« 『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり) | トップページ | 亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について »

使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

 第三の使徒への探求と ライバルへの勝ち負けを混同するようでは

 両者失格と言わざるを得まい 何たるザマだ!

 雫よ お前はどうしてこれを使徒だと思った?

 僕は この年のセカンドワイン アルタ・エゴを飲みました それで

 なるほど モナ・リザに優しさを求める セパージュの罠にかかったということか

 セパージュ・・・どういう意味ですか

 一青よ お前はどうしてだ? 

 お前までセパージュの罠にかかったわけではあるまい

 となれば モナ・リザに力強さを求め 辿り着いたか

 仰る通りです・・・

 お前たちは 共に母親の姿を見たんだ

 覚えておけ 愛とは 求めるものではない

 ただそこにあるものだ お前たちの中にも 愛はある

 愛とは 優しさも強さも超越したもの

 もう一度おのれを見つめ直せ 愛を履き違えるな

    

         ☆          ☆          ☆

まず、最新の明るいニュースをお知らせしときたい。台湾のKAT-TUNファン・

愛之絆さんに続いて、韓国の亀梨ファン・jyoze1212さんともコミュニケーション

が成立した♪ ウチが1月31日にアップした韓国進出記事に対する応答が、2月

4日にあちらでアップされたのだ。そこに張られたリンクから、次々に韓国のファ

ンがウチを訪れてくださってる。こちらからも、ぜひ遊びに行って頂きたい。読め

なくても顔文字や絵文字は共通だし、亀梨や日本への熱い気持ちが伝わって来

るだろう。まずは知ること、そして話すこと。それが「桟橋」造りの第1歩だ。

               

   「jyozeさん、メッセージありがとうございます。

    紹介のため、ちょっとだけ記事をコピーさせてもらいますね♪ 

      

090205    

   

   

   

   

   

   

         

      

     

上のハングル(韓国語の文字)の画像は、あちらの記事の4分の1程度。全体を

まとめると、大体こんな感じの事が書いてあるようだ。

         

   「 先日のフランス語解釈のブログに、韓国の話が書かれてるのを発見。

    驚いたし、面白かった。

    相手の記事をコピーする時には気をつけないといけないな。

    お返しにこちらも文章を載せとこう。

    見てくれるかどうか分からないけど。

             

     『 tenmeiさん、こんにちは。ブログの紹介、ありがとうございます ^^

      私は韓国の平凡な亀ファンで、日本のサイトと翻訳機を利用して

      情報を手に入れてます。

      そちらの感想は面白いので、またゆっくり読んでみたいです。

      私へのメッセージは理解できました。

      視聴率の低さはこちらでも心配されてますが、

      tenmeiさんが言う通り、最後までドラマを楽しみたいです。

      p.s.フランス語の間違いは直しました ^^  」

                      

   「 jyozeさん、僕も日本で頑張って『神の雫』を応援しますので、

     そちらも韓国で頑張ってくださいネ♪

     今後もそちらの記事は読ませて頂くし、

     韓国語の勉強も少しずつしたいと思ってます。

     僕の記事を読むのは大変でしょうが、

     分かりやすい場所だけでも読んで頂ければ嬉しいです。    

     ではまた。。(^^)/~~~ ☆彡 」

               

           ☆          ☆          ☆  

さて、韓国とのつながり(=桟橋)についてはこのくらいにして、ドラマについて。

ホント、面白いね☆ 新しい読者の方が多いようだから一応説明しとくと、私が

ドラマをホメる時の言葉は、「素晴らしい!」が多い。福山雅治『ガリレオ』以降

は、彼の口癖を真似して「実に素晴らしい」とか「実に面白い」って表現をよく使っ

てきた。『神の雫』の場合、素晴らしいって表現は、今のところ使う気にはなれな

い。作品自体に素晴らしさがあると言うより、むしろ自分の側で面白いのだ。

interesting=興味深い☆

      

もちろん、その興味深さは作品からの贈り物ではある。ただ、それは美しい光景

へと導く桟橋の支柱だけプレゼントしてくれてるのだから、こちら側で板を乗せて

いかないと向こう岸に渡れない。あるいは、霧がかかってて、そもそも向こう岸が

見えないなんて事もあり得るだろう。

      

『神の雫』の面白さ、興味深さについては、読者の方から「エヴァンゲリオンみたい

じゃないですか」という言葉を頂いた。物心ついて以降、滅多にアニメを見なくなっ

た私が、再放送をたまたま見てハマったアニメ。おまけに、私の紹介を受けて、

友達まで一気に全部見た作品。それが人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』だ。

       

監督は、庵野秀明。簡単に言えば戦闘ロボット・アニメだから、女性読者の方は

むしろ、監督の奥さんの売れっ子漫画家・安野モヨコの方がなじみがあるかも知

れない。朝日新聞にも、『オチビサン』というカラフルでユニークな漫画を、毎週連

載している。夫婦共に、才能あふれる人気クリエイターだ。

         

とにかく、知識人やアーティストも巻き込んで非常に大きなブームを作った作品

で、『エヴァンゲリオン』(=福音=良い知らせ)という名前は覚えていてもいいと

思う。原作マンガや映画公開も現在進行形だから、単なる昔話でもない。内容

的に、『神の雫』との表面的な類似点は2つ。1つは、「使徒」と呼ばれる敵が次々

と来襲してきて、それと主人公その他が戦う形で物語が進行すること。もう1つは、

ウンチク的な知識や謎が大量に含まれてることだ。

               

『神の雫』と『エヴァ』について本格的に考察するのは、時間がかかり過ぎだから、

少なくともここ数ヶ月の間にやるのは無理だろう。とりあえず今回は、コメントも

入ったことだし、簡単な紹介だけに留めとく。大勢のマニアが論争してる分野だ

から、下手なことも書けないし、そもそも私はかなり忘れちゃってるしネ♪

           

