物理学の人気は、生物学の3分の2しかないのか・・
RUN 18km,1時間20分37秒,心拍155
なるほど・・・予想外に時間を取られたけど、いい勉強になったな♪ そろ
そろ最新情報(2009年の調査)が公開されるはずだから、その時にでも
本格的な記事を書くとしようか。今日はランニング記事のオマケ、単なる
コネタ扱いだ。
以前から時々ボヤいてたように、ブログで色々書いてる中で、物理記事の
人気が冴えないなと思ってた。一口に物理記事と言っても色々。福山雅治
『ガリレオ』関連の数式解読なら、いまだに毎日結構なアクセスが入ってて、
記事10本以上とか、1時間以上読む人も珍しくない。ただ、ドラマと関係な
い本格的なオリジナル記事は、アクセス自体も少ないし、真面目に読む人
の割合も低いのだ。ある意味で似た学問である、数学の記事がよく読まれ
てるのと比べても、物理記事の人気の無さは際立ってる。
私自身は、数学も物理も大好きな人間だし、今後は物理記事を増やそうか
なとさえ思ってるくらいだから、今までのアクセス状況はかなり不思議だし
不満だった。そこへ現れたのが、昨日(11月18日)の朝日新聞のオピニ
オン面の企画、「耕論」。口頭の議論(口論)、議論を耕し深めること、他の
論者との口論という、3つの意味が含まれてそうな造語だ。
今回のタイトル=題目は、「理科をやろう」。若い人の理科離れとか言われ
る現象をどうすべきか、3人の専門家が語ってる。国立教育政策研究所・
小倉康、京都大学名誉教授・佐藤文隆、サイエンスプロデューサー・米村
でんじろう。それぞれ興味深い話をしてるんだけど、私が断トツで興味を
持ったのは、中央に掲載されてる表だ。
表の題名は、「理科への関心が薄い日本の子どもたち」。2006年に57
ヶ国・地域の15歳(一部は16歳)の生徒を対象に行われた、OECD「生
徒の学習到達度調査」の中から、気になる順位データを取り出してある。
6つ書かれてる内の、4つを引用してみよう。
科学についての知識を得ることは楽しい 51位
物理に関する話題に興味がある 51位
科学に関する雑誌や新聞の記事を読む 56位
科学に関するテレビ番組を見る 57位
要するに、どれもほとんど最下位なのだ。もちろん、学力的にはそれなり
に高いんだけど、学校や受験で仕方なく勉強してるってことかな。高校以
降で、ここから更に急激に理科離れが進むという話だから、科学ネタの
ウケが全般に良くないのは当然だろう。。
☆ ☆ ☆
さて、この程度の新聞記事コメントなら、誰でも書くだろうけど、ウチはマニ
アックブログを自称するサイトだ♪ 当然、記事の元の情報を自分でチェッ
クすることになる。検索してすぐ出るのは、文部科学省のページ。ただ、残
念ながら要約で、朝日新聞の記者が参照したはずのデータは載ってない。
そこで、OECDの英語の公式ページで、元の調査「PISA 2006」のpdf
ファイルをダウンロードすると、これがやたら情報量が多くて重いのだ (^^ゞ
お目当ての箇所を見つけるだけでも面倒だったし、見つけた後もデータを
読み取るのがダルかった。なるほど、これじゃあ、文部科学省のお役人や
関連する専門家も、全部翻訳する気にならなくて当然だろう。元の分析に
丸1年かかってるとかいう話も、理解できる。
で、もう時間だから、ごく一部のポイントだけ引用させて頂こう。下図の特
に一番下(Japan:日本)を見て欲しい(上下は単なるアルファベット順)。
Dが物理の話題
への関心を示す
