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春雨ビショ濡れラン&『コード・ブルー2』第10話

RUN 10km,50分26秒,心拍146

春雨」を、「しゅんう」と読むか「はるさめ」と読むかで、意味が違うのか!

70へぇ~くらいのトリビアだな・・・って、古いわ♪ いやぁ、記事のタイト

ル付ける時、心配になって調べたのは正解だったね。そもそも「しゅんう」

なんて読み方、知らなかった。

        

小学館『大辞泉』でも三省堂『大辞林』(第2版)でも、「しゅんう」は単に春

の雨。それに対して、「はるさめ」は春にしとしと静かに降る雨ってことで、

言い換えると、食べ物の「はるさめ」みたいな雨なのだ(と言っとこう♪)。

     

で、昨夜の雨は、ウチの辺りだと、しとしと静かに降るって感じでもなかっ

たから、「しゅんう」らしい。寝不足でフラフラしながら、夜中に頑張って走

り出した途端に、小雨がパラつき始めて、どんどん強まる展開。ま、雨雲

情報とピンポイント予報で読めてたから、特に驚きもなかったけど、どうせ

なら最初から降ってくれれば、傘ランで濡れずに済んだのにな。

     

ともかく、距離も強度も大した事ないとはいえ、連続7日目の走りってこと

で、近所の公園を低速で10kmだけ走って来た。それほど疲れてもない

から、眠くなければもっとマトモに走っても良かったな。トータルでは1km

5分03秒ペース。03秒が余計だけど、雨のせいだと思うことにしよう♪

        

もしかすると、5月4日の春日部大凧マラソン(ハーフ)に出るかも知れな

いし、今夜もチョコッと走る予定。心拍は少し高めに補正した。

では、ひとまずこの辺で記事前半終了。。☆彡

                

往路(1.15km)   6分36秒  平均心拍122

 1周(1.1km)   5分57秒        133      

 2周          5分40秒        137

 3周          5分32秒        144 

 4周          5分26秒        149 

 5周          5分19秒        153

 6周          5分16秒        157     

 7周          5分17秒        160

復路           5分26秒        156

計 10km  50分26秒  平均心拍146(79%) 最大163(ゴール時)

    

     

         ☆          ☆          ☆

カレーが好き」なんていう、日本人としてごくフツーの好みを、私が口にし

た所で誰も相手にしてくれない。ところが、リリー・フランキーも香取慎吾

も密かに狙ってるらしい、美しい顔の青年が口にすると、いまだにNo.1

人気を誇るジャニーズの大先輩・SMAPが、美味しいカレーをわざわざ

作ってくれるわけだ♪

               

という訳で、折角SMAP×SMAPのビストロまでテレビをつけたままにし

て、美少年時代の活躍映像を初めて見たことだし、今回は山Pの好物・

カレーに注目する所から始めてみよう。

          

カレーには、肉、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなど、色んな具が入って

るけど、カレーを評する時に、それら一つ一つを分けたりはしない。美味

しいカレーと、そうでもないカレーがあるだけだ。つまりカレーとは、渾然

一体としたカオス(混沌)的料理であって、その統一性をもらたすのは強

烈な味と香りのルー(or ソース)だろう。ちなみに、同じく強烈な味と香り

のルー・大柴は、本名「とおル(亨)」から付いた名前なので、関係ない♪

                   

さて、カレーのルーから生じるまとまりとキレイな対比=コントラストをな

すのは、先々週と先週に私が使った比喩、「お菓子の詰め合わせ」だ。

「コード・ブルー2 お菓子 詰め合わせ」でGoogle検索すると、ウチが

1位なのに、誰一人検索して来ないってことは、それだけオリジナリティ

溢れる解釈だということになる。これぞ、ポジティブ・シンキングだ。勝間

和代ならホメてくれるだろう。

        

