第三の使徒への探求と ライバルへの勝ち負けを混同するようでは
両者失格と言わざるを得まい 何たるザマだ!
雫よ お前はどうしてこれを使徒だと思った?
僕は この年のセカンドワイン アルタ・エゴを飲みました それで
なるほど モナ・リザに優しさを求める セパージュの罠にかかったということか
セパージュ・・・どういう意味ですか
一青よ お前はどうしてだ?
お前までセパージュの罠にかかったわけではあるまい
となれば モナ・リザに力強さを求め 辿り着いたか
仰る通りです・・・
お前たちは 共に母親の姿を見たんだ
覚えておけ 愛とは 求めるものではない
ただそこにあるものだ お前たちの中にも 愛はある
愛とは 優しさも強さも超越したもの
もう一度おのれを見つめ直せ 愛を履き違えるな
☆ ☆ ☆
まず、最新の明るいニュースをお知らせしときたい。台湾のKAT-TUNファン・
愛之絆さんに続いて、韓国の亀梨ファン・jyoze1212さんともコミュニケーション
が成立した♪ ウチが1月31日にアップした韓国進出記事に対する応答が、2月
4日にあちらでアップされたのだ。そこに張られたリンクから、次々に韓国のファ
ンがウチを訪れてくださってる。こちらからも、ぜひ遊びに行って頂きたい。読め
なくても顔文字や絵文字は共通だし、亀梨や日本への熱い気持ちが伝わって来
るだろう。まずは知ること、そして話すこと。それが「桟橋」造りの第1歩だ。
「jyozeさん、メッセージありがとうございます。
紹介のため、ちょっとだけ記事をコピーさせてもらいますね♪ 」
上のハングル(韓国語の文字)の画像は、あちらの記事の4分の1程度。全体を
まとめると、大体こんな感じの事が書いてあるようだ。
「 先日のフランス語解釈のブログに、韓国の話が書かれてるのを発見。
驚いたし、面白かった。
相手の記事をコピーする時には気をつけないといけないな。
お返しにこちらも文章を載せとこう。
見てくれるかどうか分からないけど。
『 tenmeiさん、こんにちは。ブログの紹介、ありがとうございます ^^
私は韓国の平凡な亀ファンで、日本のサイトと翻訳機を利用して
情報を手に入れてます。
そちらの感想は面白いので、またゆっくり読んでみたいです。
私へのメッセージは理解できました。
視聴率の低さはこちらでも心配されてますが、
tenmeiさんが言う通り、最後までドラマを楽しみたいです。
p.s.フランス語の間違いは直しました ^^ 』 」
「 jyozeさん、僕も日本で頑張って『神の雫』を応援しますので、
そちらも韓国で頑張ってくださいネ♪
今後もそちらの記事は読ませて頂くし、
韓国語の勉強も少しずつしたいと思ってます。
僕の記事を読むのは大変でしょうが、
分かりやすい場所だけでも読んで頂ければ嬉しいです。
ではまた。。(^^)/~~~ ☆彡 」
☆ ☆ ☆
さて、韓国とのつながり(=桟橋)についてはこのくらいにして、ドラマについて。
ホント、面白いね☆ 新しい読者の方が多いようだから一応説明しとくと、私が
ドラマをホメる時の言葉は、「素晴らしい!」が多い。福山雅治『ガリレオ』以降
は、彼の口癖を真似して「実に素晴らしい」とか「実に面白い」って表現をよく使っ
てきた。『神の雫』の場合、素晴らしいって表現は、今のところ使う気にはなれな
い。作品自体に素晴らしさがあると言うより、むしろ自分の側で面白いのだ。
interesting=興味深い☆
もちろん、その興味深さは作品からの贈り物ではある。ただ、それは美しい光景
へと導く桟橋の支柱だけプレゼントしてくれてるのだから、こちら側で板を乗せて
いかないと向こう岸に渡れない。あるいは、霧がかかってて、そもそも向こう岸が
見えないなんて事もあり得るだろう。
『神の雫』の面白さ、興味深さについては、読者の方から「エヴァンゲリオンみたい
じゃないですか」という言葉を頂いた。物心ついて以降、滅多にアニメを見なくなっ
