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退屈な作品とはどのようなものか~『もう一度君に、プロポーズ』第4話

大人になると「ま、いいか」が増えるもんだ、という話を前に聞いたことがあ

る。確かにそうゆう気もするけど、平成ブロガーとしては今回、そんな大人

じみた許容をするつもりはない。正直、最初の5分でチャンネルを変えよう

かと思ったほど。過去の3話とは別のドラマになってるから、裏番組の『風

の谷のナウシカ』で可愛い二次元の少女の活躍に萌えた方がマシだろう。

アブナイわ!    

           

ミステリー系ドラマ全盛の今期、地味な大人の恋愛もので頑張ってる、『も

う一度君に、プロポーズ』。ウチでは、初回は絶賛、第2話も満足、第3話

もまずまず、といった感じで、低視聴率にも関わらず、ここまで温かい視線

を向けて来た。アクセス解析を見ても、このドラマがお気に入りの視聴者

は結構いらっしゃるようで、「何でこんないいドラマの視聴率が低いの?」、

「録画率が高いのかな?」といった感じの検索が目立ってる。

         

けれども、今回の私の評価はかなり低い。と言うか、『古畑任三郎』その

他の脚本などで有名な三谷幸喜なら、先日の「キョンキョン兄貴」の教え

に従って、あの名台詞でバッサリ斬り捨てるだろう♪ そう、確信する。 

     

と言う訳で、以下の簡単なレビュー(と言うより感想)は、第4話を面白いと

思った方にはお勧めしないこれまでのウチの態度とは違うので、ご注意

あれ。別に私が疲れてたからって訳じゃなくて、ドラマ自体が全く別物になっ

てたから、評価が一変するのは自然な事だろう。ちなみに記事タイトルの

「退屈」という言葉は、映画館で見た「作品」に対する可南子の台詞の引用

だ。蛇足ながら、念のため。。

      

           

         ☆          ☆          ☆ 

さて、対象の変化というものは一般に、主体の側の見方に応じた概念だ。

たとえば、ある女性が行きつけの美容室で、たまたま前髪を0.5cm分、

余計に切られてしまったとしよう。その女性にとっては、そのカットは今ま

でと全く別物だし、美容室や美容師に対する評価も一変しうるはずだ。で

も、彼女に特別の関心を持ってない周囲の男性から見れば、今まで通り

のヘアスタイルにすぎなかったりする。

         

つまり、対象(髪、美容室、美容師)の変化は、主体(彼女、周囲の男性)

の側の見方と連動するわけだ。少し言い方を変えると、変化とは基準に

応じたものとも言える。物差しという物体的な基準で測ると、前髪は以前

のカットより0.5cm短く変化した。しかし、周囲の男性の目分量という基

準にとっては、今までと変わってない。

            

今回のドラマで言うと、前回のチケット手渡しを受け継いで、2人が「偶然」

一緒に見ることになった映画、『麗しき夜』。図書館の若い同僚男性・橘(入

江甚儀)にとっては素晴らしい映画、最高のラストだったのに、波留=竹野

内豊はラスト、後部座席で「寝ちゃった」。それどころか、クモ膜下出血で倒

れる前から楽しみにしてたはずの可南子=和久井映見まで、「退屈でした」

と正直に告白したほど。

             

もしここで、若い同僚が「素晴らしい」と言い、可南子が「退屈」と言うだけ

なら、まさに退屈な主観的感想のつぶやきに過ぎない。でも、若い同僚

がなぜ素晴らしいのか、理由を語り、可南子も退屈さの理由を語るなら、

お互いの見方に広がりや厚みが増す可能性は十分ある。さらに、それを

通じて、お互いの評価が変わることもあるだろう。

             

という訳で、今回の第4話を退屈だと思った私が、その理由や経緯を話し

てみることにする。あらかじめ一言でまとめれば、既に指摘した通り、脚本

が別物になってたから。過去の3話は、退屈そうに見えて、実は興味深い

作品にちゃんとなってたのだ。。

    

           

        ☆          ☆          ☆

今回、最初の5分と言うより、実質的には最初の1分くらいで、私は異変

を感じ取った。手短に前回の流れのまとめが流れた後、前回のラストシー

ンの再登場。もう会わない方がいい、こうやってあなたを困らせてる自分

も含めて、何もかもイヤ。。そう告げた可南子(和久井)を波留(竹野内)

が抱き締めたものの、可南子は身を遠ざけた。。

              

