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生きることをめぐって~『妖怪人間ベム』第3話&『行列』佐渡トライアスロン・完結編

2日続けて、いい番組を見せてもらったね☆ 『妖怪人間ベム』第3話と、

『行列のできる法律相談所』トライアスロン特集・完結編。共に日テレで、

思わずウルウルしてしまった。今日は昨夜の23km走の後遺症で、右脚

ふくらはぎの痛みがぶり返して、走れないどころか激痛に苦しんでるから、

2つの番組の軽い感想をまとめるだけにしとこう。生きることをめぐって。。

      

まず、第1話第2話が予想外の好評となった『ベム』。第3話の「総評」(笑)

昨日の記事に書いたから、少しだけ内容に突っ込んでみよう。私は初回

から、一番優れてるのは脚本だと書いたが、今回も脚本が「あざとい」くらい

に良く出来てる☆ このあざとさは、執拗にギリギリの線を狙ってたから、鼻

についた視聴者もいるだろうが、土曜21時台のジャニーズ系ドラマの第3

話だという事を考えると、上手い構成だろう。初回だと、やりにくい内容だ。

     

エピソードの中心は、かつて小さな製作所を経営してた、和久井忠雄。彼が

まだ若かった数十年前、経営が行き詰って工場で首吊り自殺しようとしてた

所を、ベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)の3人が助けて、感謝

れたことがあった。

    

ベロはその時、キラキラ光る小さなネジをもらって喜ぶ。その後も大切に持っ

たまま、コマの代わりに回して遊んでた。小さいながらも光を放ち、意外な所

で「人」を喜ばすことも出来る存在。それこそ妖怪人間でもあるし、会社も妻

も失って、子供も身寄りもなく、ガンで余命半年を宣告されてる初老の男性・

和久井そのものでもある。別のヴァリエーションとしては、小春(石橋杏奈)

の目に留まった、壊れかけのエアコンの室外機(?)があった。そこから漏

れ出た水のおかげで、地面にキレイな花が咲いてたのだ。

                

では、和久井の場合、どんな光を放ち、どのように「人」を喜ばせてたのか。

まず外見だけで、ベムには数十年前の男性だと分かったし、ご馳走でもて

なしてもらった事も思い出せた。これだけでも、光と呼ぶにふさわしい。

         

でも、一番大きかったのはもちろん、彼が妖怪人間という存在受け入れ

こと。ベロを連れて和久井のアパートに行き、中に入れてもらった時の、

ベムの笑顔がすごく素敵だった・・・とファンなら思ったはず♪ 私もいいな

と思ったけど、外で一人ひねくれてるベラの姿が可愛くて笑ってた。

          

一方、ベム達も、人間になりそこなった妖怪人間という奇妙な存在であり

ながら、目立たない形で人間に喜ばれるような事を続けてる。みんな、か

けがえのない大切な存在、「世界に一つだけの花」なんだね・・・といった感

想を子供が口にすれば、お母さんや小学校は笑顔で頷いてくれるだろう。

いいドラマだったねと言われれば、私もそうだと思う。

              

             

        ☆           ☆           ☆

けれども、それは「いい『ドラマ』」であって、やはり一般ウケを狙った甘口

のフィクション=作り話だ。妖怪人間を人間がスッと受け入れた点は、ファ

ンタジーとして受け流すとしても、和久井の立ち直りの早さは気になる所。

        

バイク便やヒッチハイク旅行のお金もあるし、末期ガンにしては身体も動

かせてる。そして、明るい映像と音楽に彩られてるのだ。視聴者ウケはと

もかく、実際の人生と考えると、むしろ最後にいい思い出を作って笑顔に

なれた後、さよならする方が自然かも知れない。

         

根本的に、生きる意味とか、小さな命の存在意義について考えるのなら、

もっと恵まれない状況を想定すべきだろう。恵まれた状況では、問い自

体が生じにくい。現実の最期の瞬間、助けてくれる妖怪はいないし、美し

く描いてくれるスタッフはいないし、感動してくれる視聴者もいない。

              

