性の禁止と侵犯&事前にあさりを仕込んでる潮干狩り場♪
通勤 JOG 2.5km,15分程度
もう、眠くて目が回るのに、何でブログなんか書かなきゃなんないんだよ・・
とか、内心ブツブツ言いつつ、今夜もキーボードを叩いてしまう、毎日更新
ブロガーの哀しい性(さが)。当然、内容はつぶやき系のコネタを適当に打
ち込むことになる (^^ゞ
哀しい性と言えば、哀しい性(せい)♪ 今、私がログインしてる管理人用
ページの右サイドには、「注目のニュース(速報)」として、一番上に「高学
歴女子 学問が性に影響」と書いてある。そこで、あくまで学問的な関心を
持ってクリックすると(笑)、元ネタは日刊SPA!(スパ)のシリーズ記事、
「[高学歴アラサー女子]のSEX観が狂い始めた!」だった。
その第6回が、「ワセジョの性の目覚めはバタイユの『エロティシズム』」。と
言っても、このフランスの思想家や著書を知ってる人は少ないだろうね (^^ゞ
ま、そこが「高学歴アラサー」、早稲田大学出身の女子(ワセジョ)ってこと。
私と同じだ・・・って、男だろ! それにしてもバタイユね。流行的にはちょっ
と古いけど、思想界の大物の1人なのは間違いない。しかも、妖しい魅力を
放ってるマニアックな人だ♪
☆ ☆ ☆
とにかく、この彼女。「男性経験がない頃からずっと、なぜか油で汚れた
作業員などとすれ違うたびに興奮していて、自分でも不思議に思っていま
した」。ところが名著のおかげで、自分の哀しい性(せい)の答えを見いだ
したそうだ。
「バタイユの説によると、“人間は動物的行為を禁止してはそれを破り
たがる生き物”。つまり、獣のような行為で汚れたいという私の願望
は、性の研究家にも認められているんだ!と刮目(かつもく)しました」。
学問の後ろ盾を得た彼女、自信を持って汚れられるようになったし(笑)、
セックスの度にバタイユの本の表紙が脳裏に浮かぶとのこと。元の単行本
じゃなくて、04年のちくま学芸文庫の表紙写真が添えられてた。取材・文
を担当する増山かおりは、「彼女は男ではなく、学問とセックスしているの
かも知れない」とまとめてる。
それは週刊誌的な表現だが、油まみれの作業員にひかれる心や、高尚な
学問にひれ伏す姿は、むしろ「マゾヒズム」という言葉でまとめる方がいい
だろう。本質的に、「下」に進む性向であって、文豪・谷崎潤一郎なら、女性
の足の下に禁断の快楽、悦びを見出したのだ。。
☆ ☆ ☆
まあ、取材の仕方やまとめ方の影響も大きいだろうけど、ここに書かれた
彼女の認識や理解だけ読むと、かなり浅いものに過ぎない。「油まみれの
作業員」とか性的興奮という具体的な話の説明が無いし、禁止と侵犯(女
教師や修道女、近親相姦が典型)なんて大まかな話だけなら、俗世間的
に当たり前(らしい♪)。
学問的にとらえるのなら、少なくとも、先行する精神分析家・フロイトや、精
神科医・クラフト=エビングには遡るべきだ。油というドロドロした液体や、
それにまみれることが、何を意味するのか。興奮とは、どうゆう心理メカニ
ズムなのか。その解釈へと導いてくれる理論や事例も豊富だろう。
人間理性が動物的・本能的な性的欲望に苦戦する姿や、性欲の多様性・
異常性などは、バタイユ(1897-1962)のかなり前から知られてるのだ。
精神分析の誕生は1900年後ろだし、エビングや作家マゾッホ(マゾヒズム
の語源)が活躍したのは19世紀後半。サディズムの語源となったサド侯爵
は18世紀から19世紀初頭にかけて「活躍」した人なのだ。
しかし、この辺りの情報を日本語のウィキペディアでチェックすると、ものす
ごく簡単な説明しかないのが目に付く。そこへ行くと、やっぱり英語版ウィキ
はそこそこ詳しいね。英米に負けるようでどうする!と、石原慎太郎なら怒
