『ホタルノヒカリ2』第8話、軽~い感想♪
週末にレース遠征を控えてるから、あれこれ非常に忙しい。とてもドラマを
見て感想なんて書いてるヒマはないから、今週は1回お休みする・・・と書
いて終わりに出来たら、どんだけラクなことか。。♪ 残念ながら私は、高
野部長(藤木直人)の5分の1くらいは「きちんと」してる人間だから、過去、
第1シリーズからずっと書き続けて来た『ホタルノヒカリ』の記事が1回だけ
途切れるのがガマンできないのだ。たかが趣味のブログ、もっと「適当に」
やればいいんだけどなぁ。。
・・・って感じの、引用を交えた私のボヤキを笑顔で「受け入れる」ことが出
来る読者の方は、ウチのブログが「好き」な常連さんだ。この場合、「受け
入れる」とは、別に私みたいなボヤキを自分に「取り入れて」口にすること
ではない。また出た!とか、そんな事よりもぶちょおの魅力について書い
て欲しいとか思いつつも、さほど不満にも感じず、先の文章を読み、また
来週もアクセスすること。これが、「受け入れる」ということだろう。
今回、第八夜の内容の核心は、「受け入れる」ことと「好き」なことであって、
本編のサブタイトル「干物女の両家顔合せ」も、新聞テレビ欄のサブタイト
ル「結婚へ最終段階!涙の婚約指輪」も、枝葉の問題にすぎない。まあ、
「涙の婚約指輪」はなかなか巧みなタイトルではあるけどね。型通りに女
性心をくすぐりつつ、「涙」の意味の違いでハッとさせるわけだから。。
☆ ☆ ☆
さて、まずは冒頭、瀬乃(向井理)と美香(臼田あさ美)のテクニカルな伏
線シーンに目を向けよう。「奪っちゃえば?」という美香の言葉は、瀬乃に
対する言葉であると同時に、自分自身に対する言葉でもある。そして、そ
れら2つの意味は矛盾してる、あるいは共存できないわけだ。瀬乃が蛍
(綾瀬はるか)を奪っちゃえば、美香は瀬乃を奪っちゃえないんだから。
こうした2つの意味の重ね合わせは、しばらく前からこの2人のセリフに
表れてたけど、今回新しいのは、第8話全体の伏線にもなってたこと。恋
は永遠じゃない、冷める、と言う瀬乃に、蛍&高野のことか?と美香が問
うと、自分のことだと瀬乃が言う。これはもちろん、自分に好意を示す美香
に対する言葉でもあるけど、結果的には、今回のラストで蛍&高野が「冷
める」こと、「奪っちゃう」チャンスが生じることをも示唆してたことになった。
かなりヒネった伏線で、水橋文美江らしい脚本とも言える。
その後、高野が蛍に、印象的な言葉を語る。録画がないから正確な引用
ではないけど、「相手を受け入れることで自分が成長する。人が人を好き
になるとは、そうゆう事だ」といった感じの内容だったはずだ。いかにも、
女性向けの小奇麗な恋愛マニュアル本に書いてそうな「建前」だ。
この建前はまず、そのシーンにおいて、ヒネった笑いを2つ誘ってた。ま
ず、高野にとって「相手を受け入れる」という事は、例えば蛍の「適当」さ
を自分が身につけて、本を出しっぱなしで寝ることを指してる。しかも、そ
れが「成長」だと語ってるのだ♪ 逆に蛍は、「きちんと」計画を立てて実
行する高野の姿を「受け入れ」て、自分からビシビシ注文を出し、高野に
「ハッ」と返事をさせてた。これも「成長」なのだ。
これら2つの笑いに共通するのは、「相手の生き方を自分に取り入れる」
こと。でもよく考えてみると、仮に「相手を受け入れる」のが大切だとしても、
「自分に取り入れる」必要などないし、相手の生き方が、自分にとって良い
か悪いか、好きか嫌いか、可能か不可能か、そういったことが決定的に
大切なのだ。
結局、2人はどうなったか。蛍は無理して、ぶちょおの好む「きちんと」した
結婚の段取りを踏もうとしたけど、全くダメ。ことごとく失敗してたのは、アク
シデントによる不運のせいではなく、性格や生き方の問題だ。単なるアクシ
デントなら、携帯で連絡して謝れば済む話で、通話でもメールでも、たかが
30秒ほどで十分だった。
一方のぶちょおも、アホ宮の「適当」さを自分に取り入れたのは最初だけ。
あとは、単にアホ宮の適当さをそのまま認めようとしたんだけど、やっぱり
無理だった。それは、高野が非常に「きちんと」した性格だからでもあるし、