お菓子の詰め合わせの場合、そこに統一感をもたらすものは、箱・包装・

名前といった、外的で表面的なものにすぎない。食べる時は個別であっ

て、その際には、他のものの味覚的影響はほとんど無視できる。

                    

ところが、山Pが大好きなチキンカレーを学食で食べる時、チキンの肉と

ルーを分けて食べてたら友達に笑われる。あるいは、ジャニーズの先輩

に「ぶっとばされ」る♪ チキンはルーと一体化してるし、そのルーには

他のお野菜の味も沁み出てるだろう。

         

テンメイの文章を読み慣れたケンメイ(賢明)な読者の方には、もはやお

分かりのはずだ。そう。『コード・ブルー2』第10話は、お菓子の詰め合わ

せよりも、むしろカレーに近かった。どちらも、子どもからお年寄りまで、

くの人が楽しめる庶民的食べ物だけど、統一性の内実が異なるのだ。

           

第8話、第9話の場合、そこに含まれる様々な要素にまとまりをもたらした

のは、軽いテーマ性、共時性 or 同時性、病院内の共生といった、外的

で表面的なものが大部分だった。ところが、第10話に統一性をもたらし

たのは、1つの大災害という、全体のストーリーを緊密に溶かし込むもの。

つまり、カレーのルーのように強烈な浸透性と包括性をもつものだ。

           

正直言って、そのルーはそれほど出来は良くない。例えば、1st season

最終回の高速道路の事故と比べると、分かりやすいだろう。あの時は、い

かにも郊外か田舎の高速道路の事故という感じを上手く醸し出してたし、

映像的にも迫力があった。ヘリの活躍も見ごたえがあったのだ。

           

ところが今回の飛行機事故現場は、同じ西浦正記の演出なのに、森林

火災と言われればそうも見えるし、高校の地理で習った焼畑農業と言わ

れればそうも見える。まあ、日航ジャンボ機墜落事故を扱った映画、堤

真一&堺雅人『クライマーズ・ハイ』も、製作費(4億とか2億という噂)が

少なかったせいなのか、迫力不足を指摘されたそうだから、連ドラにあ

まり期待するのも酷だろう。

      

たとえ迫力が無くても、大災害というルーの役割は十分果たしてた。1つ

の事故現場、1つの切迫感の中で、白石(新垣結衣)とお父さん(中原丈

雄)の親子エピソード、緋山(戸田恵梨香)と橘(椎名桔平)の提訴エピ

ソードが自然に融け合ってるし、藍沢耕作(山P=山下智久)と白石の

深い仲も変奏される。最後には、耕作と父(リリー)のエピソードまで絡

めて来たのだ。飛行機の中に見捨てて来た息子を案じる父親の姿は、

耕作の優秀な頭脳にとって当然、自らを「見捨てた」父親と重なってる。

         

ただ、もう一歩進んで、田所部長(児玉清)の大手術まで視野を広げる

なら、第10話というカレーのルーは、飛行機事故よりもっと根源的な、

「父」という主題だ。さらに限定して、「父殺し」と言ってもいい。「岐路」

なんてサブタイトルは、最終回の「卒業」に向けた、単なる建前上のものだ。

           

実際、耕作の父は死んだことになってたし、再会した後も、耕作の冷た

い言葉で改めて「殺された」。だからこそ、リリーは不安になって、山Pを

飲みに連れて行って朝までくどいたわけだ♪ その日、彼らには本当の

血のつながりが生じた・・・コラコラ! リリーはともかく、白石の父も、長

い間、娘に「殺されてた」し、今回も娘のために飛行機を一便遅らせた

せいで死にかけたのだから、やはり「父殺し」の災難に遭ったことになる。

        

