板橋Cityマラソン2013、心拍異常で大敗・・
☆翌年の追記: 最新記事をアップした。
板橋Cityマラソン2014、マメ&腹痛に苦しみつつ善戦かも♪
☆ ☆ ☆
RUN 42.195km, 平均心拍164(89%), 最大心拍181(98%)
最新の天気予報の通り、絶好のランニング日和だったね♪ 気温は、朝9
時のスタート時
が8度くらいで、
昼過ぎが12度
くらい。日射し
は少しで、ほぼ
曇り空。朝、ほ
んの少し雨がパ
ラついたけど、
ほとんど実害な
し。荒川名物の風も、かなり弱かった。強い時は、テントや自転車が倒
れるほどなのに。
個人的には、湿
度の高さ(80
~90%)が気
になったけど、
3月下旬のフル
マラソンとして
は凄く恵まれた
コンディション。
ゲストの五輪メ
ダリスト、ワイナイナも開会式で、「記録を狙ってください」とか、日本語で
言ってた。普通なら「頑張って」、「無理せずに」、「楽しく」とか、当たり障り
の無いことを言う所だろう。
で、恵まれた天候でようやく自己ベストを更新したかって言うと、それはまた
別問題 (^^ゞ 去年の板橋Cityや、一昨年の戸田・彩湖フルマラソンは惜
しかったけど、今年は悲惨な結果。。ま、事実は冷静に受け止めるべきだ
から、いつものように朝から色々と振り返ってみよう。6000字超の詳細
なレポートなので、悪しからず。。
☆ ☆ ☆
レースの時は朝が早いから、いつも睡眠3時間くらいで走ることになる。私
は普段、0時前に寝ることは滅多にないし、レース準備もギリギリまでやら
ないからなのだ♪ 自業自得で、睡眠1時間半くらいでフルマラソンを走っ
たこともあるけど、今回は珍しく、水曜から早寝早起きパターンに切り替え。
ただ、結果的にはあんまし成功しなかった気がする。
中途半端すぎて、寝る時間が浅く短くなり、睡眠不足が蓄積してしまったの
だ。生活リズムを切り替えるのなら、1週間以上前からやるべきだろうね。
今朝も、睡眠5時間っていうのは普段のレースよりマシだけど、眠りが浅く
て何度も途中で目が覚めたほど。当然なかなか起きれなくて、結局ちょっ
とだけ遅刻してしまったのだ (^^ゞ ま、私以外も結構いらっしゃったけど♪
会場の最寄り駅、浮間舟渡に到着したのは8時17分。あんまし混んで
なかったってことは、皆さん、もう少し早く到着したんだろう。毎回、少しず
つシステムが変更されるんだけど、今回はあらかじめゼッケンと計測チッ
プ入りのタグが送られて来たから、朝の会場手続きは不要。参加賞も、
レース後に引換券を出せばいいから、ラクになった。
だから9時のス
タートにギリギ
リ間に合うだろ
うと思って、さ
ほど急ぐことも
なく、駅から荒
川へ。右側の河
川敷がコースだ。
土手で会場に向
かう行列も、下でウォーミングアップするランナーも少なくて、曇り空だから、
ちょっと淋しい感じもあった。
☆ ☆ ☆
ところが会場に
着くと、何とな
く例年より人の
数が多い気がす
る。選手だけじゃ
なく、応援の家
族とかが少し多
かったのかも知
れない。レース
後に、駅前の浮間公園でお花見とか♪ 実際、桜は早くも満開。帰りには
大勢の花見客がいたし、私も友達とお花見したのだ。ちなみに上の写真
は、レース後の撮影。この新しい大会ロゴ、ちょっと読みにくいかも。
到着後すぐ、芝生で着
替えて、ゼッケンをアッ
プ(=ウインドブレー
カー)の前後に取り付
け、タグを左の靴ヒモ
に結び付ける。開会式
の最初の音楽は、定番のSMAP、『世界に一つだけの花』。最初の大会会
長か誰かの挨拶が素晴らしかった。「開催を宣言します」の一言で終わっ
たのだ♪ 次の挨拶も短め。ゲストのワイナイナも簡単な激励。
で、私は荷物預けの行列の最後尾らしき所に並んだんだけど、これが大
きく曲がりくねってて、過去最悪くらいに長かったのだ。結局、預け終える
までに15分程度かかってしまった。既に9時のスタートの直後で、更に荷
