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ドラマ『IS』(アイエス)、レビューも感想も書きにくい・・

あぁ、今夜もまた追い詰められてしまった (^^ゞ ブログの毎日更新の締切

時間は24時。今現在、もう23時半だし、パソコンの前でコクッと寝そうに

なるくらい眠いから、頭も働かない。週初めの月曜はキツイのだ。

      

セシウム牛肉の記事以来、ここ10日ほど、放射線関連では書いてないけ

ど、この間に着々と勉強や準備は進めてる。大震災以降のウチは、内容的

にもアクセス数的にも、放射線系マニアック・サイトと化してる状況だから、

今夜もサラッと短めの線量計算記事を書こうと思ってた。ただ、過去の経験

上、トータル1時間で書けると思ったら、大体2時間はかかると思っていい。

今夜、そんな余裕はもう無いから、しばらく延期するとしよう。

     

          ☆          ☆          ☆

そうなると、今日は月曜だし、そろそろテレビ東京系列のドラマ『IS(アイエ

ス)~男でも女でもない性』で記事を書いてもいいはずなのに、なかなかそ

うゆう気にもなれない。いや、予定だと、先週の水曜までにはマトモなレ

ビューをアップしてるはずだったんだけどね。『鈴木先生』の後番組でもあ

るし、福田沙紀も剛力彩芽も可愛いし♪

     

IS=インターセクシャル(InterSexual)という存在は、4500人とか2000

人に1人と言われてるし、普通は表に出てこない話だから、流石に私も身

の回りで聞いたことはない。「半陰陽」とか「ふたなり」となると、かなり特殊

な本やサイトしか思い浮かばない

        

に関するマイノリティ(少数派)ということなら、同性愛その他、周囲で見

聞きしたことはあるし、性同一性障害についても、ドラマ『ラストフレンズ』

とか有名人の活動、報道などで、それなりに馴染んで来た感じはある。で

も、ISと言うとどうしても、非常に稀な難「病」で、遠い話のように感じられる

のだ。正確な情報も不足してるし、「病」気かどうかさえ議論があるから、間

違った考えを持つのも語るのも避けたいし、結局は何となく、遠ざけてしま

うことになる。

       

          ☆          ☆          ☆

もちろん、興味とか知的関心という言葉を使っていいのかどうか分からな

いけど、以前から気にはなってるから、以前、毎日新聞の「性分化疾患」

集記事については記事を書いてるし、陸上「女子」中距離選手のセメンヤ

問題の時にも、用語の問題について簡単な記事を書いておいた。

      

だから、当初の予定だと、『IS』の初回を見た後に、医学系の記事を書こ

うかなと思ってたわけだ。ところが、まず意外だったのは、現在の医学用

である「性分化疾患」という言葉がドラマで使われてないこと。

      

原作マンガ(六花チヨ)のタイトルや呼称を尊重したのは分かるし、「性分

化疾患」という名前(特に「疾患」という部分)に議論があるのも知ってるけ

ど、「IS」という一昔前の言い方を多用するのなら、せめてドラマのテロップ

に「性分化疾患」と入れるくらいのことはあっていい。

        

ところが、私の見落とし、聞き落としでなければ、初回と第2回で「性分化

疾患」という表現は一度も出てないだろう。公式サイトでは書いてるのに、

なぜか放送では使ってないのだ。そうすると、この言葉を前面に出した医

学系の記事を書く気にもなりにくい。

      

          ☆          ☆          ☆

そして、肝心のドラマ内容。前クールの教育系マニアックドラマ『鈴木先生』

だと、最初に特番を見てすぐに、「オォッ!」という衝撃があったけど、『IS』

は正直言って、初回の途中でテレビを消しそうになった。「ドラマの出来」と

しては、ここまで、平凡な難病もの&学園ものだろう。

    

言葉や知識としてしか知らない世界を、ドラマの形で映像化してくれると、

分かりやすい(気がする)のは事実だ。福田のショート・ヘアには抵抗があ

るけど、剛力のブリブリ(死語?)の女の子らしさも、嫌いじゃない♪ 特に

今回、剛力のファンなら、萌えポイントだらけだったと思う。          

   

