卓球のエース・水谷隼、勇気ある不正告発&つなぎのハーフ走
鼻呼吸 RUN 21.1km,1時間43分10秒,平均心拍149
眠い。。もう、睡眠不足が溜まりまくってるから、今日こそホントに短い記事
で終わりにしよう。そうしないと、短い人生で終わりになっちゃうから (^^ゞ
今夜、ネットをザッと見渡して一番気になったのは、「卓球の水谷 覚悟の
ラバー告発」っていう記事。Yahoo!で紹介されてるけど、元の記事を配
信してるのは、マニアックなスポーツ雑誌として有名な『Number』のHPだ。
この話は、9月にも話題になってて、ウチでもチラッと触れといたけど、今
回はもっと本格的な告発になってる。その勇気と真っ直ぐな気持ちに心を
うたれたので、紹介&感想を書いときたい。
☆ ☆ ☆
まず、水谷隼(じゅん)というトップ選手について。まだ23歳の若さで、世界
選手権で4つの銅メダルを獲得。今年の7月には世界ランキング5位まで
上昇。第3シードで出場したロンドン五輪では4回戦敗退だったものの、世
界の頂点を狙える天才プレーヤーらしい。
その彼が、雑誌『Number』815号で訴えたのが、世界の卓球界の不正
で、その記事がHPで無料公開されたのだ。冒頭の言葉が決まってる。
「世界の卓球界を覆う違法行為を 僕は決して許さない」
簡単に話をまとめると、以下のようになる。卓球ラケットのラバーの裏に、
特殊な補助剤(booster : ブースター)を塗ると、反発力もコントロール性
能も増す。国際卓球連盟は使用を禁止してるので、日本選手は守ってる
けど、規則を無視して使用する海外の選手は大勢いる。ということは、不
正が見逃されてるのが実情であって、もっとルールを厳格化すべきだ。。
☆ ☆ ☆
自転車好きとしては、すぐ思い出すのが、ドーピングまみれのロードレース
界。先日、記事にしたように、最高峰のツール・ド・フランスで7連覇したラ
ンス・アームストロングまでが、記録抹消&自転車界追放の処分となった。
賞金の返還とか、今後も大変だろう。
ただ、この場合は選手自身へのドーピングであって、健康にも悪いという理
由が加わるが、卓球ラケットの場合は「用具ドーピング」であるし、現在の補
助剤は特に健康にも問題ないようだ(以前のものは有害だったらしい)。そ
の意味では、水泳界で一時話題になった、レーザー・レーサーなどの高速
水着の方が近いだろう。
でも、水泳界で流行ってた時の高速水着は合法的かグレー(灰色)って感じ
で、規則が厳格化された後は話題にならなくなった。ところが、世界の卓球
界では完全な違法行為がはびこってるとの事。これでは、真面目に守って
る日本選手が不利だし、スポーツの基本精神にも反してる。あくまで、参加
者が共通ルールを守った上で、対等に戦うべきなのだ。
☆ ☆ ☆
おそらく、違反者が多い理由の1つは、補助剤の使用が調べにくいからだ
ろうが、高度に進化した普通の身体ドーピングに比べれば、遥かに発見し
やすいはず。そもそも、詳しい関係者にとっては、音や打球ですぐ分かるら
しいから、公平性のためにも倫理的にも、法令遵守は徹底すべきだ。
もちろん、規則を変更して補助剤を使用可にするというのは、一つの考えだ
と思う。水谷選手は反対のようだが、スキーでも、滑走面に塗るワックスで
大違いって話は以前からある。その辺りの「線引き問題」は、卓球界全体で
今後も考えて行けばいいだろう。
とりあえず、色んな反発や批判を覚悟の上で堂々と不正告発した、水谷
隼の勇気に拍手しとこう。スポーツ界全体を見渡しても、社会全体を見渡
しても、こういった筋を通す人はごく一部しかいないのだから。なお、告発
への強い反論も予想されるから、「証拠」を準備しとくことも必要だろう。。
P.S. 補助剤を禁止するルールというものは、ネットでなかなか見つから
ないが、国際卓球連盟・ITTF(International Table Tennis
Federation)の2012-13ハンドブックにある、次の短い文章が
基本だと思われる。この規則の細かい適用方法は、また別に何ら
かの形(通達、講習、細則、解説など)で伝えられてるんだろう。
2.4.7 The racket covering shall be used without
any physical,chemical or other treatment.