もっと根本的に、「好き」ということは「受け入れる」ことと少し違うからだ。
この点は、誰かを好きになった時の自分をよく思い出してみればすぐ分か
ること。相手の顔を見たい、声を聞きたい、身体に触れたい、抱き合いた
い、絵文字入りメールが欲しい、デートしたい、胸がドキドキワクワクする
・・・etc。相手を受け入れるとかいう建前とは、かなり違ってる(ただし女性
の場合、抱き合うことは受け入れることでもある)。
それよりもっと重要なのは、どうしても「受け入れられない」相手のあり方
だ。それは、自分以外の異性と親しくしてる姿。これは既に、5年前の『野
ブタ』の記事に書いたことでもある。恋愛は本質的に、相手にも自分を好
きでいて欲しいし、自分以外の人のことは好きでいて欲しくないものだ。
山P=山下智久が、自分ではなく亀梨和也の方に気持ちを向ける堀北真
希の姿を見て、激しく嫉妬=ヤキモチ。おバカな事までやってしまったの
を思い出そう。
特に、きちんとした建前をふりかざす高野にとっては、つい部下の瀬乃に
嫉妬してしまう自分自身がどうしても許せない。年齢を重ねて「成長」してる
はずの自分が、子供みたいな負の感情に左右される事が許せないのだ。
「成長」なんてなかなか出来ないし、別にしなくてもいいのに。
ここで高野にとって大切なのは、嫉妬する自分自身をも受け入れること。
私なら、嫉妬を露わにして、「野獣」のような行動へと転化するだろう♪
私の野獣は、あまり旅に出ないようだ。聞いてない? あっ、そう。。あの
座卓(キレイな卓袱台)の下に顔だけもぐり込ませて、とまとせんべいを
「取ってぇ♪」と甘える蛍の下半身に飛びかかると思うな。よしよし、奪い
「取って」あげよう。
この時、私の目には、座卓に下半身が生えたように見える。したがって、
「縁側と結ばれた少女」ならぬ、「座卓と結ばれた少年」なのだ・・・って、
誰が少年や!・・・と内心つぶやいたそこのあなた! 私のヒネったボケ
ツッコミを受け入れた、いい突っ込みだ♪ あれでウェディングドレスまで
着てたら、シュールでもっと萌えるのに・・・とか書くと、流石に引かれそう
だから、止めとこう。。ハイ、ここであなたの突っ込みの番ネ。書くことと読
むこととは、コラボ=共同作業なのだ。。
☆ ☆ ☆
という訳で、忙しいからもうここで止めにしとこう。時間さえあれば、きちん
としたレビューに出来たのにな。私には、瀬乃がケガしたシーンが『冬のソ
ナタ』に見えたけど、サラッと検索しても他に見当たらないね。あと、個人的
には、「涙の婚約指輪」に「M」サイズの札が付いてて欲しかった♪ わりと
お堅い吉野洋の演出じゃ、無理だったか。。
それにしても、「野獣」に備えた蛍の腕立て伏せが実戦で役立つのは一体
いつの日か。腕立てってことは、蛍がアレとか、あるいは桜木が下とか♪
あっ、それちょっと萌えるかも。ま、その辺りは二次作品の作家の方々に
お任せするか、脳トレで補完するとしよう。イメージ・トレーニングとは、アス
リートにとっても一般人にとっても大切なことなのだ。
来週は渓流シーンが目の保養になりそうだね。今年はホント、暑過ぎ!
ちなみに第8話視聴率も15.0%で、完全に高止まり。視聴率記事(第6
話)のデータ&グラフも更新しておいた。
それでは。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サッカーのみが「運動する知性」(蓮實重彦)&『ホタルノヒカリ2』第2話
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コメント
こんにちは~
>記事が1回だけ途切れるのがガマンできないのだ。
分かる~。私も第5話は諦めちゃいそうだった。
特に夏休みはペースが狂っちゃって。
「たかが趣味」ってのも共感。それで済ませないとこがねぇ。
「何やってんだか」って思うもん
適当って言葉に弱いんだけど、実は適当に出来ない自分。
実際、きちんとさんが、めんどくしゃいさんを受け入れるのって大変だと思う。
女性経験豊富な高野がどうして蛍?って思ったりもするけど、
だから蛍なのかなっとも思ったり。マニアにはタマランとか?