音楽も聴く気にならない、淋しく衰えた一人の老人が、痛み、不安、無気力

の中で必死に生きてるだけかも知れないわけだ。特に、男性より7年近く

も寿命(0歳の平均余命)の長い女性の場合、一人ぼっちで家や病院、施

設に残される確率が高くなる。

      

参考までに、厚生労働省平成22年度・簡易生命表から、主な年齢の

「平均余命」(あと何年生きられそうか)を引用して、人生全体に対する「残

の人生」の割合を計算してみよう。余命の小数点以下は四捨五入した。

       

       

            男           女

   20歳   60年(75%)    67年(77%)

   25歳   55年(69%)    62年(71%)

   30歳   50年(63%)    57年(66%)

   35歳   46年(57%)    52年(60%)

   40歳   41年(51%)    47年(54%)

   45歳   36年(44%)    42年(48%)

   50歳   32年(39%)    38年(43%)

   55歳   27年(33%)    33年(38%)     

   60歳   23年(28%)    28年(32%)

        

  

          ☆          ☆          ☆

は、すべての人間に訪れるとも言えるが、誰一人として経験できない

来事とも言える。と言うのも、死の瞬間に自分は存在しないため、「私の死」

というものは、経験する主体が存在しないからだ。この非常に奇妙な出来

事である「死」について、現実の条件を踏まえつつ、どう考えるか。どう向き

合うべきか。

   

私はこの『妖怪人間ベム』というドラマの一番最後(今季の連ドラ最終回と

は限らず、SP、映画、続編も含む)は、妖怪人間の「死」だと思ってる。死

なないといっても、「妖怪人間でなくなる」ことはあり得るし、人間になって

ハッピーエンドという終わり方は可能性が低いだろう。

            

いずれにせよ、「死」の問題については、再び考え直すことになると思う。単

に死ぬことだけでなく、他人や自分を死においやること、あるいは、いずれ

必ず死ぬ人間存在として生きることについても。

        

なお、人間の涙をかければ妖怪人間が人間になるなどという、単純なネタ

は、最初から私は相手にしてなかった。連ドラの初回に、核心となる情報

をいきなり出すはずがない。初回のレビューのタイトル「緑色の渇きをうる

おす人間の温かさ」については、以前のコメント欄で詳しく説明したが、「人

間の涙」と書かなかった理由の一つは、「連続ドラマの文法」的にあり得な

からなのだ。。

            

           

cf. 緑色の渇きをうるおす人間の温かさ~『妖怪人間ベム』第1話

   眠いから単なるつぶやき日記♪~『妖怪人間ベム』第2話など

   『ベム』小春の迷曲は伝説のロック♪、『行列』トライアスロン第3弾など

   肉離れリハビリ2、強引に20kmジョグでリスクテイク (ベム4話、僅か)

   4年ぶりに秋の自転車♪&『南極大陸』第5話ほか (ベム4話、僅か)

   土曜出勤で疲れたから、今日こそ単なるつぶやき日記 (ベム5話、少し)

   鉄柱衝突後、「頭痛が痛い」ので、僅かなつぶやきで・・ (ベム6話、僅か)

   レース前日の休養日、わざと長く眠って見た夢、ベムなど・・ (7話、少し)

   ロングタイツ2枚重ね履き、キツイけど足に優しい♪&ベム8話

   レースから2週間ぶりのスピード走&ドラマ評色々(ベム9話ほか)

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   亀梨和也主演ドラマ、視聴率の推移(野ブタ~妖怪人間ベム)

    

     

        

          ☆          ☆          ☆

一方、ようやく完結した『行列』トライアスロン特集。既に先週、ノッチ=佐

藤望がラン(=フルマラソン)中盤の関門でリタイア。残る行列チームは、

リーダー・東野幸治、安田美沙子、菊地弁護士の3人だ。

     

私は、レース当日の9月4日には全員の結果を確認、長めの記事にまと

めてるので、興味があったのは2点。関門に引っ掛かった時の安田の状

況応と、東野が「個人的に」完走したのかどうかだった。

                      

というのも、東野が制限時間をクリアできなかった事は2ヶ月前からハッ

キリしてるが、ウチの記事には数日後から、「東野 完走」といった感じの

検索アクセスが続いてる。つまり、東野が完走したかどうか見方が割れ

てるのだろう。だから焦点は、「個人的に」完走したかどうか。先週ラスト

の予告映像では、「東野コール」と共に完走したように見えた。

     