ラケットの被覆(おそらくラバー)は、物理的、化学的、
その他の処理をせずに、使わなければならない。
P.S.2 私は見てないが、つい先ほど(12年12月30日の朝)、フジテレ
ビの『とくダネ!』で取り上げられたようだ。ツイッター検索の情報。
P.S.3 13年1月11日、朝日新聞・朝刊でも掲載。見出しは、卓球ラケッ
ト「ドーピング」に孤独なボイコット。やはり補助剤の検査が困難
だし、禁止徹底への同意も少ないようだ。。
P.S.4 2016年のリオ五輪で、水谷は銅メダルに輝いた。現地時間で
8月11日、日本時間12日の快挙!
☆ ☆ ☆
最後に、今夜の走りについて。一昨日、距離を間違えて27kmも走ったし、
昨日も通勤ジョギング4km。今日はローテーション的には休みでも良かっ
たけど、レース前だから、つなぎでハーフ21kmを流して来た。この後ちょっ
と身体を休めて、週末にハーフのタイムトライアルをやりたいわけ。で、そ
の1週間後に、本番の川口マラソンで快走する「予定」♪
積極的休養って感じの走りにしたいから、風邪気味でちょっと鼻が詰まっ
てる状態で、鼻呼吸ラン。一応、パブロンを2錠だけ飲んでたけど、これは
息苦しくて、スピード抑制にはちょうどいい。気温の低さもあって、口呼吸に
したいなぁ・・とか思いつつも、何とか最後まで我慢して完走。家にいるだけ
なら、別に鼻呼吸でも何ともなかった。まだ、風邪の1歩手前で粘ってるね。
慎重に走ったせいで、足腰の痛みは全くなし。故障の多いこの時期としては、
4年ぶりとかじゃないかな。言い訳できなくて困るけど♪ トータルでは1km
4分53秒ペース。うん、あと5秒遅くても良かったけど、OK、OK。これで少
しだけ休んで、超回復を待つだけ。レースまで残り12日、緊張して来たかも。
明日は無理だけど、明後日には震災関連記事を書きたいね。このままじゃ、
狼少年みたいだわな (^^ゞ いや、着々と勉強し続けてるのは本当なのだ。
原発、放射能、地震。これらを考えずして、日本の未来も自分の将来もない。
それでは、また明日。。☆彡
往路(2.45km) 13分04秒 心拍128
1周(2.14km) 10分24秒 147
2周 10分30秒 150
3周 10分23秒 150
4周 10分27秒 151
5周 10分13秒 154
6周 10分15秒 155
7周 10分22秒 154
8周(1.22km) 6分05秒 153
復路 11分27秒 152
計 21.1km 1時間43分10秒 心拍平均149(81%) 最大161(ゴール時)
(計 2795文字)
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コメント
はじめまして、私も卓球に関して告発したい事があります。
度重なるスパム判定を受けましたが、どうにかコメント出来そうです。
『「Illegal Services」の横行』は、「補助剤によるラバーの後加工」と対を成す問題で、
経験者から「卓球はスポーツにあらず」という声が聞かれます。
サービスでボールを空振り、ラバーを貼らない面で打球、台の自陣と相手陣に
ボールが触れないといった場合は、審判がフォルトを宣告し、相手に1点が入ります。
審判の位置から判り辛いサービスミスは、誤審が多い為、選手はそれを利用します。
自動判定を導入したら、ルールは変わらないのに、フォルト祭りになりかねません。
不正がうまくいく事が多いので、選手はサービスミスを練習して試合で使います。
フォルトの基準を探るため、審判を少しずつ試すこともあります。思い通りにならない
審判には、判らないフリや、抗議したり、睨み付けたりします。猛抗議、ボールを蹴る、
ラケットを投げると、イエローカード(2度目はレッド)が出されます。幾度もフォルトを
取られてメンタルを崩したり、大事な場面でフォルトが出て致命的な失点もあります。
不正を働く選手は、オリンピックや世界選手権で優勝しても、評価出来ません。
映像では違反サービスの誤審のオンパレードで、非常に疑わしいスポーツです。
オウンゴールを連発しているのに、審判は判らず放置、まさに狂気の沙汰です。
* * * *
・水谷は、告発前から卓球界を覆う「Illegal Services」を正当化
https://ameblo.jp/mizutani-jun-blog/entry-11873409116.html
補助剤の告発記事
https://number.bunshun.jp/articles/-/293736
これ以前の映像で、正規のサービスではない事を確認。
NHKは、水谷が出場した全日本決勝での(違反)サービスを放送し、スタジオで実演
させた。水谷は、不正に手を染める事を厭わず、NHKは尺が埋まれば、内容は不問。
