ブログ疲れ短距離ラン&『ブザー・ビート』第10話
RUN 8km,37分14秒,心拍153
調べて、考えて、書きまくる。先週末から立て続けに重い記事を書いてる
から、流石に疲れ切ったな。生活パターンが乱れまくってるし、眼と肩が
疲れてる。ホント、1円の金にもならないのによくやるよなぁ・・・って事もな
いわけよ♪ 実は今、LOTTEのガム・ACUOのブログコンテストで賞金
を狙ってるから、ひょっとすると努力が金になるかも知れない ^^
その確率論的な期待値を試算してみよう。賞金は総額148万円で、今現
在の参加ブログは200弱。どんどん増えてるから、最終的には1000くら
いまで行くかも知れない。単純計算すると、各ブログが獲得する賞金の期
待値は1480円。安っ!・・・(^_^; コンビニで2時間バイトする程度の僅か
な金のために、必死で記事を書くのも淋しいよな。ま、別に賞金なんか無く
ても、4年間ずっと書いて来たんだけどさ。。
ともかく、心身共に疲れてるし、小雨まで降ったから、サボリそうになった
んだけど、グッとこらえて8kmだけ走って来た。別に体力的には10km
以上走っても良かったけど、時間的に40分程度が限界だったわけ。底
がすり減ったシューズで濡れたアスファルトの路面をキックすると、ツル
ツル滑って走りにくい。特に近所の公園は、舗装状況が悪くてドロもあち
こちあるから、何度もコケそうになりながらバランスを保つことになった。
トータルでは1km4分39秒ペース。中途半端だなぁ。。どうせなら、30
秒切るか、あるいは5分以上でゆっくり走った方が良かったね。ま、時
間を気にしてたから仕方ない。今夜はのんびり10kmほど走ることにし
よう。心拍はプラス10の補正。もう9月も後半なんだね。ではまた ☆彡
往路(1.15km) 6分14秒 平均心拍127
1周(1.1km) 5分28秒 141
2周 5分18秒 148
3周 4分59秒 156
4周 4分45秒 165
5周 4分31秒 169
復路(1.35km) 5分58秒 164
計 8km 37分14秒 心拍153(83%) 最大173(ゴール時)
☆ ☆ ☆
さて、あくまでオマケ扱いで続けて来た『ブザー・ビート』へのコメントも、
遂に第10話まで来てしまった。「カンペキ(完璧)を追い求め」、ゼンブ
(全部)を知ろうと努力することの意義を強調してきたウチとしては、ドラ
マのイチブ(一部)にすぎない9話までだけで止める訳にもいかないだろ
う♪ 「すべて知るのは到底無理」としても、すべての回にコメントするの
は可能なのだ。
という訳で、ホントは他の事をやりたいのをガマンして、じっくりドラマと向
き合ったんだけど、今回も正直困っちゃうね。書くことが無いと言うか、逆
にあり過ぎると言うか。あるいは書きにくいと言うべきか。。
笑える部分はちゃんとあった。「アイル・ビー・バック」の言葉通り、日本に
戻って善玉になったターミネーター2・川崎(伊藤英明)と宇都宮(永井大)
の、愛の再会。莉子(北川景子)にドヴォルザークなんて名前を急に出さ
れて、一瞬沈黙してしまった直輝(山P=山下智久)。ほとんどコントのよ
うな、バイオリンの厳しい女教師♪ 出来れば、演奏会中に直輝の居眠
りも入れて欲しかったけど、まあ良しとしとこう。
話の流れは基本的にスムースだし、凄くおかしな点というのもない。ひま
わりのプレゼントや、集めたシールで手に入れたカップの使い方。白馬に
乗った王子様じゃなくてオジサマ、東都音楽財団理事長・八尾隆介(升毅)
による莉子のサポート。単にひねくれ者の女好きで、悪い奴じゃないのは
最初から明らかだった代々木(金子ノブアキ)の、イイ奴への変化。ここに
来てまだ妙な女のままの菜月(相武紗季)。
積極的に評価する気にはならない(特に八尾のブラボー・・)けど、不自然
な展開はない。そうゆう意味でなら、緻密なストーリーだ。化粧して着飾っ
てた姿では軽井沢へ行かないと言ってた莉子が、麻衣(貫地谷しほり)の