                 

         ☆          ☆          ☆

結果的には、まず安田意外な表情タイムオーバー。見てる私にとって

も意外だったが、本人にとっては制限時間(関門閉鎖時刻)に引っ掛かっ

た方が意外らしい。

                       

なぜ知らないのか?という検索アクセスが入ってるが、関門は沢山ある

ら覚えきれないし、すべての関門の閉鎖時刻を紙に書いて走る人はほと

んどいないだろう。私のマラソンや自転車レースの経験から考えても、み

んなそんな事、気にしてない。引っ掛かったら、後でネタにするだけだ♪

         

実際、番組での安田の映し方も、凡ミスのような感じを強調してた(最後に

少し泣き顔)。ただし、スタッフや伴走者が彼女に教えるくらいのことはあっ

ても良かったかも知れない。タレントが番組の企画で出場したんだから。

                   

一方、菊地弁護士のギリギリの完走は、レース直後から知ってたし、途中

で頭を抱えて四つん這いに倒れ込む姿も度々映されて来たわけだが、やっ

ぱりウルウルしてしまった。15時間以上も必死に頑張った末に、奥さんと

一緒にゴール。仲間達も待ってる。最高の1日だろう。

    

最後に、東野。先週、以前の記事に追記した通り、個人的に完走を達成。

12分36秒オーバーしても、「アストロガール」がゴールテープを張って待っ

ててくれるんだね♪ 個人的完走の喜びは分かるけど、スタジオで東野が

悔しそうにしてた姿の方が印象的だった。途中の関門はすべて通過した

んだから、来年再びチャレンジすれば正式に完走できると思う。

皆さん、どうもお疲れさま。。

        

               

         ☆            ☆           ☆

『ベム』と同じく『行列』も、大部分の視聴者は素直に感動すると思うし、週

末のテレビだから別にそれでもいいのだろう。ただ、「生きること」という観

で見た時、『行列』も『ベム』と同じ甘い特徴があるのに気付くわけだ。

れた立場(体力、気力、地位)、周囲の配慮、視聴者の温かい視線

        

「人生はマラソンだ」という言葉をもじるなら、「人生は佐渡トライアスロン

だ」と言ってもいい。ただ、途中でリタイアしても、誰も声をかけてくれない

かも知れないし、声が既に聞こえない状況かも知れない。感動的な音楽

やテロップ、ナレーション、コメントが入るわけでもなく、一人で淡々と数十

年間走り続けるわけだ。

     

元気な身体でレースに出るのなら、感動も充実感も達成感もあるからい

い。でも、老後や「病後」衰えた状況で生き続けることにどんな意味が

あるのかという話は別で、こっちの方が重要だろう。今夜はもう字数制

(週2万字)に引っ掛かるし、別の機会に再考しよう。

    

今週は計19998文字。有限の命をブログにこんなに費やしていいのか?

とか考えつつ、今夜はこの辺で♪☆彡

                

                          (追記後 計 4241文字)

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コメント

おはようございます。
今回も内容も良かったと思うのですが、もううちの
卑怯者の姉が離れてしました。
重い・・・と。
アニメを知らないから(私も知らないけど)
あっ、また続きを書きにきます。

投稿: みに子 | 2011年11月 7日 (月) 10時43分

テンメイさん、睡魔と闘いながら書いてくださったのかな?
ありがとうございます。
実は私も常に睡魔と闘っているクチで…
映画館に行けば、まず数分で夢路へと…ですわ。
土曜は固定ファンの多い作家のドラマ並びましたね。東野圭吾、宮部みゆきは当代随一の人気作家だし三谷さんの新作SPドラマも見てみたい…色々工夫してみな見ました。
何たるヒマ人…
東野ドラマが一番見応えがありました。
でも、視聴率は、火車がダントツに良かったみたいです。
で、本題のベムですが、内容が濃かったです。
一本の映画になりそうなくらい…
和久井役の平田さんとベムとのやりとりにひきこまれました。
身びいきかもですが、亀ちゃんいい雰囲気出せるようになったわ、と何だかジーンときてしまいました。ハハ…親バカ。
和久井の境遇、恵まれてますか?
妻に先立たれ、身よりもなく、余命半年ってかなり厳しい境遇じゃないでしょうか。
半年だからこそ、最後の力振り絞って、旅行にも行けたんじゃないでしょうか。
確かにもっと悲惨な方もいるでしょうが、それでは暗過ぎになっちゃいますよ。希望のある終わり方でよかった。
私も老いを意識し始めた時期なのでよけいしみじみと心にしみました。

