つぶやきモードで、ダルの筋トレ論&『タテ社会の人間関係』
今日はもう、ブログ記事を書く余力が無い。って言うか、もう既に1600字
近く書いてるのだ。アップから4ヶ月後に、またツイッターやfacebookで紹
介して頂いた、甲状腺被曝記事への加筆が600字弱。『もう一度君に』視
聴率記事のコメント欄のレスが1000字。どっちも手間ひまかけてるから、
文字数以上に時間と精神力を使ってる。特に放射線関連は、正確さにも
表現にも、繊細な配慮が必要なのだ。
ってことで、今日はもうおしまい・・・と書きたい所を粘るのが、持久系アスリー
ト・ブロガーってもの♪ いや、ブログに時間かけ過ぎだから、ホントはまた
軽く自転車に乗りたかったんだけどな。まだ左足首の捻挫でヨロヨロ歩きの
状態だから、普段走り回ってる私としては超運動不足なのだ。それどころか、
ストレス発散のために、いつも以上に食べちゃったりしてる (^^ゞ あぁ、ホン
トに大失敗だった。。
☆ ☆ ☆
で、じゃあ粘って何をつぶやくのか。コネタやミクロネタは豊富なんだよな♪
まず、我が道を行く大物、ダルビッシュ。折角ギリギリで選ばれた大リーグ
のオールスター・ゲームは、残念ながら登板機会が無かったらしいけど、そ
れより気になったのが、筋トレに関する発言。日本の野球界で、筋トレに対
する冷たい見方があることを痛烈に批判してるのだ。
「体が違うのではない。こっちはそもそも(日本とは)トレーニングの
内容が違うから、(選手の身体は)でかい。日本人は単純に、トレー
ニングをしないから」。
「筋肉がついたら体が重くなるとか、動きが悪くなるとか、訳の分か
らないことを言う人がいる。だから抜け出せない。日本はそういう
変な固定観念に縛られすぎて、全く野球が伸びていない。ここ何
十年も・・・」。
(スポニチ,7月11日)
内容のポイントは昔からある話だけど、言い方が強烈だね。飛び抜けた
実績と人気があるからこそ言える言葉。ここ何十年ってことは、エリート
集団である野球選手を、1万人以上もバッサリ斬り捨てたことになる♪
☆ ☆ ☆
しかし、確かにこの手の話は、昔から聞き覚えがあるな。たとえば、代表
的な反論は、「普通のトレーニングの中で必要な筋肉をつければ十分だ」っ
て感じの主張だろう。しかし今現在、野球界でホントに筋トレを避けてるの
かね? ダルが言いたいのは、まだまだ足りないってことかな。あるいは、
個人的にかつての自分のコーチ達を批判してるとか♪
大きくみると、スポーツ界全体で、筋トレは着実に増えてるし、定着してる
と思う。スピードが重要なものだけ見ても、男子短距離も格闘技も筋肉モ
リモリ。サッカーも結構やってるはず。それどころか、女子マラソンの野口
みずきだって、バーベル上げてる所がテレビに映ってたほど。
ちなみに私自身は、ここ数年ほとんどやってないけど、その前は数年、週
に1、2回、ジムで自転車用の筋トレやってたし、高校卒業後1年くらいは、
ベンチプレス(仰向けに寝て行う練習)でバーベルを持ち上げたりもしてた
(格闘技向け)。高校陸上部時代も、器具を使わないスクワットや腹筋・背
筋・腕立て伏せは結構やってて、それなりにマッチョだったのだ。当時はす
ぐ上半身裸になってたもんね。今思えば、かなり恥ずかしいかも。。(^^ゞ
☆ ☆ ☆
あぁ、ほんの前置きのつもりが、結構書いてしまった。仕方ないから、もう
一つだけ簡単に書いて、おしまいにしよう。
さっき、お蕎麦を食べながら、居眠りモードで昨日(7月10日)の朝日新聞・
夕刊を見てたら、ちょっと興味深い話が書いてあった。昔の有名人へのイ
ンタビュー企画かな。「時の回廊」シリーズで、今回の見出しは、「中根千枝
『タテ社会の人間関係』」、「場を重んじる構造 今も」(聞き手は編集委員
