寝坊&パズル後の小雨ラン&『ホタルノヒカリ2』第4話
(29日) RUN 16km,1時間16分07秒,心拍154
「夏は終わったね」・・・って、まだ7月末か♪ そりゃ、乗鞍ヒルクライムの
後で言うセリフだわ。いやぁ、昨日・今日は涼しくて助かったな。気温35度
が続いた後の30度はすごく快適だ。ま、たまたま低気圧が頑張ってくれた
おかげであって、季節的にはまだこれからが夏の本番。来週の予報には
また晴れマークが並んで、最高気温も34~35度が続いてる。あと一ヶ月
の辛抱か。ではまた・・・
と、「いきなり最終行」にするわけにもいかない。ブロガーの道は厳しいの
だ♪ 夏の低気圧にも長所と短所があって、涼しいのは嬉しいけど、雨は
鬱陶しい。昨日の朝はまたちょっと寝坊。おまけに走る前、軽く補給しなが
ら、ブログ関連で数字パズル「数独」をいじり始めたら止まらなくなってしまっ
た。ダメだね (^^ゞ
失敗した・・・と反省しながら、あわてて日焼け止めを塗りまくって家を出た
ら、ちょうど曇り空から雨が降り出した所。これぞ、天罰か。どうしようかと
一瞬迷ったけど、折角準備したことだし、空は明るいし、気温は十分高い。
試しに小雨ランを決行することにした。傘ランじゃないから、雨が強まった
ら早期撤退のつもりだ。
結果から言うと、ギリギリ大丈夫だった。最後まで小雨は止まなかったけ
ど、さほど強まることもなく、夏のマラソン中継でたまに見るシャワーを浴
びながら走るような感じ。ただ、このシャワーは途切れないし、風速1.5
mほどの微風があったから、顔に雫が吹きつけてわずらわしい。キャップ
をかぶって走ると、風で飛びそうになるのがイヤなのだ。文字通り「頭でっ
かち」のせいか、なかなか頭の形にしっくり来るキャップが見つからない。
まあ、公園にはそれなりにランナーやウォーカーがいて、みんな濡れなが
ら周回してたから、心理的には結構ラクだった。流石に歩行者は傘さして
たけどね。日差しがない小雨の状況で、気温よりも体感温度が低かった
から、走りは意外とマトモ。時間さえあれば18km走ってたけど、一応16
kmで止めといた。パズルをやってなければ、ハーフ21.1kmでも走れ
てたかも (^^ゞ
トータルでは1km4分45秒ペース。ま、前日が酷暑のランニングだった
し、こんなもんかな。心拍計はこの日もほぼ正確に作動。ホント、気分屋
の機械だね♪ 今日は雨だし眠かったから、朝ランはなしで、夜も走らな
いだろう。気分的には走りたいんだけど、やる事が溜まってるのだ。ま、
ブログとパズルのせいだな。では、ひとまずこの辺で。。
往路(2.45km) 12分23秒 平均心拍134
1周(2.14km) 10分18秒 150
2周 10分15秒 154
3周 10分16秒 156
4周 10分15秒 158
5周 10分00秒 161
6周(0.4km) 1分50秒 162
復路 10分50秒 159
計 16km 1時間16分07秒 心拍154(84%) 最大168(ゴール時)
☆ ☆ ☆
一方、綾瀬はるか&藤木直人『ホタルノヒカリ2』第4話。視聴率はさらに
少し下がったものの、ここまで「16.2→17.4→15.1→14.9」と好調
を維持してる。『ホタル1』の第4話までの視聴率「17.3→15.2→10.6
→13.4」と比べても、『ホタル2』の人気の底堅さは明らかだろう。
それはいいとして、録画もなしに2日前のドラマのレビューとか感想を書くっ
ていうのは、なかなか難しい♪ 一応、簡単なメモは取ってるけど、どうして
も印象が薄れてるのだ。記憶は本質的に、知覚と比べて生き生きとしてな
い。フランスの哲学者アンリ・ベルクソンも『物質と記憶』の中で書いてたは
ずだ・・・って、教養ウンチクかよ! ま、『ホタル1』第1話には、フランスの
思想家・ジャック・ラカンが登場したんだから、一応の筋は通ってるのだ。
さて、その生き生きとしてないドラマの記憶を用いて、2日遅れで何を書く
か。昔一人で、焼き肉屋や居酒屋で食事したことがあるって話でもいいん
だけど、桜木美香(臼田あさ美)の検索アクセスはほとんど入らないから、
むしろ海老蔵&麻央の「ラブラブ」話で始めよう。今一番ホットなラブラブ
は、この2人しかないだろう。たまたま昨日と今日、涼しくて助かったわ♪
今回のサブタイトル(ドラマ内)は「干物女のラブラブメール」。もちろんこれ