蛍にはまだ野獣の牙は見せません(笑)
蛍も本当にぶちょおのことを愛してるのか疑問。
好きなんだって言い聞かせてるように見えなくもない。
縁側がなかったらこの二人はどうなってただろ。。。
絶対合わないタイプだと思うんだけど
私の「成長」って、「許す」ことができるようになったことかも。
「受け入れる」のとはこれまた違うのよね。
相手も同じだと思うけど、自分とは性格も違うんだもん。
最初は自分と似てるとこだけに共感して、
「運命の人」だって勘違いしたりしてね。
違う意見にも「譲る」心を持って接しないと…
いや「諦め」かもしれん
それでも頭では分かってても、
月イチでコントロールがきかない時期が来るのよね~
うちのパパさん、「月に3回来るんだぞ」って嘆いてた。
女が3人も居るから~(笑)
>「取ってぇ♪」と甘える蛍の下半身に飛びかかると思うな。
こういう場面がいっぱいあるでしょ。
のフジッキーを見てみたい
思った~
ジャージ姿でのうつ伏せでもお尻がプリンって可愛かったし
全く手を出そうとしない高野が不思議でならないわぁ。
テレビ画面から見る蛍はそんなこと意識してないようですけど、
あ~いう態度で誘うようなことも、全く乗って来ないぶちょお。
野獣
テンメイさん、『冬ソナ』見たの?何かの参考にとか?昭和を知るためか(笑)
韓国ものはあまり見ないんだけど、
最近始まった『カインとアベル』ってタイトルに惹かれて見てみたの。
でも内容はそれとは違ってた。
兄弟ものの代名詞らしい。ガックシ。
蛍の両親ってどんな人が登場するか楽しみ♪
まさか名前だけで終わり~?
投稿: mana | 2010年8月27日 (金) 13時07分
> mana さん







こんばんは~
すみませんね。レスが大幅に遅れちゃって。
信州遠征でバタバタしてました。。
ドラマ記事が1回途切れるのは嫌でしょ。
むしろ、1回だけ書く方がマシ ♪
長期休暇が絡むと、みんなペースが狂うでしょうが、
僕の夏は自転車レースがあるので、尚更です。
たかが一ヶ月半、十数回とはいえ、暑い中で
1日に3時間前後も自転車に乗るのはホントに大変。。
それでもドラマ記事を書くのは、適当に出来ない
自分のきちんとした性格もあるけど、
アクセス解析の影響も大きいですね。
「テンメイ ホタルノヒカリ」とか検索されると、
嬉しいけど凄くサボリにくい (^^ゞ
単なる「テンメイ」検索なら、何か書いとけば
いいやって気にもなるんだけど。。
「きちんと」さんにも色々あって、僕は趣味や理屈の
世界なら「きちんと」してるけど、実生活は超「適当」です。
案外ぶちょおは、あっちだけ適当で、だから
蛍と合うのかも ♪ 結婚後も、盆暮れ何とか。
野獣は旅の途中で息絶えたんじゃないかな
あるいは、薬を飲んだ時だけとか(笑)
僕は逆に、酒を飲んだ時だけ野獣が大人しくなります。
聞いてない? あっ、そう
mana さんは・・・の時だけ。。穴埋めクイズ ♪
ぶちょおとアホ宮って、縁側以外ではほとんど
カップルらしくないですよね。
ウエディングドレス選びも婚約指輪選びもすっぽかし。
実は、ぶちょおも「縁側と結ばれた男」なんですよ。
だから「縁側と結ばれた少女」と結びついてるってだけ。
「成長」と、「許す」こと。なるほど、それは関係ある。
「受け入れる」ことともちょっと違いますね。
人間関係ってものは一般に、まずポジティブな面で
始まって、ネガティブな面を許すんじゃないかな。
あいつならいいやって感じになる。
あんな奴でもいい点が・・っていう、逆の流れは
難しいでしょう。特に、自分が女性の場合は。
カッコイイけど好きじゃない・・でもやっぱり
好き・・・、これが女性のパターンじゃないかな。
で、スゴイ話を自分で出して来ましたね (^^ゞ
女性のリズムの問題は色んな意味で重要。
若い内は乱れがちだから、更にややこしい。
旦那さんは多分、こっそりグラフを作ってますよ。
3本の波線をまとめて、ウチの視聴率記事みたいに ♪
うつ伏せの女性に飛びかかるのは好きだなぁ
上になってマッサージするのもイイ
途中でウッカリ場所を間違えるわけです。
アッ、書いてるだけで野獣かも。。(笑)
野獣のフジッキーって、今までないのかな。
『夜光』もちょっと違うし。。
『冬ソナ』は、何年前か忘れたけど、
NHK総合の最初の放送で半分くらい見ましたよ。
もちろんブログを始める前。単に話題についていくため。
チェ・ジウと音楽がキレイでしたね。
ああゆう、細い目とか小さい目、わりと趣味かも。
ま、最初の女子高生シーンはムリがあったけど ♪
『カインとアベル』、聖書物語を期待したってこと?
教養豊かな目線ですね。らしくないかも(笑)
蛍の両親は、母親がそのまんまで、父親が高野似とか。
性格の面でね。蛍は仕事だと、きちんとしてるから。
8月24日に、ウィキペディアで「全11話」と
書きこまれてますね。あと3回もあるのか。
2回の方がラクだったのに・・とか思ってしまう
お疲れブロガーだったりして。。(^^ゞ
ま、ここまで来たらお互い最後まで頑張りましょう
投稿: テンメイ | 2010年8月31日 (火) 01時28分