けれども、少なくとも私は、ドラマやテレビ簡単な情報紹介を求めてない

例えばニュースなら、大震災当初の衝撃映像などは別として、新聞でじっく

り詳しい情報を読んだり、ネットの専門的な文書を自分で読み解く方が好み

だし、そちらの方が上だと思ってる。実際、放射線に関する情報を比べても、

テレビより新聞、さらに専門的文書・書籍の方が、遥かに上なのだ。レベル

の差というのは、どうしようもない事実として存在する。

     

単なるフィクション(虚構)としてのドラマについて、簡単なつぶやきを書く程

度なら、普段も時々やってるけど、このISという重い題材だと、女子高生の

制服や萌えポイントの感想ではしゃぐのも気が引けてしまう。「フツーに接す

ればいい」とかいう、もっともらしい考えは、現実に合ってないだろう。

    

現実において、更衣室(着替え場所)やトイレで男女どちらにしようか悩む

人と出会うのは稀(まれ)だし、性差に関わるホルモンのバランスが崩れて

倒れてしまう人と出会う可能性は、ほとんど無いだろう。やっぱり私も含め

て、ISではない人からすると、かなり非日常的な世界なのだ。むしろ第2話

のラスト、一見、何不自由なく育ってる幸せそうな女子高生・剛力が、暗い

世界で腕に妖しいタトゥーを入れようとする方が、遥かに日常的な光景だ。

         

あそこで、無性に腹が立ったとかいう福田が、剛力を引っ張って連れ出した

所を見ると、女性ホルモン投与とか外科手術といったものには、今後も福

田は抵抗するんだろう。身体の側、他者の側から、無理やり自分の心に影

を与えられるのが耐えがたいわけだ。タトゥーはそのお手軽ヴァージョン。

        

ただ、心とは独立して、身体の側の変化は進むし、周囲の反応も違って来

る。イケメン・井上正太や幼馴染の入江甚儀が「」として近づいて来た時、

ISの心も女の側に動いて行くんだろう。性とは、自分の心身の問題だけじゃ

なく、他人や社会との関係性の中で築かれていくものだから。。

    

         ☆          ☆          ☆

・・・とか書いてる内に、ずいぶん時間がかかってしまった。いや、これでも

かなり言葉を選んで、慎重に書いてるのだ。

        

とにかく、このドラマは色んな意味で書きづらい。なぜか、この記事を書い

てる最中に、キーボード入力がおかしくなって、余計書きづらくなってしまっ

たから、今夜はもう終わりにしよう。来週以降、視聴を続けるかどうかもま

だ未定。しかし月9の『全開ガール』をマジメに見る気にもならないんだよ

なぁ。困ったもんだ。

                 

それでは、この辺で。。☆彡

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コメント

 初めまして!よく拝見してはいるのですが、厚かましくもお願いを。「アンナdiary」で「夏が終わったら削除します」って出たのですが、テンメイさんから再開への打診をお願いできないでしょうか?なんかこの半年、アンナさんの多彩な写真とおしゃべりに飢えて干涸らびてしまいそうなので。

投稿: | 2011年7月26日 (火) 15時43分

> 名無しさん
 
はじめまして。コメントどうもです。
  
お気持ちはよく分かりますし、
単なるウッカリミスかも知れませんが、
アンナちゃんへの再開打診を僕に依頼するのなら、
せめてご自分の名前を書くべきでしょう。
  
ウチの場合は、コメント承認制では無いし、
ほぼ全てのコメントに真面目に応答しています。
実際、名無しさんのコメントもすぐ表示されたはずだし、
こうやって応答もしています。
   
でも「アンナdiary」は数年前からコメント承認制だし、
それ以前も相手を選んでました。
再開して欲しい、削除して欲しくないという思いを
届けたいのなら、それは誰の思いなのか、
堂々と示すべきだと思います
    
もちろん、その結果がどうなるかは別問題。
アンナちゃんも十分考えた上でのことでしょうからね。。

投稿: テンメイ | 2011年7月27日 (水) 07時55分

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