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バブル崩壊以降、スキー&スノーボード人口の推移~『レジャー白書』(2018まで更新)

(☆お知らせ: 現在『レジャー白書2018』(データは2017年)

         まで更新済。最初に記事をアップしたの11年1月。)

 

 

      ☆       ☆       ☆

RUN 25km,1時間54分30秒,心拍161

 

いやぁ、長距離ランもキツかったけど、下調べ&準備も予想外に面倒だっ

たな (^^ゞ ま、色んな意味で鍛えられたから、トレーニングとして良しとしと

こう。やっぱ、自分が納得できるものは自分自身で作るのが一番だな。

 

さて、既に昨日の記事で、下調べに時間がかかってることは報告しておい

た。昨夜は、もともと寝不足の極致だったから、調べてる間にガマンできな

くなって、中断して寝てしまったのだ♪ ま、一応、つぶやき系の記事はアッ

プしてあるけどね。

 

事の発端は、朝日新聞1月7日朝刊の国際面の記事。「スキー王国『厳冬

期』 アルペンの発祥地・オーストリア」という見出しが目にとまったのだ(執

筆はウィーン・玉川透記者)。欧州のスキー王国の惨状を読んで、日本の

惨状も気になったってわけ。

 

日本経済のバブル期に数年遅れる形でやって来たのが、スキーバブル

87年の映画『私をスキーに連れてって』がキッカケだという話があちこち

に書かれてるが、データ的にあまり信用できない。

 

と言うのも、あちこちで参照されてる『レジャー白書』(日本生産性本部 or

社会経済生産性本部)のデータによると、1年に1回以上実施のスキー人

口が爆発的に増え始めたのは90-91年シーズンであって、映画から3年

ほど後だからだ。その後、93-94年シーズンに人口はピークを迎えて、

そこから15年ほど下りを転げ落ちることになる。

 

そのピーク人口は、なぜかネット上で1770万人と1860万人の2つの値

あって、実際に本(白書の実物)をみないと、どちらが正しいのか分からない。

ひょっとすると、毎年発行されるレジャー白書の値自体が、どこかで変わっ

てしまったのかも知れない(訂正、調整など)。

 

ただ、どちらの値にせよ、93年度シーズン(93~94)が絶頂。当時は、首

都圏に近い人気スキー場だと、リフト乗り場の混雑がひどかった。それに対

して、去年の私の経験だと、最もメジャーと言っていい苗場のメインゲレンデ

でさえ、ほとんど待ち時間はゼロ。しかも、土日なのだ(3月上旬)。スキー

人口の減少は、スノーボード人口では全く補いきれてない

 

 

        ☆          ☆          ☆

さて、それでは、昨夜からずいぶん時間がかかってしまったグラフをお見せ

しよう。似たグラフはあちこちにあるが、絶頂期から昨シーズン(09年度)

までカバーしたグラフはどこにも見当たらない。それどころか、数値さえな

かなか全体が揃わなかったし、他の統計とかも参照してたから、予想外の

大変な作業になったわけ。下図が、私の苦心の作だ。

 

 

 (☆追記: 2010年スキー570万人に急減、スノボ400万人

        2011年スキー630万人に回復、スノボ340万人

        人気離散。12年2月2日の朝日新聞・朝刊によると、スノボ

        用施設のハーフパイプジャンプ台激減とのこと。なお、

        下のグラフを更新した。   2013.2.6)

 

 (☆追記2: 2012年スキー560万人(1割減)、スノボ240万人

(3割減)。NPO総合科学研究会のpdfファイルの数値を利用、

         1ケタ目を四捨五入した。)

 

 (☆追記3: 『レジャー白書 2014』によると、2013年スキー480万

         人まで減った一方、スノボ290万人へと回復。なお、12年

         のスノボは230万人と書いてあったので、訂正した。)

 

 (☆追記4: 『レジャー白書 2015』によると、2014年スキー480万

         人で変わらず。スノボ280万人で微減。)

 

 (☆追記5: 『レジャー白書 2016』によると、2015年スキー480万

         人で変わらず。スノボ260万人で微減継続。

         現在、PC故障でグラフの更新ができないので、2枚目の

         グラフをアップした。)

 

 (☆追記6: 『レジャー白書 2017』によると、2016年

       スキー330万人で激減、スノボ250万人で微減。)

 

 (☆追記7: 『レジャー白書 2018』によると、2017年

      スキー400万人に回復、スノボ220万人に減少。)

 

181107c

 

 

上の横軸の年は、「年度」を表す。例えば、「9」なら「2009-2010年シー

ズン」という意味だ。元のデータは、下の通り。スキーの93年度について

は一応、1860万人という数字を採用しておく(ウィキペディアもそう書いて

る)。スノーボードのデータは97年からしかなくて、それ以前はスキー人口

の中に含まれてしまってるようだ。

 

96年以前については、日本スノーボード協会(JSBA)の数字が一応ある

けど、レジャー白書とでは97年以降の値がかなり違ってて整合性に欠ける

(=つじつまが合わない)から、ここでは採用しなかった。なお、レジャー白

2010年版(シーズン的には09年度)からはインターネット調査に変

更されてるから、それ以前との比較にはちょっと注意が必要かも知れない。

 

