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「天才でごめんなさい」~過激な職人芸術家、会田誠とか

通勤JOG 2.5km,14分程度

   

UHA(ウーハ)味覚糖って言葉をなぜか思い出したね(笑)。UHAって言葉

は、Unique(ユニーク)、Human(ヒューマン)、Adventure(アドベンチャー)

の略なのはいいとして、いつからこんな言葉が付いたのかが分からない。

前は単に、味覚糖だったと思うけど。やっぱ、UMA(ウーマ)と掛けた言葉

遊びかな。。

   

って感じで、UMA=Unidentified Mysterious Animal、謎の未確認動

物の話をするのかと思いきや、全然違うのだ。残念でした(笑)。いやぁ、し

かし、美青年はこの種の話がホント好きだね。ネッシー、イエティ、ツチノコ

の類のキワモノ系。NHK放映のダイオウイカはちょっと違う気もするけど、

彼的には食べたそうだった(笑)。一部専門家の否定的コメントにマジで突っ

込んでたのが可愛かったかも♪ あの性格じゃ、関係は長く続かないな・・っ

て、何が。「謎の未確認同居」とか。『文春』に見つかったら、丸刈りータか

(笑)。コラコラ。

     

    

         ☆          ☆          ☆

あぁ、これでもう終わりにすれば良かったな。でも、記事タイトルを先につけ

ちゃったから、一応ちょっとだけ書こうか。六本木ヒルズの森美術館で、何

と4ヶ月半ものロング展示会をやってる話題の奇才、会田誠。

    

私が知ったのは、朝日新聞・土曜朝刊の別刷be(2012年11月10日)に

掲載された特集記事が最初だった。「フロントランナー」っていうシリーズ・

タイトルのまんま、前を突っ走ってる感じ。なかなかイケメンだし、ものすご

くクセのある人間だってことはすぐ分かる。単なる変人じゃなくて、「まっすぐ

と屈折がミックスされたような性格」なのだ(本人の自己分析)。

    

具体的にインパクトのあった作品を挙げると、背広姿のサラリーマンの死

体で出来た「灰色の山」。少女の首が盆栽の枝に実るフィギュア。ゼロ戦

がニューヨークを火の海にする絵。。

   

山内浩司記者によって再構成された話を読む限り、まともな話も出来る大

人で、芸術家と職人の中間みたいな存在だ。型破りな作品と個性にふんぞ

り返った芸術家には反発するけど、ひたすらコツコツ作る職人にもなり切

れず。といっても、1965年生まれで地道に創り続けてるから、かなりの作

品が蓄積されてるようだ。

            

私が感心しながら笑ったのは、天下の芸大の大学院時代に撮ったビデオ

作品「上野パンタロン日記」のキャプチャー画像。上は白の半袖シャツ、下

は真っ青で光沢のあるパンタロン(?)。服装だけでも変なのに、頭を少し

傾げて、両腕をダランと下ろして、アブナイ人の感じを出してる。その後ろ

に、彼の大好きな少女たちがゾロゾロ集まってる所もまたイイ。絶対、「あ

の人、何?」とか言いつつ、ジロジロ軽蔑の視線を飛ばしてるだろう。その

無遠慮さがまた、創作の快感なわけか♪

             

絵やビデオだけでなく、小説や映画もある。小説のタイトルは、『青春と変

態』。映画は、『≒会田誠~無気力大陸』と『駄作の中にだけ俺がいる』。

いやぁ、クセがあって笑えるね♪ 今時、毎日、酒を飲んで、たばこ2箱っ

て所も、昭和的レトロで面白い。奥さんも現代美術家だから、黙認されて

るわけか。息子さんがどんな天才なのかも気になる所だ。

    

    

           ☆          ☆          ☆

ちなみに、私が会田のことを書こうと思ったのは、会田の展示会にクレー

ムがついてるというニュースを見たから。何とも分かりやすいことに、女性

教員とかの集まりらしいけど、抗議したくなる気持ちは分からなくもない。

           

