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『神の雫』第6話のワイン、シュヴァリエ・モンラッシェ(第四の使徒)

『神の雫』第6話終了。次回が最終回という表示は無かったから、少なくとも全8話

以上の放映であることは決定した。10日ほど前にアップした「打ち切り情報記事

では、全9話が有力であって、それなら打ち切りとかいう話ではないと書いといた。

物語の進行から考えて、全8話での打ち切りはますます考えにくくなってるし、それ

どころか全10話でもおかしくないと思う。遠峰一青(田辺誠一)の失明とかいう話

も飛び出したし、豊多香に対する霧生(戸田菜穂)の特別な思い(尊敬に満ちた愛

か)もようやくハッキリと表れて来た。

        

それはさておき、第3の使徒に続いて、第4の使徒(or 使途 ; 誤検索用♪)探し

もなかなかヒネリが効いた展開になってた。雫(亀梨和也)は対決を放棄して山登

り。一青は部屋に閉じこもって沈思黙考。そこで出た答が「ブルゴーニュ白ワイン

の最高峰のひとつ ミシェル・コラン・ドレジェ  シュヴァリエ・モンラッシェ(’00) 

フランス」(画面のテロップ)だ。

                  

という訳で、恒例のワインラベル・チェックを行おう。いつものように、上からラベル

の表示(ほぼフランス語、一行だけ英語)、発音日本語の訳または意味だ。仏語

のアクセント記号は省略してある。

          

          MICHEL COLIN-DELEGER ET FILS

          Grands Vins   2000 de Bourgogne

             Chavalier-Montrachet

               Grand Cru

     Appellation Chevalier-Montrachet Grand Cru Controlee

           WHITE BURGUNDY  WINE

               Mis en bouteille par

          MICHEL COLIN-DELEGER et Fils

     ?  A CHASSAGNE-MONTRACHET COTE-D'OR FRANCE

                 

        ☆          ☆          ☆

         ミシェル・コラン-ドレジェ エ フィス

       グラン ヴァン ドゥ・ミル ドゥ ブルゴーニュ

           シュヴァリエ-モンラッシェ

              グラン クリュ

     アペラシオン シュヴァリエ-モンラッシェ グラン クリュ コントロレ

          ホワイト バーガンディ ワイン

          ミ・ザン ブテイユ パー

       ミシェル コラン-ドレジェ エ フィス

   ? ア シャサーニュ-モンラッシェ コート・ドール フランス

      

       ☆          ☆          ☆

      ミシェル・コランとドレジェ家&息子たちによる製造

      最高級ワイン  2000年  ブルゴーニュ産

             モンラッシェの騎士

                特級畑

      原産地統制名称 シュヴァリエ-モンラッシェ 特級畑

            ブルゴーニュ白ワイン

       ミシェル・コランとドレジェ家&息子たちがボトル詰め

  ? シャサーニュ・モンラッシェ村にて コート・ドール県 フランス

       

         ☆          ☆          ☆

いつも思うけど、一般人にとっては、生産者と銘柄名の区別が分かりにくい。テロッ

プで「ミシェル・コラン・ドレジェ シュヴァリエ・モンラッシェ」と書かれたって、ゴチャ

ゴチャと長い名前だなという印象しか残らないのだ。遺言状のようにハッキリ分けて、

   

        ブルゴーニュ白ワインの最高峰のひとつ 

           ミシェル・コラン・ドレジェ作

        「シュヴァリエ・モンラッシェ (’00)」  フランス

    

とするだけで遥かに分かりやすくなるだろう。元のテロップも3段なのだから、出来

ないはずはない。色分けは要らないけど、「作」という漢字を1文字挟んで、改行し

て、カッコ等で強調する。まったく基本的なレイアウト方法だ。

   

生産者(ドメーヌ)の名前は、ミシェル・コランさんと、妻の側のドレジェ家を組み合

わせたものらしい。130年の歴史があるそうで、今は息子たちが受け継いでるか

ら、ラベルにも律儀にそう書かれてる。この辺りの家庭的感覚は、日本だとなか

なか見当たらないものだ。この辛口ワイン、ネットだと22000円~24000円(税

別)で、このドラマの中ではそれほど高くないけど、やっぱり2つの店で完売になっ

てた。サラッと探した範囲では、他でも見つからなかったから、値段以上に手に

入れにくい希少なワインということだろう。

               

ドラマのストーリーを考えた時に、気になるのは、「モンラッシェ」という村の名前。

これはフランス語だと「mont」+「rachez」で、ウィキペディアには「」+「かさぶた

ができた」という語源説明がある。ただ、「rachez」という単語は手元の中辞典を

見ても載ってないし、ネットでも実質的にはこのウィキのみ。おまけに出典も明記

してないし、かさぶたが意味するものも不明(山の形か・・)。したがって、差し当

たりは「モン」=「山」だけが物語に関わってると考えとこう。

             

