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Windowsの地雷ゲーム、「マインスイーパ」の簡単な攻略法♪

亀梨和也『ヤマトナデシコ七変化』に続き、山P=山下智久『コード・ブルー

2』も終了して、ドラマ記事は一段落。気分的には重い学問記事を書きた

い所だけど、とりあえず数学系の軽~いお遊び記事を書いとこう。とりあ

えず今回の内容のレベルだと、数学というより、算数パズルだ。

    

Windowsのパソコンを使ってる人ならおそらく、「マインスイーパ」という

アクセサリー・ゲームを知ってるだろう。Vista の場合は、「ゲーム」フォル

ダに標準添付されてるオマケで、たとえ名前を覚えてなくても、地雷がど

こにあるかを調べて行く数字パズルとでも説明すれば、思い出すと思う。

        

英語の文字通りの意味は、「mine」(=地雷)の「sweeper」(取り除く人)

だから、直訳すれば地雷除去人。ただし実際には、除去というより、地雷

を回避しながら発見していくゲームだ。無事にすべて発見すれば勝ち、

地雷に当たったら負け。シンプルで分かりやすい。

         

ウィキペディアによると20年前からあるようで、英語版ウィキを見ると、

円形の盤面、三角形や六角形のマス、空間内の立方体のマスとか、興

100329a

 味深いパターンも載って

 た。ただ、ほとんどの人

 は平面上の正方形のマ

 ス(or コマ)でやってると

 思う。

 左は「初級」のスタート

 面の一例。9×9マスで、

 地雷の数は10コ(右下

 に10と書かれてる)。左下

 はゲーム時間の秒数。上

に広がってる青いマス目を順に開いていく際の手掛かりが、既に開かれ

水色のマスの境界線に並んだ数字だ。それぞれのマスについて、

してる青いマスの中にいくつ地雷があるかを記してある。

      

100329g

 右上の箇所だけ取り出したのが図1だ

 (斜線は既に開かれたマス目)。左下

 にならぶ「1」「2」という数字から、図の

 2つのマスに地雷が並んでることがす

 ぐ分かる。

100329h

 したがって、右端の1マスには地雷は

 ない(図2の○印)。そこで、ここを左

 クリックすると、「1」という数字が出る。

 さらに、盤面の左側でも似たような操

 作を少し進めれば、次のような状態に

 なるわけだ。

    

100329b  地雷があると分かった場所は、

 右クリックで赤い旗を立てる。

 「危険だから回避」という印だ。

 ちなみに、右クリック2回だと

 「?」(ハテナ)が付いて、「分か

 らない」という印になるけど、初

 級で「?」を使うことはまずない。

      

この時点で残りの地雷数は5コ(盤面右下の数字)。レベルが上がると、

りの地雷数もヒントになる場合がある。例えば、「あのマスに地雷があ

ると仮定すると、このマスにもう1つ地雷があるはずだ。合わせて2つ。

でも、残りの地雷は1コしかない。ということは、あのマスに地雷はない」

とか考えるわけだ。

                  

          ☆          ☆          ☆

では次に、中級編に進むとしよう。標準だと、16×16(=256)マス

地雷数40「カスタム」で変更することも出来るけど、ここでは標準の一

例を見てみよう。

     

盤面の中央の1マスをまず左クリックすると、図3のような状況になった。

100329c  さて、どこが地雷なのか、初級と

 違って、すぐには分からない。そ

 こで、数学でいう「場合分け」

 行うことになる。頭の中でやった

 方が速いけど、時間を気にしな

 いのなら、ノートとか紙切れに手

 書きする方が安全確実だ。パソ

コンのソフト(メモ帳、ワードパッド)を使ってもいいけど、私の場合は、

ノートに3色ボールペンで書きこむ方が速くて分かりやすい。「Word」

で文字に色を付けるやり方を試したら、遅いし不自由で論外だった。

      

さて、場合分けの具体的手続きは色々あると思うけど、私が実際にやっ

たことを書いてみよう。まず、全く適当に、ノートで何通りか書いてみて、

上手くいった場合の共通点を探す。今回は、例えば右下の「1」の右隣

が安全みたいだから、それをハッキリ証明するために、地雷があると

して、矛盾を出すのだ(いわゆる背理法 or 帰謬法)。

                     