る所だろう♪ サドはフランス人だし、フランスは精神分析の大国。10代か
ら自分でフランス文化に親しんでた石原なら、高学歴アラサー女子より遥か
に話を理解してるはずだ。
そう言えばフランスは、英米とは独立して核兵器を持った国でもある。もし、
核抑止論に注目する「石原総理」が誕生するようなことがあったら、その
辺りも調べてみよう。注目の総選挙まで、残り3週間ちょっとになった。。
P.S. SPA!連載の第1回は、フロイトで理論武装したつもりの上智大
卒。「アンビヴァレンツ」(両価性)の意味を誤解してるっぽいけど、
露出好きのお嬢様だからOK♪
☆ ☆ ☆
では、今夜はこの辺で。。ってことはないわな♪ 単なる枕詞(まくらことば)
のつもりのコネタが、また長引いてしまったのだ。本当は、昨夜の『ゴーイ
ング マイ ホーム』第6話のコネタについて呟こうとしただけなのに (^^ゞ
第5話が6.5%、第6話は更に下がって5.9%。この作品の場合、低視
聴率は、むしろ飛び抜けた質の高さを示してる。先週紹介した、朝日新聞
や読売新聞の担当記者と同じく、是枝裕和監督の『ゴーイング』を高く評価
する私としては、記事でプッシュしたいのは山々だけど、テレビ・芸能記事
に時間を使い過ぎてるし、そもそも昨夜は30分遅れで見始めたから、半
分も理解してない (^^ゞ
一応さっき、公式HPのあらすじはチェックしたけどね。なるほど、「クーナ
の赤い帽子」も、「目に見えない」「人間の努力」によるものだったわけか。
沙江(山口智子)の料理の小技と同じくね。あとやっぱり、萌江(蒔田彩珠)
がこだわってた教室の机には、特殊な事情があったわけか。ちょっとベタ
な真相ではあるけど♪
☆ ☆ ☆
とにかく、ロクに見てないこともあって、コネタに飛び付く程度が精一杯な
わけ。コネタとはもちろん、あのクーナの小さな脚を西田敏行がどうやっ
て作ったかって話ではなくて、同じ西田が見回りの警官に喋ってた言い訳
だ。潮干狩りだって、アサリを仕込んでるじゃないか。クーナの足跡を夜中
にコッソリつけるくらい、何がいけないんだ!っていう、逆ギレ♪
ちなみに、おまわりさん(山中崇)。公式HPのCHARTの「クーナの家族」
を見ると、実は「クーナ叔父2」なわけね(笑)。クーナ息子が、タクシー運
転手の阿部サダヲ。その嫁さん(?)のクーナ妻が、看護師(江口のりこ)っ
て所もいい。あのナースのキャスティングは絶妙だね。萌江の次くらいに♪
無愛想な顔と、妙に高い身長だけで笑えるほど。コラコラ。
話を戻すと、私が気になったのは、潮干狩りの「ヤラセ」なのだ。まったく知
らなかったから、早速ネットで色々チェック。ところが、なかなか決定的な
情報を発見できない。掲示板とか質問コーナー(Yahoo!知恵袋など)、
あるいは個人ブログなら一応あるけど、数が少ないし、信頼性もビミョー。
ただ、それらを見ても感じ取れる意外な事は、潮干狩りの仕込みに対す
る批判が少ないこと。逆に、沢山とれるから、いいね♪って感じの好意的
な受け止め方が多いのだ。親子で楽しむ、ほのぼのイベントだから、目線
が甘いのかね。あるいは単に、採れるアサリの量が増えるからOKか(笑)。
☆ ☆ ☆
私も、潮干狩りの場所が堂々と仕込みを表示してるのなら納得できるけど、
今の所、HPやパンフレット、観光サイトなどの表示を発見できてない。そ
の代わり、読売新聞と共同通信のニュース記事なら見つかった。
まず、読売・神奈川版の2005年(?)の記事、「アサリ 人工砂浜に命宿
る」では、横浜市・金沢区の「海の公演」・・・じゃなくて「海の公園」が紹介さ
れてる♪ 「放流しなくても毎年、天然ものが大量にわく。富津海岸など千
葉県の潮干狩り場で、人工的にアサリをまいているのとは対照的だ」。
皮肉なのは、この砂浜が千葉県の砂で人工的に造られてること (^^ゞ つ