数字で、僅か40
%しかない。そ
れに対して、A
の人間生物学
や、Eの植物生
物学は60%前後
ある。理科離れ
の中でも、物理
の不人気は飛び
抜けてるのだ。
ま、Gの地質学
(日本だと地学の
一部)よりはマ
シだけどね♪
ただ、Bの天文学はそれなりの人気(55%)だから、宇宙関連の物理記事
ならボチボチ受けるってことか。そういえば、ポアンカレ予想の数学記事3
本の中でも、「閉じた宇宙」に関する記事はわりと検索アクセスが入ってる。
この前の、地球上での一斉ジャンプ記事はマニアック過ぎだろうけど、記
事の狙いとしてはあの辺りで間違ってないんだろう。
しかし、やっぱり物体の動きなんてものには、みんな興味が無いんだね。
人間も物体なんだけどなぁ♪ 人間だから、人間の身体だけに特別な興味
を持つ。ヒネリがない全体的傾向だけど、ブロガーとしては一応、頭に入れ
とこう。精神医学は既にかなり書いてるから、今後は身体医学とスポーツ
医学辺りを狙うかな。。
☆ ☆ ☆
おっと、もう朝7時半だから、アップしなきゃいけないね。最後に昨夜の走
り。寒いし、体調も相変わらずイマイチ、おまけに疲れてたけど、川口マラ
ソンが迫って来たから、やや長めに18km走って来た。ゆっくりでいいと
思ってたのに、身体が温まるに連れてスピードアップ。後半はずっと1km
4分20秒を切るペースだから、まずまずかな。しかも、中盤までは鼻呼吸、
ラストも少し控えめで、力を残しておいた。
トータルでは1km4分29秒ペース。気温7度だったから、序盤が遅すぎた
ね。身体が温まるまでに20分以上かかったから、仕方ないでしょ。手が冷
え切ったから、そろそろ手袋が必要な季節か。今回も、左足踵のヒビ割れ
は、ワックスを塗っただけで大丈夫だった♪ 今夜は積極的休養で、軽~
く走るだけの予定。ではまた。。☆彡
往路(2.45km) 12分44秒 平均心拍127
1周(2.14km) 10分04秒 144
2周 9分29秒 154
3周 9分18秒 160
4周 9分18秒 161
5周 9分10秒 162
6周 9分10秒 163
7周(0.26km) 1分10秒 163
復路 10分14秒 159
計 18km 1時間20分37秒 心拍155(84%) 最大168(ゴール時)
(計 2330文字)
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コメント
テンメイさん
お久しぶりです。
以前、成人式の記事にコメントさせて頂いた、くまぽんです。
先日、「理系女子=リケジョを増やすには?」についてのフォーラムがありました。
その内容がとても興味深かったので、ぜひテンメイさんにもお伝えしたいと思い、コメントさせて頂きました。
そのフォーラムは、主に女子中高生、大学生、院生を対象とし、
「リケジョを囲む、日本社会の現状は?」
「理系の魅力や強み、その生かし方は?」
「いかにして女の子に、理系に興味を持ってもらうか?」
などのテーマについて、3名の女性の識者が熱い議論を繰り広げました。
その偉大なリケジョの大先輩によるお話は、まさに「なるほど!実に面白い!」の連続でした。
バリバリの理系男子である自分にとっても、「理系」「女性」「キャリア」「男女共同参画」などについて、改めて見つめ直す絶好の機会になりました。
そして何と、その識者の一人が、自分が心から尊敬する、大島まり先生でした!
短い間でしたが、直接お話できて、最高に嬉しかったです(*^_^*)!