「もう会わない方がいい」というような重要な台詞は、当然それなりのフォ

ローがないと、脚本全体が軽く感じられてしまう。例えば、本当にしばらく

会うのを拒否して、可南子はカウンセリングを深めて行く。一方、実家ま

で会いに行っても門前払いが続く波留の側でも、「昔好きだった、思い出

深い」赤い車の修理を続けながら、少しずつ「進んで」行くとか。

         

あるいは逆に、会わないつもりだったのに、また会うようになるための、

重要なエピソードを入れてもいい。可南子の本心が書かれた日記という

小技は最初から使ってるから、新たに母親(真野響子)を通じて、波留の

意外な側面が可南子に伝わるとか。

    

             

         ☆          ☆          ☆ 

ところが実際のドラマでは、唐突にドタバタ喜劇が始まる。いきなり修理工

場の先輩・蓮沼(渡辺哲)が姪っ娘(めいっこ)を連れて来て、会わないどこ

ろか、一夜を共にすることに。シスコン(姉貴コンプレックス)の弟・裕樹は、

悶々と眠れない夜を過ごすハメになったのだ。おそらく、代わりに可愛くて

一途な恋人・志乃(市川由衣)を呼び出そうかと何度も考えて、グッとこら

えただろう。男は心身ともに、色々と疲れる生き物なのだ♪

                

その後、女の子はあっさりお役御免。おそらく、もう出番はないだろう。も

ちろん、あのコにはそれなりの「意味」が一応あった。意外な展開=転回

の導入、可愛い子供やハート型ケチャップ・オムライスの映像。おめでたと

誤解したらしき蓮沼ら、仕事仲間たちに対する、桂(倉科カナ)の事情説明

(暴露)。そして、「子ども」に対する女性=可南子の強い願望と、男性=

波留のこだわりの無さとの、コントラスト(対比)の表現。。

            

しかし、このドラマはここまで、そういった軽くて分かりやす過ぎる平凡な

展開・要素とは違う部分で、セピア色の淡い光を渋く放ってたのだ。職場

の明るいやり取りも、これまでは微妙なラインまでに留めてあった。あくま

でメインは、波留と可南子の、もどかしくも新しい夫婦関係。

                

微妙なバランスで、そういった姿勢を保ってた所へ、突然のドタバタ喜劇

の挿入に加えて、折角の心療クリニックや心因性の話も忘れ去って、映

画の処理も、内容と関係なしに「2人で見に行きたかっただけ」、で終了。

これで、強引に波留に「進んでると思う」と言わせて、セピア色とJUJUの

『ただいま』を流されても、反応に困ってしまう。思い出の桜の下で、デート

を申し込むシーン(1話)や、つながった鯛焼きを2人で仲良く食べるシー

ン(2話)とはかけ離れてる構成だ。

                 

謎の脚本家・桐野世樹、ここまで好意的に見てたのに、この程度だったの

か、あるいは低視聴率で上層部から横やりが入ったか。。そう思ってた私

の目の前に、エンドロールが流れたのだ。「脚本 山上ちはる」。なるほど、

脚本家が変わってたのか。納得。。

                 

もう、一番最後に、社会的に成功してそうな可南子の昔の彼氏(or 男友

達)なんてものが現れても驚きはない。フツーの脚本でありがちなパターン

なんだから。これでたとえ、第4話視聴率が上がってたとしても、なるほど

ねと思うだけだろう。視聴率とは、ドラマだけでなく、視聴者を示す数字だ

と、第2話レビューで語ったばかりなんだから。。

      

 (☆追記: 第4話視聴率も8.3%で変わらず。)

       

                  

         ☆          ☆          ☆

ドラマ終了後、早速この若手(?)脚本家について検索してみると、桐野ほ

ど謎に包まれてるわけじゃなくて、過去に多少の作品を書いた実績がある。

ただ、私が見たのはキムタク=木村拓哉の『月の恋人』第7話だけで、しか

もこの時、彼女は3人の脚本家の中の一人だ。出来の良かった最終回

浅野妙子の脚本。山上の出身母体であるシナリオ・インキュベーションを調

べても、私が知らない卒業生の名前が並んでる。

     

