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10年6月の全走行距離&W杯・パラグアイ戦の評価など(in朝日)

追記: W杯の走行距離データについては、こちらの記事を参照。

       W杯サッカー、日本代表他の走行距離(90分間)  )

     

(30日) RUN 14km,1時間07分42秒,心拍151

最近ポツリポツリと、「サッカー 日本代表 評価」って感じの検索アクセス

が入ってる。罵声から絶賛へ、これだけ急激に変化すると、「ホントはどう

なの?」と冷静に考える人が出て来るのは当然だろう。

    

ウチでは以前、評価の乱高下をめぐる考察を書いてるし、日本戦の感想

もそれなりに書いてる。ただ、たかが一般ブロガーの記事とはいえ、不特

定多数の読者へと開かれてるのは間違いないし、検索サイトで上位になっ

たり、有名サイトで紹介されたりすると、一気にアクセスは増える。もちろ

ん、丸5年の毎日更新を通じて、常連読者さんもそれなりの数に達してる。

                

という訳で、記事を書く際にはどうしても、配慮とか抑制、あるいは婉曲表

を入れざるを得ない。時々、単刀直入な感情表現や極論を吐きたくも

なるんだけど、脳内シミュレーションだけで満足することになる♪ そこへ

突如現れたのが、今日(7月1日)の朝日新聞・朝刊スポーツ面の記事だ。

「W杯を語ろう」という企画で、今回のタイトルは「思った以上に悔しがれな

」、執筆は作家の馳星周だ。これは文句なく面白かった☆

     

          ☆          ☆          ☆

馳はノワール(暗黒)小説の第一人者とされる人気作家で、欧州で観戦す

るほどのサッカー通。それなりの地位と実力があるから書ける内容なんだ

ろう。もちろん、私自身の見方と同じではないけど、かゆい所に手が届く

文章でもあるし、唐突に現れた絶賛の嵐に水を差す勇敢な異論でもある。

     

では、その内容について。デンマーク戦の勝利の後、本田が「思った以

上に喜べない」とか発言したのを受けて、馳は「思った以上に悔しがれな

」と言う(本田自身の表現は「思ってたより・・」)。その理由を一言でまと

めるなら、パラグアイ戦の内容が悪かったから、言い換えると、あの試合

の日本代表が死力を尽くしてないからだ。

                     

大会前まで誰も期待しない状態だったのに、「強運を味方につけて」果敢

に戦い、決勝トーナメント進出。ここまでは、「選手たちの」偉業だ。でもパ

ラグアイ戦では、W杯直前の代表、リスクを冒せないひ弱な集団に「逆戻

り」してしまった。元々この弱気な選手たちを作ったのも、逆戻りした今回

鼓舞できなかったのも、岡田監督だ。オシム監督さえ倒れなければ、もっ

とクリエーティブな戦い方で魅了してくれたのに。。

     

こんな感じで、岡田批判とオシム礼賛というわりと普通の主張に、予選で

の幸運の強調、決勝トーナメントでの不出来を交えて、非常に分かりや

すく語ってる。

         

もちろん、岡田批判の部分がかなり感情的な書き方になってるのは気にな

るし、W杯で岡田&代表が戦い方を変えた側面に全く触れてないのも引っ

掛かる。でも、何よりもこの時期に、熱狂する日本列島全体に真っ向から

水をぶっかけるような視点を提示する「力」が素晴らしいと思う。これを読ん

で、ある意味羨ましく感じる記者や批評家は少なくないんじゃないかな。

       

ちなみに、朝刊の別記事では、オシム前監督も辛口のコメントを書いて

る。流石に、馳よりはパランスが取れた冷静な意見だけど、冒頭から、

勇気を少し欠いたのがとても残念だったと書いてる辺りは、馳と似てるし、

試合の中継直後の中田英寿のコメントとも相通じる。戦術の問題点とし

て指摘するのは、パスとシュートの選択ミスとか、中村憲の投入の遅さ。

技術の問題点は、パスミスの多さ。このパスミスは、テレビ解説の金田も

度々残念がってたものだ。

                        

ただ、冒頭で駒野をかばうのは別にいいんだけど、「PK戦はサッカーで

はない」という言葉はミスリーディングな(誤解を招く)ものだと思う。仮に

サッカーでないとしても、W杯の規則だし、今回の試合はまさにW杯なん

だから。もちろん、運の側面は強いけど、それだけではないのも明らか

なこと。だからこそ実際、試合前にPK戦の練習もしてたわけだ。むしろ、

PK戦の練習を増やすよう助言する方が生産的だろう。

       