た私が、再放送をたまたま見てハマったアニメ。おまけに、私の紹介を受けて、
友達まで一気に全部見た作品。それが人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』だ。
監督は、庵野秀明。簡単に言えば戦闘ロボット・アニメだから、女性読者の方は
むしろ、監督の奥さんの売れっ子漫画家・安野モヨコの方がなじみがあるかも知
れない。朝日新聞にも、『オチビサン』というカラフルでユニークな漫画を、毎週連
載している。夫婦共に、才能あふれる人気クリエイターだ。
とにかく、知識人やアーティストも巻き込んで非常に大きなブームを作った作品
で、『エヴァンゲリオン』(=福音=良い知らせ)という名前は覚えていてもいいと
思う。原作マンガや映画公開も現在進行形だから、単なる昔話でもない。内容
的に、『神の雫』との表面的な類似点は2つ。1つは、「使徒」と呼ばれる敵が次々
と来襲してきて、それと主人公その他が戦う形で物語が進行すること。もう1つは、
ウンチク的な知識や謎が大量に含まれてることだ。
『神の雫』と『エヴァ』について本格的に考察するのは、時間がかかり過ぎだから、
少なくともここ数ヶ月の間にやるのは無理だろう。とりあえず今回は、コメントも
入ったことだし、簡単な紹介だけに留めとく。大勢のマニアが論争してる分野だ
から、下手なことも書けないし、そもそも私はかなり忘れちゃってるしネ♪
ところで、この大ヒットアニメ『エヴァ』。当初95年秋から96年春にかけて、テレビ
東京系列で18時くらいから30分放映、平均視聴率は7.1%らしい。面白いこと
に、『雫』の第4話までの平均視聴率も、ほぼ同じ7.2%なのだ。
でも視聴率の推移は大きく違ってる。『エヴァ』の視聴率は、正月の放映時間変更
の時を除けば安定してた。ところが、『雫』は10.3%、7.3%、6.2%、5.0%
と、まるでリーマン・ブラザース破綻以降の世界経済みたいに転げ落ちている。私
は以前から、5%台までは驚かないけど4%台だと事件だと言ってきた。今回、い
きなり5.0%の崖っぷちに立たされたわけで、こうなるとますます『雫』や亀梨へ
の風当たりは強まるだろう。
そこで、代表的な『雫』批判に対して、簡単に「応答」しとこう。必ずしも「反論」で
はないけど、気になってる人は少なくないだろうし、言うべき事は私がハッキリと
言っておく。使徒にはとりあえず応戦すべきなのだ♪ 与えられた戦いを通じて、
相手も世界も、そして自分も見えてくるわけだ・・・って、『エヴァ』的ウンチクかよ!
☆ ☆ ☆
『雫』批判の代表は、影響力の大きさという点で、やはり『週刊新潮』2009年1月
29日号(22日発売)だろう。「亀梨和也」主演ドラマ「神の雫」のワイン薀蓄は間
違いだらけ、と題した記事だ。
最初に正直に書いとくと、私はこの記事そのものは読んでない。ただ、マスメディ
アの「社会的影響」なら、ネットでかなり分かるだろう。Yahoo!とGoogleを通じ
て調べた限り、その記事に対する本格的な論評は一つも見当たらない。いろん
な情報を総合すると、主要な批判は次のようにまとめられるだろう。
1.ブルゴーニュワインは、金魚鉢のように丸まったブルゴーニュグラスで
飲むべきだ。普通の形のボルドーグラスで飲むのはおかしい。
2.第1話でDRCリシュブールの04年を使ったのはおかしい。もっといい
ヴィンテージ(生産年)にすべきだ。
3.原作だと82年だったシャトー・ムートン・ロートシルトを、ドラマで90年
に変えてるのはおかしい。
まず1番について。『新潮』で情報源として挙げられてるのは、ワイン通ということ
になってるタレント知識人・和田秀樹氏の不満 or 怒りのようだ。ただ、朝日新聞
のサイトに連載されてる「『神の雫』作者のノムリエ日記」(09年1月28日)による
と、原作者・亜樹直の周辺の「ワインおたくたち」も、グラスへの不満を口にしてる
らしい。私にとっては、新鮮な驚きを感じる不満だった。
