10年2月の全走行距離&『コード・ブルー2』第8話
五輪と東京マラソンって、スポーツのお祭りって意味ではよく似てるね。
単なるスポーツ競技会なら、大きなものだけでも他に一杯ある。でも、ス
ポーツをやらない人、それどころか普段はあまり関心のない人まで一緒
になって、ワイワイと盛り上がりながら、非日常的時空間を楽しむ。人、
物、企業、お金、自治体、情報・・・大量の動きがあった後、急速にまた
静まり帰って行く。それはやっぱり、巨大な祭典だ。
私は、オカルト系の話の趣味は持ってないけど、「永遠の魂」とか輪廻転
生みたいなものをもし認めるのなら、人の生も、数十年間のお祭りみた
いなものかも知れない。究極の静かな世界を経て、しばらくザワザワと
色んな事が起きた後、再び静まり返って行く。その無限の繰り返し。静、
動、静、動、・・・
突然こうゆう事を書き始めると、アブナイ人と勘違いされそうだから、フ
ツーの俗っぽい話に戻そう。いや、まるでお祭り騒ぎのように、ブログの
アクセスが多いのだ♪ そりゃ、世俗すぎるか (^^ゞ
ココフラッシュのランキング(特にデイリー)は、ここ最近またおかしくなっ
てるから、順位という結果にはほとんど表れてないけど、先週からの一
連の東京マラソン関連記事には大量のアクセスが入ってる。あまりに狙
い通りの結果だから、ちょっと恥ずかしくなってしまうほど。多分、今日が
ピークかな。昼休みの時点でここ1年の最高記録を狙う勢いだ。
東京マラソンEXPO、雨対策、私自身の大会レポート、いずれもかなり
のアクセスだけど(特に雨対策)、昨日お遊びでサラッと書いた、有名人
の結果のまとめ記事には、24時間で1000近いアクセスが入ってる。
これは、人気ドラマのレビューなら別に驚くほどの数字でもないけど、ラ
ンニング系のスポーツ記事としては飛び抜けた数字だ。昼間の職場か
らアクセスしてる男性の方々、ちゃんとお仕事してね。そりゃ、私もか♪
まあでも、そろそろお祭りもおしまいで、後片付けの時間帯だろう。こ
の記事も、後片付けみたいなもんだ。とにかく、私にとっての2月は、
色んな意味で五輪以上に東京マラソンに集中した一ヶ月だった。
全走行距離は次の通り。
RUN 305km ; BIKE 0km
BIKE(自転車)のゼロは論外として、RUN(ランニング)は二ヶ月連続
の300km超え♪ これは初めてのことで、しかも中身に25km以上
の長距離走が6本も入ってるから、充実感がある。おかげで、冷たい
雨の42.195kmでも、それなりの結果を出すことが出来た。やれば
出来るってことだ。そりゃ、勝間和代か。香山リカに反論されるかも♪
ともあれ、五輪と東京マラソン、2つの大きなスポーツ祭りが終わって、
季節はやがて春。今度は夏の乗鞍ヒルクライムに向けて、自転車の比
重を高めて行こう・・・とか言う前に、ホコリまみれの自転車を掃除して、
タイヤに空気を入れるべきかも♪ まだ乗鞍の募集は始まってないけ
ど、同じ全日本ヒルクライムシリーズの初戦・ツール・ド・美ヶ原のエント
リーは開始されたようだ。
ま、それよりもまず、春のハーフマラソンの大会を探してみようかな。今
だと、21.0975kmくらい軽く飛ばせそうな気がするもんね。それでは、
ひとまずこの辺で。続いて、記事後半へ。。
☆ ☆ ☆
さて、そうゆう訳で、私はお祭り騒ぎの後片付けみたいな気分だし、ブロ
グのアクセスも妙に増えてる。となると、ドラマ記事なんてパスしたくなる
わけだ♪ いや、別にアクセスなんて増えた所で、金にも名誉にもならな
いんだけど、半ばゲーム気分で、1月半ばからの毎週火曜日は、「アク
セス向上デー」にしてある。その有力な武器が、山P=山下智久の人気