さらに、緋山が見せた、幼女のようなか弱さは、かつての「男性的な強さ

やたくましさ」が仮死状態にあることを示してる。久々登場の黒田(柳葉

敏郎)は、耕作に腕を切り落とされたし(象徴的去勢=父殺し)、もちろ

ん、翔北救命センターという疑似家族の父親である田所も、仮死状態。

おまけに、体育館の壁、つまり白石が遺体仮安置所を気にして目線を

向ける辺りには、何気にギャグみたいな「うちのお父さん」の絵まで飾っ

てあった。

        

したがって、父殺しという主題を見ずにこのドラマを見るというのは、ま

るで折角のカレーのルーを取り除いて、具だけ食べるような行為なの

だ。それでは美味しさが損なわれるし、料理人も悲しむだろう。エッ、P

様のキレイなお顔を拝見するだけでいい? あっ、そう♪ 私なら、新垣

や戸田の可愛い顔を見るだけでなく、じっくり味わいたいわけだ。そりゃ、

意味がズレてるか。

      

父殺しという主題は、精神分析理論をまつまでもなく、本来なら母との

「つながり」という主題とペアをなすものだ。この「つながり」という部分

を漢字4つで書くと、頭の固いシステムがスパム記事扱いするかも知

れないから、わざとひらがなで婉曲表現してるのだ・・・とか書いとけば、

システムには意味が取れないだろう。まだまだ人間さまの敵ではない。

そもそも作ってるのが理系オンリーの人間達だもんな。そりゃ、失礼か♪

        

それはさておき、母という要素が少ないのは、この2nd season の特

の1つだろう。1stはそうでも無かった。どうして2ndで、母を消したの

か。脚本家・林宏司に聞いてみないと分からないが、「母」はテレビの

前に大勢いらっしゃることに気付いたからかも知れない。「子ども」によ

る「父殺し」が、「母」を魅惑する。これぞ、父殺しと母つながり。う~ん、

鋭すぎるかも♪ こうした自己肯定は、長生きにつながるし、適度な自

分突っ込みは、味わい深い変化をもたらせてくれる。カツマーかよ!

        

ともあれ、私もカレーは好きなので、第10話はそれなりに美味しかった

わけだ。亀梨和也『ヤマトナデシコ七変化』第9話に続いて、ここでもま

た、やや甘口の記事を書いたのは、単にイベントや仕事が一通り終了

して、ホッと一息ついてるからかも知れない。

           

ドラマの感想というものは、ドラマという客観(=対象)と、視聴者という

主観(=主体)との、不可分の共同作業。だからこそ、ドラマ視聴者は、

カントやヘーゲルの哲学と向き合う必要があるし、量子力学の認識論的

考察も欠かせないことになる。したがって、ウチの記事でもいずれ、扱う

ことになるだろう。理数系記事をパスしてるそこのあなたにも、熟読が義

務付けられる♪

                 

ま、難しい話の苦手な方は、気分がいいから記事も甘口なのね、とだけ

受け取って頂ければ、大外れでもないわけだ♪ 来週は、また面倒な仕

事の直前になるから、今週ほどくつろいで見ることは出来ない。という

ことは、再び山Pファンの精神修養を手助けするような記事になる可能

性が高いだろう。カレーはやっぱり辛口が基本。来週をお楽しみに☆

       

なお、ヤマナデ第9話に見られたような統一性は、カレーとはまた違う

種類のものだ。複数の要素が筋書きの中で有機的に連結し合ってるの

だから、おでんのゴボウ巻きと言うべきかも。物理的に組み込んでて、

はずれにくいって意味ね。

                 

それにしても、バスケットゴールで『ブザー・ビート』を思い出させると共

に、スマスマでキムタク=木村拓哉へとバトンパスしていく、月9スタッフ

の宣伝テクニック。なかなかお見事だった。

       

どうせなら、体育館で藍沢がシュート練習を始めて、白石が「ぶぁーか!」

と叫ぶカットが欲しかったね。あるいはスポンサーに配慮して、サントリー・

プロテイン・ウォーターを飲みつつ、細マッチョな肉体美で「シュッ、シュッ」

とシャドー・ボクシングを始めてしまうカットとか。そりゃ、『あしたのジョー』

だからTBSか♪ ちょっと頬がこけて見えるのはトレーニングのせいかね。

           