クレンジングで念入りに化粧を取った後、直輝の言葉に従って軽井沢に
行くことを決心。これもまた、整合的な(つじつまの合ってる)話だ。ウチで
は第1話から、「化粧」(広い意味)の使い方について指摘しておいた。
とはいえ、スタート当初に強く感じた懐かしさも薄れた今、男の私が見て
全体的に楽しめるドラマになってるかと言うと、かなりビミョーではある。
いくらオシャレな美少年だといっても、それに見とれる趣味はないし、ドレ
スアップした北川やセーラー服姿の大政絢に引き付けられる訳でもない。
どうせなら、もっと萌えるドレスやセーラー服にして欲しいもんだ♪ 93年
に大ヒットした月9、『あすなろ白書』でキムタクが石田ひかりを後ろから
抱きしめたのを真似して、山Pが北川を「あすなろ抱き」するのはいいけ
ど、全体的に甘口過ぎるからインパクトが薄れてしまってる。
演奏会に直輝が来たシーンは、木村拓哉&山口智子『ロングバケーショ
ン』(96年)へのオマージュ(敬意を込めた模倣)だろうけど、ロンバケと比
べると遥かにインパクトが薄かった。キムタクの演奏には色んな思いが詰
まってるのがちゃんと表現されてたけど、莉子の場合はほとんど無し。唯
一の楽しみのチアリーダーも結局、初回と最終回のためだけのサービス
みたいになってるし♪
最終回の展開も、演出は別として、物語的にはもう予想がつくだろう。莉
子は軽井沢のオーケストラで活躍。麻衣との共演の確率は半々か。直輝
はネズミの手術のリハビリを終えて、代々木と気の合った連携プレー。母
と妹も見つめる中、大事な試合でブザービート(ブザービーター)を決めて
アークスの勝利。チアの菜月も素直に喜び、直輝を諦める。宇都宮も川
崎を諦め、菜月にさり気なく優しいフォロー。秀治(溝端淳平)&麻衣はま
すますアツアツ。ラストシーンは例の公園でのディープ・キスって感じかな。
私の注目点は、チア以外にはもはや、川崎くらいのもんだ。試合途中で、
タイトルバックみたいにドリンクを思い切り蹴散らしてくれるかどうか。あと、
最後に代々木かマネージャー(はんにゃ)か、誰かとビミョーなBL(ボーイ
ズラブ)的ランニングをしてくれるかどうか。。♪
☆ ☆ ☆
ここで視野を広げつつ、客観的なデータを見てみよう。先週書いたように、
『ブザビ』の原点とも言うべき『東京ラブストーリー』(91年)では、第9話
「行かないで」から視聴率が26.3%、29.3%、32.3%と急上昇。当
時としてはそれほど凄くもない平均視聴率(22.9%)にも関わらず、記
録より記憶に残ったドラマと言っていいだろう。
朝日新聞・夕刊の連載企画「TV 訪ねてみれば」によると、終盤で別れの
シーンに使われた四国(愛媛)の田舎の小さな駅には、いまだに白いハン
カチが結ばれて、潮風にはためいてると言う(7月21日,ネットで閲覧可
能)。リカ(鈴木保奈美)からカンチ(織田裕二)への、意表を突く別れの挨
拶を再現してるのだ。演出の永山耕三(ブザビも担当)は、朝日の取材で
その事実を聞いて、驚きつつも嬉しそうにしてたらしい♪
一方、『ブザビ』の第8話のサブタイトルも「行かないで」。こちらは、やは
り選挙とか裏番組の関係だったのか、その週の視聴率は17.5%へと跳
ね上がったものの、そこから15.0%、13.7%と急降下して元通りの数
字に。来週は最終回75分スペシャルだから期待できるものの、平均視聴
率を15%台に載せるには約21%の高視聴率が必要になる。去年の『コー
ド・ブルー』が初回と最終回だけ20%前後だったことを考えると、不可能
とまでは言えないけど、今週の5割増の数字だから厳しいのは確かだろう。
もちろん、前クールの『婚カツ!』の10.5%と比べるとかなり盛り返した
わけだし、録画やワンセグなどで見る視聴者も加えると、それなりの人に
見られてるわけだ。また、視聴率がドラマの評価のイチブ(一部)だという
事も、今さら言うまでもない。