他のサッカー記事としては、潮智史リーダー・長谷部の成長に注目し、

中川文如高地対策や体調管理の成功をレポート。ただ、一番目を引い

たのは、忠鉢信一の「見届けたい 俊輔の決断」という記事だ。中村俊輔

の身の振り方を「見届け」るというのは、選手を尊重するとも言えるけど、

記者としてはやや受動的・消極的とも言える。その点を遠回しに説明す

るかのように、忠鉢が持ち出すのが、02年の「中田さん」の引退報道。

         

結果的に誤報となったこの朝日の記事に、忠鉢がある程度以上関わって

るらしいのは、以前から一応知ってたけど、今日の記事にはかなり突っ込

んだ話まで書かれてる。中田サイドにとって、どう聞こえるのかは分からな

いし、批判的立場からは遠回しの自己弁護のように見えるかも知れない。

ただ私は、「中田さん」の側と、朝日新聞社と、記者である自分の間で、繊

細なバランスを取ってる記事だなと感心した。

        

         ☆          ☆          ☆

おっと、またサッカーの話に熱が入ってしまった。って言うか、私の感覚だ

と、「批評」の話ってこと。たまたま話題がサッカーになってるだけなのだ・・

とまで書くと、単純化し過ぎかな♪ ま、私は他人の批評を読むのも好き

だし、自分でもたくさん書いて来たわけだ。

      

で、昨夜の走りについて。珍しく、雨が長い時間止んでたから、自転車

乗ろうかなとも思ったけど、なぜかライトの固定器具が見当たらないこと

もあって断念。去年夏の乗鞍のレース前に外してから、そのままなんだよ

な (^^ゞ 全然乗ってないから、必要性も感じなかった。とにかく、またして

ランニングってことで、湿度95%の蒸し暑さの中をトボトボと公園へ。

温は24度しかないから、最初はわりと涼しく感じるんだけど、汗が蒸発し

ないから、すぐに蒸し暑さでしかめっ面になってしまう。超~苦手なのだ。。

     

言い訳はともかく、さっぱりスピードが乗らない中、何とか14kmを走破。

月末だから、あわよくば16kmとか思ったけど、暑過ぎて断念した。あん

まし頑張ると、その後で気軽に走れなくなるから、トータルでマイナスなの

だ。ま、レースを始めとして、たまにかなり頑張ってるからOKでしょ♪

    

トータルでは1km4分50秒ペース。遅っ! こればっか。。肉離れはほ

ぼ治ったけど、体力はまだ回復してないし、例年よりかなり湿度が高いか

ら仕方ないでしょ・・・ってことにしとこう♪ 心拍計は、昨夜もなかなか正

確に作動したから、ちょっと高めに補正しただけ。まあ、やっぱり心肺機

能が回復してないのは間違いない。結構、盛り返してるつもりなのにな。

今日は運動はお休みして、他の事をする予定。     

        

 往路(2.45km)   12分41秒  平均心拍131        

  1周(2.14km)   10分53秒        145        

  2周            10分39秒        149  

  3周           10分19秒        153

  4周            10分00秒        159

  5周(0.54km)      2分41秒         161

  復路             10分30秒        161

計 14km  1時間07分42秒  心拍151(82%) 最大168(ゴール時)

     

     

         ☆          ☆          ☆

一方、6月の全走行距離は、

    RUN 203km ; WALK 23.1km ; BIKE 21.1km

      

何と言っても、先月は右脚ふくらはぎの肉離れが大きかった。下のグラフ

を見れば分かる通り、丸1週間はウォーキングが精一杯で、ハッキリ言っ

ランニングよりキツかったから、距離に加えてある♪ 実際そのおかげ

で、足腰の筋肉をある程度維持出来たから、下旬のランニングはそこそ

こ順調だった。ただ、歩くのと走るのとでは、心肺の動きが全く違うから、

いまだに軽く走っただけでハーハーゼーゼーしてしまう。蒸し暑さだけの

せいじゃないだろう。ま、疲れもあるし、あと1週間くらいで肉離れ前の体

力に戻ると思うんだけどな。

     

今月はもう、自転車に乗らないとマズイんだけど、天気が問題なんだよな。

梅雨明けまでは、ランニング中心になっちゃいそうな感じだ。ま、やる気は

あるし、今月は仕事がわりとラクだから、何とかなるでしょ。ではまた ☆彡

          

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