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ランニングブーム下火説、青梅マラソンと高校数学で考察

RUN 12km,57分33秒,心拍148

甘く切ない、胸キュンの恋愛映画だなと思って楽しんでたら、自分の夢だっ

た♪ 寒いわ! いや、真面目な話、起きてランニングなんてするより、二

度寝して映画の続きを見ようかと思ったほど。気温27度の中、9日連続で

走るよりも、遥かにラクで心ときめくレジャーだろう。。

     

本当は、映画の中身を書きたいんだけど、実在する身近な人物が色々登

場してるし、他人の夢の話ほどつまらないものはないって意見を聞いた覚

えもある。だから、単なる前ふりとして夢を利用することにしよう。

     

夢に限らず、ランニングよりもっと手軽でラクに楽しめるものは色々ある。

私も好きなテレビドラマもそうだし、美味しい物の飲食、デート、ゲーム、携

帯メール、ツイッター、ファッション、ジャニーズなど人気タレントの追っかけ、

読書、映画、等々。

        

こうしたものと比べた時、いくらランニングが「ファッショナブル」(流行ってる、

服装が魅力的)とはいえ、フツーの人が続々とランナーになるとは思えない

手軽、エコ、健康的、音楽を聴ける、といった長所の裏側には、しんどい、

単調、故障が多め、といった短所があるわけだ。始めるのはいいとしても、

何年も続けるのはそれほど容易なことではない。実際、自転車仲間でも、

ランニングは足が痛いからパスという人が多いのだ。同じ持久系=有酸素

のスポーツでも、自転車の方が身体に優しいし、水泳ならもっと優しい。

      

          ☆          ☆          ☆

ランニングのネガティブな点を挙げてるのは、ここ最近、「ランニングブー

ム 下火」といった検索が時々入ってるからだ。ネットで検索しても、下火

説は決して有力でも多数派でもなさそうだし、今朝も大勢のランナーが公

園を走ってた。でも、そう言われてみれば確かに、去年や一昨年の方が

「勢い」はあった気もする。    

         

ここで問題なのは、「ブームの下火」とか「勢いの衰え」といった表現の意

と、現実の客観的状況だ。ウチでは1年半前、「青梅の人数から分かる

ランナー急増」という記事をアップしてることもあって、まずは再び、伝統の

青梅マラソンに注目してみよう。現実のデータはどうなってるのか。

       

メイン種目の30kmの定員は15000人。去年のエントリー開始は9月1

日で、24日に1万人突破、10月9日には締め切られた(追加募集は別)。

一方、今年のエントリー開始は8月30日で、僅か4日後の9月2日17時

には早くも1万人目前。この余りの早さに、公式HPでも注意を促してる。

7日には13000人突破。おそらく今日(12日)か明日には、締切られそ

うな気配だ。(追記: 13日で早くもエントリー終了。また出場できず。。)

      

去年、今年の青梅30kmのエントリー状況から考えると、ランニングブー

ムは下火どころか、留まる所を知らない勢いに見える。ただ、青梅はちょっ

と特殊な大会なのも確かだ。フルマラソンに近い距離で、高低差も大きい

コースなのに、制限時間が僅か4時間。しかも、後ろの方に並んだ選手は、

スタートまでに15分くらいかかるはずだから、それなりの走力がないと完

走さえできない。つまり、市民レースとしてはかなりレベルが高いのだ。

         

また、東京マラソンの1週間前で、時期的に重なってるから、東京の抽選

で落選になることを予想して、代わりのレースとして申し込む人も少なくな

いはずだ。もし東京で当選すれば、青梅の参加費5000円を捨ててもいい

し、タフな人は両方走ってもいい。あるいは、あえてここには書かないけど、

世間には別の処理もあるらしい。ま、私はやらないけどネ♪

      

         ☆          ☆          ☆

という訳で、青梅のエントリー状況は、特殊な参考データの一つにすぎない

わけだ。この後、荒川マラソンの状況もチェックしようと思ってるけど、メディ

アの扱いとか、公園の状況とか、総合的に考えた時、「勢いが衰えてる」と

見るのは「間違ってない」と思う(正しいとか適切とは言わない)。

        

では、勢いが衰えるとはどうゆう意味なのか。今度は、高校数学を参照し

てみよう。一応、理系のネタを使ってるけど、文系の人でも簡単に理解でき

る、大まかなグラフの形のお話だ。

      

そもそも、何の「勢い」なのか、色々考えられるけど、ここでは単純にランニ

ング人口(の増加)を指すとしよう。ランナーの定義は別に曖昧なままでい

い。要するに、ここ10年くらいの年月の間で、同じ定義を使えばいいのだ。

毎週1時間以上走るとか、週に2回以上とか、月間50km以上とか。

       