は、お習字の「ラブラブ」を意識しつつ、『ホタル1』第2話の「干物女とラブ
メール」をもじったもので、内容的にも、引用というかオマージュ(敬意を込
めた模倣)というか、かなり重なってた。演出も同じ南雲聖一だ。『ホタル1』
を知ってる人には懐かしかったはずだけど、知らない人には話の展開が不
自然に感じたかも知れない。『2』の中だけでの展開の自然さを少し犠牲に
して、『1』との形式的類似を優先したわけだ。
『1』の第2話の時点では、蛍(綾瀬)と高野(藤木)の関係はラブラブから程
遠かったけど、『2』では最初から結婚話が出て、ラブラブモードが漂ってる。
ただ、市川海老蔵&小林麻央の披露宴と比べると、影が薄いだろう。何し
ろ、前原国交相が民主党両院議員総会を欠席してまで出席した盛大な披
露宴だ。この模様が今晩、『ホタル』と同じ日テレ系列で放映されるのは偶
然ではない。ラブラブモードをサブリミナル(意識下=無意識)に埋め込む、
巧妙なメディア戦略なのだ♪
私は明石家さんま『恋のから騒ぎ』(日テレ)で、まだ素人女子大生だった
麻央が、前列中央(ルックスNo.1の指定席)で無愛想な発言や表情を連
発してたのをよく覚えてるから、決して彼女に好意的ではない。ただ、これ
また日テレと同系列の読売新聞HPで昨日(7月29日)掲載された記事に
は、つい微笑んでしまった。そのまま引用してみよう。
披露宴後の記者会見では、「おしどり夫婦ではなく、押しくら
まんじゅう夫婦になろうと言われたことに愛を感じました」と
麻央さん。。その意味を問われた海老蔵さんは、「そっぽを
むいた時も触れ合っている。なるべく離れないでいる状態」
と説明するなど、仲むつまじい様子を見せていた。
もちろんここで、押しくらまんじゅうは最後に押し出して「ゲーム終了」だろ、
なんて冷や水を浴びせてはいけない♪ 要するに、いつもピッタリ身体を
くっつけてる夫婦を目指すアツアツの姿勢が、私を微笑ませたのだ。
ここで、朝日新聞・朝刊(7月24日)に掲載された、作家・車谷長吉の人生
相談の応答(=好きという気持ちは「交わり」を求めること)に目を向けても
いいけど、先日ウチで3本目の記事を書いたばかりの、芥川龍之介の小
説『河童』に触れてみる。河童=カッパ=雨合羽、『ホタル1』でも『2』でも、
アホ宮&ぶちょおの愛の象徴として使われてたものだ。これが単なる私
のダジャレではない点は、以前の原作記事にちゃんと示してある。ひうら
さとるの原作マンガには、「河童」と漢字で書かれてたのだ。
で、その芥川の『河童』(カッパ)には、海老蔵&麻央の押しくらまんじゅう
的ラブラブとは対照的な愛の形が紹介されている。無料の電子図書館「青
空文庫」から第六節を引用してみよう。著作権は当然、既に消滅している。
河童の恋愛は我々人間の恋愛とはよほど趣を異《こと》にし
ています。雌の河童はこれぞという雄の河童を見つけるが早
いか、雄の河童をとらえるのにいかなる手段も顧みません、
一番正直な雌の河童は遮二無二《しゃにむに》雄の河童を
追いかけるのです。・・・雄の河童こそみじめです。なにしろ
さんざん逃げまわったあげく、運よくつかまらずにすんだと
しても、二三か月は床についてしまうのですから。
(・・・中略・・・)
時には雌の河童を一生懸命に追いかける雄の河童もないで
はありません。しかしそれもほんとうのところは追いかけずに
はいられないように雌の河童が仕向けるのです。
「追いかける=逃げる」という河童の恋愛関係は、海老蔵&麻央の「押し
くらまんじゅう」とは似て非なるものだ。これは単なる、恋愛初期と円熟期
の違いではなく、「趣を異にしています」。どちらも、要するに身体をくっつ
けようとするわけだが、海老蔵&麻央が常に直接くっつけるのに対し、河
童はまるで、くっつくのを避けるかのように行動しながらくっつけるのだ。
う~ん、我ながら斬新なドラマレビューになった♪ では、今週はこの辺で
・・・って、説明が足りない? あっ、そう。いや、まさに、『ホタル』はカッパ
=河童の話だなと言いたいのだ。元々、カッコ悪い雨ガッパを着てまでも、
台風の中でやるべき事をやる、高野の素朴で包容力溢れる姿が、2人の
愛のキッカケとなった。高野がやった事の一つは、雨戸の準備。だから蛍
は今回、やたら雨戸にこだわってたし、ラストで合羽にもこだわってた。
