12年1月の全走行距離&『木村政彦vs力道山』本の立ち読み♪
(31日) RUN 21.1km,1時間43分21秒,平均心拍147
(1日) JOG 4km,23分程度
鼻が痛い。。ひょっとして・・と思って、帰宅後に早速、環境省花粉観測シス
テム(はなこさん)にアクセス。ビンゴ!って奴だね。まさに今日、2月1日
から花粉が飛び始めてるのだ。おまけに、ちょっとだけ風があったし、気温
も相変わらず低いから、鼻が痛くて何度もつまむ状態。文字通り、「鼻つま
み者」になってしまった・・・って、意味が違うだろ♪
こんな時でも、すぐに関連記事のアクセス状況をチェックするのがブロガー
魂ってもんだ。あるいは、ブロガーの哀しい性(さが)と言うべきか (^^ゞ 年
末にアップした花粉の放射能記事は、地味ながら評価されてたんだけど
(tweet 8人♪)、別に今日になって特別アクセスが増えたってこともない
ね。まあでも、内容的にはセンター返しのクリーンヒットって感じだと思って
る。この比喩、相当古いかも。。
☆ ☆ ☆
さて、今日は睡眠わずか1時間半でお仕事して来た後だし、前日の記事
にかなり手間ヒマかけたから、あっさり1500字程度で終わりにしようかと
思ってた。年度変わりってこともあって、下のグラフ作成にも時間がかかっ
てるのだ。
ところが、眠くて疲れた時ほど、本屋に立ち寄りたくなってしまう (^^ゞ ま、
ちょっとした刺激を求めてるんだけど、今夜は素晴らしい本を発見して、し
ばらく立ち読みしてしまった。いや、買う価値は十分あるんだけど、買うと
分厚い本を一気に読んでしまいそうだから、また他の事が出来なくなって
しまう。ブログの数学記事も延々と先延ばしにしてる状態だから、軽く立ち
読みするだけでガマンしたわけ。
それにしても、ホントに素晴らしい☆ 珍しく「素晴らしい」って賛辞を2回続
けることになった、その本とは、増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さ
なかったのか』(新潮社)。この刺激的タイトルは、柔道王とプロレス王の
伝説の試合(1954年・蔵前国技館)だけじゃなく、試合後の展開も含め
て付けたもの。それは、著者の公式ブログの記事からも分かることだ。
☆ ☆ ☆
たまにブログにも書いてるけど、私は昔はかなり格闘技好きだったし、大
山倍達や極真空手などの本(マンガ以外)は10冊以上買って読んでる。ど
こで読んだか覚えてないし、内容もウロ覚えだけど、「木村と力道山の対戦
は、八百長試合のはずだったのに、途中から急に力道山がエキサイトして、
木村を倒してしまった」という話になってたと思う。
でも細かい話は知らなかったし、「木村の前に木村なく、木村の後に木村な
し」とまで言われる柔道の鬼がなぜ一方的にKOされたのか、気にはなっ
てた(3本勝負だが1本で終了、公式記録はドクターストップ)。不思議なこ
とに準備不足だったらしいが、何しろ全日本選手権13年連続保持(大会
開催は計5回)。総合格闘家として有名なヒクソンやホイスの父である、エ
リオ・グレイシーにも敵地で勝ってるのだ。
だから、この701ページの分厚い評伝を手に取ってすぐ、最後辺りにある
試合の説明を読み始めた。詳しい人がどう感じるのかはともかく、私は初
めてだったから、グイグイ引き込まれてしまって、顔がニヤけたほど♪ 面
白過ぎる!
