D・モリスの「自己親密行動」(self-intimacy)など
通勤JOG 3.5km,21分程度
今夜はまた一段と眠い。昨夜、手抜きつぶやき記事のつもりで書き始めた
のに、結構ハマってしまったから、寝る時間がまた無くなってしまったのだ。
それでも今日は・・・って言うか、それだからこそ、妙なハイテンションで仕事
を終えて帰宅。疲れ切ったので、それでは皆さん、おやすみ・・・で終わりに
出来ない所がブログ地獄の恐ろしさだ♪
一番手抜きで書けるコネタを探して、朝日新聞・夕刊(1月19日)を見ると、
手頃なネタを写真付きで発見。どうせ、あんまし読まれないだろうけど、別に
構わない。私自身が興味あるし、ウチはここ2ヶ月、かなりのアクセスを集め
続けてるから、もう要らないのだ。そりゃ、言い過ぎか♪ いや、マジで、アク
セス解析を一通り流し見するだけで大変になって来た。恐るべし、Yahoo!
のGoogleエンジン採用の効果。。
話を戻して、では何をネタに選んだか・・・を書く前に、あまりに藤木ファンの
方々らしきアクセスが目立つから、一応ほんのちょっとつぶやいとこうかな。
いや、もう先週のそっけない第1話記事でおしまいって言ってるのに、皆さん、
なかなか粘り強いと言うか、鍛えられてるというか♪ 昔からそうだけど、藤
木関連記事だけ妙にアクセスが多い(苦笑)。ウチは単なる、理屈&スポー
ツ系・総合マニアックブログなんだけどな。
ま、案外、第1話で私と同意見のファンも多かったのかもね。「王様の耳は
ロバの耳~~~!」とこっそり叫びたい人、気楽にどうぞ♪
☆ ☆ ☆
で、完全に無視するのも気が引けるから、昨夜の『CONTROL』第2話は、
雑用をこなしながら音声だけ聞いてたのだ。たま~にチラッと画面を見る
感じ。犯人にも全く萌えなかったし・・・って、そこかよ! もう、先週で大体
つかめてたから、改めて落胆する感じも無い。『ガリレオ』を変に意識し過
ぎてた先週よりは、フツーの事件ものになってた。
南雲準の通俗心理学も、心の準備が出来てるから、寛容な気持ちで聞き
流せる。今回、「ドラマの自分ツッコミ」的な部分があったのも悪くない。例え
ば、南雲の心理理論が科学的に実証されたものではなく、単なる傾向程度
のものに過ぎないって話が登場。自分を笑い飛ばすやり方としては、キムタ
ク=木村拓哉の『MR.BRAIN』みたいに、もうちょっとヒネリと笑いを入れ
たものにした方がいいとは思ったけど、真面目に通俗心理学を語ってしま
うよりはマシだ。
未経験の事を考える時には右上を見て、過去を思い出す時には左上を見
る。両手をポケットに入れてる時は、大事なことを隠してる。う~ん、お遊び
的なネタだから良しとしても、『ミスブレ』なら、綾瀬はるかが天然ボケをか
ましてくれたんだけどなぁ・・・とか思ってしまう。
とか書いてたら、たった今、「CONTROL ミスブレ 似てない」なんて検索ア
クセスが入って来た (^^ゞ ドラマの全体が似てなくても、日常的な人間行動
学or行動心理学もどきの挿入の仕方が似てるのは確かで、しかもミスブレ
の方が脚本的にも演出的にも上手いのだ。
一方、不安を和らげるとかいう「自己親密行動」については、先週のソーシャ
ル・インパクト・セオリーよりはマシだけど、なかなか学問的にしっかりした出
典が見つからない。英文サイトも含めて探し回ること30分近く、ようやく原典
らしき本をGoogleブックスで発見した。
Desmond Morris(デズモンド・モリス)の『Intimate Behavior』(親密行
動,Kodansha International)。講談社のグローバル部門なのか。それ
なりに活躍してる動物学者のようだし、実力も感じ取れるけど、この著作の
邦訳はまだなのか、ネットで見当たらない。。
☆ ☆ ☆
そこで、ほんの少しだけ、本邦初(?)の原典翻訳を私が行おう。第8章、
「Self-Intimacy」(自己親密性 or 自己親密行動)の、中核的部分の冒
頭だ(p.216)。無料公開されてる文書のごく一部の引用だから、著作権
は気にしない。原書を明記しておけば十分だと判断した。
訳: 4番目(訳注.前の3つは本質的に無関係だと書かれてる)
様々な自己親密行動。手が頭に持ち上げられ、他者との親密
行動をコピーまたは真似するかのように、何らかの行為を演じ
る。驚くことに、手を頭に持って行く様々な行為の5分の4以上
が、この自己親密行動の部類に入る。まるで、我々が頭に触る
主たる理由は、誰か他の人に触れられるのを無意識に真似し
て安らぎを得ることであるかのようだ。
最も普通の形は、手の上で頭を寝かせるものだ。その腕の肘
は、何か支えになるものの表面に接触しており、前腕は頭部
の重さを受けとめる柱になってる。もちろん、それは単に首の
疲れを示してるにすぎない、という反論は可能だろう。しかしな
がら、そうした行為を少し詳しく観察するなら、大部分は身体
的疲れでは説明できないことが明らかになる。
(引用&翻訳終了)
うん、やっぱり、ごく一部の引用でも、学者の文章はきっちりしてるね☆ 観
察眼や表現力のキャパシティも伝わって来る。こうゆうレベルでないと、科学
ドラマを語る価値はないだろう・・・とか書くと、言い過ぎだから止めとこう♪
書いとるわ!
☆ ☆ ☆
という訳で、昨日ほどじゃないにせよ、また結構な時間を使ってしまったか
ら、このくらいで終わりにしよう。こんな事なら、秋クールに放送予定の、キ
ムタク主演『南極大陸』(仮題)のニュースでつぶやいた方が遥かにラクだっ
たな。副題が「神の領域に挑んだ男と犬の物語」(仮)。さすがTBS60周年
記念、『華麗なる一族』並みに気合の入ってそうな番組だね。
83年に高倉健主演で映画化された『南極物語』のドラマ版とのこと。犬の
タロとジロ、寒いのによく頑張ったなってお話だ。メインスポンサーは既に、
SoftBankに内定している。で、キムタクが南極に戻ると、犬たちが日本語
を喋ってるわけだ。。♪
こうゆう軽口を叩き始めたら、眠さの限界の証拠。あぁ、結局、用意したコ
ネタは使わなかったから、明日に回そうかな。そんな事より、この記事、折
角だから後で追記して、もっとマトモなものに仕上げたいもんだ。ちなみに
ランニングは、水曜恒例の通勤ジョギングのみ。すっかり慣れちゃったね。
ともかく、とりあえず今夜はこの辺で。。☆彡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P.S.藤木の視聴率記事には追加の余地がないので、『CONTROL』の
の視聴率グラフは別扱いで、第1話記事に掲載することにした。
下のリンクを参照。
人間は期待通りに成長する~ピグマリオン効果(教育心理学) (第5話)
完結してない行動の方が記憶に残る~ツァイガルニク効果 (第6話)
作られた記憶、目撃者の証言~心理学・法・歴史の結び目 (第7話)
(計 2827文字)
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