石原慎太郎、80歳の「太陽の季節」&腹痛25km走
RUN 25km,1時間59分59秒,平均心拍155
凄いね、80歳のみなぎるパワー。。先日、96歳(!)で父親になったインド
人男性のニュースと写真にマジで驚いたけど、80歳で都知事の地位を投
げ出して、新党結成&衆院選立候補ってのも、元気いいわな。これで、朝
日新聞の記者も撫で下ろしただろう。今年の冬に、石原新党のニュースを
デカデカと報じて、そのまま放置プレイになってたもんね♪
あらためて、石原の過去の経歴をウィキペディアで見ると、やっぱ面白い人
物だ。湘南育ちで、高校時代に1年休学して、文学、芸術、フランス語の勉
強。一橋大では柔道部、サッカー部に入部。幼馴染の18歳の女性と学生
結婚。『太陽の季節』で芥川賞受賞(23歳、56年当時の最年少)。「太陽
族」や「慎太郎刈り」(前髪が長めのスポーツ刈り)が流行。太陽族とは、夏
の海辺で享楽的な行動をとる若者達(ヤンキー)で、サングラスとアロハシャ
ツと慎太郎刈りが定番。アロハを除けば、平成のビーチでも全然いそうだ♪
驚いたのは、いまや典型的な左派の大江健三郎らと共に、60年安保に反
対してること。まあ、インテリにありがちな事として、石原も若い時は多少、
左寄りだったみたいだけど、大江健三郎をウィキで見ると、67年には中国
の核実験成功を賞賛。68年(福島第一原発の建設中)には、核開発に「まっ
たく賛成」だったらしい。
ふ~ん・・・その後、いつの間に徹底的な反核兵器、反原発に傾斜したのか、
ちょっと調べたくなって来た。少なくとも、広島&長崎の原爆や、第五福竜丸
の被爆&被曝事件(54年)は、キッカケとしては関係ないわけか。。
☆ ☆ ☆
話を石原に戻そう。参院議員1期、衆院8期、都知事4期(or 4代)ってい
う政治家としての経歴は、今さら驚かないんだけど、それより『太陽の季節』
って小説の方が気になった。日活の映画も含めて、たまにあちこちで見聞
きするけど、未だに作品自体を読んだことも見たことも無い。
本人がお元気なくらいだから、著作権も健在で、ネットでも(合法的には)読
めないようだ。ひょっとして映画なら・・・と思ったが、こちらは保護期間が50
年から70年へと延長された訳か(2004年)。残念。。映倫(=映画倫理委
員会)の設立のキッカケになった過激作品って話だし、拝見してみたいね。
仕方なしに、これまたウィキで内容の一部を見ると、当時の文学としては過
激な性描写が引用されてた。青少年の方は、一段落、スクロールで読み飛
ばして頂きたい♪ なお、ウィキの執筆者は引用する際、原文自体をチェッ
クしてないようだから、ご注意あれ(いわゆる孫引き、他の本の引用からの
引用)。私自身、「近い内に」チェックするつもり。
(☆翌日追記: 早速、新潮文庫でチェックして、p.40-41で確認。ウィキ
は“英子さん”と、二重引用符を使ってるが、文庫の原文は
普通の「 」というカギカッコだった。)
裸の上半身にタオルをかけ、離れに上がると彼は障子の外から
声を掛けた。「英子さん」 部屋の英子がこちらを向いた気配に、
彼は勃起した陰茎を外から障子に突き立てた。障子は乾いた音
をたてて破れ、それを見た英子は読んでいた本を力一杯障子に
ぶつけたのだ。本は見事、的に当って畳に落ちた。その瞬間、竜
哉は体中が引き締まるような快感を感じた。
正直、まだ文章表現が若いというか、青い気もするけど、20代前半の学生
だからフツーの事か。それよりむしろ、描かれた内容と時代背景が重要だ。
私がこれを読んで思ったのは、彼の言動の奇妙なクセ。保守として、徹底し
てる部分ももちろんあるけど、結構、揺れも感じる。それは、「ブレ」と言うよ
り、半ばわざと極端な事を強気で言って、叩かれると笑って引っ込めるよう
な、ヤンチャ坊主的な感じだ。そういった言動は案外、『太陽の季節』の竜
哉みたいな快楽行為なのかも知れないね。非常に「打たれ強い」のは、そ
の辺りがポイントかも。。
(☆3日後の追記: 小説の短めのレビューをアップした。
☆ ☆ ☆
一方の映画化作品。ポス
ターだけなら、公表後50
年の著作権保護期間が
終わって、パブリックドメ
イン(公的所有)状態に