知的さ、強さ、そして温かさを感じる、笑顔がとても素敵な方でした。
「よい研究者になるには、気力と体力が大切。大学時代には、とにかく基礎を鍛える。一回で分からなくても、くじけずに何回もチャレンジしよう。好奇心を持って、探究する心があれば大丈夫!」と、貴重なアドバイスも頂けました。
ちなみに大島先生は、「ガリレオの数式は私が書きました」と仰っていました。数式は本物であり、一つ一つが実際の現象をきちんと表すそうです。
(残念ながら、それ以上詳しいお話は、時間が無くて聞けませんでしたが…)
さて、フォーラムでの興味深い気づきをまとめてみました。
◆理系や文系といった区別(いわばレッテル)は無意味。結局、一人ひとりの「個」があるだけ。そもそも社会に出たら、文系・理系も無い。
◆これからの時代は、ありとあらゆる分野で文理融合が進む。
社会問題を解決するためには、文理両方の見方、考え方が必要になる。
「数学がめちゃくちゃ苦手だから、文系を選んだ」
「理系が面白すぎて、政治、歴史、法律とか全然興味ない」
このような考え方では、これからの時代は通用しない。
◆「カッコいい!こんな人みたいになりたい!」というロールモデルが少ないのが、リケジョが少ない大きな原因の一つ。
リケジョを増やすには、理系の楽しさ、面白さ、そして、
「女の子でも、理系で楽しくやっていけるんだよ(*^_^*)!」
というメッセージを、広く社会に届ける事が必要。
◆理科離れというよりも、本質は「数式(数学)離れ。
ちょっと数学が苦手だ、という安易かつ消極的な理由で、文系を選択する女の子がとても多い。理系の方が、就職などで選択肢が広がるので、もうちょっと考えてほしい。
◆中高生は、メディアや漫画、ドラマに強く影響を受ける。
(ちなみに自分も「ガリレオ」が全ての始まりとなり、理系、物理の世界に飛び込んだ人間の一人です)
例)
「ガリレオ」→科学者、物理学者
「動物のお医者さん」→獣医
「半沢直樹」→銀行員
「銀の匙」→農業
ドラマや漫画、ネットの影響力をうまく利用したい。
◆理系は、案外、文系よりもチームワークが大切。(実験などがあるから)
女の子は誰かと一緒にいたがるので、実は理系向き。
「理系=実験室にこもりきりで、1人でずっとコンピューターと格闘している」
みたいな悪いイメージがつきまとっているらしいが、全然そんな事は無い。
◆これは特に、若い人に言いたい。
「○○大に受かりたい」
「○○社に行きたい」
という短期的なものではなく、
「私は○○の仕事に就いて、こんな仕事を成し遂げたい!」というように、長期的なキャリアを考えてほしい。
ただし、完璧を求めすぎると、キャリアを選べなくなる。いい意味で適当に、肩の力を抜いて、明るく、楽しく、自分がなりたい姿を自由に思い描こう。
◆いざとなったら、日本に留まる必要は無い。
日本で自分を生かせないと思ったら、思い切って世界に飛び出してほしい。地球は案外、小さい。
◆今の基準や常識だけで考えない。20年後の社会は、確実に大きく変わる。自分基準で、「強く、しなやかに」生きてほしい。
そして、自分がいつも残念に思うのが、大学の機械、材料、物理、 情報・電気・電子系に、女子がほとんどいないことです(・_・;
もともと男子が多く、物理や数学が大活躍する分野は、女の子にとっては、やはりとっつきにくいのかもしれません。
もっと物理や数学に興味を持つ女の子が増えれば、新しいアイデアや技術が生まれてきて、もっと理系も楽しくなるのに… と思います。
お互いに変な先入観や偏見を持たず、男性と女性、そして理系と文系がお互いに歩み寄り、仲良くなれば、より良い物や価値を生み出せるはずです。
男性と女性、文系と理系が手を取り合いながら活躍できるような社会の実現に、自分もぜひ貢献したいです。
大島先生やガリレオ先生みたいに、「理系ってかっこいい!」「実に面白い!」というように、多くの人から強い憧れを持たれるような研究者、技術者になりたいです。
まとまりが無い長文になってしまいましたが、ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
投稿: くまぽん | 2013年11月18日 (月) 02時46分
テンメイさん
こんばんは。くまぽんです。
昨日に引き続き、コメントを投稿させていただきます。
まさに文理両道を体現されているテンメイさんのご活躍を、いつも尊敬しています。
ガリレオを見たり、JAXAの研究者や大島まりさんとお会いした経験などから、将来、一流の科学者やエンジニアとして活躍し、「実に面白い」仕事をしていける人間になるためには、
「今、目の前でどんな現象が起こっているのか」
といった本質を見抜く「ガリレオ力(りょく)」を鍛えねばならないと、私は考えています。
「ガリレオ力」とは、理系の底力、つまり物事の本質を見抜く洞察力、計算力などを表します。
(自分が勝手に定義しました)
例えば、喫茶店でホットコーヒーを見たら、すぐに脳裏に「ニュートンの冷却の法則=コーヒーの冷め方を表す数式」を思い浮かべ、大体何分後にコーヒーが冷めるのかをイメージできるようになる事です。
ガリレオの数式の記事を拝見すると、テンメイさんは大学時代、きっと理系の学部で熱心に勉強されたことと想像しています。
テンメイさんは大学時代、「ガリレオ力」を身につけるために、どんな目標(志)を掲げ、どのような勉強をされましたか?