これに対してプロデューサーは、ドラマの設定とか、見栄えを考えた演出という点
から釈明している。当然の配慮だろう。また、亜樹直がリーデル・ジャパン(最も
有名なワイングラス会社の日本支社)の社長に会った際には、こんな話をしてく
れたそうだ。
「キャンティグラスやボルドーグラスを使っても、ブルゴーニュの赤ワインを
致命的に壊しはしない。だから、飲むワインの産地がはっきりしない状態
でとりあえず何かグラスを出すなら、キャンティで正解だと思います」
キャンティグラスとは、イタリアワインのキャンティ用に作られたグラスだけど、大
きく分ければ普通のボルドーグラス(ドラマのタイトル表示でも映ってる)の一種と
言っていい。実際、和田氏も区別してないし、テレビ画面で判別するのはほとん
ど不可能だろう。リーデルというのは、ワインに合わせてグラスを変えるという考
えを普及させた会社であって、そこの社長がドラマのグラスを許容してるわけだ。
これに対して、アマチュアの和田氏の方が正しいという見方を取るのはかなり苦
しい。実際、和田氏は第2話の「ミュジニー」について2回触れてるけど、どちらも
「ミジュニー」と誤記して、現在までそのままになってる。「Musigny」というフラン
ス語が分かってれば、あるいは本当にワインを知ってれば、「ミジュニー」とは読
めないはずだ。おまけに和田氏は、自分のブログの09年1月14日のワイン記事
で、こう書いたままにしている。
「医療もののドラマでも、昔ほどは医学監修が雑でなくなっているが、
これはひどい。
最後のテロップでワイン監修に誰が入っているのかを見ると名前が
出ていない。無謀にもワイン監修をつけなかったのか、それとも
ラッシュ(注 : 放送前の映像)をみて、ワイン監修が逃げ出したのか?」
和田氏は、自分でエンドロールの「ワイン監修 斉藤研一」さえ見落としながら、
ドラマに対して感情的な言葉を投げつけてるのだ。この斉藤氏は、原作の監修
者でもあるから、たとえドラマで見落としても、ブログ執筆の際にほんの少し検索
するだけで分かること。おまけに自分でスクールも開いてる専門家で、そのHP
もちゃんとあるのだ。「サロン・ド・ヴィノフィル」(Salon de Vinophile)というス
クール名で、ヴィノフィルとはワイン(=ヴィノ)を愛する人(=フィル)という意味の
造語らしい。
「斉藤研一 ワイン」で検索すると、Yahoo!で約1000件、Googleなら約3000
件ヒットする。それに対し、和田氏が信頼して、週刊新潮にも執筆したらしいワイン
商について、「リチャード・トリン ワイン」で検索すると、検索オプションで間違った
検索を除くなら、Yahoo!もGoogleも和田氏の記事2つしかヒットしないのだ。斉
藤氏やリーデル社長を信頼する方が自然なことだろう(正しいとまでは言わない)。
ただし、和田氏が1月22日のブログで書いた「テイスティンググラスもろくに使わ
ないで」という指摘は、スタッフも一応考慮していい話だと思う。ワイン鑑賞専用
のグラスというのは、透明度が高くて、丈夫で、それほど高価でもない物のようだ。
形の上では普通のボルドーグラスと見分けがつきにくいから、ドラマ的に必要か
どうかは微妙だけど、対決の場で2コ使うだけなら費用も知れてる。簡単な事だ
し、採用してもいいのではないか。あるいは、あと数個、藤枝(辰巳琢郎)のバー・
「モノ・ポール」に用意するとか。
続いて、批判の2番について。DRCリシュブールの04年がおかしいというのも
和田氏の指摘だ。これは、本人自身が後に大幅に撤回している。トリン氏と共
に03年を飲んでみて、「認識を改めさせられた」のだそうだ。おそらく、実際に
飲んだことがないのに、間接的知識だけでプロを批判してたという事だろう。
ちなみにこの件での和田氏の言い分には、多少ごもっともな指摘もある。「斉藤
氏は、90年のリシュブールを使いたかったけど100万円もするから無理だった