投稿: ホワ | 2011年11月 7日 (月) 22時22分

うわ~ん、一杯書いたのに、確認しながら直していたら
急にページが違う所に変わっちゃって・・・全部消えた

まず、紅葉のテンプレの事から書き始め・・・
私も京都にまた行きたくなってしまったけど、
今は行かれないこと。
そして今回の3話の視点が私が感じた事がテンメイ様と似てて
嬉しかった事。
(姉が、テンメイ様の感想を読んで「カメに甘い」と。)
末期患者なのに元気が良すぎる。
末期なら最後、明るく1人でベム達から離れるのじゃなく
末期で病院に担ぎ込まれ、ベム達に看取られ、
「君達に再び会えて私の最後も捨てたものじゃなかった」とか。
そしてここでベム達が号泣して終わる・・・
とかってどうでしょうか?
最後にお礼の手紙を読んで号泣して妖怪に変身は・・・
ちょっと引きました・・・
とか色々書いたのに~~~~~!!
これから”確認”をクリックする時、コピーしてからにします。
自分のブログでは良く起こる現象なので、自分の日記は
コピーしながら書いてます。
ああ・・・残念。すみません。これからはこんな失礼な
書き方はしませんのでお許し下さい。
ではおやすみなさいませ・・・

しかし、本当にちゃんと寝て下さいね!
電車で寝過ごして乗り越しちゃうなんて・・・

投稿: みに子 | 2011年11月 8日 (火) 00時05分

> みに子さん
      
こんばんは
今回も良かったですね。内容も視聴率も。
   
「もううちの卑怯者の姉が離れて・・」(^^ゞ
  
このコメントの後に、お姉さんが読んだのかな。
「重い」、その通り。でも重さがいいんですよ♪
世の中、軽いものばっか流行る時代だし。
ドラマ、小説、洋服、ふとん・・。
ズシンと重く響いて来るものが欲しいですね。
震災は別。あと、女性も軽い方がいいかも(笑)
     
アニメは僕も知らないから、見たいと
思ってるんだけど、レンタルショップに無くて。
で、ここで1回、中休みなわけね♪
   
・・・中休み終了。長い書込みが消えたと(笑)
うっかり余計な所をクリックしたか、
バックスペースキーに指が触れたか、
タッチパネルで「戻る」の操作をしたってことね。
多分、文字をバックスペースキーで消そうとして、
ページ自体がバックしたんじゃないかな。
   
もう何年もブログやってるベテランなんだから、
記事執筆なら、こまめな保存。
長い書込みなら、「メモ帳」その他に下書き☆
ブロガーの基本です♪
僕も何度も痛い目にあって来たからなぁ。。
   
で、テンプレって言うか、トップ写真の
紅葉を見て、また京都に行きたくなったと。
僕もしばらく行ってないから、行きたいなぁ。
帰省の際に立ち寄ればいいだけの話だけど。。
    
お姉さん、僕が「カメに甘い」って?
それって、「かなり重い」の聞き間違いとか
カメに関しては、微糖のコーヒー的な記事だけど♪
    
トライアスロンに対しては甘いですよ。
アクセス多過ぎて、苦い記事だと炎上しそうだし(^^ゞ
何事も、リスク管理は重要なわけです。
東海大地震にご注意あれ☆
    
和久井が最後、病院で死んで、ベムが泣く。
あぁ、いい線、行ってるかも
和久井のハッピーさが甘口すぎて違和感がありますね。
『ひと恋』のラストに似てるかも♪
         
まあ、僕なら男の美学として、自分から
静かにさよならして欲しいんですよ。
最近、そうゆうのを見なくなったから。
その点、『華麗なる一族』のラストは秀逸。
流石、関東で30.4%、関西で39.3%!☆
    