後学のためにご回答頂けると、とても嬉しいです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿: くまぽん | 2013年11月19日 (火) 20時18分
> くまぽん さん
おはようございます。
久々のコメント、どうもです。大作ですね♪
文章は完全にそのまま掲載してますが、
連続の改行がかなり多かったので、
少し削らせて頂きました。
さて、リケジョのフォーラム。
僕も関心あるので、ネットで探してみましたが、
なかなかピッタリ来る情報が見当たりません。
9月の機械学会・関西支部のものですかね。
ガリレオの大島まりと直接話せたんですか。
それはラッキーでしたね。
彼女、意外と個人情報が少ないけど、TBSの
番組に登場した際、公式HPの動画を見ました。
ホワイトボードに流体力学っぽい数式を
書くサービスが嬉しかったです♪
笑顔の印象的な、明るくて感じのいい女性でした。
あれなら、本業はもちろん、テレビや
イベントでもまだまだ活躍できるでしょう。
『ガリレオ3』の監修もよろしくってことで♪
また会う機会があれば、
「数式の名前や記号の意味だけでも、
ネットで簡単に公開してください。
あと、『ガリレオ2』の最終回みたいに、
今後はハッキリと数式を映してください」
とお伝えください。
全国のマニアの要望です♪
研究者には気力と体力が大切っていうのは、
全くその通り。あと、コミュニケーション力。
それらの方が、科学や数学自体の能力より
重要でしょう。一部の天才は別扱いとして。
ノーベル賞の山中教授もマラソンランナーだし、
コミュニケーション力が優れた研究者です。
あの優しい笑顔や可愛いイラストも含めて。
学校のテストでは、単純な問題解決の
スピードと暗記力が重要だけど、
研究の世界ではそれらはあまり役立ちません。
数日~数十年という長い時間の中で、
本やPC、ネットなどを駆使しながら、
人、物、金を結集して新たな一歩を踏み出す。
これが実社会の理系の研究ですからね。
理科離れの本質は、数式離れに加えて、
論理離れでしょう。
抽象、一般化、記号、理屈が苦手。
世界的にどうかはさておき、日本では
以前から、女性に目立つことですね。
と言っても、ウチのガリレオ記事への
コメントは、リケジョの方が多いけど♪
リケジョを増やすには、勢いのある米倉涼子
とかが、連続ドラマをヒットさせればいいかも。
単発じゃなくて、半年に1本とか。
ま、視聴率が低くて無理でしょう(苦笑)
医療ものの人気はちょっと特殊だし。。
先日、ほんのちょっと話題になった、
ミス理系グランプリなんていい企画ですね♪
要するに、分かりやすい魅力を持つ
理系女子が求められてます。
あと、嫌いな事、苦手な事、上手くいかない事を、
ちょっと我慢して頑張るという姿勢。
何とも平凡なことだけど、なかなか無いかも。
ちなみに、文理融合が大切なのはその通りですが
「社会に出たら、文系・理系も無い」というのは、
ちょっと注意が必要な話です。
レッテルとしては無くても、人間の中身としては、
文理の違いは相当あります。
世の中は、文系と体育会系が支配してるわけです♪
理系と文系の区別は無意味だという言い回しは、
昔からありますが、世の中はあまり変わってません。
むしろ、理系と文系の区別を素直に認めた上で、