ところで、この大ヒットアニメ『エヴァ』。当初95年秋から96年春にかけて、テレビ

東京系列で18時くらいから30分放映、平均視聴率は7.1%らしい。面白いこと

に、『雫』の第4話までの平均視聴率も、ほぼ同じ7.2%なのだ。

     

でも視聴率の推移は大きく違ってる。『エヴァ』の視聴率は、正月の放映時間変更

の時を除けば安定してた。ところが、『雫』は10.3%、7.3%、6.2%、5.0%

と、まるでリーマン・ブラザース破綻以降の世界経済みたいに転げ落ちている。私

は以前から、5%台までは驚かないけど4%台だと事件だと言ってきた。今回、い

きなり5.0%の崖っぷちに立たされたわけで、こうなるとますます『雫』や亀梨へ

の風当たりは強まるだろう。

           

そこで、代表的な『雫』批判に対して、簡単に「応答」しとこう。必ずしも「反論」で

はないけど、気になってる人は少なくないだろうし、言うべき事は私がハッキリと

言っておく。使徒にはとりあえず応戦すべきなのだ♪ 与えられた戦いを通じて、

相手も世界も、そして自分も見えてくるわけだ・・・って、『エヴァ』的ウンチクかよ!

                               

            ☆          ☆          ☆

『雫』批判の代表は、影響力の大きさという点で、やはり『週刊新潮』2009年1月

29日号(22日発売)だろう。「亀梨和也」主演ドラマ「神の雫」のワイン薀蓄は間

違いだらけ、と題した記事だ。

     

最初に正直に書いとくと、私はこの記事そのものは読んでない。ただ、マスメディ

アの「社会的影響」なら、ネットでかなり分かるだろう。Yahoo!とGoogleを通じ

て調べた限り、その記事に対する本格的な論評は一つも見当たらない。いろん

な情報を総合すると、主要な批判は次のようにまとめられるだろう。

                     

   1.ブルゴーニュワインは、金魚鉢のように丸まったブルゴーニュグラスで

     飲むべきだ。普通の形のボルドーグラスで飲むのはおかしい。

    

   2.第1話でDRCリシュブールの04年を使ったのはおかしい。もっといい

     ヴィンテージ(生産年)にすべきだ。

         

   3.原作だと82年だったシャトー・ムートン・ロートシルトを、ドラマで90年

     に変えてるのはおかしい。

          

まず1番について。『新潮』で情報源として挙げられてるのは、ワイン通ということ

になってるタレント知識人・和田秀樹氏の不満 or 怒りのようだ。ただ、朝日新聞

のサイトに連載されてる「『神の雫』作者のノムリエ日記」(09年1月28日)による

と、原作者・亜樹直の周辺の「ワインおたくたち」も、グラスへの不満を口にしてる

らしい。私にとっては、新鮮な驚きを感じる不満だった。

       

これに対してプロデューサーは、ドラマの設定とか、見栄えを考えた演出という点

から釈明している。当然の配慮だろう。また、亜樹直がリーデル・ジャパン(最も

有名なワイングラス会社の日本支社)の社長に会った際には、こんな話をしてく

れたそうだ。

                       

   「キャンティグラスやボルドーグラスを使っても、ブルゴーニュの赤ワインを

    致命的に壊しはしない。だから、飲むワインの産地がはっきりしない状態

    でとりあえず何かグラスを出すなら、キャンティで正解だと思います

    

キャンティグラスとは、イタリアワインのキャンティ用に作られたグラスだけど、大

きく分ければ普通のボルドーグラス(ドラマのタイトル表示でも映ってる)の一種と

言っていい。実際、和田氏も区別してないし、テレビ画面で判別するのはほとん

ど不可能だろう。リーデルというのは、ワインに合わせてグラスを変えるという考

えを普及させた会社であって、そこの社長がドラマのグラスを許容してるわけだ。

             

これに対して、アマチュアの和田氏の方が正しいという見方を取るのはかなり苦

しい。実際、和田氏は第2話の「ミュジニー」について2回触れてるけど、どちらも

「ミジュニー」と誤記して、現在までそのままになってる。「Musigny」というフラン

ス語が分かってれば、あるいは本当にワインを知ってれば、「ミジュニー」とは読

めないはずだ。おまけに和田氏は、自分のブログの09年1月14日のワイン記事

で、こう書いたままにしている。

                        

   「医療もののドラマでも、昔ほどは医学監修が雑でなくなっているが、

    これはひどい。

    最後のテロップでワイン監修に誰が入っているのかを見ると名前が

    出ていない。無謀にもワイン監修をつけなかったのか、それとも

    ラッシュ(注 : 放送前の映像)をみて、ワイン監修が逃げ出したのか?

         

和田氏は、自分でエンドロールの「ワイン監修 斉藤研一」さえ見落としながら、

ドラマに対して感情的な言葉を投げつけてるのだ。この斉藤氏は、原作の監修

者でもあるから、たとえドラマで見落としても、ブログ執筆の際にほんの少し検索

するだけで分かること。おまけに自分でスクールも開いてる専門家で、そのHP

もちゃんとあるのだ。「サロン・ド・ヴィノフィル」(Salon de Vinophile)というス

クール名で、ヴィノフィルとはワイン(=ヴィノ)を愛する人(=フィル)という意味の

造語らしい。

                                     

「斉藤研一 ワイン」で検索すると、Yahoo!で約1000件、Googleなら約3000

件ヒットする。それに対し、和田氏が信頼して、週刊新潮にも執筆したらしいワイン

商について、「リチャード・トリン ワイン」で検索すると、検索オプションで間違った

検索を除くなら、Yahoo!もGoogleも和田氏の記事2つしかヒットしないのだ。

藤氏やリーデル社長を信頼する方が自然なことだろう(正しいとまでは言わない)。

           