ドラマ、『コード・ブルー2』というわけだ。
ところが、ここ5日間の東京マラソン関連で既にたっぷりアクセスを頂い
たから、今週は頑張る必要がない。だから・・・って訳でもないけど、実は
昨日の第8話、最初の15分を見逃してしまった。ま、話の流れは十分わ
かった気はするものの、記事タイトルにドラマ名を入れるほどの話は書
けないから、久々に「つぶやき」とだけしとこう・・・と思ったのに、わりと
書いちゃったから、やっぱりドラマ名を入れとこう。これは実は追記だ♪
私が見始めたのは、緋山が話し合いの場で悲鳴のような叫びをあげてる
辺りから。あんな状況でDNRオーダーのサインを平気で要求できるよう
な医者は「狂ってる」と吐き捨てて、その場はひとまず終了。いきなりこの
場面を見た私は、かなり違和感を覚えた。言葉がキツ過ぎるし、内容的
にも全く感心しない。
おまけに緋山は、演じる戸田恵梨香とは違って、20代後半の見習い医
師のはず。ここまで幼くていいのかな、とも思うし、それ以上に、誰もこの
幼さをとがめない脚本というのはどうなのかな、とも思った。一昨年の1st
season の似た場面でも、やはり同じ印象があったのを思い出す。この
辺りが、いま一つ林宏司という脚本家をつかみにくい要因の一つなのだ。
ウケ狙いでわざと書いてるにせよ、あるいは本心で書いてるにせよ、何
とも「テレビドラマ的」な場面作りで、リアリティも深みも足りないように感
じてしまう。20代前半の医大生とか一般人なら、まだ分かるんだけど。
もちろん、頭の回る脚本家だから、それなりの形は整えてある。後で、緋
山のモノローグと、ボロボロに崩れるシーンを入れることで、例の失言っ
ぽい台詞とのバランスを取ろうとしてるし、そもそも前回のサブタイトルは
「あやまち」だったから、緋山が再び「あやまち」を繰り返すのは一応筋
が通ってなくもない。今回のサブタイトルは「理由」だけど、もちろんこれ
は、「あやまちの理由」という意味だ。
ほかにも、子供を失った現実を受け止められない母親に対する藤川(浅
利陽介)の「あやま」った言葉は、後で冴島(比嘉愛未)への謝罪と共に
訂正され、冴島は無言の微笑で受け入れる。冴島と母親は、過去にし
がみつく「あやまち」を認められた格好だ。父親への対応の「あやまち」
を泣いて謝る白石(新垣結衣)の姿も長々と映されるし、絹江ばあちゃん
(島かおり)にちょっとキツめの「あやまち」的な対応を取ってた藍沢耕作
(山P)も、退院間際に丁寧に感謝の思いを伝える。それぞれの「理由」
は、漠然とだけ示した上で。
クセの強いフォワード少年に対して、陰で冷たい言葉を投げてた別の少
年も、運動誘発性のアナフィラキシーショックというキッカケを通じて、温
かいコミュニケーションを回復する。かつて、三井(りょう)をかばってや
れなかった橘(椎名桔平)も、代わりに緋山を軽くかばうことで反省を示
す。梶(寺島進)にいたっては、親友への嫉妬というあやまちを取り返す
ような毎日の電話で、結果的に嫁さんを奪い取ることに成功するわけだ。
嫁さんも「あやま」ったということか♪
「あやまち」という主題への統一と、甘口の味付け。全体をまとめ上げる
力はいつも通りで、そこにはやっぱりテレビドラマの脚本家としての「力」
を感じる。ただ、あくまでそれは「ドラマ」に関する力であって、もう少し広
い視野で作品を見つめなおした時、箱詰めの甘いお菓子のように感じ
てしまう(寺島が持ってたかも)。たまに軽く食べると美味しいけど、子供
時代に母がよく怒鳴ってた言葉を思い出してしまうのだ。「お菓子ばっか
り食べてちゃダメ!」♪
子供でさえ怒られるようなことを、大人の男性社会人がやってていいのか
