亀梨和也主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~妖怪人間ベム)
今週はドラマ記事は書かないと、2回(コメントレス&記事)も公言したん
だけど、ちょっとした事情で何か1本記事を書く必要が生じた。今夜はラ
ンニングはお休みだし、他の記事を書く余裕もないので、来週アップす
る予定だったドラマ記事を週末にアップしとこう。以前、山P=山下智久
で作った視聴率グラフの亀梨ヴァージョンだ。
(☆追記: 『妖怪人間ベム』最終回視聴率14.5%を受けて加筆修正。)
『野ブタ。をプロデュース』(山P,堀北真希;2005年)、『サプリ』(伊東
美咲;06年)、『たったひとつの恋』(綾瀬はるか,07年)、『1ポンドの
福音』(黒木メイサ,08年)、『神の雫』(田辺誠一,09年)、そして現在
放映中の『ヤマトナデシコ七変化 ♡』(大政絢,10年)。計6本の視聴率
データをウィキペディアで入手、エクセル2007でグラフにしただけだ・・・
と言っても、実はグラフの微調整でかなり時間を使ってしまった。昔の
Excelの方が使いやすかったと感じるのは気のせいか。元のデータは
次の通り。例えば一番下の横一列なら、ヤマナデの視聴率を表してる。
(☆追記: 『ベム』を一番下に加えたので、ヤマナデはそのすぐ上。)
グラフをよく見ると、『野ブタ』と『ひと恋』がいい意味で似てるのが分かる
だろう。どちらも序盤から踏ん張って、視聴者をキープしてるのだ。特に
『野ブタ』の右上がりの素晴らしさについては、山Pの記事の時にも強調
しといた。他の4本のドラマは、序盤でハッキリと下降線を描いてしまって
る(『サプリ』は粘り腰)。
現在の『ヤマナデ』も、今週『崖の上のポニョ』が裏番組に登場した影響
もあって、第4話まで低調のままの可能性が高い。今週6%台まで落ち
込むと、去年に続いて衝撃の5%が見えてくるだろう。
(追記: 早くも第4話で到達。4%台が見えて来た・・・と思ったら第5話
で急反発。。)
各年で見ても平均視聴率は一方的な右下がり(16.9→14.3→11.6
→10.6→6.1)が続いてるので、せめて今年は8%を死守したい所だ
(ヤマナデ終了、結局8.2%)。そうすれば、次は10%への復帰が見え
て来ることになる。
(☆追記: 『ベム』序盤の大健闘によって、一気にV字型の反発となった。)
☆ ☆ ☆
ちなみに今回の『ヤマナデ』も、一応サラッと見たけど、前回までと同様
の感想だ。内容が全く無いわけでもないし、それなりに作られてるのも認
めていいと思う。例えば、喫茶店『迷宮入り』と、おばちゃんの話とで、今ま
で無意識に人と関わらないようにしてた恭平が、変わり始めたことが説明
される。その直後、恭平とスナコが家の中で真正面からぶつかるアクシデ
ントが発生。これは無意識の関わり合いを示す上手い脚本(or 演出)だ。
ただ、やっぱり深みが無いし、表面的には完全にファンと子供のためだけ
のドラマになってしまってる。無理やり、自分を子供目線にすれば、結構
面白かったり笑えたりもするんだけど、どうしてもフッと大人に戻ってしまう
ので、やっぱり見続けるのが苦しいのだ。私も、ブログのために頑張って
見てるに過ぎない。
例えば今回、温水洋一の使い方は、途中まで良かった。正直、中盤では
「アレッ、ひょっとして斬新なドラマかも・・」と思ったりしたのに、後半の温
水の使い方はサッパリ。「S」かと思ったら「ドM」っていう、バラエティとか
コントの平凡なノリにしてしまって、しかも笑えない。もし深みや斬新さを
出したいのなら、久留米(温水)と恭平(亀梨)とスナコ(大政絢)の間で
それなりの重さのあるやり取りを行うべきだった。生き方や趣味の問題
にせよ、SM(サディズム&マゾヒズム)の本質にせよ。
美音(高島礼子)の過去も、話自体は別に悪くないのに、演出の問題なの
か、やたら浅く感じてしまう。「レディー」の意味の問いかけも、それなりに
興味深い話なのに、割烹着を着たスナコと日本食を最後に出してしまうと、
これだけでもう終わりか、という気がしてしまう。
もう少し大きな目で見ると、恭平とスナコの接近が早過ぎるし、説得力
も足りない。まるで最終回みたいなお約束の花嫁強奪シーン(映画『卒
業』のイメージ)を、第4話で早くも出すのはどうしてなのか。新たなアレ
ンジへの期待より、今後のスケジュールへの不安が膨らんでしまう。
ちなみに、典型的な花嫁強奪ドラマでもある山P&長澤まさみ『プロポー
ズ大作戦』のBGMに似た音楽が途中で流れてたのは、偶然ではない
かも知れない。あちらは平均視聴率17.4%のヒット作だった。。
☆ ☆ ☆
ともかく、たかが視聴率、されど視聴率。最低限の数字は必要だし、も
し視聴率を完全に捨てるのなら、それなりの内容が欲しい所だ。例えば
超低視聴率の『神の雫』は、私にとって十分面白かった。大人の男性が
じっくり見るに値する内容だからこそ、全く一般ウケ、女性ウケ、子供ウ
ケしなかっただけのことだと思ってる。それなら、ドラマの欠点とか不出
来と言うより、不幸とか不運に過ぎない。そう納得できるわけだ。『ひと
恋』はその意味で、不運なドラマの代表だろう。
それでは、この辺で。。☆彡
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P.S.『ヤマトナデシコ七変化』第4話視聴率は、一気に5.2%まで下
落。推移のグラフを見れば分かるように、坂を転げ落ちるような、
