女性向け自転車雑誌『smile cycle』はオシャレ♪
世間はゴールデンウイークなのに、今日もお仕事。走るヒマも無いし、人文系や
理数系のマニアックな記事を書く余裕もないから、珍しく単なる雑誌記事を書い
てお茶を濁すとしよう♪ 毎日更新というのは大変なのだ。ま、SMAP・草なぎ続
報(『女性セブン』の呉智英)とか豚インフルエンザ=インフルエンザA(H1N1)で
書く方が一般ウケするだろうけどね。。
1週間ほど前、ふと立ち寄った書店のスポーツ・コーナーで、ふと『smile cycle』
(スマイル・サイクル)という雑誌が目に留まった。表紙が女性ファッション誌みたい
にオシャレで、モデルの女の子(高田えり)もお嬢様系でカワイイ♪ 八重洲出版
だから、一番メジャーな自転車雑誌『CYCLE SPORTS』(サイクル・スポーツ=
通称サイスポ)と同じ会社によるものだ。
空前のランニングブームほどでもないけど、自転車も確実に人気を集めてて、こ
こ10年ほどは雑誌の出版ラッシュ。古くからあるサイスポ、『BICYCLE CLUB』
(バイシクル・クラブ)、『funride』(ファンライド)はスポーツ&メカ系で、男性マニア
向けだったけど、後発の『BICYCLE NAVI』(バイシクル・ナビ)、『自転車生活』、
『自転車人』、『自転車日和』といった雑誌はライフ系。気軽にエコ生活を楽しむよ
うな感覚だった。
そこへようやく登場したのが、完全に女性向けの雑誌、スマイル・サイクル。去年
の秋が創刊号で、今年の春が第2号だから、1年に僅か2冊だけど、内容的にも
商業的にも頑張ってると思う。
そもそも、先日の記事『ランニングと自転車の男女比を比較してみたら・・』にも書
いたように、まだまだ女性のサイクリストは淋しい状況だ。全体の人数も少ないし、
スポーツとしても男性以上にマイナーなまま。この状況で、たまたま金融危機とも
ぶつかってしまったのにちゃんと第2号まで作ってるのはエライのだ。
☆ ☆ ☆
それでは、肝心の中身のお話。写真モデルのほとんどが女性だし、全体がカラフ
ルで、122ページ全体が上質の紙になってる。税込987円で広告もまだ少ない
から、採算的にはかなり苦しいはずだ。
首都圏など、国内でのサイクリング(街乗り、ロングライド)や、ハワイのビッグイ
ベント「ホノルル・センチュリー・ライド」とかの記事はありがちな内容だけど、中央
のメイン特集「ジテンシャ美人のつくり方」は独特のもの。この種のレディース特集
は、他の雑誌でもあるけど、スマイル・サイクルは何と25ページも掲載してるのだ。
サイクルストレッチによるシェイプアップ。ダイエット用の料理レシピ。整形外科医
の女性サイクリスト・伊藤理枝子特集。女性皮膚科医が提案するコスメ。街乗り&
スポーツファッション。開運スピリチュアル特集。もう完全に女性ファッション誌のノ
リで、男がやたら好きなメカやトレーニング系の話はほとんど無い。他に目立つの
は、名前を付けた自転車と一緒に映ったスナップ写真が7ページもあること。
肝心の自転車そのものについても、完全に女性向けのものが16ページも掲載さ
れている。小径車のBD-1とかDAHON、あるいはメジャーなヤマハやスペシャラ
イズドもあるけど、私の目に留まったのは「BE・ALL」という大阪のブランド。全11
モデル、女性の苦手なメンテナンスが少なくていいシマノ内装変速機を搭載で、さ
びにくく有害物質を出さないコーティングなんてエコっぽさもポイントだ。
あとは、カラーヴァリエーションを増やすことと、価格を下げることかな。7万円~
8万円だと安いママチャリの10倍って感覚だから、せめて49800円とかまで下
げて欲しいもんだね。そのためにはもちろん、コストカットだけじゃなく、台数が増
える必要があるだろう。今の道路状況と経済状況で、果たしてどこまで行けるのか。
ともかく、こうゆう頑張ってる雑誌は応援したいし、自転車に興味を持ってる女性
には是非一読をお勧めしとく。HPもあるけど、こちらはまだ発展途上かな。他にも、
『mint bicycle mag』(ミント・バイシクル・マグ)っていう女性向け自転車マガジン
が出てるようだから、これも見つけたらチェックしてみよう。
それでは、この辺で。。☆彡
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cf.3週間前にはランニングの女性向け記事をアップしてある。
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