という訳で、寝不足のブロガーは、くつろいだ気分で饒舌に語るのだった。

半ば寝てるから、「ドリーマーズ・ハイ」とでも言うべき精神状態かも。

ではまた。。☆彡  

   

    

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

cf.僅かな積極的休養ラン&『コード・ブルー2』第1話

  半年ぶりに超手抜きつぶやき記事だけど、何か♪ (第2話関連)

  積極的休養ラン&再びつぶやき♪ (第3話関連)

  郵便局おつかいジョグ&『コード・ブルー2』第5話

  膝痛ごまかし25km走&『コード・ブルー2』第6話

  長距離走ラスト&ドラマの制作費&『コード・ブルー2』第7話

  10年2月の全走行距離&『コード・ブルー2』第8話

  リハビリ傘ジョグ&『コード・ブルー2』第9話

  無風ぽかぽかラン&『コード・ブルー2』最終回

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  山P=山下智久主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~コード・ブルー2)

  山P=山下智久『あしたのジョー』、映画の前に連続ドラマか(by週刊新潮)

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コメント

9話目のレビュー
アスリートの視線から
か・な・り辛口のコメントだったので10話めないかも?と思っていましたが、10話目もあったので安心しました。
SMAPxSMAPと絡めて話するあたりさすがです。
(因みに山PがとばしていたRC私も持ってます)
前シーズン同様
11話と最終レビューこの調子で楽しませてください。
では~

投稿: クラフトハンガー | 2010年3月17日 (水) 01時45分

> クラフトハンガーさん
    
こんばんは  なるほど。
9話レビューは「か・な・り辛口」に感じましたか。
僕の感覚だと、中辛程度の美味しいカレーですけどネ♪
ま、お菓子やスイーツじゃないのは確かです。
 
味がどうかはともかく、あれはあくまで第9話に関するもの。
10話以降の視聴にはそれほど関係ありません。
     
ただ、前にも書いたように、今の僕にとって、
1週間に2つもドラマを扱うのはかなりの負担。
ヤマナデは2回休んでるから、ブルーも2回目の
お休みにしようかなと思ったのは確かです。
どちらのドラマにも興味のない常連読者さんも、
ウチには結構いらっしゃいますしね。
     
とはいえ、最終回と話がつながってるのが分かってた
こともあって、仕方なく一応見たわけです。
今回は特に不満もないし、折角見たのに何も書かないのは
損みたいな気がして、結局書くことに決定。
久々に、ハイな気分で楽しくキーを打ちました☆
ま、半分以上はスマスマのおかげかも。
            
ラジコンを持ってるっていうのは、流石ですね。
僕ならむしろ、ピンクナースの「ロボット」が欲しいな。
女医でもOK。外見も中身も高性能のものってことで♪
       
来週は、ノロウイルスにでもかからない限り、書きますよ。
いや、わりと身近に患者が発生したもんで。。
味は見てのお楽しみ。ではまた。。

投稿: テンメイ | 2010年3月17日 (水) 21時56分

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飛行機がもはや出発点に戻る燃料がなくなるポイントをpoint of no return(帰還不能点)と呼ぶ。 死というものは結局、生の引返し限界点なのである。 時間に支配された人間は刻一刻と後戻りの出来ないポイントを通過していく。 人はそのつかの間の時をもがきながら進んでいく憐れな生物である。 すべ... [続きを読む]

受信: 2010年3月17日 (水) 01時08分

» BLEACH&コード・ブルー2 [別館ヒガシ日記]
は灰猫が刀獣に恋し対立だが 対立が微妙も全体的には悪くないし オマケは前回の続きで石田は流石だけど [続きを読む]

受信: 2010年3月19日 (金) 19時20分

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