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『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

地道に世界進出を続けるテンメイ・ブランド♪ 次なるターゲットは「欧米か」ってこ

とで、今回は欧米の中でもビミョーに縁遠い国であるイタリアに注目しよう。ファッ

ション、グルメ、旅行、映画、サッカー、自転車と、目立ってるようにも感じるけど、

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツに比べると、総合的な存在感がやや薄めだと

思う。言語的、経済的、歴史的、政治的に大きく見た場合の話だ。スペインとなら

同等かな。。

             

さて、『神の雫』第5話でのイタリアについて。雫(亀梨和也)との戦いに負けて会

社を去ろうとしてた、自称エース・本間長介(田口浩正)。おまけに、好きだった

彼女はフランス人男性と結婚することに。1人淋しく、記念のイタリアワインを飲ん

で別れをつぶやこうとしてた所に、雫やみやび(仲里依紗)らの太陽ビール・メン

バーが集まって、ちゃんと思いを言葉にして伝えるよう勇気づける。

          

成田空港で彼女(松田沙紀)を発見して、「好きです」とか告白しようとした瞬間、

お腹が大きくなってる姿に気付いて咄嗟に「・・・・・・おめでとうございます」と予定

変更。お祝いにプレゼントしてお別れしたのが、「テヌータ・ディ・トリノーロ・パラッ

ツィ(’99)」。97年~99年しか作られなかった幻のワインで、97年に恋して99

年にさよならを決意した長介にピッタシだと、河原毛部長(升毅)が語ってた。

       

「10年も前かよ!」とか、「説明、長いわ!」と突っ込みたくもなったけど、熱くて

切ない思いは伝わってきたから、良しとしとこう♪ やっぱり、女より男の方が情

が厚いし、男には男の美学ってものがあるわけよ☆

         

で、恒例の、ワインラベル・チェック!は、第三の使徒、フランスワイン「シャトー・

パルメ(’99)」ではなく、そのイタリアワインで行ってみよう。いつものように原文

意味の3段階で記しておく。地味な記事だけど、ありがたいことに、毎回か

なりのアクセスを頂いてる♪

               

             

                       1999

          PALAZZI

      ROSSO DI TOSCANA

      Indicazione geografica tipica

   PRODOTTO E IMBOTTIGLIAT0 ALL' ORIGINE

   DA TENUTA DI TRINORO SRL-SARTEANO ITALIA

     

       ☆          ☆          ☆

          ミレ・ノーヴェチェント・ノヴァンタ・ノーヴェ

          パラッツィ

       ロッソ ディ トスカーナ

    インディカツィオーネ ジェオグラフィカ ティピカ  

    プロドット エ インボティグリアート  アル・オリジーヌ

    ダ テヌータ ディ トリノーロ エッセ・エッレ・エッレ サルテアーノ イターリア

   

       ☆          ☆          ☆

                    1999年産

          宮殿

     赤ワイン・トスカーナ地方産

      地域特性表示ワイン

    生産とボトル詰め 

   有限会社テヌータ・ディ・トリノーロ サルテアーノ イタリア 

   

       ☆          ☆          ☆  

パラッツィと名付けられたこのワイン。昔の彼女をつけ回す長介を皮肉った名前

だが・・って、そりゃパパラッチ(paparazzi)だろ♪ パラッツィ(PALAZZI)とは英

語のパレス(PALACE)、つまり宮殿のことで、ラベルの絵もそれをイメージしてる

ような感じだった。

       

ネットで調べると、業者がらみで意外なほど多くのサイトがヒットする。もともとフラ

ンスに比べて格下と思われてるイタリアの中でも、かなり恵まれない土地で、必

死の思いを込めて作り上げた「スーペル・トスカーナ」(Super Toscana)。つま

りトスカーナ地方のスーパーワインで、テロップだと「スーパートスカーナ」となって

た(店員の台詞)。値段的には15000円程度で、これまでの超高級ワインと比

べれば格下だけど、生産量が少ないしメディアで宣伝されたから、売り切れ店が

続出。ちなみにサルテアーノとはトスカーナ州の自治体の名前で、最小自治単位

だからかなり小さな地域みたいだ。

        