アハハ  変身シーンで引いちゃったと
あれは1割か2割くらい、ギャグだったのかも。
      
あと、伏線になってる可能性がありますね。
基本線に乗ってるっていうか。
つまり、正義の味方といっても普通の感情の持ち主で、
自分でも抑えきれない衝動が爆発するってこと。
そうなると、「人間のため」って存在意義が崩れる。
   
最後は、緑色の液体に溶けて行くわけです。
存在してはいけないと自ら悟ったターミネーターが、
自ら溶鉱炉に溶けて行ったように。。
     
  
ちなみに電車の乗り過ごしは、「行き」だとほとんど
無いから、「帰り」はやっぱ気を緩めてるんですよ。
別に乗り過ごしてもいいやって感じで。
家帰ると、ブログ書くのがダルイし♪
  
今は眠気以上に、右脚ふくらはぎの激痛と格闘中。
走れないから、食べる量を減らさなきゃヤバイなぁ。   
ではまた。。
    
   
    
      
     
> ホワさん
   
こんばんは。今季はパワーが溢れてますね♪
       
この記事は、睡魔よりも激痛と闘いながら書いたものです。
書いてる途中、台所やトイレで立ち上がる度に
ウ~ン・・と呻きながら。
             
って言うか、最近ドラマばっかになってるから、ベムの
3話は前日の一言でおしまいにしようと思ってたのに、
走れなくなったから、代わりにベムをネタにしたわけ♪
   
で、睡魔と闘ってるわりには、テレビ漬けですね(笑)
ドラマだと目が覚めるのかな。
7時間近くもドラマ見るくらいなら、寝た方が快適でしょ。
ま、映画館にも行けるし、元気復活ってことですか♪
   
     
さて、肝心のベム。
この脚本家、初回から内容を詰め込みまくってますね。
本人のパターンなのか、プロデューサーの意向なのか。
まあ、だからこそ3本の強敵と互角に戦えたのかな。
宮部17.0%、ベム15.8、三谷9.1、東野6.7。
   
亀梨の論評は専門家にお任せってことで(笑)、
和久井の境遇ね。ちょっと論点がズレてる気がするし、
亀梨関連に対する過保護の気配も見えますね。
『ヤマナデ』の時をちょっと思い出しました♪
     
そもそも僕は、ドラマを見る時、単に作り話を楽しむ訳でも
なければ、好きなタレントを応援してる訳でもありません。
ドラマを超えて、その先にある現実をいつも見てるのです。
    
その点は、6年前の『野ブタ』の時から一貫してるし、
ウチのブログ運営の全体的方針とも合ってます。
例えば、3月から半年、僕が最も力を注いだのは
原発・放射線関連。つまり、圧倒的に重い現実です。
     
この記事をよく読み返してみてください。
記事タイトルでそもそも、ベムは助演扱いになってます。
僕は、現実の生の限界(=死の直前)を考えようと
してるんであって、ドラマはそのキッカケなんですよ。
「希望のある終わり方」は虚構の世界の作り方の話。
簡易生命表と計算は、現実の世界の客観的データです。
         
希望とか楽しみとか家族とか、プラスのものが無い状態で、
初めて「生きること自体」の現実が見えると思ってます。
「楽しく生きる」のでなくても、「生きる」こと自体に
価値があるのではないか。そうゆう視野で語ってるのです。
  
『行列』で言うなら、テレビ番組の「感動的な走り」で
無くても、「走り自体」に価値があるのではないか。
それはどんな価値なのか。そうゆう発想です。
もちろん、自殺、安楽死、寝たきり、認知症などの
現実的問題を頭に入れてのこと。
           
ちなみに、自転車で多摩川を走るだけで、
ホームレスの人達を普通に見かけます。
大量の空き缶を拾って、丁寧につぶして、壊れかけの
実用自転車の後ろに積んで、フラフラと人力で走る。
ドラマのようなアパート住まいやヒッチハイク旅行(?)
なんて到底できない人達が、わりと身近にいるわけです。
      