ただ、控え目に言っても、終盤で全国的に盛り上がる形になってないこと
だけは確かだろう(個々人の感想は別)。ちなみにウチのコメントは、序
盤は好意的だったものの、終盤になるにつれてトーンダウンしている。
参考までに、珍しくYahoo!ブログ検索の「評判」も見てみると、『ブザー・
ビート』の詳細な結果は、ポジティブ58%、ネガティブ7%、その他35%。
一方、夏ドラマのライバルである、江口洋介&松嶋菜々子『救命病棟』だ
と、それぞれ80%、2%、18%。草なぎ剛&黒木メイサ『任侠ヘルパー』
だと、70%、7%、23%だ。試しに日本の政治家の名前を入れると、ポ
ジティブの数値がガクッと下がって、オバマだと少し上がるから、それなり
に意味のある数値データだと思う。
で、3つの夏ドラマを比較すると、『ブザビ』が相対的に弱いのが分かるだ
ろう。後ろの2つが、どちらもスタート時点でアクシデントの悪影響を受け
てたことを考えると(江口のバイク事故、草なぎの逮捕&早期復活)、尚
更そう感じてしまう。絶大な人気を誇る山P=山下智久が主演する月9で
さえ、こうゆう結果なのだ。さて、これをどう考えるか。。
☆ ☆ ☆
ドラマを見る限り、山Pのインフルエンザという不運の実質的影響は僅か
だと思う。そうなると、特にテレビドラマの場合、やっぱり一番気になるの
は脚本だ。大森美香に対しては、私は最初から、中立かややポジティブ
程度の態度だったけど、ここに来てややネガティブに傾いて来た。第8話
のラストに関しては、菜月役の相武紗季の演技の影響を多少考慮しても
いい。ただ、第9、10話は脚本以外に思いつかない。西浦正記の演出は
全体として普通だろう(個別にはP.S.2参照)。
さて、その脚本家・大森が監督も手がけた映画『プール』が9月12日公
開ということで、10日の朝日新聞・夕刊には、インタビュー記事が載って
いた(ネットで閲覧可能)。「派手さや明快さが求められるテレビとはひと
味違い、説明的な言葉や映像を極力排した、落ち着いた作品」(記者の
石飛徳樹)だそうで、母親役で主演の小林聡美は「セリフが少なくて、途
中で寝てしまう人も中にはいるかもしれませんが、こんな感じに仕上がっ
ちゃったので、しょうがない」(スポニチ14日)と自虐的に舞台挨拶してる。
映画はテレビと違って、お金を払ってわざわざ映画館まで見に行くものだ
し、退屈なくらい落ち着いた作品でも構わないとは思う。言葉や物語を抑
えて、大森も魅せられたという、タイを代表する観光地チェンマイの美しい
風景を存分に映し出すのもいいだろう。脚本に留まらず、演出まで手掛
ける意欲や行動力も評価する。ただ、それでも気になったのは、インタ
ビューにおける大森の自作解説だ。
朝日の記事のタイトルは「説明なくし、見えるもの」だった。映画内での説
明を出来るだけ削り込んで、「人物が風景の中にただ立っているだけで
すべてが分かる」ことを目指したと、大森は語ってる。
では、何が分かるのか。あるいは、何を分かるべきなのか。あらすじ的に
は、こんな映画だ。高校卒業か大学入学くらいの時期の娘(伽奈)を日本
に置いたまま、母・京子(小林)は1人でタイへと飛び出す。そこへ、4年後
くらいになって、娘が訪ねて来る。当然わだかまりを持ったまま、そして、
それを隠すことも出来ないまま。ところが母は、娘に責められても全く反
省せず、やりたい事をやるという価値観を守るらしい(朝日&公式サイト)。
この母子に対して、大森は次のように語る。「娘としては、母に『ごめん』
と謝ってほしかったのかもしれない。でも、彼女がもし『申し訳ない』と思っ
ているとしたら、娘は結局、母を尊敬できないんじゃないかと思う」。
これを読んだ時、すぐ思い出したのは、例の月刊『ドラマ』のインタビュー
だった。特に菜月を書く時にスッキリするという大森の言葉に、かなり違
和感があったけど、『プール』のインタビューで納得した。なるほど、そうゆ
う考えの女性なのか。。