と釈明してるけど、ネットで30万円だ」とかいう感じの指摘だ。私は斉藤氏の元
の発言を読んでないけど、30万円ほどで90年物を買えるのは事実。制作費で
何とかならなかったのかなという気はする。初回スペシャルだったしね。
最後に、3番目の批判について。ワインが原作と違ってる点は、ドラマだから別
に構わない。「原作と違うワインなのに原作と同じ表現を使うのはおかしい」とい
う指摘もネットで見かけたが、ドラマのワインを自分で理解した上で、表現のおか
しさを指摘できる視聴者は、ワイン通の中でもごく少数のはずだ。実際、ドラマの
ワインに対して、自分なりの代案として具体的表現を示した批判は、まだ目にし
てない。
そもそも、フィクションの中の評論家の文学的表現であって、厳密な理系的デー
タや数式の話ではないのだ。『ガリレオ』や『Q.E.D.』で天才主人公の書いた
数式が間違ってた、というような話ではない。ちなみに私は、『ガリレオ』の数式
や図の間違いをいくつか発見してブログに書いてるけど、それでさえ大した問題
とは思ってない。
原作のあるドラマは、常に中途半端な位置で苦闘するわけだし、このドラマはワ
インを通じた「人間ドラマ」だ。前回の記事に示したように、実は原作ファンの視
聴者の割合は僅かでもある。ワインの些細な違いにこだわる必要はないだろう。
その程度の話は、今まで他のドラマでも幾らでもあったことだ。少なくとも視聴率
の低迷に直接つながる話ではない。
以上、『神の雫』に対する代表的な批判に応答しておいた。改めて言うと、私は
ワインの趣味はないし、週刊新潮も読んでないから、それほど強い反論のつも
りもない。ただ、これを読んでる方が、今後あちこちで似たような批判を見かけ
た時には、ウチのこの記事と比較して欲しい。つまり、批判は必ずしも悪いこと
ではないし、聞くに値する批判もあるだろうけど、それなりのレベルは要求される
ということだ。もし優れた批判を見つけたら、私に教えて頂きたい。その場合は、
それなりの応答を私がまた示すだろう。。
☆ ☆ ☆
さて、ここまで前置きのつもりだったのに、かなり長くなってしまったし、時間も無
くなった。ま、常連さんにはお馴染みのことでしょ♪ 本当は、神咲雫(亀梨和也)
が注目したセカンドワイン「ALTER EGO(アルタ・エゴ)」を軸にして語るつもり
だったわけよ。
既に先行するワイン記事で説明したように、これは「もう1人の自分」(英語なら
the other I )を表す有名なラテン語だ。欧米はもちろん、日本でも、心理学を多
少かじってれば聞いたことはあるだろう。これが分かってるのと分かってないの
とで、今回のドラマの見え方はかなり違っただろうから、簡単な翻訳をテロップ
で映すくらいの工夫はあっても良かったかなと思う。
小日向文世&吉高由里子『あしたの、喜多善男』、上野樹里&長澤まさみ&瑛太
&錦戸亮『ラストフレンズ』、天海祐希&藤木直人『Around40』のレビューで示し
てきたように、私はそれなりに心理学を知っている。もちろんすぐ、「アルタ・エゴ」
の意味にも気づいたわけだ。自分自身を「自我」というのに対して、「他我」という
訳語も使われる。
別にこれは、いわゆる多重人格(or解離性同一性障害)という精神病理的な現
象を指すとは限らない。もっと普通に、「自分」の心の中で2つの心が対立(or融
合)することくらい珍しくはないだろう。単なる考えの対立ではなく、人格的な対立。
「自分」が曖昧な段階では、他人が「もう一つの自分」となることもある。色んな
ケースがあるわけだ。
例えば、天使のような自分と悪魔のような自分。あるいは、セーラ(佐々木希)が
口にしたように、『モナ・リザ』のモデルがレオナルド・ダ・ヴィンチ本人だという少
し古い説の場合だと、描く自分と描かれた自分との対立。男と女への分裂だか
ら、みやび(仲里依紗)が「おネエ☆MANS」(おねえマンズ=おんなオトコ達)か!