・村山正司)。女性で初めて東京大学教授になった社会人類学者で、2001
年には文化勲章受章。
表題の本(1967年)は100万部突破のベストセラーで、十数カ国の外国
語版も出たらしい。ところが、肝心の「タテ社会」という概念はしばしば誤解
されてるとの事。タテとは、上意下達や権力構造とは別物だし、そもそも「タ
テ社会」という言葉も編集者がタイトルに付けただけで、本文では使ってな
いそうだ。
☆ ☆ ☆
「社会構造」、つまり社会に内在する、個人と集団の間の変わりにくくて基
本的な関係を分析する際、彼女が設定した概念が、「資格(属性)」と「場」。
たとえば、記者が資格で、新聞社が場。
どんな社会にも、資格と場の両方があるけど、日本では場の共有が非常
に重視される。「ウチの会社」、家(イエ)、村(ムラ)など。しかも、様々な場
を通じて、共通性も見られる。一方、インドやイギリスでは資格が重要で、
例えばカーストや階級も資格によるもの。
さて、日本のように場が大事な社会では、集団参加の新旧が重要であっ
て、そこから生じる上下の順番のつながりを、「タテ」と呼ぶ。入社の年次、
会合の席順などの儀礼的なシステム。当然、出身校の同窓会の卒業年
度とかも、そうだろう。
タテの序列を守る傾向は自然に現れる、という説はいいとして、集団の排
他性を招くという流れには、二重の理由がありそうだ。まず、集団の外か
ら見ると、集団内のタテの関係は分かりにくくて厄介だから。また、外から
集団に近づくと、タテ関係の一番下あたりに位置づけられてしまうから。
重要なのは、「タテ関係は権力行使とは必ずしも相関していません」という
点。タテのトップは単なる順番であって、権力行使につながる実力は、むし
ろ中堅が持ってる方が多いとのこと。大企業を考えると、そうでもない気が
してしまうけど、イエやムラなら確かにそんな気がする。
逆に、資格による集団では、実力者がトップに出やすいし、極端な独裁も
可能になる。結局、場が大事なタテ社会が上下の権力行使に結びつくと
は限らないし、むしろ資格による集団(ヨコ社会?)の方が権力行使と結
びつくかも知れない・・・等々。
☆ ☆ ☆
知的刺激に富む話だけど、疑問も湧いて来る。タテ社会が必ずしもタテの
権力行使につながらないとしても、つながりやすいのは事実ではないか。
一方、資格を重視する集団というもののイメージがつかみにくいのも気に
なる。カーストや階級だけ例に挙げられても、遥かに疎遠な世界だし、同
じ資格の者が集まった集団の中で、本当に実力差が最重要視されてるん
だろうか。元に戻って、場を重視する集団の中では、本当に集団参加の新
旧が最重要視されてるだろうか。最重要視の「最」は私が付け加えたもの
だが、これが無いと、2集団の対比が曖昧になってしまう。
まあ、数学みたいな人工的で形式的な学問ではないから、現実の非常に
複雑な社会を、少し理解しやすくする枠組を提示するだけで十分なのかも
知れない。いずれにせよ、元の本を読むことも含めて、もっと勉強する必
要があるだろう。50年近く前の本だから、現代史を学ぶ必要もある。
ちなみに、単行本から45年経過して、日本社会も多少は変わって来た
けど、基本的にはあまり変わってないと言いたそうな感じで、最後は3・
11以降お馴染みの、「原子力ムラ」の話で終わってた。まあ、これは、
反原発の立場に立つ朝日新聞の編集によるものかも知れない。本物の
学者なら、原子力ムラなどという平凡な概念やイメージには疑問を抱い
て、自ら再考するだろう。
、
あぁ、結局3000字も書いてしまった。では、今日はこの辺で。。☆彡
(計 3022文字)
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