まり、千葉はアサリが偽物、神奈川は砂浜が偽物って構図だ。私が子ども
時代に行った所は、アサリも砂浜も自然ものだったと思うけどね。多分♪
一方、共同通信のHP、47NEWSの2008年(?)の記事、「潮干狩り準
備万全」では、千葉県のニュースとして、木更津海岸の潮干狩り場が紹
介されてる。管理者は、木更津漁協。
「・・・二隻の舟で、潮が引けば遠浅の砂浜になる満潮の海に、満遍
なくハマグリをまいていった。・・・『アサリだけじゃなくてハマグリが
あるとお客さんが喜んでくれるからね』。・・・今年はすでに三トンの
ハマグリを仕込んだ。一方、主役のアサリは採り過ぎで少なくなっ
ても、成長が早く良く増えるので心配ないという。・・・あまりに少な
いと沖で採って移すこともあるが、ここ数年は自然発生のアサリが
いつでも採れている」。
☆ ☆ ☆
結局、全国的な割合などは分からないけど、潮干狩り場でアサリやハマグ
リを仕込むことも珍しくないようだ。これだけ調べるだけでも時間がかかっ
たから、「イモ掘りの仕込み」やヤラセについては省略しよう。
まあ、子供向けのサンタクロースだって仕込みじゃないかと言われれば、
う~ん・・って感じはあるな。でも、クーナの話はかなり違ってる。
アサリやハマグリは、自然に採れる潮干狩り場がいくらでもあるし、サン
タの場合は、少なくとも自分の好きな物を持って来てくれるのが親だって
ことくらい、かなり早い時期に薄々感じ取ってるはず。もちろん、空は飛べ
ないけど、北欧にはある意味で「本物」のサンタもいるのだ。
しかし、クーナの場合は、存在するかどうかが全く曖昧だし、大人もお金も
巻き込んでる(1億円も♪)。仕込みの足跡をコッソリつけて、観光客を呼び
込むのは、誇大広告その他の「罪」に問われたとしてもおかしくない。まあ
実際は「起訴猶予」って感じで、穏便に済ませる所だろうけどね。これが、
大人の対応なのだ。。
☆ ☆ ☆
ちなみに、以前触れたクーナの絵本では、子どもの夢を壊すような話は全
く書かれてないから、ご安心あれ。やっぱり、絵本は子供向け。ドラマは大
人向けの「現実的ファンタジー」なのだ。時間帯的にも内容的にも、『ゴー
イング』にハマってる子どもはごく僅かだろう。だから今回の放送で、フジテ
レビや関西テレビに苦情の電話が殺到する心配もない♪ むしろ、低視聴
率に対するスポンサーの苦情の方が心配だろう。コラコラ。
ってことで、また長くなって来たから、この辺でスパッと終わりにする。「ラー
メンサラダ」は確かに美味しそうだから、いずれ試してみたい。具の多い冷
やし中華ってことか。マヨネーズ付きの(笑)。そりゃ、良多(阿部寛)ヴァー
ジョンだろ!
なお、今日の走りは通勤ジョギング2.5kmのみ。流石に疲れが溜まって
たね。階段の一段飛ばしダッシュにもキレが無かったから、感心してくれる
観客も少なかったかも・・・って、「かも」かよ♪ それでは、また明日。。☆彡
P.S. イモ掘りの仕込み or ヤラセについて追記。ツルはあらかじめ切る
のが普通みたい(?)なので、出来なくはないが、貝と違って手間が
かかり過ぎるからか、ネットでもほとんど情報が見当たらない。唯
一、それっぽいウワサがあるのは、30年以上も前の人気ドラマ、
水谷豊『熱中時代』先生編・第2シリーズの第18話、「マムシ・イモ
掘り・テレビ局」。イモ掘りのヤラセが問題になったらしいが、信頼
できる情報での確認は出来てない。これはフジでなく日テレの番組。
cf. 平凡な日常への、非凡な視線~『コーイング マイ ホーム』第1話
クーナを食う、父の死と体内化~『ゴーイング マイ ホーム』最終回
(計 4747文字)
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