ただし、和田氏が1月22日のブログで書いた「テイスティンググラスもろくに使わ

ないで」という指摘は、スタッフも一応考慮していい話だと思う。ワイン鑑賞専用

のグラスというのは、透明度が高くて、丈夫で、それほど高価でもない物のようだ。

形の上では普通のボルドーグラスと見分けがつきにくいから、ドラマ的に必要か

どうかは微妙だけど、対決の場で2コ使うだけなら費用も知れてる。簡単な事だ

し、採用してもいいのではないか。あるいは、あと数個、藤枝(辰巳琢郎)のバー・

「モノ・ポール」に用意するとか。

           

続いて、批判の2番について。DRCリシュブールの04年がおかしいというのも

和田氏の指摘だ。これは、本人自身が後に大幅に撤回している。トリン氏と共

に03年を飲んでみて、「認識を改めさせられた」のだそうだ。おそらく、実際に

飲んだことがないのに、間接的知識だけでプロを批判してたという事だろう。

             

ちなみにこの件での和田氏の言い分には、多少ごもっともな指摘もある。「斉藤

氏は、90年のリシュブールを使いたかったけど100万円もするから無理だった

と釈明してるけど、ネットで30万円だ」とかいう感じの指摘だ。私は斉藤氏の元

の発言を読んでないけど、30万円ほどで90年物を買えるのは事実。制作費で

何とかならなかったのかなという気はする。初回スペシャルだったしね。

                  

最後に、3番目の批判について。ワインが原作と違ってる点は、ドラマだから別

に構わない。「原作と違うワインなのに原作と同じ表現を使うのはおかしい」とい

う指摘もネットで見かけたが、ドラマのワインを自分で理解した上で、表現のおか

しさを指摘できる視聴者は、ワイン通の中でもごく少数のはずだ。実際、ドラマの

ワインに対して、自分なりの代案として具体的表現を示した批判は、まだ目にし

てない。

        

そもそも、フィクションの中の評論家の文学的表現であって、厳密な理系的デー

タや数式の話ではないのだ。『ガリレオ』や『Q.E.D.』で天才主人公の書いた

数式が間違ってた、というような話ではない。ちなみに私は、『ガリレオ』の数式

や図の間違いをいくつか発見してブログに書いてるけど、それでさえ大した問題

とは思ってない。

                                                            

原作のあるドラマは、常に中途半端な位置で苦闘するわけだし、このドラマはワ

インを通じた「人間ドラマ」だ。前回の記事に示したように、実は原作ファンの視

聴者の割合は僅かでもある。ワインの些細な違いにこだわる必要はないだろう。

その程度の話は、今まで他のドラマでも幾らでもあったことだ。少なくとも視聴率

の低迷に直接つながる話ではない。

                           

以上、『神の雫』に対する代表的な批判に応答しておいた。改めて言うと、私は

ワインの趣味はないし、週刊新潮も読んでないから、それほど強い反論のつも

りもない。ただ、これを読んでる方が、今後あちこちで似たような批判を見かけ

た時には、ウチのこの記事と比較して欲しい。つまり、批判は必ずしも悪いこと

ではないし、聞くに値する批判もあるだろうけど、それなりのレベルは要求される

ということだ。もし優れた批判を見つけたら、私に教えて頂きたい。その場合は、

それなりの応答を私がまた示すだろう。。

                

         ☆          ☆          ☆

さて、ここまで前置きのつもりだったのに、かなり長くなってしまったし、時間も無

くなった。ま、常連さんにはお馴染みのことでしょ♪ 本当は、神咲雫(亀梨和也)

が注目したセカンドワイン「ALTER EGO(アルタ・エゴ)」を軸にして語るつもり

だったわけよ。

          

既に先行するワイン記事で説明したように、これは「もう1人の自分」(英語なら

the other I )を表す有名なラテン語だ。欧米はもちろん、日本でも、心理学を多

少かじってれば聞いたことはあるだろう。これが分かってるのと分かってないの

とで、今回のドラマの見え方はかなり違っただろうから、簡単な翻訳をテロップ

で映すくらいの工夫はあっても良かったかなと思う。

    

小日向文世&吉高由里子『あしたの、喜多善男』、上野樹里&長澤まさみ&瑛太

&錦戸亮『ラストフレンズ』、天海祐希&藤木直人『Around40』のレビューで示し

てきたように、私はそれなりに心理学を知っている。もちろんすぐ、「アルタ・エゴ」

の意味にも気づいたわけだ。自分自身を「自我」というのに対して、「他我」という

訳語も使われる。

       

別にこれは、いわゆる多重人格(or解離性同一性障害)という精神病理的な現

象を指すとは限らない。もっと普通に、「自分」の心の中で2つの心が対立(or融

合)することくらい珍しくはないだろう。単なる考えの対立ではなく、人格的な対立。

「自分」が曖昧な段階では、他人が「もう一つの自分」となることもある。色んな

ケースがあるわけだ。

         

例えば、天使のような自分と悪魔のような自分。あるいは、セーラ(佐々木希)

口にしたように、『モナ・リザ』のモデルがレオナルド・ダ・ヴィンチ本人だという少

し古い説の場合だと、描く自分と描かれた自分との対立。男と女への分裂だか

ら、みやび(仲里依紗)が「おネエ☆MANS」(おねえマンズ=おんなオトコ達)か!