もちろん、あらゆる変化には、同一性と相違性、二つの側面があるわけで、

今回の第4話でも、今までの桐野世樹が一応、「脚本協力」という形で参加

してるし、演出家の村上正典も第1・2話と同じだ。カワサキのバイクZ1R

も、クラシックな赤い車のカローラ・スプリンターも、基本設定もキャストも

同一。倉科カナの右回し蹴りや太腿サービスも、今までと変わってない♪

            

しかし、僅かな部分の違いが、様々な形で決定的に響いてた。例えば、社

長の決め台詞。今回、「壊れた物を直すのが俺らの仕事」となってた。これ

だと、何の味わいもない退屈な比喩。可南子の壊れた記憶、2人の壊れた

関係を直すと言ってるに過ぎない。それに対して桐野脚本では、「いつか壊

れる物を直してる」となってた。これなら、直してもまたいずれ壊れるとか、

人間とはそもそも壊れる存在なのだといった、厚みや深みが生じて来る。

      

波留の義父(小野寺昭)の使い方についても同様。例によって、70年代

の古いネタ(沢田研二『時の過ぎゆくままに』、1975)や野球を使うのは、

今までの流れを受けたもので、別にいい。ところが、「時の過ぎゆくままに」

とか、「堕ちてゆくのも しあわせだよと」といった、ヒット曲の歌詞が機能し

てない。今ある事をそのまま受けとめるという話が、なぜ波留の唐突な映

画鑑賞につながり、そこに偶然、可南子がいるのだろうか。

    

ちなみにあそこは、軽く笑いを取れるシーンでもあって、おそらくフジ月9

辺りなら、そこはきっちり作ってただろう。つまり、バッティングセンターで

2人が打ってた球はスピードが遅くて、それなのに苦戦してたのだ。当然、

打撃映像の前に、ブースの入り口に書いてある「低速」といった球速表示

板を1カット入れとくべきだろう。それで初めて、冴えない2人の情けなさ

が強調され、最後のカキーンという波留の打球もインパクトを持って来る。

             

これに対して、桐野脚本はまったく違ってる。前回の義父の使い方を思い

出してみよう。ツバメという小動物を使ってて、フツーなら可愛い映像と共

に、温かい愛情を描いておしまいのはずだ。ところが桐野はあそこで、「本

当は鯉を飼いたかった」と義父に言わせてる。鯉(carp)とは、義父が好き

な広島カープの象徴であって、その代わりに「期間限定のペット」としてツ

バメを楽しんでると語ってたのだ。

                

これはある意味、残酷な語り口であって、それと共に可南子に対して、愛想

笑いするより本音を出そうと語ってたからこそ、興味深いシーンになってた

のだ。おそらくこういった技や、意味の二重性(愛情と残酷さ)は、シナリオ

学校では教えないのだろう。文学の世界なら、初歩にすぎないことだが。。

        

         

         ☆          ☆          ☆

もう1点だけ、付け加えるなら、絵本の使い方。あの女の子に可南子が読み

聞かせて、寝かしつけるシーンは、絵本で物語に奥行を持たせるチャンス

だった。桐野なら初回、わざわざ『いばら姫』の絵本を持ち出して、効果的

に機能させてたのだ。ほぼ同じストーリーで、より有名なタイトル、『眠りの森

の美女』にしなかった所が、大きなポイントだった。

                 

ところが今回、その気になれば使えた絵本が、まったく使えてない。例えば、

波留と可南子にとって、修理工場のメンバーの騒ぎは迷惑で、「いばら=ト

ゲ」に囲まれた形になってた。その象徴表現として、あそこで『いばら姫』の

絵本を用いて、眠った姫の周りをトゲが覆ってしまう部分を読み上げるの

なら、上手いと感心しただろう。あの騒ぎ、あるいはドラマのあの部分が、

まるでいばら=トゲに囲まれてるようだと、暗示した形になるからだ。

            

ところが実際は、小声で何か読んだだけ。寝かしつけた後は、また起きる

かも知れないと言って、さっき「会わない方がいい」と言って突き放したば

かりの波留の家に泊まる。だからと言って、それが主に、子どもへの母性

や願望から来た行動だという点が強調されてるわけでもない。

             

もしその点が強調されてれば、もっと繊細な波留の反応が見れたし、子ど

もという夫婦の鎹(かすがい=つなぎ止める大きい釘)の大切さも強調で

きただろう。可南子が、子供たちの集まる図書館では必死に過去を取り戻

そうと努力してるのに、波留との関係に関してはさほど努力しないことに対

する説明にもなってたのだ。

         

              