 

      1993  94     95     96      97      98     99      2000年

スキー  1860 1720  1630  1670  1360  1400  1230  1160

スノボ                  320    400    430    460

 

      2001   02     03     04     05     06    07     08     2009年

スキー  1080  1090   760   760   710   610   560   690   720

スノボ      530    540   430   470   520   420   400   440   420

 

 

          ☆          ☆          ☆

上のデータから、2つの事実を確認できる。まず、スキー人口07年度で

底打ちしてること。次に、スノボ人口ここ10年、あまり変わってないし、

こ4年は2割ほど減ってること。どちらも、私自身の実感と合ってる。       

 

スノボの人気に翳りがあるのは、ゲレンデだけじゃなく、近くの公園2つの

様子からも推測可能。同じ「横乗り」スポーツで、やってる人間がかなりか

ぶってそうなスケートボードが、減ってるのだ。「禁止」の看板が増えたせい

もあるだろうけど、あの種の文化は、上から建前的に禁止されても抵抗する

のが特徴。街の様子を見ても、やっぱり昔ほどの人気はないと思う。

 

一方、上のデータやグラフで実感と合わない「気がする」のは、スキーの方

がスノボより人口が多い点だ。でも、これは統計上の錯覚だろう。分かりや

すい話をすると、スキー人口の方が多くても、スノボの方が熱心なら、ゲレ

ンデではスノボの方が目立つことになる。人口1人当たりの滑走日数とか

滑走時間と考えてもいい。ただ、ここ数年で言うと、意外にスキーが頑張っ

てる感じは確かにある。別に中高年が頑張ってるだけじゃなくて、若者も

こそこスキーをやってるのだ。

 

そう書いて、最後に思いだすのが朝日の記事。王国オーストリアでも、「古

い」「寒い」「退屈」とか言われて、スキー人気が大幅に下がってるらしい。

記事では、スキー合宿が自主参加になったとか、スキーに馴染みのない

低所得者層の移民が増えたとか、オーストリア独自の事情を書いてるけ

ど、おそらく世界的な傾向だろう。

 

中身のある面白い記事だったけど、残念なのは、スノボの話がほとんど書

かれてないことと、世界的 or 欧州全体的な観点がないことだ。私も今後、

もっと世界的な視野で情報を集めたいと思ってる。極東の島国の中だけ

見てたんじゃ、分からないことが多過ぎる時代に入ってるんだから。。

 

 

cf.ランニング人口の意外な推移~『レジャー白書』(ジョギング・マラソン)

  ラケットのPrince(プリンス)破綻・・日米のテニス人口推移など

  サイクリング(自転車)人口の推移~『レジャー白書』(2001~10年)

 

 

         ☆          ☆          ☆

一方、今日の走りについて。昨日、一昨日と、ほとんど走らなかったから、

週末の今日は、長距離を走ることに決めてた。ま、これが普通の社会人ア

スリートのパターンだろうね。

 

最低でハーフ21.1km、出来れば25kmってことで、穏やかな好天に恵ま

れた公園にスタート。往路からわりと調子が良かったし、中盤までは同レベ

ルのランナーが5、6人いたから、自然とスピードアップ。5周目から6周目

にかけては、1周だけ完全なバトルになった。

 

予想通り、相手はすぐリタイアしたので、疲れた身体でその後は単独走行。

最後はかなりヘロヘロ状態だったし、古傷の右脚付け根がまた痛んだけど、

そこそこ満足できるタイムで25km完走できた。トータルでは1km4分35

ペース。去年2月の東京マラソン以降、たった2回目の25kmにしては、

十分だろう。そもそも先月初めの川口マラソン以降は、完全に手抜きモー

ドだったもんね。

 

明日、明後日も天気は良さそうだから、それぞれ12km、16kmくらい走れ

ればいいな。ま、「予定は未定」ってことで、実際は他の事をしちゃうかも・・・

って言うか、他の用事を済ませるべきかも。

 

ちなみに今は、福山雅治&柴咲コウ&堤真一&松雪泰子『容疑者Xの献身』

をちら見してる所♪ ガリレオ・シリーズの映画で、見るのは1年ぶりだけど、

やっぱり細かい所まで良く出来てる名作だね。私が以前書いたレビューも、

自信作の部類に入るだろう♪

 

何度か登場してる、私の自転車友達 I さんは、松雪のファンだけど、私は

萌えないな。むしろ、論理的思考の授業(物理学)を受ける女子大生ギャル

の方がイイ。数秒しか映ってないから使えないけど・・・って、何に?♪

ではまた。。☆彡

 

 

  往路(2.45km)      12分00秒   平均心拍137

  1周(2.14km)     9分53秒        155

  2周              9分44秒        161

  3周             9分37秒        165

  4周              9分45秒        164              

  5周              9分25秒        166

  6周              9分31秒        168         

  7周             9分57秒        165          

  8周             9分56秒        164        

  9周             9分58秒        163        

 10周(840m)         4分07秒         165      

  復路              10分37秒        163          

  計 25km    1時間54分30秒   161(88%) 最大175(6周目)

 

         (計 3903文字)

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