とか突っ込みを入れてた♪ 『神の雫』の場合だと、2人の「子供」である雫と遠峰
一青(田辺誠一)が、「父親」神咲豊多香からの「使徒」によって、激しく戦ってるわ
けだ。
発達心理学の一つの見解によると、幼い子供は他人と自分との区別が曖昧で、
目の前にいる他人を「もう1人の自分」と認識することもあるわけだ。そうすると、
幼い兄弟の間では奇妙なことが起きる。ただ1人の愛する「母」に対して、自分と
もう1人の自分が争うわけだ。母に対するものとしても、また自分自身に対する
ものとしても、「お前たちの中にも、愛はある」。この状況での愛の闘争を通じて、
それぞれの子供=自分は成長するし、他人と自分の区別もついて来る。さらに、
「父」の権威も徐々に強まって、父-母-子(兄弟)の家族関係(エディプス悲劇
の三角形)も安定してくる。
という事は、豊多香(古谷一行)がやろうと意図してるのは2つ。子育てと、家族
関係の再構築だろう。自分も雫の母も他界した後、まだ未熟な「子供たち」の成
長が気になる。一方、謎に包まれたままだけど、豊多香、「雫の母」、「ほのか」
(一青&セーラの母?)、雫、一青、ほのかの6角関係は混乱したままだ。そこで、
一度幼児期まで強制的に戻して、愛する母を求める子供たちの対立を通じながら、
全体を再統合しようということだろう。
その時、母の愛の認識も全体的なものになる。今はまだ、部分的で偏った母親
=モナリザ認識にすぎないから、2人とも間違えたのだ。雫は「優しさ」に固執し
て、一青は「強さ」に固執して。ケンカに夢中でテイスティングさえしなかったから、
間違いの修正も出来なかったのだ。
結局『神の雫』(特に第4話)は「使徒による聖母への召還」を通じた、成長と再構
築の物語だ。もちろんこれは、『新世紀エヴァンゲリオン』の一つの解釈でもある。
ただし、『雫』で使徒を遣わしたのは神ではなく人間・豊多香。だから、子供たちに
とっては、父の意図とは少し違った「辛すぎる」結末、「非情すぎる」シナリオになる
恐れもある。それをロベール(竹中直人)は心配してるのだろう。
いまや、今回の対決の子供じみた様子も正しく理解できるだろう。霧生涼子(戸田
菜穂)には、単なる子供のケンカに見えたようで、大人の豊多香と比較して不満
げだった。それは自然な見方だ。でもあれは、子供じみた脚本(渡辺雄介)や演出
(中島悟)なのではなく、子供たちの姿を生々しく描いたドラマなのだ。その配役を
大人が演じる難しさについては、言うまでもないだろう。残念ながら、今の日本で
は、そこまで見通せる愛と能力を兼ね備えた視聴者は少ないようだ。
私はこれまで同様、このドラマを全力で楽しんでいく。視聴率と評価に恵まれず、
原作もまだ続いてる中で、どんな方向へと招いてくれるのか、期待しよう♪ その
一方で、更なる海外進出も狙ってる。香港、中国、台湾、韓国。こうなると、次は
当然、「欧米か」♪ (古・・・)
ではまた。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.1年前にメディアでわりと大きく報じられたように、『モナリザ』のモデルは
以前から候補にあげられてた女性「リザ・デル・ジョコンダ」でほぼ決定と
いうことになってる。ただし、そのモデルの絵を通じて何を描いたのかとい
うレベルまで考えれば、ダ・ヴィンチ自身という説が否定された訳でもない。
P.S.2 死んだ父によって息子たちに秩序が生まれるという民族学的な話は、
精神分析の創始者・フロイトの解釈を通じて有名になった。ウチでは、
キムタク=木村拓哉『華麗なる一族』第8話の記事「死と再生」で説明
してある。
P.S.3 「カン・・・」って感じの独特の重い効果音、どっかで聞いたことあるなと
思ったら、同じTBSの3年前の冬ドラマ、竹野内豊主演『輪舞曲』で効
果的に使われてた音だね。私がブログを始めて、半年くらいの頃だ。
懐かしいなぁ。。
P.S.4 「エヴァンゲリオン」(Evangelion)という言葉は、ギリシア語の「エウア
ンゲリオン」(福音)を、ラテン文字で表記して、英語読み(ローマ字読み)
したもので、日本語と言ってもいいような単語だ(ラテン語の「v」は本来
「ウ」と発音)。その証拠に、アルファベットで検索しても、ほとんど日本
のアニメ関連のサイトがヒットする。もちろんネガティブな意味ではなく、
音声的にも文字的にも巧みな造語だろう。また、この辺りのややこしさ
がエヴァ的特徴でもあるのだ。
P.S.5 ロベールの語る「セパージュの罠」が何なのか、よく分からない。おそら
くフランス語の「cepage」(ぶどうの苗、品種)のことだろうけど、品種を
間違えたってだけなら当たり前すぎるしね。
髪の毛のパーマのことかな。そりゃソバージュか・・・って、寒いわ♪
(追記 : 下のコメント欄で、PINK FLASHさんが説明してくださった。
ぶどう品種の調合割合、比率の違いのことらしい。)
P.S.6 打ち切り情報が乱れ飛んでるので、情報を整理して記事にした ☆彡
亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について
cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪
桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話
父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話
ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話
孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話
弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話
初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話
神、自然、そして人間~『神の雫』最終回
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)
台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について
『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)
『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪
『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)
亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について
『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ
『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)
『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)
『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)
『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪
『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生きる場所を求めて~『野ブタ』再考
現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回
悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回
何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話
最近のコメント