物預け所近くの「男子トイレ」(笑)も利用したから、私がスタート地点を通
過したのは、5分遅れくらい。まあ、最高で7分遅れだったから、それより
はマシって考え方もある♪
ちなみに私の後ろには、まだ200人くらいいたと思う・・っていうか、200
人しかいなかったかも (^^ゞ フルマラソンの定員は15000人だもんね。
一番遅い側の1%強に私も入ってたことになる。飛び抜けた存在だ(笑)。
☆ ☆ ☆
さて、ここからが本題のレース。何度も書いて来たように、私は1月後半く
らいから奇妙なほど調子が悪くて、走るスピードを落としてた。言い換える
と、遅いスピードでも心拍数が高かったのだ。脚は基本的にマトモだし、呼
吸や肺の調子も正常だけど、なぜか本来の心拍数より10以上も高い。
日によっても少し違うけど、ここ2ヵ月間、心臓だけ極端に不調だった。
木・金・土と完全に休んだし、水曜の朝のハーフ走も控え目。いくら何でも、
そろそろ心臓も超回復する頃だろうと期待してたのに、残念ながら今日も
序盤から心拍がやたら高い。自己ベストに近い好調だった、12月初めの
川口マラソン(ハーフ)と比較すると、遅すぎるくらいのペースだし、実際、
呼吸は歩いてるような静かさだったのに、心拍数だけ急上昇。2km地点
くらいで早くも、心拍170に到達してた。過去の実測最大心拍184と比
較すると、92%ってことだ。
まあでも、何とか42km維持できそうな心拍数だし、その非常に遅いペー
スを最後までキープ出来れば、ギリギリで自己ベスト更新は可能。脚の疲
れもほぼ取れてたし、5kmの関門である岩淵水門あたりまでは、まだ余
裕があった。
ところが、水門手前で河川敷から土手に登る際、わざとスピードを落とし
たのに、心拍数が174まで到達。これはもう95%だから、ハーフならとも
かく、42kmはキープできない。仕方なく更に少し控え目にして、10km
地点に到達。この時点で、心拍数は171前後だけど、呼吸も脚も余裕
だから、まだ何とか出来るかも・・・と一応、思ってた。。
☆ ☆ ☆
異変を感じたのは、14km地点くらい。今シーズンは、秋から25km以上
の長距離走を15本ほどこなしてるし、その内の7本は30km以上、最高
で37.2km。だから、ゆっくりペースの14kmなんて何ともないはずなの
に、変な苦しさを感じ始めた。単に、心拍数が高いだけじゃなくて、心臓が
軽く圧迫されてる気がする。広い意味での、動悸(どうき)かな。
急にノドも渇き始めたし、脚にも違和感が発生。全体の僅か3分の1を走っ
た時点で、完走どころか、身体がヤバイかも・・・と思い始めた。スピードを
更に落とした方がいいな、と思いつつも、いや、そんなはずはないだろ、と
思い直して、19kmくらいまで我慢。結果的には、これが大失敗となった。
まだ、その時点で、タイム的には自己ベストをギリギリ狙える状況だったけ
ど、それどころか、勇気あるリタイアを選ぶべきかな、と迷い始めた。明ら
かに、心臓が苦しくて、そこからは一気にペースダウン。折り返した後、心
拍は160台後半に落ちたけど、まだしんどい。もっとペースダウンして160
前後まで落とすと、さすがにちょっとラクになったけど、もうその時点では軽
い脱水症状みたいで、脚がしびれて来たし、意識が朦朧(もうろう)として
来た。走りながら、時々ボーッと居眠りする感覚。
ひたすら、ほぼ2.5kmおきにある給水所が待ち遠しいし、3kmおきくら
いの救護所さえ目に入る。極端に調子が悪いんだから、勇気ある撤退は
正しい選択だよな・・・とか思いつつも、たかが160前後の心拍数で、心停
止とか心筋梗塞はあり得ないだろう、とも思ってしまう。内心、葛藤を続け
つつ、ヨロヨロと前進。ただ、ペースが遅いから、なかなか距離は減らない。
あと、往復で合計6kmほどもある未舗装路は走りにくかった。護岸工事
の一環だろうけど、早めに何とかして欲しいね。靴が砂で汚れるし。。