とか突っ込みを入れてた♪ 『神の雫』の場合だと、2人の「子供」である雫と遠峰

一青(田辺誠一)が、「父親」神咲豊多香からの「使徒」によって、激しく戦ってるわ

けだ。

     

発達心理学の一つの見解によると、幼い子供は他人と自分との区別が曖昧で、

目の前にいる他人を「もう1人の自分」と認識することもあるわけだ。そうすると、

幼い兄弟の間では奇妙なことが起きる。ただ1人の愛する「母」に対して、自分と

もう1人の自分が争うわけだ。母に対するものとしても、また自分自身に対する

ものとしても、「お前たちの中にも、愛はある」。この状況での愛の闘争を通じて、

それぞれの子供=自分は成長するし、他人と自分の区別もついて来る。さらに、

「父」の権威も徐々に強まって、父-母-子(兄弟)の家族関係(エディプス悲劇

の三角形)も安定してくる。

              

という事は、豊多香(古谷一行)がやろうと意図してるのは2つ。子育てと、家族

関係の再構築だろう。自分も雫の母も他界した後、まだ未熟な「子供たち」の成

長が気になる。一方、謎に包まれたままだけど、豊多香、「雫の母」、「ほのか」

(一青&セーラの母?)、雫、一青、ほのかの6角関係は混乱したままだ。そこで、

一度幼児期まで強制的に戻して、愛する母を求める子供たちの対立を通じながら、

全体を再統合しようということだろう。

     

その時、母の愛の認識も全体的なものになる。今はまだ、部分的で偏った母親

=モナリザ認識にすぎないから、2人とも間違えたのだ。雫は「優しさ」に固執し

て、一青は「強さ」に固執して。ケンカに夢中でテイスティングさえしなかったから、

間違いの修正も出来なかったのだ。

                        

結局『神の雫』(特に第4話)は「使徒による聖母への召還」を通じた、成長と再構

築の物語だ。もちろんこれは、『新世紀エヴァンゲリオン』の一つの解釈でもある。

ただし、『雫』で使徒を遣わしたのは神ではなく人間・豊多香。だから、子供たちに

とっては、父の意図とは少し違った「辛すぎる」結末、「非情すぎる」シナリオになる

恐れもある。それをロベール(竹中直人)は心配してるのだろう。

     

いまや、今回の対決の子供じみた様子も正しく理解できるだろう。霧生涼子(戸田

菜穂)には、単なる子供のケンカに見えたようで、大人の豊多香と比較して不満

げだった。それは自然な見方だ。でもあれは、子供じみた脚本(渡辺雄介)演出

(中島悟)なのではなく、子供たちの姿を生々しく描いたドラマなのだ。その配役を

大人が演じる難しさについては、言うまでもないだろう。残念ながら、今の日本で

は、そこまで見通せる愛と能力を兼ね備えた視聴者は少ないようだ。

     

私はこれまで同様、このドラマを全力で楽しんでいく。視聴率と評価に恵まれず、

原作もまだ続いてる中で、どんな方向へと招いてくれるのか、期待しよう♪ その

一方で、更なる海外進出も狙ってる。香港、中国、台湾、韓国。こうなると、次は

当然、「欧米か」♪ (古・・・)

ではまた。。☆彡

      

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.1年前にメディアでわりと大きく報じられたように、『モナリザ』のモデルは

    以前から候補にあげられてた女性「リザ・デル・ジョコンダ」でほぼ決定と

    いうことになってる。ただし、そのモデルの絵を通じて何を描いたのかとい

    うレベルまで考えれば、ダ・ヴィンチ自身という説が否定された訳でもない。

     

P.S.2 死んだ父によって息子たちに秩序が生まれるという民族学的な話は、

      精神分析の創始者・フロイトの解釈を通じて有名になった。ウチでは、

      キムタク=木村拓哉『華麗なる一族』第8話の記事「死と再生」で説明

      してある。

       

P.S.3 「カン・・・」って感じの独特の重い効果音、どっかで聞いたことあるなと

      思ったら、同じTBSの3年前の冬ドラマ、竹野内豊主演『輪舞曲』で効

      果的に使われてた音だね。私がブログを始めて、半年くらいの頃だ。

      懐かしいなぁ。。

          

P.S.4 「エヴァンゲリオン」(Evangelion)という言葉は、ギリシア語の「エ

      ンゲリオン」(福音)を、ラテン文字で表記して、英語読み(ローマ字読み)

      したもので、日本語と言ってもいいような単語だ(ラテン語の「v」は本来

      「ウ」と発音)。その証拠に、アルファベットで検索しても、ほとんど日本

      のアニメ関連のサイトがヒットする。もちろんネガティブな意味ではなく、

      音声的にも文字的にも巧みな造語だろう。また、この辺りのややこしさ

      がエヴァ的特徴でもあるのだ。

                        

P.S.5 ロベールの語る「セパージュの罠」が何なのか、よく分からない。おそら

      くフランス語の「cepage」(ぶどうの苗、品種)のことだろうけど、品種を

      間違えたってだけなら当たり前すぎるしね。

      髪の毛のパーマのことかな。そりゃソバージュか・・・って、寒いわ♪

      (追記 : 下のコメント欄で、PINK FLASHさんが説明してくださった。

           ぶどう品種の調合割合、比率の違いのことらしい。)

                    

P.S.6 打ち切り情報が乱れ飛んでるので、情報を整理して記事にした ☆彡

         亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

    

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

| |

« 『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり) | トップページ | 亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

テンメイさん
今回も面白く読ませてもらいました。
私のなんとなくのネタも使ってもらい嬉しかったです。
そうか母性…深いな。霧生さんの態度も納得でした!テンメイさんが言ってなければわからなかったです。

しかし本当に評価が低いみたいで残念です。まあワインと原作FANの方は許せないところも多々あるでしょうしね
今回少し思ったことはドラマの構成についてです。1話づつに今までエピソードを詰めすぎじゃない?とは思ってました。特に1話の娘さんが出てくる辺りが説明不足過ぎだなぁって。尺もないししょうがないと思いますけどね。 でも今回最後で振り出しにもどる…非常に構成は好きです。満足。ここで一気にストーリーが広がる予感。わたしの個人的な趣味ですけど伏線が回収されるところよりも広がるところが一番好きです。(異母兄弟なだけで引っ張られたらがっかりだけど、ロベールが泣くくらいだし)喜多善男以来好きです。(あれもどこいっちゃうのかわからない感じが楽しかったなあ) 1〜3話はその中でテーマに沿った謎解きが完結していた理由がわかった気がしました。そう思うと1話が後15分プラスされてたらワインの専門的なことは置いとくとしてドラマ自体の面白さはもうちょい伝わりやすかったのかもね!って思いました。

