サイクリング(自転車)人口の推移~『レジャー白書』(2001~18)
(☆お知らせ: 現在『レジャー白書2018』(データは2017年)
まで更新済。最初に記事をアップしたの12年5月。)
☆ ☆ ☆
(7日) JOG 4km,24分程度
(8日) RUN 21.1km,1時間38分59秒,平均心拍153
先日、テニスラケットで有名なプリンス社が破綻したのを受けて、日米の
テニス人口推移などに関する記事をアップ。人口推移より Prince社への
関心が圧倒的みたいだけど、予想以上にアクセスは多い。ランニング人
口やスキー&スノボ人口に関する記事にも、地味にアクセスが続いてる
から、今日はサイクリング人口の推移をまとめとこう。
自転車の人口については、既に2年半前に一応、記事を書いてる。ただ、
あれは、2年に一度の「スポーツライフに関する調査(笹川スポーツ財団)
に関する簡単な感想で、2008年(第9回)しか見てなかった。
今回は、毎年調査で歴史も長く、参照されることも多い、『レジャー白書』
(日本生産性本部)を参考に、ここ10年間(2001~2010)の推移をまと
めてみる。ちなみに2010年のデータが掲載されてるのは『白書2011』。
2011年分が掲載される『白書2012』は7月か8月に発売される。
(☆追記: レジャー白書2012によると、11年は1210万人へと更に低下、
あるいは、一般レベルのブームが沈静化。実感とも合ってる。
下のグラフも更新した。 2013.2.6 )
(☆追記2: 2012年は1080万人まで減少。NPO総合科学研究会が
公表してる数値の1ケタ目を四捨五入した。グラフも更新。)
(☆追記3: 『レジャー白書 2014』によると、2013年は840万人まで減
少。5年前からのブームの増加分が完全に消えて、過去15年
で最低水準まで下落。ただ、1人当たりの費用は増えてる。)
(☆追記4: 『レジャー白書 2015』によると、2014年は830万人で微減。)
(☆追記5: 2015年は860万人で微増。PCの故障でグラフが上手く
更新できないので、2枚目のグラフをアップした。)
(☆追記6: 『レジャー白書 2017』によると、2016年は
910万人。意外にもじわじわ盛り返し中。)
(☆追記7: 『レジャー白書 2018』によると、2017年は
730万人。2割もの大幅な減少。)
☆ ☆ ☆
下にまとめたデータは、「サイクリング、サイクルスポーツ」を行った15歳以
上の推計実施人口。MTBのトライアルやクロスカントリーも入ることになる。
男女3000人がサンプルの大規模調査だから、それなりの信頼性はあ
るけど、注意しなければいけない事も3点ある。
まず、1年に1回行っただけでもサイクリング人口に入れられるということ。
次に、通勤や買い物で自転車に乗った場合の扱いが不明で曖昧なこと。
更に、2009年分のデータ(掲載は『レジャー白書2010』)から、ネット調
査になって、かなり不連続的な変化が見られること。
特に最後の点について。種目にもよるけど、ネットだと全般的に人数が増
えてるのだ。おそらく、ネットを使用する人の年齢が比較的若いからだろう
けど、推計する際にその点の補正は行ってないようだから、09、10年分
はもっと少なめに見た方が無難だと思う。
それでは、データとグラフを掲載しよう。残念ながら02年のデータがネット
で見当たらないが、01年は1580万人だから、02年は1550~1600万
人程度と推測できる。グラフでは一応、前後の平均を取って02年を1575
万人としておいたが、単なる推定だから三角マークにしてある。
2003年 04 05 06 07 08 09 10
1569 1484 926 872 994 950 1518 1360万人
☆ ☆ ☆
これを見ると、特に自転車好きの人は意外に感じると思う。05年以降の急
