ♪
流行語大賞も狙えるかも。。
    
アハハ (^^) 卓袱台に手をかけただけでいいのか!
ほんじゃ、来週はそっちで飛ばしてよ
ウチは真面目に本格的レビューで行こうかな。
介護は可能性高いね。聖花がいた部屋で。
佳音の可憐さが際立つから、OKだよ。
介護の原因となったトンデモ事件はともかくとして♪
        
でも、最後も不安だね。感動は無理としても、
せめてエンディングはキレイな映像を見たいもの。
教会のツリーと十字架の前で迎える
ホワイト・クリスマスで決まり!
     
    
   
> キッドさん
    
こんばんは
いやぁ、こりゃまた、キッド節炸裂の名作コメント
ここまで嫉妬と羨望で熱く語って頂けるとは光栄です。
ワンマンショー過ぎて、レスをつけにくいけど (^^ゞ
    
神が嫉妬で、悪魔が羨望ね♪
神は万物の所有者で、悪魔は非所有者だから、
僕の記事と整合的な分類ではあります。
神は所有物としての人間を手放すまいとし、
悪魔は所有してない最高位を奪い取ろうとする。
         
でも要するに、神の方が劣ってるってことでしょ ^^
戦術的退却ってのが、また笑えます。
想定外の悲惨な逃走じゃなくてね♪
    
かなり前に話題になった気がしますが、やっぱり
悪魔の物語の理解には、ダンテの『神曲』やミルトンの
『失楽園』を読む必要があるのかも知れませんね。
今までデビル(悪魔)とルシファー(orサタン)の
区別がついてませんでしたが、なるほど、
キッドさんお気に入りのルシファーっていうのは、
デビル(悪魔)の中でも特殊な存在だったのか。。
数ある悪魔の中で「光を帯びたもの」(ルシファーの語源)。     
それが分かった今では、ますますキッドさんが、
神とか天使へと転向しつつあるように見えちゃいますよ
             
全員が平等な世界を目指すっていうのも、まさに神。
ただ、それがどうして不幸と結びつくのかが分からない。
全員平等に幸福でもいいはずです。
それだと悪魔が存在できないって話なら、
全員不幸な世界だと神が存在できないでしょ。
宿敵がいないんじゃ、悪魔も退屈するはずです♪
        
考えてみると、そもそもどうして平等が重視されるのかも、
平等とはいいことなのかも、よく分かりませんね。
とりあえず直感的には、全員「不平等」に幸福な
世界を目指すのが現実的のような気がします。
もちろん佳音は、雪山じゃなくて街中を目指すのが
理想的だと確信してます (^^)
          
      
P.S.そちらのレス。
    ハダカの美月が直接攻撃ってのはズルイでしょ♪
    単なる見た目の問題で言うと、美月がヘルメットを
    かぶって、お嬢様ファッションなら反応するかも (^^)
        
P.S.2 いつの間にかそちらで、顔文字がちょくちょく
      使われ始めてますね♪
      女子高生と携帯メールでも始めたのかと思って、
      嫉妬してますよ

投稿: テンメイ | 2008年12月18日 (木) 03時48分

こんにちは~。
限界ギリギリお疲れ様です

>私が脚本家なら、最後に池田の大活躍を入れたいけどな。
>つまり、佳音の記憶も違ってたけど、耀司の記憶も違ってて、
>真相は父を殺した母親の自殺。
ホントこれならしっくり来ますよね。
もう何が何だか分んなくなって来ちゃって。
思わせぶりもどうまとめるんでしょ?
ってもうまとめちゃったんですかね。

木村君が池田のポジションじゃ全く違ったドラマになるでしょ
絶対「悪」な訳ないし。100%善人が見え見え(笑)