とかいう紋切り型の表現がピッタリな状況になった。裏番組の日
テレ『崖の上のポニョ』が、今年最高の29.8%(関東: 関西は
22.7%)を獲得したのが痛かった・・・と言い訳したくなるだろう
けど、普通ここまで低い数字にはならない。
来週の第5話視聴率が正念場だろう。どうしても6%は欲しいし、
最悪でも5%は死守したい。『雫』に続いて再び5%割れになるよ
うだと、もはや不運では済まないはずだ。ちなみに今日、初めて
ウチに「ヤマトナデシコ七変化 打ち切り」という検索アクセスが
入って来てる。。
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cf.亀梨和也、今度の冬ドラマは『ヤマトナデシコ七変化 ♡』 (放映前)
まったりした休日、ボーッとつぶやいてみる♪ (第2話関連)
腰痛ごまかし手抜きラン&つぶやき♪ (第5話関連)
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キムタク=木村拓哉主演ドラマ、視聴率の推移&『月の恋人』第4話
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コメント
制作費や宣伝費の違いや事務所の扱いの違い週刊誌がどこの事務所びいきなのか
そーゆーとこまで調べて書きなさいな
番組宣伝、CMの数
全部調べて欲しいものです。
投稿: | 2010年2月15日 (月) 15時50分
> 名無しさん
ウチには4年以上前から、大勢の亀梨ファンが来てますが、
こうゆうコメントは初めてですね。
礼儀正しい亀梨が見ても、顔を曇らせるはず。
名前がない、挨拶もない。「そーゆー」、「書きなさいな」。
女性のコメント全体の中でも、ほとんど覚えがないほど。
ちゃんとマナーと常識をわきまえて書いてください。
「全部調べ」た記事は、よそで探すか、自分でどうぞ。
書くのは、読むことの50~100倍大変な作業です。
そもそも名無しさん、しばらく前からの読者でしょう。
ウチがこれまで、どれほど亀梨に手間ヒマかけてるか、
よく思い出してください。
自分でごく短いコメントを書きこむのに、どれほどの
時間がかかったのか、思い出してみるのもいいかも。
この程度の記事でも、きっちり調べて書くのは大変。
グラフの微調整だけでも時間がかかる。
自分のコメントと見比べて、よく考えてみましょう。。☆彡
P.S.念のため、同じ内容でマナーあるコメントの例を、
僕が書いてみましょう。
「はじめまして。
以前から時々読ませてもらってる亀ファンです。
『ヤマナデ』については、この記事も含め、かなり
厳しい記事が続いてるのがちょっと残念です。
たとえば、制作費や番組宣伝の量なども含めて
考えれば、視聴率の見え方も変わると思いますよ。
次はそういった本格的分析を期待しています。
名前 」
投稿: テンメイ | 2010年2月15日 (月) 20時00分
亀梨くんが頑張っているのは分かります。
もう痛々しいほどに。
ただ、自分的に亀梨くんは主役の器ではないと
思います(少なくとも現段階では)
脇でもいいから、もっと彼のよさが出る役を
やらせてあげたいなぁ、というのがホンネです。
事務所的に無理かもしれませんが。
投稿: みちゃ | 2010年2月15日 (月) 20時53分
すみません、二重投稿してしまいました(汗)
投稿: みちゃ | 2010年2月15日 (月) 20時55分
> みちゃさん

はじめまして。変わったお名前ですね♪
コメントありがとうございます。
冷静で大胆、正直で丁寧。無駄もない模範的内容です。
二重投稿を除いては(笑)
後の方のコメントは、こちらで消しときました。
僕も、亀梨が頑張ってることについては認めてます。
ただ、それとドラマの出来は別問題だし、
数字とか主役の器って話も別問題。
だから、差し当たり助演とか脇役でもいいんじゃないかと、
これまでも書いて来たんですよ。
『ミスブレ』の「アクシデント」は不運でしたが、
ああゆうチャレンジをもっと続けて欲しいですね。
どうも、ドラマの選択とかキャラ設定も含めて、
事務所の戦略ミスのような気がします。
またお待ちしてますよ♪ それでは。。
投稿: テンメイ | 2010年2月16日 (火) 04時33分
確かに亀梨君は頑張っています。ジャニーズは視聴率が命ですから・・・。でもこのドラマは亀梨君が悪いのではなくこのドラマが亀梨君に合わなかっただけだと思っています
投稿: 言うよね~ | 2010年2月24日 (水) 18時34分
> 言うよね~さん

「言うよね~」は、名前というより本文冒頭でしょう。
まあ、おそらく通りすがりさんだろうし、
はるな愛は可愛いからいいですけど。。
要するに、ヤマナデの出来の悪さは認めるけど、
亀梨のせいじゃないと言いたいわけですね。
それは別にいいし、僕の見方と全く違ってる
わけでもありませんが、それなりの根拠とか
独自の見方を示して欲しかった所です。
例えば、『野ブタ』以降の主演ドラマは
すべて亀梨に合わなかったのか。
もしそうなら、なぜ「不運」が連続するのか。
あるいは、『ひと恋』は亀梨に合ってたのなら、
どうして数字が取れなかったのか。
脚本家・主題歌・共演・局と時間帯、
十分なものが用意されてたと思いますよ。
そういった話は、ウチの記事やコメント欄で
これまで何度も書いて来た内容。
参照して頂ければ幸いです。。
投稿: テンメイ | 2010年2月25日 (木) 18時03分