100329d

 図4のように、右下が

 雷だと仮定すると(①)、

 上に向かって考えてい

 けば、右上の「2」と書か

 れたマスに矛盾が生じ

 ることが分かる(②)。

 多くとも地雷1コと接する

 のが限界で、「2」コと接

 するのは無理だからだ

 (○印は安全なマス)。

したがって、最初の仮定は間違い(③)。よって、右下の「1」の右隣りは

安全だから、左クリックで開いていい。すると、「2」という数字が出た。

        

今度も適当にいくつかの場合をやってみて、右上の「2」の上のマスは安

全みたいだなと考えた。そこで先程と同様、逆にそこが地雷だと仮定し

て(①)、矛盾を引きだすわけだ(②)。

      

100329e

 図5のように、仮定した地

 雷から左回りに考えてい

 くと、ほぼ一周後に、右上

 で矛盾が生じる。先程と

 同じ「2」のマスと接する

 地雷は1コしかない。とい

 うのも、その右上のマス

 には地雷は無いはずだ

 からだ。一番右上の「2」の

                            周囲に、既に地雷が2コ書

かれてるから、これ以上の地雷はもう書きこめない。

                     

100329f

 よって、最初に仮定した右上の地雷

 は間違いだと分かる(③)。つまり、

 そこは安全なマスだから、左クリック

 で開くと、「2」が出た(図6)。

 こんな感じでやって行くと、徐々に情

 報が増えて、もっと簡単に進めるよ

 うになる。ここから先の場合分けは、

1回か2回だったと思う。あとは初級編みたいに簡単だった。

       

        ☆          ☆          ☆

さて、ここまでは算数のレベルにすぎない。ところが、上級編とかになる

と、「勘」に頼るしかないような状況が生じる。その場合には、確率や期

待値の計算が必要になるのだ。地雷がある確率が最も低いマスを開く

これは高校数学の教科書レベルだけど、今回はここまでにしとこう。ア

クセスがそこそこあるようなら、もう1本、中上級編の内容を書くつもりだ。

      

ちなみに、前に書いたVista・サイドバーのガジェット(=おまけソフト)、

「ピクチャパズル」の記事には、そこそこのアクセスが入ってる(一般名

は15パズル)。やっぱり、タダで手軽なパズルがパソコンに入ってると、

ついハマっちゃうんだろうね。

            

私は、将棋・囲碁・オセロ・五目並べとかも含めて、昔からゲームが大好

だから、逆に出来るだけやらないように心がけてる♪ 代わりに、数学

や物理で遊んでるわけだ。歯ごたえがあり過ぎて疲れるけど、脳トレに

最適だし、ゲームみたいな罪悪感もほとんど無い・・・とか言いつつ、ホン

トはちょっとあるけどネ。

             

ではまた。。☆彡

     

       

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.最高難易度5もクリア~人気パズル「数独」早くも卒業(朝日新聞・be)

  ニコリ作の論理クイズ、「推理」(難易度4、朝日新聞・be)

  算数まじりの四角いジグソーパズル、「スクエアカット」(朝日新聞・be)

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コメント

初めまして。私は岐阜県に住む42歳です。携帯からなのですが最近チョコチョコアクセスさせて頂いています。私は理数系も含めて勉強は全く駄目です。なんですが、ある方との出逢いによる影響もありまして、最近少しづつ数学に興味が湧いて来たかなぁと言った感じです。ですが、やはり解らないって言うのは困った事に質問自体が解らないから困るのですね…汗 一つリクエストがあるのですが、一次不定方程式について何か書いて頂けたら幸いです。未知数のx yを求めるみたいなんですが、そもそも未知数を調べて何が解る方程式なんでしょうか?私は数学と言うより算数から出発しなければいけないかとは思いますが、ご教示頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