大人の男がワガママを貫く物語なら、これまで溢れ返ってたわけだから、
母親のワガママを描く映画があっても別にいいとは思う。ある程度成長し
た娘が、それに理解を示すというのも、現実味のない話ではないだろう
し、必ずしもおかしくはない。
ただ、常識からかけ離れてても、良くない事であっても、欲望のままにや
りたい事をやる母親を支持する大森の姿勢。それをキープしてこそ、娘に
も尊敬されるという人間の見方。こうしたものがあって初めて、菜月のよう
なキャラを最後まで書き続けることができるんだな・・と、私は「理解」した
のだ。もちろん、「納得」はしないけど♪
さらに読み込むなら、『ブザビ』の保守的なストーリーは、大森にとって、
書きたいものを書くことからは程遠いんじゃないか。だからこそ『プール』
の母・京子と同じかそれ以上に規格外れの女・菜月を書く時に、ようやく
スッキリできるわけだ。逆に言うと、物語の中心的流れに関しては、書い
てる本人でさえスッキリしない、型にハマった昔の月9を書いてるからこ
そ、内容的にも視聴率的にもビミョーな結果になったんじゃないだろうか。。
☆ ☆ ☆
という訳で、実はまだまだ書くことを用意してたんだけど、もう時間だ。オマ
ケとしてはこれで十分だろう♪ 色々書いたけど、私が独自のドラマ記事
を通じて伝えてるメッセージは、昔から基本的に変わってない。
愛するタレントに夢中になってるだけでは、そのタレントは見えない。好き
なドラマだけ楽しんでるのでは、そのドラマは分からない。外に出ること。
考えること。言葉を創り出すこと。対象から少し距離を取ること。
「愛しぬけるポイント」なんてものがもしあるのなら、それはそこに留まる
ための場所ではなく、外に出るための扉にすぎない。そして、外に出るた
めの必要条件が、最低限のマナー=やり方ということだ。
「扉を叩け、さらば開かれん」(『プロポーズ大作戦』妖精=三上博史)。
「Open the door!」(『ギャルサー』進之助=藤木直人)。
それでは。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.
好評の直輝メールを今週も
付けとこう。いや、単に私が
auの絵文字で遊びたいわ
けよ♪ 残念ながら、映像
はメールの後半だけだった。
P.S.2 西浦演出で時々登場する画面の2分割・3分割とか、今回のラ
ストの唐突な終わり方。あるいはバイオリン練習&オーディショ
ンでの極端な広角レンズ。ケガで落ち込む直輝を連続3段階で
小さく映していく技法。
そういった目新しいものを控え目に取り入れようとする努力は、
その結果に関わらず評価したい。あと、莉子の練習中に入った
直輝からの携帯メールで、受信ランプが例のカップに反映して
るのもキレイだった。
先週書き忘れたけど、ラストで菜月への思いを振り切って莉子
へと向かう直輝の自転車が、ひたすら真っ直ぐ進んでたのも、
永山のいい演出だった。
是々非々とは、例えばこうゆう事だ♪
P.S.3 ブログ記事の本文に付けたリンクをクリックする読者はかなり
少ないんだけど、先週の記事につけた山P&亀梨和也『野ブタ。
をプロデュース』第7話レビューへのリンクは、珍しく大勢の人が
クリックしてた。それだけ、私の指摘に意表を突かれた人が多
かったってことかね♪ まだ全く無名だったウチがドラマファンを
集め出したのは、あの記事辺りからなのだ☆
P.S.4 う~ん、凄いタイミングだなぁ。。最終回の5日前になってスポー
ツ報知が山Pの熱愛をスクープした。相手は人気ハーフモデル
の加賀美セイラ(22歳)で、歌手としても成功してるらしい。17
日発売の有楽町・居酒屋デートの写真まで。
さて、この「ビッグニュース」。視聴率にどのくらい影響するんだ
ろうね。3%前後のプラスならあり得ると思うけど、果たして。。
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