最後に、ドラマに関して言うなら、いずれ記事に書くかも
知れないけど、『あしたの、喜多善男』を思い出しました。
        
絶望した冴えない中年男が、なぜ自殺を止めるのか。
連続ドラマ11回使って丁寧に描いた作品。
原作小説でも、自殺がどうなったのか、最後まで不明。
同じフィクションであっても、生死とか自殺の扱い方が、
ベム第3話とは全く違ってます。
    
     
僕は、おふざけもよく書くけど、基本的には
生とか現実を真正面から隅々まで見つめてる人間です。
明るいものと暗いものがある時、人は普通、
明るいものに目を向ける。僕もそうかも知れない。
だからこそ逆に、暗いものにも目を向ける必要がある。
少しだけ意識的に、暗闇の底まで。。
    
最近、字数制限で記事本文が制限されてるから、
書けなかった事までここに書いてみました。
それでは。。

投稿: テンメイ | 2011年11月 9日 (水) 02時28分

テンメイさんのお陰で、ムラムラ元気が出たnamaです。。。
あ、違った~manaですよっ

ところで今回、テンメイさんは気づいたでしょうか?
ラストでのバイク便のヘルメットに「Q10」って書いてあったのを。
今回は「生きること」や「命」を考えさせられながら、
その雰囲気や映し方が『Q10』(木皿泉脚本)に似てるな~って
感じてたとこだったのでビックリクリクリクリックリよ!
ただの日テレ繋がりだけにしても、粋なことしてくれるな~って、
見逃しそうな遊び心に感動。

そしてテンメイさんの、このベム記事へのレスにも感動。
記事本文より楽しめるかも(笑)
あ、書けなかったからね。
出し切らないとモヤモヤするでしょ

私が行ってる「人工温泉」露天風呂の消毒臭にも慣れましたが…
ちょっと遠いラドン温泉にも通ってた頃があったなぁ
しかし何が体に良いのか分かんないことだらけですね~。
野菜の栄養を摂ってるのか農薬食べてるのか分かんないな~って感じたり。
ニュースを見てても、
矛盾した世の中で行かされてるんだとつくづく感じたり。

『それでも、生きてゆく』は秀作でした。役者も見事でしたしね。
それでも生きて行かなければならない現実を考えさせられる作品が好きなんです。
どうにもならない、答えも見つからない、だけどその度に考える。考えたい。
「重い」って言葉だけで片付けて欲しくないんですけど、
そういう好みの部分でも分かれるところでしょうからね。
よって『妖怪人間ベム』はイイ!好きですわぁ
アニメもそういう感じだったんでしょうかねぇ。
内容まで憶えてなくて…
大人になった今、もう一度ちゃんと見てみたいと思いますもん。

そう言えば昨晩、マツコさんと有吉くんの番組で、
『男はつらいよ』の名シーンを見て彼らが言ってたんですけど、
昔はこの良さを感じられなかったって。
それが、今(の時代に)見てもこの作品は面白い!って推してました。
この気持ちがすごく理解出来たんですけど、
今まで生きて来た経験がそうさせるんですよね~。
マツコさん、「老いだわ」って(笑)
山田洋次監督の良さが分からなかったと言ったマツコさんに全く同感でした。
実際、寅さんの演技に笑ってしまって、
これ借りて来て見たいな~って思わせたほど。
もっと見ていたかった。
今更ながら、渥美清さんの演技に見入ってしまったわ。

こうして皆、年を重ねながら経験を積んで行くってことなんですねぇ。シミジミ

何を言いたかったのかって?
こうしてテンメイさんとお喋りしたかっただけ(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
M体質だけどね、そこまで下ネタレスでなくてもいいのよ。
テンメイさんとこの読者を減らしちゃ困るでしょ

せっかくだから、次回『南極大陸』記事には南極1号2号を使わせて貰おっかな。
ってロンブーか(笑)

ふくらはぎ、お大事にヾ(*'-'*)マタネー♪

投稿: mana | 2011年11月10日 (木) 16時02分

バイク便のとこですが、『Q10便』でした。
下書き読み返して気づきました

投稿: mana | 2011年11月10日 (木) 16時20分

> namaさん
   
・・じゃなくて、manaさんね。ワンパターンかよ!
  