合羽が取り持った蛍&高野。今回共にズブ濡れで活躍した二人の河童は、
まさに身体がくっつくのを避けるかのように行動しながらくっつける。『ホタ
ル1』第2話ラストでは、蛍が追いかけて高野が逃げる形のムードだった
が、今回の序盤には、高野が「今夜は一緒に寝よう」とまで言ったのに、
蛍が思い切り肩すかし。
これは、芥川『河童』の中の言葉を使うなら、「誘惑的遁走(とんそう)」とい
うべき行動だ。意識的か無意識的かはともかく、結果的に相手を誘惑す
るような遁走=逃走。わりと最近の言葉なら、小悪魔的誘惑と言ってもい
い。こうされると、年齢もあるのか、蛍に何もできなかった高野でさえ、動
物的に襲いかかりたくなるだろう。捕まえた後、可能かどうかはともかく♪
☆ ☆ ☆
一方、小夏(木村多江)も河童仲間の一人といっていい。彼女は最初から、
蛍に気を使って身を遠ざけるような態度を示し続けてるが、実質的にはど
んどん接近して、とうとう山小屋で本当に身体をくっつけた。もちろん、部
屋の隅のゴミ箱をあされば証拠物件も発見できたはずだが、山登りで疲
れた蛍はそこまで気が回らなかったようだ♪
昔さんざん「あんな事」をしてた恋人同士、今も仲良しの二人が、台風とケ
ガに苦しみながら、山小屋で2人一緒に手をつないで寝る。状況証拠と一
般論だけで、事態は十分明白だろう。台風だから、声も外にもれないのだ。
細かいわ! いや、身近で似た話を知ってるもんで♪
ただし、小夏との一夜は所詮「マチガイ」のレベルで、本当の問題は、千
夏(石井萌々果)の存在にあるはずだ。単なる元彼(モトカノ)の娘をこれ
ほど大きく扱うはずはない・・・と思いつつ、ウィキペディアで原作の設定
をチェックしてみると、作田葵(さくたあおい)という女性が見つかる。「未
亡人。亡くなった夫は誠一の親友。蛍と誠一の関係を割って誠一にアプ
ローチをかけるが失敗する。すみれという娘がいる」。ひょっとすると、原
作のこの母子を無理やりドラマに導入しただけなのかも知れない。
無理やりといえば、瀬乃(向井理)の導入もおそろしく強引だが、ラブコメ
ディとはこうゆうもんだと言われれば、そんなもんかも知れないね。とにか
く、唐突に家まで押しかけて来るし、なぜかカッパを着て雨戸の準備もす
る。もちろん一応、高野&小夏、瀬乃&蛍という奇妙なWカップルのコント
ラストが鮮明に作られてるし、高野の代わりの存在であることを象徴する
存在がカッパだったのだ。
おまけにラスト、瀬乃は高野に対して、カッパの話をして、鍵を見せ、「一
旦シャワー浴びて出直して来ます」なんて奇妙なセリフも口にした。要する
に、おそろしく分かりやすい宣戦布告で、こうゆうのがテレビドラマ的説明
過剰なわけだが、まあ『ホタル』は特に、子どもからお年寄りまで楽しめる
ように作ってるんだから、良しとしとこう。
カッパを着るとは、高野の代わりになること。鍵を持ってるとは、蛍の身体
を「開く」力を持ってることの誇示。だからこそ、シャワーを浴びるのだ。こ
こから振り返ってみると、雨戸のシーンというのはなかなか複雑な構図に
なってた。
『ホタル1』を反復しつつ、「外敵」の侵入を必死に防ぐ。ところが、その作
業を手伝ったのがまさに外敵=瀬乃で、まさに蛍自身が彼を家の「中に
入れた」のだ。ただし、縁側のぶちょおの場所は許さなかったから、やは
り色んな男に気を持たせる小悪魔的な河童なんだろう。だから余計な事
をして「失敗」しないように、綾瀬の事務所が殺人的スケジュールを組む
のだ。そりゃ、先週の『週刊新潮 7月29日号』の記事か♪
という訳で、雨にせよ、海やプールにせよ、夏の水は人間にも河童にも
恋をもたらすってお話だ。そして最後、蛍&高野は「水入らず」の夫婦に
なるのかどうか、ちょうど今頃、中心的スタッフが考えてる所だろう。『ホタ
ル』は映画化の話もあるから、最終回はとりあえずまた、「縁側と結ばれ
た少女」で終わることを期待している。実際、今回、高野の夜の誘いを断っ
た直後、蛍は縁側で気持ち良さそうに寝転んだのだった。
そろそろアップすべき時間だろう。それでは。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話
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