しかしテンメイさんもおっしゃるようにこのドラマはこちら側から桟橋をかけることが楽しいドラマで、解釈が何通りもある。でもわかりやすく与えられるものが好きな人やドラマのなかにリアルさを求める人が多いのかなあ?そう言えば小説や漫画って書いてあること以外に読みながら自分なりの世界が頭に構築されていきますよね!2次元から脳内の3次元に…でもドラマはもともと仮想3次元な訳だから神の雫のような一見リアル、でも実際はハリーポッターなみにファンタジーな話だと(わたしが思ってるってだけかもですが)表現が難しいかも。割り切って足りないところは自分なりに肉付けしちゃえば楽しめるんですけどね!(ドラマじゃハリーポッター並のクオリティはもとめられないしね)ちなみに喜多善男もファンタジーだと思ってます。
でも本当ストーリーは今のところころ好きです。ここからの、転、結をスタッフさんキャストさんに頑張ってもらいたいですね!

投稿: みき | 2009年2月 5日 (木) 06時10分

テンメイさん初めまして。神の雫で検索していて、テンメイさんのブログを知りました。

私が言いたいことそのままブログにしてくださったような思いでいっぱいです。和田氏のブログや週刊新潮については、腹立たしい思いがしていたのです。私は、斉藤先生を存じ上げているので的外れな意見に憤慨していました。

「セパージュの罠」ですが、ブドウ品種のブレンドの割合が違うことを言っています。雫は、アルテ・エゴ2000年を飲んで結論を出してしまったことが原因と思われます。

2000年のアッサンブラージュは、
パルメ:カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロ47%
アルテ・エゴ:カベルネ・ソーヴィニヨン33%、メルロ67%

これだけ割合が違うと、味も香りも色も変わってきてしまいます。アッサンブラージュはシャトー・パルメの公式サイトで確認しましたので、間違いないはずです。

これからも「神の雫」評を楽しみにしています。

投稿: PINK FLASH | 2009年2月 5日 (木) 12時28分

テンメイさん、こんんちは!
実は私も自分の側で面白がってるクチですわ。
ストーリー派なのになぜかって?
それはあの方の怪演がすばらしいので^^;
ただこのドラマをとりあげるブロガーさんも少ないので
あの恍惚然としたものを知ってもらえないのがとっても残念!
それにしても数字が・・・
正直雫が可哀想でたまらないです。
とても気にする人なんで周りでつつかないでほしいのですが
それも無理ですもんね。
ドラマは娯楽ですから続きを見たい!という気持ちに持っていけなければ
あっさり捨てられるというのが特にしみます。
いい素材やメッセージがあっても
次へと引っ張る表現、展開の仕方が今ひとつだったのかもしれません。
でもこんな中からテンメイさんがせっせと引き出し、
桟橋を作ろうとしてしてくれてることに感激。
この熱意がスタッフに届いてほしいです。
私なんかは親バカですからもちろん応援しますが
ここを底にして上昇線が描かれることを願うばかりです。
それではまた来週あの怪演が見られますことを・・(笑

投稿: エリ | 2009年2月 5日 (木) 14時56分

テンメイさん、こんばんわ。初めてコメントさせて頂きます。

1話から4話までの「神の雫」評、大変興味深く読ませて頂きました。
特に今回の4話は「アルタ・エゴ」の意味をテンメイさんに教えて頂いたことで、
「もう一つの自分」を示すたくさんのキーワードに気付くことができました。

その中で、あまりにさりげなさすぎて、シーンとしても全く重要と思えないところでも、
「もう一つの自分」を示すキーワードがありました。
イタリアワイン派・本間長介がイタリア人と食事をしている場面で、
イタリア人が唐突に「Forza ROMA」と言っていました。
その後、長さんが「Giapponese,Marinos」と言っているので、おそらくサッカーの話題なんでしょう。
とするとイタリア人はどうやらAS ROMAのティフォージらしい。
AS ROMAというチームのシンボルはローマ神話の「ロムルスとレムス」という狼に育てられる「双子」なんですよね。

雫と一青は、お互いがお互いの「もう一人の自分」なのかもしれませんね。

このドラマ、視聴率が取れないのは分かる気がします。
アルタ・エゴにしろ、セパージュにしろ、
おそらくドラマ放送中にその意味を理解できる視聴者はほとんどいないんじゃないでしょうか?
なのに一切説明なし!ですもの(苦笑)
でも視聴者側が桟橋を掛けようとしなければ分からないなんていう、
手強いドラマは本当に久しぶりで、制作側の挑戦状、最後まで受けてやろうと思っています。

投稿: ジンジャー | 2009年2月 5日 (木) 23時58分

テンメイ様、こんばんは。

最近、検索フレーズランキング
を見ていてちょっと悩むのでございます。

まあ・・・面白いとは思うものの
時々ものすごく恥ずかしい
フレーズになっていまして
そういうのに限って
検索上位だったりするのもなんだかなぁです。

しかも記事内容とは無縁だったりして。
今回なんかアンナ様について
一言全力坂って書いただけで
半分、全力坂関係になっているし。
まあ・・・これも一種の情報の極みなので
しばらくは放置するつもりでございます。

こちらはテンメイ様と神の雫と青梅マラソン。
なかなか絶妙ですな。

そういう世界で
ワインを題材に
こってりで濃密な
父子愛を描く気満々のこのドラマ。

ここまで数字を落とすのは
殺伐とした世情も無関係ではないようです。
一国の総理大臣が
金をばらまくって言っておいて
それを受け取るのがさもしいなんて
言ってみたり
それをまた言葉尻をとらえて
ああだこうだっ・・・。
そんなことより憲法九条改正してから
海賊退治に軍を派遣するべきだろう
と思う今日この頃でございます。