☆ ☆ ☆
その後、救護所とかリタイアはともかく、しばらく歩いた方がいいなって考
えも、しきりに浮かんで来た。歩けば心拍数は130台まで落ちるはずだ
し、頭がボーッとしてても比較的安全だ。
でも、私は過去の全レース中、給水所とトイレを除いて立ち止まったことは
一度も無いし、歩いたのは山岳フルマラソンの山道と、荒川終盤の土手に
上がる坂の一部のみ。市民「ランナー」としてのささやかな誇りにもしてる。
ランナーとは基本的に走る人、両足を宙に浮かせる人であって、常にどち
らかの足が接地してるウォーカー(歩く人)ではない。
もちろん、この考えは市民フルマラソンだとかなり少数派だろう。制限時間
は7時間の設定が多いけど、これは時速6km強だから、かなり歩いたり
止まったりすることを想定してるわけだ。実際、私も周囲の人に対しては、
歩けばいいんだよと言ってる。今日の自分のレース終盤でも、歩いてる人
を時々見かけて、甘い誘惑になった。
(ここまで3514文字。今週は計19982文字。以下、翌週分♪)
しかし、歩くと格段にスピードは落ちてしまうし、平地マラソン最低記録にな
るかもって不安もあって、グッと我慢。本当にダメになったら歩こう、と思い
ながらも、走りを続行。給水所ごとに、少ししか入ってない紙コップを2つ
受け取りながら、ペース的には最低レベルをキープし続けた。
ちなみに紙コップの水の量、いくら何でも少ないと思ったのは私だけか♪
2cmか3cmしか入ってないのが多かった。ってことは、僅か50cc(=
50ml)くらいだろう。ま、私も、ハーフだと給水ゼロで飛ばすけどね。。
☆ ☆ ☆
さて、35km近くまで来ると、荒川市民マラソン時代からの常連としては当
然、シャーベット・ステーション(35.7km)を視線の先に探すことになる♪
これが見えると、かなり嬉しいのだ。シャーベットを食べる間は歩けるし、
食べ終えれば残り6.5km。少し走れば岩淵水門が見えて、そこのアップ
ダウンを通過すれば、後はゴールまでスパートできる。
このシャーベット、同じ年でも、その時々で違うだろうけど、私がオレンジを
受け取って食べた時は程よい固さで、食べやすかった。以前、スプーンが
使えないほど固く凍ってて、ほとんど食べれなかったこともあるのだ。
適度な甘み、水分、酸味でちょっと元気を回復して、少し走ると、左手の土
手で応援してたカップルの女性が、紙に「シャーベット、おいしかった?」と
書いて見せてたから、つい笑ってしまった♪ 美味しかった~と答えようと
したら、先に後ろのランナーが答えたので、私は自粛。応援の方々はみん
な嬉しいけど、あれはアイデア賞ものだね(オリジナルなら)。他の言葉も
用意してたのかも知れない。そうすると、ランナーの色んな反応を楽しめ
ることになる。ただし、女の子の場合は(笑)。男の応援は今年、レースク
イーンの仮装が目立ってたけど、私は一瞬しか見てない♪
その後も、何度も歩きそうになりつつ、何とか復路の岩淵水門まで到達。土
手に登って、再び河川敷に降りた後は、死力を振り絞ってペースアップ。こ
の辺りだと、会場からも近いし、たとえ心停止してもAED(自動体外式除細
動器)で助かるだろうって考えもあった♪ シャーベット辺りで156くらいま
で落ちてた心拍は、160台に上昇。最後、40.1kmの給水所はスルーし
て、腕振りで強引に脚を動かす。
☆ ☆ ☆
41km地点からは、フォーム(姿勢)もシャキッとさせて、ロングスパート。
と言っても、大して速くはないんだけど、前のランナー達をどんどん追い抜
く感覚は気持ちいい♪ 高校陸上部時代も、特に1500m走のラストには
自信を持ってた。やっぱり、体質的に短めの距離の方が向いてるようで、
高校時代は5000mより1500mの方が得意だったし、今でもフルマラソ
ンよりハーフの方が遥かに速い。
最後の1.2km区間の平均心拍は169で、ゴール直前には181まで到