融合の方向に少し進むというのが現実的です。
たとえ計算や知識は忘れても、理系の考え方は残る。
それは、スポーツを楽しむ時でもそうだし、
3・11後の反応でも顕著でした
・・・とだけ書いときましょう。。
最後に、追加のコメントについて。
僕は、高校卒業後の履歴・経歴については
なるべく書かないようにしてるので、
具体的アドバイスは出来ません。
そもそもウチの記事の中で、数式系の記事は少数だし。
「ガリレオ力」というのは面白い発想☆
ただ、小説や映画のガリレオは計算しないでしょ♪
少なくとも、表立っては。
計算はあくまで、テレビドラマの演出です。
ホットコーヒーを見て、冷め方の数式を
思い浮かべるのは知的で面白いし、
ドラマのガリレオ的ではあります。
でも、実用的ではないですね。
5分で飲めば十分熱いだろうし、
ガリレオは冷めても気にしないでしょう(笑)
研究室のあのカップだと、すぐ冷めるはず。
僕自身は、ホットを飲む時には量を多めにするし、
アイスを飲むことも多いです。
飲みながら、コーヒーと無関係な計算をするとか。
実際によくやってるのは、暗算です。
買い物にせよ、ランニングのスピードにせよ、
簡単な算数計算を頭の中だけで素早くやる。
これはいい脳トレになります。
計算しなくても、図形や数式を頭でイメージ
するだけで、頭は鍛えられるはず。
だから、ドラマのガリレオも、半ば
頭のスポーツとして計算してるんでしょう♪
僕の中学・高校時代の経験だと、数学や物理の
難しい問題や理屈をじっくり考えてましたね。
化学・生物・地学はサボったけど(笑)。
あと、標準問題でも、別解を工夫したり、
なぜそう解くのか、なぜこう解いてはダメなのか、
理由を深く考えたり。
将棋もかなりやってましたよ。
あれは頭の中だけで、イメージと論理を使うから、
「実に理系的」なゲームだと思います。
今、『安堂ロイド』の沫嶋教授もやってるし、
彼女も巻き込んでるし♪
もちろん囲碁でもいいでしょう。僕もやってたし。
と言っても、何がどう役立つのかは難しい。
村上春樹も言ってますが、案外、ランニングが
脳に効いてる実感はあります。
持久系・有酸素系のスポーツってことかな。
気分転換やストレス発散、体力づくりというより、
多分もっと積極的な知的意義があるでしょう。
実際、今、脳科学で研究が進められてます。
自分で理系を中心としたサイトを作るのも、
すごくいいと思いますよ。
文系力、気力、体力、コミュニケーション力、
すべて鍛えられるでしょう♪
なお、僕があまりやってないけど、やるべき
だったのは、語学、特に英語の勉強ですね。
反面教師にしてください(笑)。
それでは。。
投稿: テンメイ | 2013年11月20日 (水) 07時36分
テンメイさん
くまぽんです。
長文のコメント、ありがとうございます。
とても嬉しいです!
そのフォーラムの案内は、
http://www.kumamoto-u.ac.jp/event/seimei/20131110rikejo
です。
議論は大いに白熱し、自分はとても興味深く聞けましたが、肝心の女子中高生の参加が少なかったのが少し残念でした。
そうですね。
確かに、数式全体が見えたり、記号や法則の名前が分かるだけでも、全然違いますよね。
何年後になるかはわかりませんが(^_^;)
もし大島先生に再びお会いするチャンスがあったら、ぜひ伝えます!