例えば、93年に発表された「巨大フジ隊員VS.キングギドラ」は、ウルトラ

マンのフジ隊員にあんまし似てない巨大少女が街に倒れて、制服がほとん

ど脱がされた状態で、頭が3本ある怪獣・キングギドラに股間を貫かれて

るのだ。乳房や陰毛どころか、腹を食い破って腸を引きちぎってるように

も見える。「良識ある大人の女性」なら、顔を背けて自然だろう。

   

他に、「ジューサーミキサー」(01年)だと、無数の少女(?)がミキサーに

閉じ込められて、下の方は赤いジュースになってる。CGじゃなくて手書き

だったら、大変な作業のはずだ。「切腹女子高生」(02年)だと、切腹した

らしき女子高生が7人くらいグロテスクに描かれて、介錯人らしき超ミニス

カ&ルーズソックス女子高生が、両手で刀を振り上げてる。

              

さらに、「犬」(96年)だと、犬の首輪をはめた少女が全裸で上を見上げな

がら腰を床につけてるんだけど、どうも四肢を切断されてるようで、右腕の

先と、両脚の膝下が無く、包帯が巻かれてるのだ。世界的には、これが単

なる妄想ではなさそうだってことを考えると、ますます過激だろう。と言って

も、少女はあくまで日本画みたいに無表情で、痛そうにも悲しそうにも見

えないのだ。。

       

    

          ☆          ☆          ☆

ひょっとすると、上に挙げたものの内、今回の展示会「天才でごめんなさ

い」には無いものが含まれてるかも知れないけど、似たような作品がある

のはまず間違いない。ただ、男目線で見ると、ほとんどエロさは感じない。

エログロと言っても、あくまで芸術作品にしか見えず、妙な性的興奮はほ

とんど生じないのだ。

   

もちろん、過激すぎる作品は別扱いで18禁部屋に入れられてるそうだし、

上で書いたパンタロンみたいな、笑えるものもある。「一人デモマシーン

(サラリーマン反対)」(05年)だと、汚い格好した本人(?)がマイク片手に

「サラリーマンは日本から出ていけー!」、「サラリーマン反対ー!」と熱く

叫んでる後ろを、サラリーマンが3人、シレーッと歩いてる♪ 漫画チック

な滑稽さもあるし、自虐的な所も笑えるね。「1人デモ決行!」と書いた小

さい看板(?)は、おそらく「一人でも結構」と掛け合わせてるんだろう。98

年の「スペース・ウンコ」も美しい油絵だ(笑)。

      

東京のど真ん中で4ヶ月半も大々的に展示会が開催されるほどの作品な

のかどうか、ちょっとビミョーな所もあるけど、こうゆう「天才」の過激さは社

会の側で受け入れる方が、むしろ安全だろう。何しろ、子どもの頃から席

につかなかったようなキャラだから、無理やり大人しくさせようとすると、余

計に怖い気もする。非常に倒錯した性的欲望だとしても、十分に昇華され

てるのだ。ギリギリの非常識は、アーティストの勲章だろう。

     

少なくとも私は、小説やエッセーも読んでみたいし、映画も見てみたいと思っ

た。そういった作品なら、眉をひそめるスプラッター系は少ないだろうしね。

ただ、本人に近寄るのはちょっと怖いかも。いきなり刀で首を斬られそうで♪

              

あぁ~、この辺りで眠さが限界に達したから、もうアッサリ記事を終わるこ

とにしよう。なお、今日の走りは通勤ジョギング2.5kmのみ。以前として、

脚の重さは続いてる。丸3日間、ロクに走ってないのにな。。ではまた。。☆彡

             

   

  

P.S. この記事へのアクセスが急に増えたと思ったら、13年11月1日、

     『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに会田誠が出演したら

     しい。今は紹介制ではないそうだから、スタッフ上層部かタモリが選

     んだわけか。本人ツイッターを見ると、過激な作品を創る一方、社会

     性についてはやはり普通の人だなと感じた。

    

                                  (計 2922文字)

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