本格的レビューは、24時間後くらいにアップする予定。ではまた。。☆彡

    

      

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.「シュヴァリエ」(騎士)という単語は、第1話でロベール(竹中直人)と雫が

    歌いながら踊ってた曲「シュヴァリエ・ドゥ・ラ・ターブル・ロンド」(円卓の騎士

    たち)と同じものだ。日本人の感覚だと「侍」みたいに古臭く感じるけど、

    向こうだとそうでもないのかね。。

        

P.S.2 注目の『神の雫』第6話視聴率は、4.9%! 先週もち直したかに思

      われたものの遂に5%割れ。中川財務相の辞任のせいだと思いたい。。

     

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.『神の雫』第1話、軽~い感想♪

  桟橋をわたる恋人たち~『神の雫』第2話

  父の重み、ブランドの価値~『神の雫』第3話

  使徒による聖母への召還~『神の雫』第4話

  ピンクとブルーのマリアージュ~『神の雫』第5話

  孤高を目指して闘う男たちの絆~『神の雫』第6話

  弥勒菩薩の救済を夢見る時代~『神の雫』第7話

  初恋の道、永遠に~『神の雫』第8話

  神、自然、そして人間~『神の雫』最終回 

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  『神の雫』第2話のワイン、「恋人たち」(第一の使徒)

  台湾の愛之絆さんへ♪~『神の絆』第2話について

  『神の雫』第3話のワイン、ドメーヌ・ペゴー(第二の使徒)

  『神の雫』で韓国へ~アジア進出、第4弾♪

  『神の雫』第4話のワイン、アルタ・エゴ(第三の使途の手がかり)

  亀梨和也『神の雫』打ち切り情報について

  『神の雫』第5話のイタリアワイン、パラッツィ

  『神の雫』第7話のワイン、カンヌビ・ボスキス(第五の使徒)

  『神の雫』第8話のワイン、シャトー・ラフルール(第六の使徒)

  『神の雫』原作をYahoo!コミックで立ち読み♪

  『神の雫』最終回のワイン、シャトー・ル・ピュイ(神の雫)

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   生きる場所を求めて~『野ブタ』再考

   現在から未来へ、あなたと共に~『サプリ』最終回

   悲劇を装った青春コメディー♪~『たったひとつの恋』最終回

   何でボクシングやってんだ~『1ポンドの福音』第1話

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コメント

こんばんはテンメイさん。
モンラッシェ〓かさぶた山の訳は確かあってますよ。
モンラッシェはフランス三大辛口白ワインの一つでシャサーニュ・モンラッシェ村とピュリニー・モンラッシェ村に跨る小さな区画で造られるモンラッシェを頂点に二つの村に跨る他の特級畑はバタール・モンラッシェ。
シャサーニュ側のみはクリオ・バタール・モンラッシェでピュリニー側のみはヴィアンヴニュ・バタール・モンラッシェと今回登場したシュヴァリエ・モンラッシェですのでシャサーニュではなくピュリニーが正解です。
ミッシェル・コラン・ドルジュ自体はシャサーニュが拠点。
値段はドメーヌやネゴシアンで変わりますが¥25000前後は最低価格ですね。ヴィンテージで値段は変わり'00年はブルゴーニュ自体は平凡な年なので安ければその位で買えるでしょう。はっきり言って1万円を超えるワインはほんの一部で5000円を越えたら高級ワインですね。
モンラッシェの特級畑や一級格付け畑自体は葡萄作付面積が非常に狭く醸造生産量少ない為、新しいヴィンテージでもボルドーの五大シャトー並の値段ですね。とくにDRCのモンラッシェは一桁違いますがね。
第4の使徒の続き楽しみにしてます。

投稿: KAB | 2009年2月19日 (木) 03時27分

> KABさん
    
おはようございます☆
雫レビューのせいで、眠くて眠くてヘロヘロ。。
    
さて、モンラッシェの意味。
僕は、去年夏の『コード・ブルー』のヘリコプター
でもそうでしたが、情報が不確かな場合は、
不確かな状況をそのまま書くようにしてます。
あの件では、ヘリファンの方々が次々にマニアックな
情報を書き込んでくれて、トータルすると相当
特殊な情報を載せた記事が出来上がりました♪
      
出来れば今回も、フランス語や地名の語源とか、
方言に詳しい方の情報を期待してるんですよ。
あるいは、信頼できる出典の明記とか。
     
ラベルのシャサーニュというのは、生産者の
拠点であって、日本の食品でも同じでしょう。
ワインの場合はそれ以外に、原材料の産地
(ぶどう畑)も強調されてる。
                
5000円で高級ってのは、僕の実感とも合います。
それ以上のお金は、他の事に回したいな。
時代の空気としては、3000円でも高級かも。
ともかく、情報どうもでした。。

投稿: テンメイ | 2009年2月20日 (金) 07時25分

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