激な落ち込みが不思議だけど、ここ5、6年の「自転車ブーム」にも関わら
ず、大きく見ると人数が増えてないのは確かなのだ。これは、ランニング人
口についても同じだった。
業界の売上が伸びてるのは間違いなさそうだから(経産省統計による06
年以降の出荷金額)、解釈が微妙な所だろう。高額商品の売上は増えて
そうだけど、新しく始めた人は意外に少なくて、前から乗ってた人が新しく
色々買ったり、乗る頻度や距離を増やしてるということか。
最近は自転車への風当たりが強くなってるし、道路環境や乗り手のマナー
が向上しないと、自転車ブームにも陰りが生じて、人口減少に転じる可能
性もある。
ちなみに私は1ヶ月ちょっと前、瀬戸内海の沿岸地方に行って来たが、意
外なほど圧倒的な車社会で、自転車は僅かしか見なかった。ロードバイク
なんて物はたった1台しか見てないし、ランナーも少ししか見かけなかった。
そう言えば、乗鞍ヒルクライムからの帰り道(信州の木曽路など)でも、夏
の日曜なのに自転車はほとんど見ないし、首都圏から北海道までサイク
リングした私の知人も、東北では自転車を見かけなかったようだ。
ここ最近のランニング・ブームや自転車ブームは、それほどの広がりには
なってないし、都会と地方の格差も大きい気がする。「RUN&BIKE」の愛
好者としては、今後もいろんな情報をチェックしてみよう。。
ランニング人口の意外な推移~『レジャー白書』(ジョギング・マラソン)
バブル崩壊以降、スキー&スノーボード人口の推移~『レジャー白書』他
ラケットのPrince(プリンス)破綻・・日米のテニス人口推移など
☆ ☆ ☆
最後に、今夜の走りについて。もう、仕事と雑用が溜まり過ぎてて、走る余
裕なんてないんだけど、今月に入ってまだロクに走ってないから、渋々と
夜の公園へ出発。明日の夜がまた雨らしいから、ハーフ21kmを目標に
して、慎重に走り始めた。
ほんの少し自転車に乗ったおかげで、太腿はしっかりしてるし、右膝の痛
みも消えたまま。ただ、左ふくらはぎ痛がぶり返してるし、なぜか足腰に疲
れが残ってる。公園の1周目まではさっぱり冴えない走りで、1km5分ペー
スの完走でいいかって感じで、蒸し暑さもかなり気になった(湿度90%)。
ところがその後、身体が温まるにつれて足腰に力が湧いて来て、じりじりと
スピードアップ。と言っても、1km4分半ペースまでしか上がらなかったけ
ど、心拍はほとんど160以下だったから、板橋Cityマラソン以降だと一番
マシな走りかも。深刻なダメージから、着実に回復してるね♪ トータルで
は1km4分42秒ペース。う~ん、まだ遅いけど、良しとしとこうか (^^ゞ そ
うそう、昨日(7日)は通勤ジョギング4kmのみ。
☆ ☆ ☆
ちなみに深夜になって、猫ひろしのロンドン五輪出場が認められないとい
うニュースが飛び込んで来た。国籍変更後まだ1年経ってないし、連続1年
の居住実績もないし、特例扱いもできないということで、国際陸上競技連盟
(IAAF)がカンボジア陸連に通達。
私は既に先月の記事で、猫は自主的に辞退すべきだと書いてたから、別
に驚きはない。彼の実力と努力は本物だから、今後は別の大会目指して
頑張って欲しいもんだ。日本国籍に戻すかどうかはビミョーな問題だけど。
では、今夜はこの辺で。。☆彡
往路(2.45km) 12分47秒 心拍129
1周(2.14km) 10分39秒 143
2周 10分11秒 149
3周 9分49秒 155
4周 9分39秒 158
5周 9分41秒 158
6周 9分48秒 159
7周 9分59秒 159
8周(1.22km) 5分42秒 160
復路 10分46秒 160
計 21.1km 1時間38分59秒 心拍平均153(83%) 最大170(ゴール時)
(計 3120文字)
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