・・・失礼しました。

つまり・・・総理大臣という
国の父(母)親に対する
自覚も尊厳もないのでございますね。

そういう時代に・・・
息子の心とあの世から格闘する父の話。
これは通じないかーっという気持ちもいたします。

今回、ゲスト抜きで話がほぼ展開し
ややリフレインっぽい感じがして
これが話の深みを形成しているのですが
それを読み取らないと
ちょっとくどいな・・・とお茶の間に思わせるな
と心配になってしまいましたよ。

もう「モナ・リザ」という
分りやすいたとえなので
テレビオリジナルの雑学部分を
作ればいいのに・・・という気分で一杯でしたよ。

どれだけ有名であろうと
「知ってるつもり」で「知らない」のが
お茶の間というものですからな。

もっと「モナ・リザ」の初歩の初歩から
入って・・・二人の母親像の分離に
たどりつかないと
ロベールの演説の深みなんて
五里霧中でございましょう。

まあ・・・ダ・ヴィンチが
出てきて晩餐を食べるだけで
悪魔としては充分に楽しいのでございますけど。

とにかく・・・ここまでくると
あるべき親の姿。
あるべき子供の姿。
そしてあるべき家族の姿を
どんなイメージで思い描いているのか
お手並み拝見という気分もございます。

ワインのように芳醇だとよろしいのですが
ちょっと未熟な気もする悪魔でございます。
それでは五杯目にて・・・。

投稿: キッド | 2009年2月 6日 (金) 00時17分

> みきさん
    
こんにちは
    
今回は色んな内容を詰め込みすぎて、読みにくく
なってますが、楽しんでもらえたようですね♪
使徒とかエヴァは、前から気になってたので、
いい機会だから記事に取り入れさせて頂きました。
やっぱりブログは、独り言じゃなくて、お互いの
コミュニケーションにしたいと思ってるわけです。
     
父が使徒を遣わし、愛する聖母の前で子供たちを
戦わせ、家族全体を再構築していく。
だからこそ、最初の子供じみたケンカは、
周囲からは幼稚なものにみえてしまう。
でも、それは修復&成長の大切な1ステップ。
こうした構造が見えないと、なかなかこのドラマは
味わえないかも知れませんね。
   
ワイン通と原作ファンには、もうちょっと優しい
大人の態度を見せて欲しいと願ってます。
長編マンガのドラマ化で、しかも9話くらいだから、
詰め込み気味とか説明不足は仕方ないでしょう。
大人の時間帯だし、ギリギリで許容範囲だと思います。
    
なるほど、どこに行くか分からない感じかぁ。
確かに、ラブストーリーだとどうせハッピーエンド
でしょってのはあるし、救急もの、刑事もの、
時代劇も見えやすいですよね。
それに比べると、喜多善男は見えにくかった。
神の雫にも、似た感じがあるかも知れません。
単純そうに見えて、奥行きの広がりがある。
そうですね。第1話があと15分あれば良かった。
    
リアルとファンタジー、現実と幻想(or虚構)の
話は、すれ違いになった前のレスでも書きました。
そもそもフィクションだし、その中でも喜多善男や
神の雫はファンタジックな内容でしょう。
ただ、やっぱりその根底にはリアルなものがある。
現実そのもの。あるいは、理想の現実化への動き。
     
残念ながらこうゆう状況になって、スタッフ&
キャストにはかなりプレッシャーがあるでしょう。
最後までプライドをもっと貫いて欲しいと思います
    
    
    
> PINK FLASHさん
    
はじめまして♪ コメントありがとうございます☆
あっ、やっぱり検索ですか。
   
このドラマ、奇妙なほど視聴率が低いんですが、
ありがたいことに検索はどんどん入って来ます ^^
基本的に1本しか扱わないウチとしては、
『神の雫』の選択は大正解でした☆
    
なるほど、斉藤研一氏をご存知の方ですか。
という事は、ワイン通でもあるんでしょうね。
それは、憤慨して当然でしょう。
ワインを知らない僕から見ても、かなり
的外れな批判ですからね(一部を除いて)。
内容もそうだけど、語り口も大げさ過ぎ。
斉藤氏はよく耐えてらっしゃいますね♪
流石はプロフェッショナル☆
   
「セパージュの罠」とは、アッサンブラージュ
(assemblage=組合せ)の違いですか。
なるほど、雫も含めて素人は気が付きませんね。
雫が対決の場に持って来たシャトー・パルメと、
もともと選んだアルタ・エゴとではかなり違うと。
理屈上は納得しました♪
味や香りの違いは多分わからないけど (^^ゞ
     
貴重な専門的情報、どうもです。
残り5話くらい、『神の雫』を楽しみましょう
       
    
     
> エリさん
    
こんにちは
    
アハハ (^^) やっぱり自分の側で面白がってますか。
いや、そちらの記事を読んでも感じられますね。
エリさんでさえそうだから、亀梨の魅力の
アピールが物足りないんでしょう。一青が主役みたい。
ストーリーの力強さも、普通の見方だと不足気味。
   
ま、ワインをめぐる男のドラマだから、視聴率8%台
くらいまでは覚悟してましたが、5.0%は限界ですね。
「とても気にする人」ってのは、亀梨のことかな。
あっ、自分でそう言ってるんですか。正直でいいかも♪
主役を張り続けてる若いジャニーズなんだから、
プレッシャーと戦うべきだと思いますよ。
どうせ、温かく迎えてくれるファンは大勢いるわけだし。
   
続きを見たい!と思わせるのは、展開だけの話では
ないでしょう。1回完結もののドラマは多いですからね。
『コード・ブルー』だって、半ば1回完結もの。
その繰返しを紡ぎ上げる線も重要ですが、
1回ごとの魅力が毎回あれば大丈夫なはず。
    
僕は面白くて仕方ないけど、一般ウケしないだろうなとは
思いますね。ただ、ものには限度がある。
4%台になったら、社会そのものが残念な状況でしょう。
ドラマやキャストを笑ってる場合じゃない。
    