          ☆          ☆          ☆

形が変わる船型の折り紙なんて小物の使い方も、表面的なアイキャッチ

(視線を捕まえるもの)になってるだけ。残念ながら、いきなり別のドラマに

なってしまったから、もう来週からパスかな・・・と思って、試しにTBSのテレ

ビ番組表を見ると、来週はまた桐野世樹の脚本に戻るようだ。

               

ここから、元の味わい深いドラマに戻すのは大変だと思うけど、一応もう

1回見てみようとは思ってる。「時の過ぎゆくままに この身をまかせ」、い

つの間にかちょっとずつ「進んでると思う」だけなら、単なる日常生活であっ

て、ドラマではない。

             

「堕ちていく」情景のきめ細かな描写、そこから一般ウケするハッピーエン

ドへと持ち込む意外な展開=転回、ドラマと重ね合わされてる別のストー

リー(『いばら姫』など)。そういったものを気軽に楽しめる大衆芸術こそ、

テレビドラマというものだろう。

                 

番組終了後、再び和久井映見が登場。チーズ鱈のほのぼのCMを映して

た。チーズと鱈、こうした不思議な組合せの魅力が来週、2人の「昔の男」

の間で生み出されるだろうか。社会的に成功してる派手な男が、地味に頑

張る男にすぐ打ち負かされるといった、平凡な筋書きへと進んでしまうの

ではないか。今後の方向性を心配しつつ、それでは今日はこの辺で。。☆彡

     

     

            

P.S. 『週刊文春』2012年5月17日号には、毎度お馴染み、今井舞の

     ドラマ辛口批評が載ってたが、『もう一度』へのコメントは無し。全

     般的に、ジャニーズ批判に的を絞った毒舌レビューとなってた。い

     つも4ページの所が3ページになってたから、紙面編成の都合で

     1ページ分、カットされたのかも。。

      

            

cf. 「眠れる森の美女」ではなく「いばら姫」

                  ~『もう一度君に、プロポーズ』第1話

   いばら姫としての波留(竹野内豊)~『もう一度君に、プロポーズ』第2話

   本気になったら時間なんて関係ない~『もう一度君に、プロポーズ』第3話

   『もう一度君に、プロポーズ』第5話、軽~い感想♪

   意外にマトモな25km走♪&『もう一度君に、プロポーズ』第6話

   宮沢賢治『蛙のゴム靴』と、『もう一度君に、プロポーズ』第7話

   『ハーメルンの笛吹き男』と『もう一度君に、プロポーズ』第8話

   父の死、海への旅立ち

          ~『ビーチボーイズ』と『もう一度君に、プロポーズ』第9話

   波で留まったビーチファミリー~『もう一度君に、プロポーズ』最終回

               

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   なぜ『もう一度君に』最終回は最低視聴率7.9%に沈んだのか

   竹野内豊主演ドラマ、視聴率の推移&『流れ星』第6話

      

                                  (計 5937文字)