さて、コミュニケーション力と体力ですか。
これも実に面白いですね。
コミュニケーション力は、言うまでもなく人として必須の能力ですし、自分がやっていることを他の人に分かりやすく伝えるためにも欠かせませんね。
そして、マラソンにより、体力だけでなく、知的な部分も鍛えられるという所が、実に興味深かったです!
そういえば最近、全く運動していません…。
筋肉や体力をつけたり、頭をリフレッシュさせるためにも、マラソンか水泳を始めないとですね。
理科離れの本質の一つは論理力ですか…なるほどです。
理系としてはとても大切な能力ですね。
囲碁や将棋で鍛えられる、というのも興味深かったです。
ただ、あまり理屈っぽいと女性からは嫌われそうですが(^_^;)
そこは自分のキャラに柔軟性をうまく持たせれば、どうにかなりそうです。
また、自分も、理系と文系を完全に融合させる必要はありませんし、不可能だと思っています。
ただ、「文系な理系(=文系にも通じた理系)」でありたいと、自分は思います。
ガリレオ先生が数式を書きなぐるのは、あれは知的なスポーツなんですね(^_^;)
頭の中を整理するためにやっているものだと思っていましたが、そういう解釈もあると知り、実に面白いです。
脳トレ、いわれてみれば、最近していないですね。
頑張ろう、俺。
また、高校時代のテンメイさんのあり方から、ヒントをつかみました。
「難しい問題の理屈をじっくり考えたり、色々なアプローチを探してみる」というのは、自分のメンター(高校物理教師)もいつも仰っていたことです。
やはり、基本(大切な事)は、どこにいっても同じなのですね。
大学の物理の教科書には、難しい数式が所狭しと並びますが、それを楽しめるようになってこそ、一流だと思います。
「この数式は何を表しているのか」を知るために、簡単にあきらめず、じっくりとかみ砕いていく楽しさを、ぜひとも味わえるようになりたいです!
最後に、「自分で理系を中心としたサイトを作る」というアドバイスが、凄く気になりました。
サイエンスコミュニケーションにも強い興味があり、以前から、自分もブログを作って情報を発信する側になりたい、との思いはあります。
しかし、どうしても科学をネタにしてしまうと、「間違いを書くことが許されない」というイメージがあり、二の足を踏んでしまいます。
文系のブログだったら、極端な話、何を書いても「それは個人の解釈の問題」で済みそうです。
しかし、理系をネタにする場合、「太陽は西から昇る」と書いたら、全くの嘘を書くことになってしまい、信用はガタ落ちです。
そこが悩みの種なんですよね…。
自分も科学は、より多くの人にその楽しさや面白さを広めてこそナンボだと思うので、自分が好きでたまらない宇宙工学や材料科学、高校物理などを融合させたブログを作りたいです。
しかし、まだ卒業研究も経験していない一大学生が、大きな顔をして科学を語る資格はあるのでしょうか?
また、正直、需要はあるのでしょうか?