>女性は他人(例えば浮気相手)に嫉妬するのに対し
>男性は自分の愛する者(妹、彼女、妻など)に嫉妬する場合が多いらしい。
よくある話、浮気相手の女性に怒りを向ける妻。
いつも不思議に思ってました。そんなに旦那様がステキなのかと。
浮気したことで相手の女性云々以前に、旦那様への愛情はゼロにならないのかと。
そういう意味では、私の考え方は男性的なのかも
他人に嫉妬しないですもん。そんな無意味で無駄なこと。

話をドラマに戻すと、耀司は父親に嫉妬してたってことですかぁ。
>正義感とか兄妹愛ではなく、佳音への恋愛の告白になったわけだ。
これが嫌なんです。実の兄妹なのが共感できません。
「佳音が全て」って。は?ですよ。
ここは腹違いとかベタに行って欲しかったです。

ここへ来てキスシーンも感動薄。今更?みたいなぁ。
聖花が手すりに立つシーンは、キッドさんも書かれてた
「オーメン」を私も思い出してました。
TVで観た記憶が新しかったので
もう何でもアリですね。
最終回、テンメイさんの予想も踏まえて見守りますわ。

P.S. 今日はすんなりとコメントだけ入れられる状態に戻ってる!
   さすがここはマニアックなブログですね('▽'*)ヾ(゚∇゚*)ナンデヤネン(笑)

投稿: mana | 2008年12月18日 (木) 16時38分

> mana さん
   
こんばんは~ もうヘロヘロです。。
ちょうどクリスマスあたりに殉死しそう (^^ゞ
命を天に召されて、まさに天命♪
   
でしょ! 僕のシナリオの方がまとまりがいい
重度のPTSDカップルの耀司だけが
しっかり記憶してるってのがそもそも変。
佳音の方が幼いって言っても、やったのは耀司で、
おまけにまだ少年だったし、今でもアブナイ性格。
まあ、15分の延長さえ無いみたいだから、
もう池田が活躍する余地はないだろうけど。。
    
木村君って、主役じゃなきゃマズイんですかね♪
悪っぽい脇役もこなしていいキャリアだけどな。
あぁ、ファンが許さないのか。某ブロガーとか

おっと! 浮気について語っちゃいましたネ♪
なるほど☆ どっちに嫉妬するかっていうのは、
愛する者への執着の度合いとリンクしてるわけか
男が浮気したら mana さんはハイ、さよならなわけね。
覚えとこ いずれ、そっちのブログで、
「お願い、戻って来て」とか書くかも知れないから。
まるで、普通の女性みたいに (^^)
    
耀司の「異常な」愛が納得できないわけね。
せめて腹違いにしてくれと。
それはねぇ、mana さんが健全すぎる人生を
送って来たからでしょ。
古今東西、アブノーマルな(=普通じゃない)愛は
あふれ返ってるし、最近はますます勢力を増す一方。
同性愛が「異性愛」と同等だの、「同性婚」だの、
ほんの数十年前なら、何じゃ、そりゃって感じのはず。
耀司はある意味、現代の状況をよく表してるわけですよ。
       
キスシーン、映像的にはわりと頑張ってたけど、
今さらって感じはありましたね。
まあ、ホントは第5話辺りでもう結ばれてたはずだし♪
『オーメン』は名前しか知らなくて。。
アハハ ヽ(´▽`)/ 最近のテレビ放送だと強調するわけね。
昭和の映画の記憶じゃなくて。ま、いいけど♪
   
最終回、テンメイさんの予想って、大したこと書いて
ないけど、介護、ピアノの目覚め、昴の告白、
教会か十字架のそばでホワイトクリスマス
きよしこの夜。このくらいがポイントかな。
特に、ピアノはプッシュしますね。
横に殉也を座らせて、佳音が弾くと、
殉也の指が重なって一緒に弾くとか
     
当たったら、フジテレビの特別スタッフとして
採用されるはずなので、お楽しみに♪
   
   
P.S.えっ、何もしてないのにコメント欄の
    反応が変わったってことですか。
    そりゃ、マニアックな話だけど、使った
    PCが前と違うんじゃないかなぁ。。

投稿: テンメイ | 2008年12月19日 (金) 22時02分

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