投稿: タイキ | 2010年8月26日 (木) 21時36分

> タイキ さん
   
はじめまして。ご丁寧なコメントありがとうございます。
    
携帯でウチの記事を読むのは大変でしょうね。
パソコンを使ってる知り合いでさえ、
「スクロールが面倒だ」と言ってたくらいですから ♪
特に数学記事だと、図や式が入るから、パソコンの
方が読みやすいと思いますよ。
   
「勉強は全く駄目」な方がウチのブログなんて
読むはずはないので、ご謙遜でしょう ^^
一次不定方程式なんて言葉もご存知だし。
   
一般に、方程式の未知数を求めて何が解るかというと、
何をその未知数としておいたのかによるわけです。
一次不定方程式なら、鶴と亀が何匹いるかとか、
平面上の直線が通る点の座標とか。
数学の式の応用は無限、未知数が表すものも無限です。
それに対して、物理の式の応用には細かく制限がついてます。
   
つい最近、物理系の記事のご要望に、しばらく先になると
返答したばかりでもあるし、タイキさんのご要望にも
すぐには応えられない状況です。
ただ、たまたま平面直線の話を前から書こうと思ってたのは
事実なので、1ヶ月以内には何か書けるかも知れません。   
ま、他にも色々立て込んでますし、期待せずに
気長にお待ちください ♪
     
なお、「算数」の勉強は意外なほど面白いと思うので、
お勧めしときます。
教科書・参考書も安いし、眺めるだけで楽しいですよ。
ではまた。。 

投稿: テンメイ | 2010年8月27日 (金) 08時57分

テンメイ先生、こんにちわ。早速ご返事頂きまして有難うございます。今、我が子を左手に抱きながら、PCに向かっております。ただ今9か月の可愛い坊やです(#^.^#)。それはさておき、カテゴリ違いな場所にコメントしてしまい申し訳ありません。先生のコメントにありました(1か月以内)楽しみに待っています。欲張りついでに、私にでも理解可能な噛んで含むが如くで宜しくお願い致します。(笑)ちなみにですねぇ、私本当に勉強音痴なんですよ。謙遜でも何でもないんです。・・・本音です。先生はほんと、趣味が豊富で凄いですね!!またコメントさせて頂きますので今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: タイキ | 2010年8月27日 (金) 12時30分

> タイキさん
    
再びコメント、どうもです☆
レスが遅くなってすみません。。
自転車の信州遠征でバタバタしてたもんで。
        
「先生」は大げさ過ぎるし、別人と間違われると思うので、
「テンメイさん」でお願いします ♪
最近、ネット上でテンメイを名乗る人が増えてるんですよ。
昔はほとんどいなかったのに。。
    
カテゴリーは別におかしくないですよ。
この記事は、「ゲーム,数学」ですからね。
記事の末尾に記載されてます。
コメントする適当な記事がなければ、
同じカテゴリーの最新記事で構いません。
     
で、小さいお子さんを片手に抱いてPC!
それは大変って言うか、離したくないほど可愛いわけですネ。
ウッカリ落とさないように気を付けてください。
   
ウチは、基本的に一般読者を相手にしてるサイトなので、
難しい数式や理論だけを並べたような記事は僅かです。
ただ、マニアック・サイトと自称してることもあり、
全く知らない人に噛んで含めるような理数系記事は
ほとんどありません(ゲーム関連くらい)。
     
僕自身が、何でも難しい話の大好きな人間だからって
こともありますが、噛んで含めるレベルの説明なら、
図・写真・動画が重要になるからでもあります。
それは、趣味の一つとしては手間ヒマかかり過ぎるんですよ。
だからと言って、言葉だけで丁寧に説明すると、
長くなるし、読者の需要はかなり少ないでしょう。
その点は、長年のアクセス解析から予想できます。
     
という訳で、誰でもわかりそうなレベルの説明と
いうのは出来ないと思います。
ま、本当に勉強音痴な人が「一次不定方程式」なんて
言葉を書いて来るはずはありませんけど ♪
   
ともあれ、いずれ何かは書くつもりです。
あまり期待せずに、宝くじ感覚でお待ちください。
無料だから、賞金も僅かですけどネ(笑)  

投稿: テンメイ | 2010年8月31日 (火) 00時16分

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