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やはりマラソンに給水は「不要」だったか!

RUN 10km,45分21秒,心拍154

何と、赤坂プリンスが閉館なのか! また一つ、思い出の場所が消えて

しまうなぁ。。今日、4月28日の朝日新聞・夕刊1面に、わりと目立つ写

真入りの記事が載ってた。見出しは、「赤坂プリンス 閉館へ」「来年3月 

跡地利用は未定」。淋しい~。。

       

私も含めて、「赤プリ」という愛称で呼ぶ人が多かった、西武グループの

ホテルで、2007年に「グランドプリンスホテル赤坂」と改名したばかり。

バブル的なシティホテルの代表格で、個人的にも思い出深い場所なの

だ。あんな事があったり、こんな事もしたり。。♪

      

        ☆          ☆          ☆  

おっと、今夜はそうゆう思い出話を書くつもりじゃなかったのだ。昨日の

朝日新聞・朝刊スポーツ面に、「スポーツ SCIENCE」の特集として、

興味深い記事があった。題して、「マラソン給水 有利?不利?」。中見

出しは、「補給せず日本記録 / 夏場は摂取が鉄則」、小見出しは、

『脱水状態』 レース前に原因」。

                  

水分補給なしの日本記録とはもちろん、記事左上に顔写真が載ってる、

高岡寿成のもの。2002年10月のシカゴマラソンでマークした、2時間

6分16秒。レース終盤だけテレビで見たので、よく覚えてる。その時は、

通過点のタイムに過ぎないと思ってたのに、7年半も破られてない。

     

実はこのレース、高岡は全く給水なしだったそうで、今年のランニング学

で初めて明らかにしたそうだ。理由は2つで、まず胃腸が弱いから。も

う1つは、マイボトルを取れなかった時に心理的悪影響があるから。今ま

で秘密にしてたのは、自分の弱点の公表になるからとのことだ。さすが、

トップ選手の考えることは実戦的だね。

     

練習の40キロなどで、給水なしの走りを試すと、疲労は大きかったけど、

戦略としての自信をつかめたらしい。ま、要するにプラス・マイナスの総

合って話だろう。シカゴの時は気温6度で、発汗も少なかったから、プラ

スの方が大きかったという事か。

     

高岡自身の話以外にも、中国電力の坂口泰監督は「強い選手は水を欲

しがらないし、冬場のレース中はほとんど水を飲んでいない」と語ってる。

また最新の論文や報告だと、体重の数%程度の水分を失って軽い脱水

状態になった方がタイムを縮められるという説もあるそうだ。体重60kg

の2%なら、1.2kgの発汗で、ファミリーサイズのドリンク1本くらいか。

命に別条はないだろうし、確かに体重の減少のメリットは大きいだろう。

       

自身は、人一倍どころか人2.5倍くらい汗かきだから、蒸し暑い夏の

練習で給水なしにハーフを走って、脱水症状になったことが何度もある。

また、秋の山岳フルマラソンで、かなり給水したのにレース後の体重が2

kg減ってたこともある。ただ、冬なら30kmの走り込みでも大丈夫。ハー

フマラソンのレースだと給水はしないことが多いし、フルマラソンでも気温

が低ければそれほど給水はしない(今年の東京マラソンとか)。

         

だから、そんなに汗をかかない人で、私より遥か上のレベルなら、給水

は必要ないんじゃないかと思ってた。新聞記事の末尾には、「レースで

脱水症状になるのはレース前の体調管理が問題だ」という話もあった。

    

もちろん、この記事のタイトルでも、「不要」という所にカッコを使ってるよう

に、不要とは無意味という事ではない。文字通り、必要ない、つまり「必ず

しも要らない」ということだ。個人差や気象条件、距離が絡むだろうし、夏

のフルマラソンなら飲むべきだろう。あと自転車ロードレースやヒルクライ

ムレースなら、飲みやすいし胃の揺れも少ないから、給水はアリだと思う。

                    

ちなみに、「各機関が示す運動中の水分摂取の目安や見解」は次の通り

だ。国際陸連が、1時間400~800ml。日本体育協会が、1時間500~

1000ml。また、日本体育協会や全米スポーツ医学会によると、「体重

の2%以上を体内から失うのは危険」。朝日のデータの出典は、『臨床ス

ポーツ医学 2008年臨時増刊号』。2%で危険っていうのは、大げさ過

ぎると思うけどね。

    

なお、水を飲み過ぎると、逆に「低ナトリウム血症」(水中毒)の危険性が

あって、死亡事故の例まであるとのこと。ま、私の経験だと、水の飲み過

ぎは一度もないけどなぁ。腹がタプタプになるし、単なる水は美味しくない。。

       

          ☆          ☆          ☆

一方、今夜の私の走りは、3日ぶりにも関わらず、オマケ程度のものに

なってしまった。やっと雨が上がったのに、時間が無くて、10km走るの

が限界。それなら本気で飛ばしたい所だけど、先日の走りで両足のアキ

レス腱辺りを痛めたから、怖くてキックできないのだ。

   

実際、右足のくるぶしの下が時々痛んで、かばいながら走ることになった

から、左脚がやたら疲れた。元をたどれば、左アキレス腱が痛んだから、

かばってたら、右足がおかしくなった訳で、故障の悪循環とか連鎖になっ

てしまってる。

        

すり足気味のピッチ走法で何とかごまかして、トータルでは1km4分32秒

ペース。う~ん、丸2日休んで、この短い距離で、わりと高めの心拍で、こ

の程度のタイムしか出ないのか。こりゃ、ダメだね。ま、雨上がりで高温多

湿だったから、私には不快な条件ではあった。

       

湿度が高いと、心拍計の値は正確なんだよな。今夜はほとんど補正なし

で、ほぼ合ってると思う。明日は16kmくらい走りたいけど、足の痛みが

大きければ、短めに切り上げるちゃうかも。ではまた。。☆彡

                

  往路(2.45km)   12分25秒  平均心拍132 143         

  1周(2.14km)    9分45秒        153 158        

  2周             9分30秒        160 166      

  3周(0.82km)      3分46秒         164 168

  復路               9分54秒        166 171

計 10km    45分21秒  心拍154(84%) 最大171(ゴール時)

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