という思いが強い。実はこの脚本家自身、自分で自分の「おかし」さに気
付いて、屈折した笑いに変えてるようにも見えるのだ。今回だと、集団で
アナフィラキシーショックになるという珍しいアクシデントの描写。
このアクシデントの「珍しさ」を強調しながら、実は自分で書いてる脚本の
「珍しさ」を自嘲気味に笑ってるように見えてしまう。次から次へとドラマチッ
クな事が起こり、しかも驚くほど集団的に、チーム全体に発生して、わりと
上手く解決してしまう展開。分かるだろうか。一方に、珍しく集団発生した
事件としてのアナフィラキシーショックの解決。他方に、珍しいほど全体統
一的な物語としてのドラマの心地良い進展。この人工的な並列関係。
脚本家本人の内心はどうであれ、外部の視聴者としてこうした構図が見
えてくると、例えば公式サイトの第8話予告で「同じ症状の高校生が次々
に発生。多くの患者が病院に運ばれてきて・・・」という文末を読むだけで、
思わず笑みがこぼれてしまうのだ♪ この「高校生」とはもちろん、「幼い
医師」の隠喩(=たとえ)のこと。だからこそフォワード少年は、病院全体
を高校のサッカーチームのように把握して、「なかなか、いいチーム」と
言ってたわけだ。
話をスタートに戻すと、緋山のあやまった患者対応、あやまった言葉使い
という事件も、やがてアナフィラキシーのように解決。周囲も視聴者も、ホッ
とするわけだろう。こうしたものに満足する心理というのは、この記事の前
半の話とつなげると、東京マラソンの有名人の結果だけ流し見して満足
する心理とよく似てる。メジャーな人間のドラマチックな物語を表面的に外
からとらえる姿勢。
そうしたものとは全く対極に位置する私としては、逆にフツーの人間の
地味な営みを深く内側から体感していこうとする。そして、アクセス解析
で有名人記事の圧倒的人気を見ながら、優しく微笑んでるわけだ。その
笑いはひょっとすると、脚本家が自分に向けてる笑いと同じ質のものか
も知れない。
こうゆう婉曲表現の理屈を軽々と積極的に受け入れられる方々が、ウ
チの常連さんには揃ってることを祈るとしよう♪ 世の中、テレビドラマ
的に易しく心地良い表現だけで出来てるわけではないし、そうするべき
でもないのだ。
最後に、田所部長(児玉清)が倒れる流れにはかなり違和感があった。
「アタック・チャンス」のモノマネでお馴染み、博多華丸が東京マラソンを
完走したように、本家・児玉清にもドラマを完走して欲しいと思う。別に
登場人物だからということではなくて、消える人間のバランスの問題だ。
子供だけが残って、年長者が次々に消えて行く。いくら何でも、テレビド
ラマ的過ぎるだろう。
初めて登場した演出家・関野宗紀に対しては、温かく見守る感じかな。
第8話視聴率15.3%は、そんなもんだろう。最終的には、平均視聴
率17%前後のヒット作となりそうだ。
これで春から、木村拓哉がまた月9で20%取る準備が整ったわけね♪
キムタク社長のラブストーリー、ヒロインは誰か、女優に注目しとこう。
それでは、この辺で。。☆彡
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P.S.運動誘発性アナフィラキシーについては、1年ちょっと前のス
ポーツ記事で軽く触れておいた。まだまだ分からない事だらけ
の、新しい症状らしい。
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半年ぶりに超手抜きつぶやき記事だけど、何か♪ (第2話関連)
積極的休養ラン&再びつぶやき♪ (第3話関連)
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