ムラムラした人妻の身体をどうにかして欲しいわけネ
バブル期のボディコンを探し出せば一発です。何が?♪
いや、3発かも  オイオイ!
って言うか、そりゃ「散髪」の絵文字だろ!
    
で、いきなりマニアックな指摘をして来ましたね。
バイク便のヘルメットに「Q10便」☆
  
最近、録画しなくなってるし、PCの小さなウインドウで
見てるから、全く気付きませんでした。
「Q10」(キュート)が野ブタと同じく木皿泉の脚本
だってことは知ってるけど、全くドラマ見てないし。。
    
調べてみると、「QQ便」(キュウ急便)っていう
バイク便がありました。つまり、「Q9便」♪
偶然かもしれないけど、知っててやったのなら
技ありの遊び心ですね。脚本じゃなくて演出かな。
録画を消してなかったら、チェックしてみて下さい。
もし「QQ便」のバイクを使ってたら完璧☆
     
亀梨ファンはやっぱし熱心な方が多いのか、
このコメント欄はよく読まれてるようです。
今回なんて、記事本文より長くなってるし(^^ゞ
     
         
アハハ  「出しきらないとモヤモヤするでしょ」。
出た! マナ女王様の焦らし責め
ほんじゃ、お返しに、寸止め攻撃してあげましょう。
ギリギリの所でイカせないわけ。美容室に行かせない(笑)
女王様を調教するのは刺激的
    
        
ラジウム温泉の記事を書きながら、実はマナさんを
思い出してたんだけど、ホントに食いついてくれるとは♪
やっぱりイッたわけね。ラドン温泉に。
そちらだと、「猿投温泉」とか有名みたい。
      
まあ、何にでも長所と短所はあるから、
実生活をどうするのかって話はビミョーですね。
温泉の消毒のおかげで、妙な物が浮かんでても大丈夫(笑)。
農薬入りの野菜は、安かったりキレイだったりするし。
   
仕事帰りに、放射線の大御所・近藤宗平の本を立ち読み
したんだけど、ある時「ラジウム温泉は大丈夫なのか?」と
質問されて、返答に詰まって以来、低い線量の研究を開始。
正直で誠実な態度で、好感持てますね
   
今では、少しなら浴びた方がいいと主張してます。
福島はともかく、首都圏住民の健康なら増進する可能性あり♪
ま、影響が大きいこともあって、論争が激しい話だけど、
頭に入れとく価値はあるでしょう。
僕はいずれまた調べてみるつもりです。    
  
一方、前クールの『それでも、生きてゆく』。。
僕は結局、全く見てないけど、視聴率が低いわりに、
見てた人の評価は高かったような気はしますね。
脚本・坂元裕二、演出・永山耕三、宮本理江子。
3人とも僕の好みだなぁ。
  
どうにもならない重い現実は、誰にでもありますよね。
その代表が、着実に年老いて、やがて死ぬこと。。
自然にやって来る死だけは平等です。
    
自殺とかの死は不平等だけど。
金で何とかなったり、妖怪が助けてくれたり。。♪
    
アニメの『ベム』はもちろん、『男はつらいよ』は
僕も見てみたいなぁ。全く見てないんですよ(^^ゞ
もちろん、話はあちこちで聞くんだけど。
「男」とか「つらい」とか、古過ぎて今さらって感の
あるものは、逆に今、新鮮かも知れませんね。
フツーの人間にとって、生の本質はその辺りにあるかも。
     
 
で、結論としては、Mだからテンメイさんに調教されたいと
この話の落差がいいなぁ。。自画自賛かよ!
    
じゃあ、周囲にバレないように、マナさんのことは
「東海1号」と呼ばせて頂きます
余計バレるわ! 昭和の香りで「あずさ2号」とか。古っ!
帰宅前には金属の貞操帯つけて、「鉄人28号」。
もうエエわ♪ 
  
あぁ、それにしても両脚のふくらはぎが治らない・・
と最後にボヤいて、では股ネ。
じゃなくて、マタネ

投稿: テンメイ | 2011年11月12日 (土) 16時57分

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