表現したいものは沢山ある半面、情けないことに、どうしても二の足を踏んでしまう自分がいます。
JAXAが誇る最先端の宇宙工学を、高校物理の範囲内で説明することで、日本の高校生の夢を大いにかき立てるような記事、ゆくゆくは本を書いてみたい。
このように、アイデアはあるのですが…。
理系ブログの可能性について、テンメイさんのアドバイスをよろしくお願いいたします。
投稿: くまぽん | 2013年11月21日 (木) 03時22分
> くまぽん さん
こんばんは。どういたしまして。
なるほど、大学のフォーラムでしたか。
かなり色んな検索をかけたけど、
それは出て来ませんでした。
6回シリーズの最終回だからなのか、
パンフレットがちょっと硬めですね。
以前の回に出席してた人はともかく、
初めてこの回のパンフを見た女子中高生に
とっては、言葉使いや内容が難しいでしょう。
いきなり「男女共同参画の視点でキャリア形成」
とか書くのは、大学生向けの発想だと思います。
実際、第1回~第3回のタイトルを見ると、
女子中高生向けに易しくしてありますからね。
さて、論理というのは、数学と似て非なるものです。
もちろんトップレベルにおいては、内容も重なるし、
一方が出来る人は他方も出来るのが普通でしょう。
でも、「わりと数学や物理が得意」といった程度だと、
単に解法をたくさん暗記して、記号や数の
機械的処理が得意な人が多いと思います。
それだと、論理に特有の計算や、普通の言葉を
使った論理には通じない可能性が高い。
だから、記述試験やスピーチの類で困ってしまう。
本来なら、もっと国語教育の中でやるべきですが、
そうすると国語の人気が落ちるだろうし(特に女子)、
国語の先生は圧倒的に文系で、論理の力が怪しい。
なかなか難しいわけですね。
いずれにせよ、そんな状況で、小学校から英語ばかり
優先してていいのか、という疑問はあります。
世の中では、ツイッターとかLINEとか、
ほんの僅かなつぶやきのやり取りが流行ってるから、
論理的な力はますます弱まりそうな気配。
そういった傾向を流行らせたのが理系だという点が、
何とも皮肉なわけです。。
その意味でも、自分で理系のサイトを作って
運営するのは、非常に勉強になるでしょう。
単なる独り言でも意味はあるけど、
出来ればやっぱり双方向性を保つ方がいい。
コメント欄、メール、twitter、Facebook。。
ただ、理系の場合、「間違い」というのが
かなりハッキリしてしまうのは事実です。
あと、間違い探しをして指摘するのが
趣味のような人がたまにいるのも事実。
その意味で、運営には実力とエネルギーが必要だし。
「向き合う力」と共に「スルーする力」も大切。
これは格闘技と似てますね♪
相手の動きをよく見て、適切に反応する一方、
場合によっては無視することも重要です。
相手のフェイントにつられないとか、
攻撃を軽く受け流して疲れさせるとか。
相手も人間だから、ミスしたり疲れたりするわけです。
若さというのは、弱みでもあるけど、
それ以上に圧倒的な強みです。
失敗してもいくらでもやり直せるし、パワーもある。
それに、最初からまだ勉強中の学生だと自己紹介
しとけば、周囲の「当たり」も柔らかくなります。
学生相手に社会人がマジになるのは、カッコ悪いはず。
僕がブログを作る時も、不安だらけでしたが、
ニフティの説明に、
「トラブルは思ったほど多くない」
とか書いてあって、ちょっと安心した覚えがあります。
ウチの場合、完全なスパム(商業など)は別とすると、
暴言や対応が難しいコメントは2ヶ月に1回くらいです。
今まで、一番しつこく書き込んで来た相手でも、
1週間(7回)くらいだったかな。
思い込みとこだわりが激しくて、マナーが不足
してるだけで、暴言ってほどの内容でもない。
この時は、記事内の文章を少し変えて、こちらの
実力を見せると共に、相手も納得できるように配慮。
一発でキレイに消えてくれました♪
まあ、大変なのは事実だから、強く勧めるつもりも
ありませんが、匿名サイトなら、
最悪でもサイトを閉じれば済む話。
実名サイトだと、情報がネットに拡散してしまうので、
数倍の慎重さが要求されるでしょうね。
とりあえず、非公開で少しずつサイトを
作ってみるのはアリだと思います。
ちなみにウチは元々、単なるスポーツ系ブログだけど、
公開まで1ヶ月以上、非公開で練習してました。
もちろん、まずは卒業研究を優先ってことで♪
なお、ウチの昔からのローカル・ルールとして、
1つの記事でのコメントは1人3回までと制限
してるので、ここではこれで終了とさせて頂きます。
悪しからずご了承を。それでは。。
投稿: テンメイ | 2013年11月25日 (月) 01時00分