という訳で、家柄にもルックスにも恵まれない小粒の脇役にも関わらず、キラリと

光る情熱と輝きを見せてくれた、長介にピッタシのワインってことよ♪ ドラマの本

格的レビューは、例によって今から丸1日後くらいにアップする予定。

ではまた。Ci vediamo!(チ・ヴェディアーモ)。。☆彡

     

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.「テヌータ・ディ・トリノーロ」という生産者名の意味が、なかなか見当たらな

    い。トリノーロが地名、テヌータが瓶詰製造業者って意味かも。ま、ネッシー

    に羽が生えたみたいな白鳥マーク(or ロゴ or 紋章)はすぐ覚えたからい

    いか。HP(イタリア語&英語)は、http://www.tenutaditrinoro.it/ 。

              

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使途の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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コメント

テンメイさんこんにちは。今回の神の雫は私なりに好きですね。
長介さんは好きなキャラでもあるので
5話まで話が進み初めてではないでしょうか。サブストーリーがある程度しっかり造られたのは。
原作とは別物のドラマストーリーでしたが、原作を知ってる私からみてもサブストーリーと使徒の関係もしっかり噛み合ってましたし、サブストーリーから雫が使徒の示す意味合いを読み取り使徒を探し出す。また使徒探しで出会う人達の中で成長していく姿も描かれある程度満足出来ました。
2話分で一本の使徒がサブストーリーもある程度描かれ丁度いいですね。
日本のドラマは放送回数が短すぎる。
因みに原作では遠峰は豊多香が父親だと最新から分かっていて雫は未だに知りません。
P.S.
パラッツィが¥15000位で売られているって本当ですか?是非そのショップ教えて下さい!欲しいのですが私の知ってる限りでは¥25000位が最安値なんで中々手が出せません(T_T)お願いします。

投稿: KAB | 2009年2月11日 (水) 12時43分

> KABさん
   
こんばんは。今回もいいですね♪
    
話の巧みさという点では一番だったかも☆
わざわざ前編・後編の2話構成にしたことが、
しっかり活かされてました。
使徒探しというメインストーリーに対して、
サブストーリーは大別して3つ(雫、一青、
長介)ですが、上手く組み立てられてます。
という訳で、レビューは脚本分析になりました。
    
長介は僕も最初から好きですね♪ ちょっと
イイ人になるのが早かった気はしますが。
放送回数の短さは、日本のドラマっていうより、
日本の視聴者とかライフスタイルの問題でしょう。
じっくり見続ける余裕がない。
1話の途中でさえチャンネルが変えられるほど。。
     
パラッツィは、水曜深夜にはあちこちで
15000円(税別)ほどで載ってました。
ただ、今では更に売り切れ店だらけになってるし、
値段が数千円上がってるような気もします。
安い所からページが消えて行ったのかも。
             
今、ページが残ってる所では、花井屋酒店の
ワインの箇所(イタリア・トスカーナ)に、
15500円(税別,99年)の表示があります。
98年なら11600円(税別)。
1500mlのマグナムサイズ(99年)なら、楽天の
うきうきワインの玉手箱で38800円(税別)。
残りあと1本とのこと。
   
探せば他にもあるでしょうから、お早めにどうぞ。
ではまた。。

投稿: テンメイ | 2009年2月13日 (金) 01時06分

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やられたー!なんでワイン呑んで見る白昼夢が同じなのー、というツッコミこそが伏線だったわけですね。脈々と受け継がれるワイン馬鹿の遺伝子!!一青と雫が異母兄弟だったとは。(ほんと、そんな大事なことをどうして黙って死んでいくんだかお父さん ^^;;;;)それ以外は...... [続きを読む]

受信: 2009年2月11日 (水) 20時21分

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