アハハ (^^) 時々面白い言葉遣いしますよネ。
そうそう。「せっせと」引き出して、桟橋作りに
励んでます。この思いが制作サイドに届いて欲しいもの。
少なくとも亀梨ファンの間ではかなり浸透してるようです♪

      
来週は、あの怪演だけでなく、亀梨の輝きを見たいもの。
せめて7%台には戻って欲しいと願ってます。。
    
    
    
> ジンジャーさん
    
はじめまして♪ コメントありがとうございます☆
「アルタ・エゴ」、本当はそれをメインに語るつもり
でしたが、別の話に気を取られてしまいました (^^ゞ
参考にして頂けたのなら、光栄です。
ドラマでも、テロップを出した方が親切でしたね。
      
で、イタリア語の聞き取りですか!
なるほど、聴き直すとそう聞こえます。
「Forza ROMA」=行け!ローマ☆
「Giapponese,Marinos」=日本人ならマリノスだ☆
って感じのサッカー話ですかね。
     
そうか、スポンサーに日産が入ってるからマリノスか。
イタリア人は、「AS ROMA」の
ティフォージ(Tifosi=熱狂的ファン)ね。
なるほど。調べると確かに、双子の神話とつながる。
う~ん、エヴァ的なウンチクが味わい深い♪
そうですね。「アルタ・エゴ」=もう1人の自分と
いうのは相互的なもの。互いが互いのアルタ・エゴ。   
2人でありつつ1人の微妙な原初的「双子」関係です。
      
謎やウンチクは、多少説明した方が親切ですが、
説明が無いなら他のもので引き付けるべきですね。
たとえば『エヴァンゲリオン』なら、単なる
ロボットの戦いと見てもいい。
説明抜きの専門用語が飛び交ってた『コード・ブルー』
なら、山下の魅力とヘリと救急医療で何とかなる。
亀梨とワインだと、やっぱり弱いんでしょう。
亀梨ファンに子供が多いって話がありますが、
もしそれが本当なら苦しいですよね。
   
まあ、僕としても、手強いドラマは大歓迎です (^^)
ワイン、フランス語、中国語、韓国語、イタリア語、
大変だけど、これが「使徒」なんでしょう。
使徒とは真正面から向き合うようにと、
『雫』も『エヴァ』も語ってる♪
最後まで頑張って楽しみましょう
    
    
    
> キッドさん
   
こんにちは
検索フレーズランキングね。
これって、ニフティが勝手に標準装備してるけど、
読者は見てくれてるんですかね。
「テンメイ」が大活躍してる様子を (^^)
    
そちらは、扱ってるドラマがウチの10倍だから、
ランキングの中身も分散するでしょう。
ウチは今現在、ほとんど雫1本ですからね。
どうも、亀梨関連の掲示板とかメールで宣伝して
もらってるようで、ミニバブル状態に近い♪
これだけコメント欄が長くなったのも、
コメントの少ないウチとしては久々のこと。
まあでも、視聴率が5%じゃ、ラスフレバブルの
4分の1が限界でしょう。。 ^^;
    
キムタクの全力坂、見れば良かったなぁ。。
あの深夜番組は前から気になってるけど、
いまだに一度も見たことないんですよ。
企画的にはツボですね☆
中学・高校時代によくやってました。
ってことで、アンナちゃんの記事も楽しめます☆
再放送してくれれば、僕も記事を書きたいくらい。
ま、リピリピはしないけど♪
    
「テンメイ」「神の雫」「亀梨」が多いのは
当然として、「青梅マラソン」とかは恥ずかしいな。
締切に間に合わなくて出れないんですよ (^^ゞ
急激な参加者増には驚くばかり。
ま、女性が増えたのは非常にいいことですね♪
もうちょっとランニング記事にも読者とか
反応があると嬉しいのになぁ。。
広義の文系女性と体育会系の壁はまだ厚いようです。。
    
「父と息子」って主題でも、『華麗』なんて大成功。
まあ、キムタク人気は全く別格だし、キャストの
差も大きいから、比較は難しいですけどね。
   
給付金は、その政策そのものより、それに対する
議論がバカバカしくてうんざりしますね。
効果があるかどうかも怪しいけど、反論も怪しい。
どっちもどっちなのに、アンチだらけの状況。
そもそも大量の国債を発行して政治運営してること
自体が、大局的には給付金と似た話なんですけどね。
   
海賊退治はいいと思いますよ。憲法はともかく♪
島国にとっては重要な問題でしょう。
輸送コストは物価や収益、収入にも関わって来るし。
   
まあ、日本っていうのは世界的に見ても
異常に父性が退化した国家でしょう。
そこで父性を声高に語ると、冷たい視線が突き刺さる。
それは、先進諸国の中で日本だけが、精神分析の
流行らなかった国であることとも関係してるでしょう。
エディプス・コンプレックスにせよ、分析理論は
(少なくとも表面的には)父性と結びついてるから。
    
ゲスト抜き、僕はいいと思います。
予算もないし、レギュラー陣は余ってるし。
リフレインって話は、連続ものには付きものでしょう。
それ自体は良くも悪くもないことだと思います。
       
『コード・ブルー』もそう言えるし『プロポーズ大作戦』も
そう言われてましたよね。でも、成功してる。
ま、山P人気と言えばそれまでだけど、リフレインを
くどく感じさせないものがあればいいんでしょう。
    
モナ・リザ、テレビで説明すべきって意味ですかね。
それは数分あってもいいでしょう。第2話の絵でさえ
あれだけ時間を使ったわけだから。
    
セーラの「ダ・ヴィンチ自身」って話が、アルタ・エゴ
や、雫&一青とつながるかどうか。
視聴者の能力が試されてますが、ちょっと敷居が
高すぎるのは確か。テレビは一般大衆のものですからね。
      
ロベールの最後の台詞は、味わい深いんですが、
それを楽しめる人は多くないでしょう。
まあでも、竹中はまずまずの演技だと思います。
ちょっと髪型と服装がワイルド過ぎるけど♪
    