ハイスピードカメラの映像では、1989年6月9日生まれの水谷隼は、1983年7月1日
(日本国内では1984年4月1日)に禁止されたボディーハイドサービスを行っている。
(NHKは悪習のラブゲーム回避を、暗黙のマナーとして紹介した。)
https://www.nhk.or.jp/sports-story/detail/20180906_3151.html
* * * *
・補助剤より用具性能をひたすら追求する事が問題
彼は、裏に粒が並ぶゴムシートと、ゴムに発泡剤を混ぜた気泡スポンジ
(補助剤を塗る余地)を貼り合わせた、裏ソフトラバーを使用。
有害接着剤禁止→有害性の低い補助剤を開発→後加工禁止。
ラバー開発は、有害接着剤の多量使用時と同性能が目標に。
補助剤対策に動いた元開発者は、用具の過度な性能向上に自責の念を抱いていた。
だが、アンフェアな水谷は、解決出来ない事を予測して、問題提起したのではないか。
* * * *
・「Illegal Services」の誤審は、1試合で100回超えも有り得る
強力なサービスは、度々規制されてきた。だが現状、不正行為が野放しに。
ルールが複雑で、審判は確認し易い動作に、注意を払いがち。
その結果、ルール違反で失点しない。これが当然の異常事態に陥っている。
選手や審判による試合操作の恐れ。
違反の例としてボールを、16cm以上ほぼ垂直に投げ上げていない、横に投げている、
体等で隠す。ボールが卓球台のエンドライン前方や卓球台表面より下にある。
ボールを投げ上げたフリーハンドとフリーアームをすぐに、ボールとネットで構成される
面の上方に出来る空間の外に出していない。
違反する理由は、第一にフォルトにならないから。
他に、回転を掛けやすい。打球の瞬間を隠して、相手に回転が判らないようにする。
・リオ五輪男子個人銅決定戦
第1ゲーム、11-4で水谷が取る。ボールを体等で隠す違反サービスの誤審は、水谷
7/7、相手2/8。第2ゲーム、11-9で水谷。誤審は水谷10/10、相手0/10。後は省略。
・指 導人生初!団体戦で10回もサーブフォルトを取られる
https://www.shands.jp/archives/63479
ドイツ1部監督 板垣孝司Blogより
「スポーツは審判がジャッジを下すのは間 違いありません。
ただ審判が試合を操作するのだけは避けて欲しい、それだけです」
意図的に、相手へ点を献上し続ける選手を責めず、審判に責任転嫁。
フォルトを取る審判でも、大して変わらないのにフォルトにしない場合や、
コートチェンジで、主審と副審の判定が異なる場合もある。
選手の責任で、正しいサービス動作を行う。違反すれすれは、失点の危険性がある。
主審および副審は、正当性が疑わしい場合、競技を中断し、次から失点と注意する。
・ロンドン五輪WOMEN個人決勝
丁寧(中国)はフォルトで3失点。審判の許可無く、タオルを使用して涙を拭き、
レッドカードで失点(遅延行為でイエロー)。結果は敗北に終わった。
* * * *
・終わりに
補助剤は、スポンジなしで解決。水谷がこれに触れないのは、用具スポンサー
への配慮か、プレースタイル変更への抵抗感か。問題解決は都合の悪い事か。
サービスの誤審対策は、ルールを変更しないなら、自動判定しかない。
卓球界は、ムりを通して道理を引っ込ませた人間が幅を利かせている。
彼の告発と「Illegal Services」の正当化は、明らかな矛盾で、虫がよす ぎる。
逆に、補助剤使用を疑われかねない。彼は告発記事で、以下の発言をしている。
「ルールに反する行為を認めてしまえば、それはもうスポーツではありません。」
投稿: wenge | 2019年10月 2日 (水) 01時03分
> wenge さん
はじめまして。コメントどうもです。
コメントに対するスパム判定は、今春のシステム変更後の
障害が続いてるためで、サポート側に伝えても直りません。
当サイトでもここ半年、度々書いてることですし、
悪しからずご了承ください。
残念ながら、入力内容はどこかへ消えてしまうようです。
たまに短いコメントの入力が成功しますが、
これほど長いコメントが入ってるのには驚きました。
さて、頂いたコメントの内容について、
私も少しネットで調べてみました。
ラケットの補助剤はわりと話題になってますが、
不正サービスはあまり話題になってないように見えます。
私にもよく分からない話なので、この種の告発は、
卓球の団体やサイト、マスメディアに直接訴えるか、
ご自分のサイトやSNSで書くことをお勧めします。
そもそも、ウチは一般人の総合ブログですし、
卓球記事へのアクセスは少ししか入ってません。
基本的に、頂いたコメントと同等以上の返信をしてますが、
今回はあえて短い返信に留めさせて頂きます。
投稿: テンメイ | 2019年10月 3日 (木) 21時16分