27歳から45歳まで18年間も費やしたと言うだけあって、ビデオ内容の分
析、新聞報道、関係者の取材など、多角的説明が試合を鮮やかに蘇らせ
てくれる。力道山サイドによる編集で(?)、ビデオからカットされた部分ま
で、新聞報道に基づいて補足してくれてるのだ。それでいて、無味乾燥な
文章ではなく、ワクワクと興奮させてくれる語り口になってるのだ。
結論としては、大まかに言うなら「やはり、思ってた通りか・・」という感じだっ
たけど、ものすごく曖昧だったイメージが鮮明になったから、買って帰りたく
てウズウズしたほど (^^ゞ その時だけ、完全に格闘技大好き少年へと戻っ
てしまった。末尾を確認すると、9月末の出版後、僅か4ヶ月で15刷! やっ
ぱり、みんな引き込まれるんだね。『ゴング格闘技』誌上での3年半の連載
でも、人気を集めてたんだろう。
☆ ☆ ☆
ただ、写真や図が少なめなことはともかく、少し気になったのは信頼性の問
題だ。私が以前、『大山倍達正伝』(小島一志・塚本佳子,新潮社)を買っ
た時は、既に色んな情報を持ってたし、巻末の参考文献も詳細だったから、
かなり信頼できそうだなと感じた。ところが、『木村政彦はなぜ力道山を』の
場合、参考文献が簡素だし、私の予備知識もほんの僅かしかない。
事情通が読むとどう思うのかな?と思って、珍しくアマゾンのレビューなん
てものをチェックすると、やはり相当詳しそうな方が、「客観性」「信憑性」に
疑問を投げかけていた。ウィキペディアでこの本の項目を見ても、「信頼性
に幾分疑問がある出典に基づいて書かれている」という指摘が付いてる。
どちらも、それほど強い否定ではないけど、なまじ面白いノンフィクション
(or 読み物)だけに、多少の距離を保った上で楽しむべきかも知れない。
ともあれ、仮にいくらか問題点があったとしても、十分「参考」になる誠実な
労作だし、初めから「木村側に立つ格闘技マニアの研究発表」だと思えば、
さほど不満も生じないだろう。そもそも、タイトルも本文も、公平な見方など
目指してないのだから。できれば、かなり売れてる本でもあるし、数年後く
らいの加筆修正や続編も読んでみたいと思ってる。とりあえず、著者の執
念と愛情の深さに拍手を送りたい。税別2600円の価格も良心的だろう。
なお『大山倍達正伝』でも、木村vs力道山の試合については、「八百長崩
れ」(=ブック破り)という「通説」が支持されていた(後半、小島の執筆箇
所)。木村側に立つ大山が激怒して、力道山に勝負を挑んだ後、結局は
「手打ち」の形で、数百万円の見舞金と共に収まったようだ(ヤクザ絡みの
和解)。その直後、木村は短刀を持って力道山を付け回したらしいが、結
局は断念。「なぜ殺さなかったのか」という理由をまとめるなら、常識的倫
理、妻への愛、周囲や世間のしがらみということだろう。
あと、ウィキペディアは出典も明記せずに、朝日新聞書評の否定的部分
だけを引用してるが、あれは11年10月30日・朝刊における後藤正治の
批評。ノンフィクション作家だが、あの書評の文体を見る限り、増田の熱
い文体が「引っ掛かる」のは当然のこと。そりが合わないという話だろう。
逆に、同じ朝日でも鳥取県版をネットで見ると、「今年一番の本」だと絶賛
している(今井書店・加藤幸典)。
日経HPでも、ノンフィクション作家・佐野眞一が、好意的レビューを書いて
た。「叙述にゆるみはなく、主題に向かって真っすぐに進む。史料批判の
甘さや、自信過剰な文体は抵抗を感じたが、力で無理やりねじ伏せられ
たような読後感は悪くない」(11年11月13日)。
(☆12年11月追記: 大宅壮一ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞を
Wで受賞♪)
cf. 『大山倍達正伝』購入♪
☆ ☆ ☆
長くなったので、昨日の走りについては簡単に。日曜の28.5km走から
1日おいて、月末の距離稼ぎを行っただけだ。ハーフ走れるかどうか、自
信なかったけど、1km4分55秒でいいやと思ってゆっくり走ったら、楽に
完走できた。心拍も低いし、ダメージも無いし、最近だと一番気持ちいい
走りだったかも。トータルでは、1km4分54秒ペース。ぴったし狙い通り♪
一方、今日は昼間の通勤ジョギング4kmのみ。ちょっと疲れてたし、ジョグ
にしてはやや速めだったから、呼吸が乱れてしまった。明日まで疲れが残
りそうな予感。ま、スピードより距離重視、走り込みの時期だから、別にい
いけどね。。
往路(2.45km) 12分48秒 心拍130
1周(2.14km) 10分30秒 146
2周 10分34秒 148
3周 10分36秒 148
4周 10分21秒 152
5周 10分18秒 152
6周 10分27秒 150
7周 10分13秒 153
8周(1.22km) 6分02秒 153
復路 11分33秒 149
計 21.1km 1時間43分21秒 心拍平均147 最大158(7周目)
☆ ☆ ☆
一方、12年1月の全走行距離は
RUN 264km ; BIKE 0km
あれっ・・・と書くとシラジラしいけど、納得いかないなぁ。280kmくらいの
感覚だけどね。序盤で左ふくらはぎ痛に襲われたのが響いた形だ。1月に
限ると、ここ3年、走行距離が減って来たのが下側のグラフによく表れてる
(^^ゞ まあでも、ハーフ以上の距離を6本走ってるから、少し長距離に慣
れて来た。自転車は、乗りたかったけど時間が無かったのだ。来月は少し
乗る予定。月の後半、暖かくなってからにしようかな♪
板橋Cityマラソンの前の月だから、35km走までは持って行かなきゃダメ
だけど、足腰がもつかどうか、ちょっと心配。左ふくらはぎに加えて、右膝
がちょっと悲鳴を上げてるんだよなぁ。。って事で、今夜はこの辺で。。☆彡
(計 3654文字)
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