家族の姿は、「あるべき姿」というより
「一つの姿」のような気がします。
いずれにせよ、魅力的な姿である必要はある。
お手並み拝見ってことでしょう。
ではまた、le cinquieme verre にて。。。

投稿: テンメイ | 2009年2月 6日 (金) 11時15分

はじめまして。
ワインがメインのホムペChateu-casqueの管理人をしてますKABと申します。神の雫検索でたどり着きまして、楽しく拝見させて頂きました。
原作とワインが大好きな私にとってはやはりドラマの神の雫は物足りないのですが正直、原作がまだ第6の使徒なのにどうやってストーリーを展開していくのか不思議でしたが、いざスタートして見て行くに従い原作と同名の人間関係やワインを通じて主人公が成長していく別物のドラマで見るものだと割りきりが必要な事です。
それだと割りと楽しく拝見出来ますが、ただ使徒の記述だけはやはり無理がありました。
本来ワインはドラマの様な表現は使わず国際基準に基ずき表現されます。
あの様な表現は例えばこのワインはモナ・リザである…と、その後にワインの持つ色や香り・味わい・余韻を順番にストーリーと展開し最終的にモナ・リザと結論付けするのですが、第1・2の使徒は原作を七割ほどに簡略化してましたがなんとかイメージは掴めましたが、今回の使徒は半分以下に簡略化されてましたね。
凄く残念でした。あくまでこれはワイン好きの私だから使徒の記述は気になるんでしょうけどね。
また、覗かせ貰いますのでよろしくです。

投稿: KAB | 2009年2月 6日 (金) 16時37分

> KABさん
    
はじめまして♪ コメントありがとうございます☆
そちらのHP、早速拝見させて頂きました。
基本的に携帯用のサイトみたいな感じですね。
書き込みしようかと思ったんですが、どこにして
いいのかよく分からなくて、断念しました (^^ゞ
申し訳ございません。。
     
なるほど。原作とワインが大好きだとやっぱり
ご不満ですか。少なからず、いらっしゃるようですね。
僕は原作を知らないし、ワインの趣味もないもんで♪
      
ただ、原作を知らないドラマ視聴者が原作を読むと、
やっぱり不満を感じるかも知れません。
その点がほとんど考慮されてないような気がします。
要するに、原作とドラマは似て非なるものなのです。
逆の立場からは別の見方になる。
その辺りは、大人の態度で割り切るべきでしょう。    
     
「本来ワインは・・国際基準に基づき」というのは、
あくまで公式の立場の話だと思います。
私的な場での酒の表現に、基準など無いでしょう。
僕ももちろんワインを飲んだことは何度もあるし、
美味しいと思ったこともあります。
でも、その味や香りを語る僕の言葉に基準はない。
あの表現は個人的な遺言状であって、読み手も
個人的に密接な関係者だけなのです。
              
とにかく、立場や見方は違っても、
最後まで自分なりに楽しみたいものですね♪
それでは。。

投稿: テンメイ | 2009年2月 7日 (土) 11時13分

テンメイさんレス有難うございます。
確かに携帯用ホムペですよ。
お店でワインを買う時に携帯から見て参考に出来ればと思い携帯用ホムペにしました。
個人的にドラマ【神の雫】は好きですよ。
それと私の書き方がまずかったせいか『国際基準…』ですが決して神の雫的表現は間違っていると言ってる訳ではなく、私もワイン仲間の間ではたまに神の雫的表現はつかいますよ。
ただ第1・2の使徒は原作に基づき使徒に繋がるワインを表現する際の単語がきちんと使われていたのが第3の使徒だけがモナ・リザだけで終わってしまいました。
原作の様な何故モナ・リザなのか、しっかりした使徒へと繋がる裏付けが削除されていました。削除された部分には使徒を表す表現が第1・2の使徒の様に使われていたのに…と残念でした。
ただそれだけの事ですが。
私のホムペの掲示板はアペラシオンに有ります。よろしければまた覗いて下さい。
それと、ワイン便りの
第3の使徒【Ch.パルメ】の追記に原作の使徒の記述を載せてあります。
第5話のテンメイさんのコメント楽しみにしてます!
P.S.よろしければ私のホムペのトップページのFREE・BIRD'Sも覗いて下さい。

投稿: KAB | 2009年2月 8日 (日) 02時05分

> KABさん
   
こんにちは。再びコメントどうもです
   
なるほど、店でワインを買う時に見ることを
想定したサイトでしたか。
僕自身はPC派ですが、携帯派の方が勢いは
ありますね。携帯の通販も急成長との事。
    
第3の使徒の表現だけが省略されてるんですか。
確かに、そんな感じはありました。
ちょっとアッサリしてるなと思ったこともあって、
今回の記事にはあの表現を掲載してません。
             
要するに、論点をモナリザ=母=妻=愛の女神へと
絞り込んだんだろうと思ってます。
公式HPにも、「主人公は“ワイン”ではありません。
主役はあくまで“人間”」と書いてますからね。
かなり複雑に見える人間関係をどのように処理して、
どのように使徒と結びつけるのか。
第5話が楽しみです。
     
そちらのサイトは、第5話終了後にでも
また見させて頂こうかと思ってます。
では、明日の放映に期待しましょう。。

投稿: テンメイ | 2009年2月 9日 (月) 13時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話:

» 神の雫 第4話 [エリのささやき]
どっちもはずれ〜流れでいうならそうなりますよね。ここは引っ張り時、もっと激しくてもいいかも(笑 [続きを読む]

受信: 2009年2月 5日 (木) 07時03分

» 神の雫より生まれ出ずる悩み(亀梨和也)汚い手でお嬢様に触れるでない(水嶋ヒロ)トライアングルを検索中(稲垣吾郎) [キッドのブログinココログ]
かっては子供を持つ親はたくさん持った。持たないものは一人ももたなかった。子供にと [続きを読む]

受信: 2009年2月 5日 (木) 17時33分

« 『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使徒の手がかり) | トップページ | 亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について »