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コメント

テンメイ様、こんばんは。

どっひゃあ・・・でございましたな。
今回、テンメイ様のレビューがないのではないかと
ドキドキしましたぞ。

脅威の新人なのか・・・ベテランのペンネームなのか
謎の作家の後は新人女流・・・と言う流れ。

キッドも現役の頃は母の氏名をしばしば用いました。
多くは渡世の義理で裏番組を担当してしまう時ですな。

ヴェテランだとすれば・・・誰かなあなんて
暇なら妄想膨らむところでございます。

それにしても・・・今回は全編が
そこにあるものをなぜ使わないか・・・
と脚本家の正気を疑うほどの
たどたどしさでしたな。

キッドは「少子化」とのリンクは薄々感じていたのですが
その全責任を「男」に押しつけてくるのは予想外でした。

まあ、半分の責任は認めてもいいとは思うのですけれども。

で、そういうテーマはあってもいいと思うのですが
そこを美味なオブラートで包んできたのが
この作品の評価される美点だったのに・・・
今回、台無し寸前でしたなあ。

まあ、「ま、いいか」は悪魔の座右の銘ですので
問題点はスルーいたしましたけれど~。
なにしろ・・・本作は例によってじいや担当作品なものですから~。

きりのよきところで退散いたしたいと思います。

なにしろ、録画してあるプリンセストヨトミで
揺れだしたらとまらないものを
チェックしなければなりませんし・・・
可南子も出ていますからね~。

来週、テンメイ様のレビューがあることを心から祈りますぞ~。

つまり、持ち直した・・・ってことですからな。

とにかく・・・今回はせめて・・・
可南子が振り返ったところで終えておけば
よかったのに・・・とそれだけは
地獄の底でも思い出して残念に感じると考えます

投稿: キッド | 2012年5月12日 (土) 23時53分

> キッドさん
   
こんばんは。月齢22
半ば、お気遣いコメントでしょうね。どうもどうも。
意外と大丈夫ですよ。今のところ♪
なぜか第4話の検索で、なかなかヒットしないし。
        
それより、ブラウザの問題。
IE9に自動更新された後、使い辛くて困ってます(^^ゞ
        
画面上のカーソルは動きにくいし、
履歴は残らない(さっき直ったかも・・)。
今、レスのためにこの記事にアクセスすると、
1行空けの改行が全部消えてるのにビックリ。
これじゃあ、たとえPCのデフォルトになってても、
IEのユーザーがどんどん減るのは当然でしょう。。
   
   
個人的なボヤキはさておき、
今回の『もう一度』にもビックリですね。
まさに、どっひゃあ!・・・って感じ。
ブログが無ければ、10分もたなかったかも。
   
レビューに値しない出来ですが、ウチは前期、ドラマを
休み過ぎて、ドラマ系読者が減ってるんですよ (^^;
今期はパスしにくい状況なわけです。
   
で、裏番組の担当で偽名。なるほど。。
ま、連続ドラマだと難しいでしょうが、
色んな大人の事情が絡むわけですね。
   
脚本のベテランかどうかはともかく、
桐野は単なる新人ではないでしょう。
何らかの創作活動で実績を持ってると思います。
新人賞とかスクール出身といった情報さえ
出ないのも奇妙だし。
    
今回、あえて脚本家の名前は連呼してませんが、
もうこの名前は忘れないでしょう♪
初めての作品なら、もうちょっと温かく受け入れる
所だけど、少しキャリアを持ってる女性。
桐野の「協力」もやりにくかったのかも。。
    
子どもの話を出すのはいいんですよ。
年齢的に、もう限界間近の夫婦だし、
世間的にもよくある大切な話。
視聴者の性別と年齢層を考えても自然なこと。
   
でも、「美味なオブラートで包んで」欲しいですよね。
論外の内容を、セピア色の映像で包まれても困っちゃう。
記事では避けたけど、台無し寸前どころかほとんど
台無しって感じ。桐野や周囲は、よくガマンしたなぁ。。
    
   
初回は素晴らしいと思ったのに、徐々にテンションが
下がって来たから、あえて辛口のレビューを書きました。
「ま、いいか」のレベルは、第3話ですね。
今回は、温厚で寛容な僕でも我慢できません♪
    
「きりのよき」ところ。。「桐野世樹」の訓読みね(笑)
僕はずっと、「きりのせじゅ」と読んでましたよ。
入力は、「桐野」「世界」「樹木」で合成♪
   
『プリンセストヨトミ』、フジの放送ね
綾瀬はるかの童顔と熟した胸のコラボを楽しむと♪
しかし、綾瀬の勢いは止まらない。恐るべし。。
    
『もう一度』の来週。。まあ、桐野ですからね。
また彼女だったら、あっさりパスしてたかも。
しかし、持ち直せるかなぁ。今回のラストが凄過ぎて(^^ゞ
元カレ(?)が面白いキャラだったらいいけど、
流れと外見から判断すると、もう終わってそう。
    
それならいっそ、可南子があの男と再婚して、
最終回のラストは波留が一人で、赤い車で
ドライブする映像にして欲しいもんです。
もちろん、窓を開けて、無意味なシルクハットに
強風を受けながら。そりゃ、『月の恋人』か♪
あっ、バイクでシルクハットもいいかも(笑)
    
ちなみにさっき、ウワサのドラマを流し見した所です♪
では、今夜はこの辺で。。

投稿: テンメイ | 2012年5月14日 (月) 02時45分

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さて、天使テンメイ様の指摘している通りにこのドラマにはグリム童話の「いばらひめ」が登場する。 第一回でくも膜下出血によって卒倒する可南子(和久井映見)が子供たちに読み聞かせていたのが「いばらひめ」だったのである。 「いばらひめ」はペロー童話では「眠れる森の美女」である。グリム童話とペロー童話にはいく... [続きを読む]

受信: 2012年5月12日 (土) 20時22分

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