ここでまずウォーミングアップとして理解しときたいのが、曲線グラフの形

100912a

 「下に凸(とつ)」とは、

 下側に向けて膨らん

 だ曲がり方。逆に「

 に凸」とは、上側に向け

て膨らんだ曲がり方を言う。別にどちらも、右上がりとか右下がりという

味ではないので、念のため。最初の内、よく誤解される所だ。2階微分と

か2次導関数といった数学用語は、差し当たりここでは必要ない。

              

100912b_2

 続いて、横軸に時間、

 縦軸にランニング人

 口をとったグラフを

 書いてみよう。

 ブームの火付け役、

 東京マラソンの開始

 は2007年だけど、

その前年には既に盛り上がりが始まってたはずだ。ちょうど同じ頃、

ランナー向けのウエア劇的にファッショナブルになって来る。ランスカ(=

スカート)、ランドレ(=ドレス)、CW-X、シューズの色と柄、等々。

    

そして、一気にブレーク。これがグラフだと、「下に凸」のまま、急激に右上

がりになってる部分だろう  左側辺り、☆印の上側、ということだ。わり

とフツーの表現を使うと、増加が「加速」してるとも言える。速度、つまり右

上がりの傾きが増して、より急激な傾きになってるからだ。

               

ところが一般に、現実を表す右上がりのグラフは、「下に凸」から「上に凸」

へと変化するのが普通だ。つまり、上がり方=増え方が緩やかになって、

穏やかな波型、あるいは山型になるわけだ。おそらく、今現在のランニン

グの状況は、この山のなだらかな頂上辺りだと思う。

    

頂上の左側(右上がり)か、上(ほぼ平坦)か、右側(右下がり)かはよく分

からないし、今後の長期的変化もよく分からない。ただ、少なくとも、「下に

凸」のまま急激に右上がりになる状況 一旦過ぎ去った気がする。そ

こに、しばらく前から計画されてた新たな大会が続々登場すると、不人気

な大会が出て来て、ネガティブな報道も始まるかも知れない。

        

まあ、「山ガール」とか考えても、今後は(若い)女性をどれだけ抱え込める

かが、ブームの盛衰のポイントだろう。そのためには、ファッショナブルで

あること以外に、有名タレント・芸能人・女子アナらが活躍することも重要

だ。女性が集まれば、男性も自然に集まって来る。これは太古から、DNA

やY染色体に刻まれてることだから、間違いないのだ♪ 個人的には、今

くらいが一番心地良い気がするね。。

     

           

          ☆          ☆          ☆

ってことで、またコネタに時間を費やしたから、今朝の走りについてはちょっ

とだけ。要するに、恋愛映画みたいな夢の続きを見るチャンスを捨てて、

4日ぶりに蒸し暑い中をトロトロ走って来たわけ。これで9日連続で、今年

3月以来のことだ。その時は10日連続でストップ。今回はどうしようか

な。心身の問題というより、時間配分の問題だね。いくら何でも、他の事

を犠牲にし過ぎてる気はする。

      

トータルでは1km4分48秒ペース。ま、暑いし疲れてるから、こんなもん

でしょ。また右脚付け根に違和感があったのが気になるけど、もうしばらく

は大丈夫だと勝手に思ってる。ただ、ストライド(歩幅)を広げて飛ばすの

はちょっと怖いね。さて、今日も残暑が厳しそうだから、コーラとアイスで

も買って来るかな♪ ではまた。。☆彡   

        

 往路(2.45km)   12分38秒  平均心拍131        

 1周(2.14km)   10分33秒        146 

 2周            10分10秒        151    

 3周           10分11秒        155

 4周(0.68km)     3分12秒        155                

 復路           10分49秒        155  

計 12km  57分33秒 心拍148(80%) 最大160(ゴール時)

    

      

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P.S.この記事アップの翌日、「自転車ブーム 下火」という検索アクセスが

    入って来た。これまた、少なくとも今現在、ネット上では多数派でも有

    力でもない見方だが、来年くらいにはもっと話題になりそうな気がする。

    

    この記事のグラフの説明はほぼそのまま使えそうだけど、自転車の

    場合はエコとの関連が強いし、ランニングより遥かに大きな金が動

    く自転車業界の問題もある。さらに、通勤時間&交通費の節約といっ

    た側面や、交通事故・マナー・行政の問題も考慮すべきだから、ラン

    ニングより複雑な話になる。いずれまた、別記事で扱ってみたい。。

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