なってるようだから、ウィ
キメディアより借用しよう。
左端のキャッチコピーは、
「俺の恋人を兄貴に五千
円で売ってやらあ!──
これほど大胆に若い世代
の性とモラルを描いた映
画はない!!」。消費者物価指数の推移から考えると、当時の貨幣価値は
今の6倍くらいあったようだから、5000円×6=3万円。なるほど、不謹慎
な話だけど、値段の相場としては今とほぼ同程度なのか。
ポスターのデザインや水着の古さは当然として、なかなか整ってるのが、女
性の顔とスタイル。何と、この2人、かの有名な夫婦、長門裕之&南田洋子
なのか。この作品が結婚のキッカケというお話。出演者紹介の左端には、
石原慎太郎(サッカー選手)と石原裕次郎の文字も見える。
何とも派手な人間だけど、意外にも、学生結婚した奥様とはずっと続いて
たりする。「保守派」だから当然か♪ しかしこうなると、一時は圧倒的だっ
た橋下人気がビミョーになって来た今、石原総理なんて話も当然浮上する
だろう。日本が「沈んで窒息して死ぬ」ことのないよう、「最後のご奉公」と
のこと。新党の名前は、「太陽の党」がいいかも。岡本太郎があの世で爆
発するかな(笑)。
当然、反・石原の動きも活発化するだろうし、中国や韓国の反発も気にな
る所。政治から目が離せなくなって来たね。とりあえず、今日はこの辺で終
了。最後は、昭和青春ドラマを代表する古典的な主題歌、『太陽がくれた季
節』(作詞・山川啓介、72年)から引用しとこう。ちなみに、太陽が「暮れた」
ような淋しい季節の歌ではないので、念のため♪
君は何を今 見つめているの ・・・・・・ とびだそう 青空の下へ
青春は太陽がくれた季節 ・・・・・・ 燃やそうよ 二度とない日々を・・・
P.S. 朝日新聞の26日・朝刊社会面には、「大望の季節」という大見出し
が出てた。「待望の季節」の変換ミスではなさそうだ♪
☆ ☆ ☆
最後に、今夜の走りについて。3日連続、ロクに走ってないから、調子に
よっては27kmくらい走ろうかなと思ったけど、走り始めてすぐ断念。どう
もやっぱり、風邪の二歩手前って感じなのだ。鼻がおかしいし、微熱もあ
る。頭もスッキリしてなくて、やたら眠いのだ。
まあ、最悪ハーフ21kmで止めてもいいやって感じで、序盤からそこそこ
のスピードは維持。中盤では、1時間56分くらいが出るかな・・・と思ったの
に、伏兵が待ち受けてたのだ。後半になって、まさかの腹痛。。
別に、腹を壊してるわけでもないし、変なものを食べた覚えもない。私の場
合、腰が疲れるとお腹が痛くなることが時々あるから、それでかなぁと思い
つつ、後半は一気に減速。トイレに掛け込むほどではないけど、腰とか腹
の負担が減るように、少し前かがみになって、上下動を減らして安全走行。
3、4回、キリキリと腹に激痛が走ったけど、何とかそのまま完走できた。
155っていう高めの平均心拍なのに、トータルでは1km4分48秒ペース。
遅っ。。(^^ゞ
帰宅後、すぐに腹痛の原因が判明。ウェアでお腹を締めつけ過ぎてただけ
で、脱げば何ともなかった。短い距離なら大丈夫でも、25kmだと文字通
り「キツイ」わけね♪ なるほど、いい勉強になった。レースじゃなくて良かっ
たわ。今度から気を付けよっと。ま、腹痛以外に、脚もちょっと重かった気
はする。日曜の高速ハーフの疲れが残ってたのかも。
明日、明後日がまた、仕事で走れないだろうな。。あぁ、月末なのに、走行
距離がヤバイ! かなり焦りを感じつつ、今夜はこの辺で。。☆彡
往路(2.45km) 12分39秒 心拍132
1周(2.14km) 10分14秒 149
2周 10分07秒 154
3周 9分48秒 157
4周 9分47秒 160
5周 9分51秒 162
6周 10分00秒 161
7周 10分08秒 161
8周 10分31秒 160
9周 10分45秒 158
10周(0.84km) 4分13秒 157
復路 11分57秒 156
計 25km 1時間59分59秒 心拍平均155(84%) 最大169(ゴール時)
(計 3346文字)
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