達。98%だから、ほぼ全力。ゲートが見えてから加速してゴールするまで、
30秒ほど時間が、レースで一番好きな瞬間だ♪ 去年も今年も、脚がつ
りそうになったけど、何とかなった。いまだに、レース中に脚がつったこと
はない。つりそうになったことなら何度もあるけどね。自転車ヒルクライム
も含めて。
ゴール後は、場所が狭くて倒れ込むような余裕もなかったから、立ったまま
脇の柵にしがみついて、1分くらいハーハーゼーゼー。「大丈夫ですか」っ
て感じで、よくスタッフが声をかけてくれるんだけど、今日は誰もかけてくれ
なかった (^^ゞ ま、車椅子やタンカを用意されても困っちゃうけど。公務員
ランナーの川内じゃあるまいし♪ ちなみに川内は今日、地元のさいたま
シティマラソンで独走V。ハーフで1時間5分52秒だから、倒れこんではな
いはずだ。フルのペースより、かなり遅いから。
結局、タイムは、想定内の一番悪い数字で、ここ4年でも飛び抜けて悪い。
文字通り、大敗となった。ただ、過去最悪ではないし、最低限の意地も見せ
ることが出来た。あと、フルはいつも、脚の付け根が辛くなるんだけど、今
回は最後までしっかりしてたから、苦手な長距離走の連発にも意味はあっ
たと思う。悔しいから、来年はもっと連発してやろう♪ ま、心臓には注意
が必要だし、場合によっては病院に行った方が良さそうだけど。私は元々、
心電図が異常だと医者に言われてるしね。。
☆ ☆ ☆
ゴール後はまた、スポーツ飲料・SAVAS(ザバス)を2杯頂いて、その先
のベンチでしばらく休憩。身体が冷えて、寒気がして来たから、計測タグを
外して返却した後、荷物を受け取って更衣室へ。携帯を見ると、友人Hが
何とか来れそうだっていうメールをくれてたから返信。去年は体調不良で
来れなかったから、荒川では2年ぶりになる。川口マラソンには、毎年一
緒に参加してる関係。
その後は、参加賞
のビミョーなタオ
ルを受け取った後、
女子の表彰式で愛
想をふるまうワイ
ナイナの華奢な
身体を見て、ヨ
ロヨロしながら
浮間公園へ。こ
の時点で、まだ
心臓の動悸(ど
うき)を感じて
たから、すぐ帰
宅しようかな、
とも思ったけど、
キレイに咲いた
桜並木を歩いて
る内に、お花見
モードになって
来た。結局、飲
み食いしながら、
ケラケラ笑いま
くって、1時間
半くらいノンビリしたかな。いいね、お花見は♪
最後は、珍しく男2人で写真を撮ってもらったから、控えめに掲載しとこう
(期間限定かも♪)。ど
ちらが私か、常連さんな
らお分かりだろう。この
後2人で別の場所に向
かった事実はないけど、
妄想したい女性読者は
脳内でご自由に(笑)
☆ ☆ ☆
この後は数日間
休んだ後、のん
びりリハビリし
ながら、心臓の
情報を調べてみ
ようと思ってる。
今、ちょっと検
索してみると、
疲労で心拍数が
10以上高くなってしまうことは、珍しくないようだ。私の過去を振り返っても、
ハーフのレース直後にはよくそんな状態に陥ってた。
いずれにせよ、ここからは徐々に夏の乗鞍ヒルクライム目指して、自転
車シーズンへと移行する予定。去年は自己ベストに近い所まで戻したか
ら、今年こそは更新したい。その前に、参加者の抽選が難関だけど♪
それでは、今日はこの辺で。。☆彡
cf. 板橋Cityマラソン2012、また自己ベストに届かず・・
(計 6105文字)
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コメント
元気そうで何より
投稿: U | 2013年4月 2日 (火) 21時45分
> 友人 U


「心拍異常で大敗・・」って記事のコメントが、、
「元気そうで何より」の一言かよ (^^ゞ
相変わらずだよな♪
友人Hのことね。みんな、元気だったよ
あいつは最近、仕事で走り回ってるんだって。
事故に気をつけろって言っといた
投稿: テンメイ | 2013年4月 3日 (水) 22時18分