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小田原尊徳マラソン、「替え玉」参加の市職員が優勝、2人処分

リハビリ通勤ウォーク  3km

    

急に余裕が無くなったので、しばしお待ちを。仕事が全く予想外に長引い

ちゃったもんで。。今日は、超久々の「テンメイ回想録」をちょっとだけ書

く予定。数学記事でもいいけどね。

        

お望みなら、衆議院選挙の無効判決でもOK♪ 毎日新聞によると、最

高裁で無効判決が確定しても、前例が無い異常事態だから、法解釈は

曖昧だというお話。朝日はすぐ議員が失職しそうな感じの書き方だけど。 

      

     

          ☆          ☆          ☆

・・・・・・とだけ書いて、「☆現在、徹夜でお仕事中・・☆」と仮りのタイトルをつ

けて、今までしばらく中断。早朝になって、ようやく一息ついたから、「マラソ

ン替え玉優勝事件」について書くことにしよう。ニュースを見て、気が変わっ

ちゃったから、回想録はちょっとだけ延期ってことで。。

      

いやぁ、しかし初めて聞いた気がするね。私はマラソンや自転車レースし

か知らないけど、参加登録されてる他人の代わりにこっそり参加するって

ことは、それほど珍しくない「と思う」。顔のチェックとか無いから、どうせバ

レないし、お金はちゃんと払ってるし、「替え玉受験」と違ってほとんどの場

合、誰にも迷惑かからないからだ。どうせ、その場限りの趣味のお遊びだ

から、罪悪感もあまり無く、気軽に代走してしまう。

   

ただ、もちろん、そうした代理出走は、申込時の規則で固く禁じられてる。

私も一度もやってないし、こんな事件など無くても、やる気は全くなかった。

私の性格を知ってる身内なら、納得してくれるはずだ。。

         

    

          ☆          ☆          ☆

さて、この不正な代理出走。今回はバレたどころか、厳しく処罰されて、広

くメディア報道までされてしまった。読売、毎日、産経、中日、スポーツ報知、

スポニチ、共同通信、カナロコ(神奈川新聞)など。なぜか、朝日には見当

たらないけど、一般人の人権(?)に配慮したってことか(☆追記:翌朝、

新聞とネットで掲載)。ちなみにどこも、具体的な人名や校名は出してない。

もちろんウチでも配慮はするけど、参加者・スタッフといった関係者だけで

2000人以上いるから、隠しようもない。

     

各社の報道や公式HPなどの情報をまとめてみよう。一番詳しいのは、ス

ポーツ報知かな。3月10日の第26回・小田原尊徳マラソン。有名な偉人、

二宮尊徳の生誕200年を記念して、1988年から開催されてる。ハッキリ

書いてないけど、小田原市体育協会の主催だろう。定員2000人(今回の

参加者1900人)で小規模とはいえ、しっかり運営されてる大会のようだ。

お風呂、サウナ、マッサージ、ストレッチのサービスまであった。

    

本来、走る予定だった男性(22歳)は、この春から市の職員に採用される

予定。某有名大学の陸上部員で、去年は優勝してるし、地元ではかなり有

名な存在。確かに、ネットには活躍した情報が溢れてる。

         

当日の朝、応援も含めて大学陸上部全体で、ウォーミングアップをしてる時

に、太腿に違和感を覚えた男性は、欠場を決定。すると、高校、大学での1

年先輩(23歳)が、代わりに走ることを提案。入賞しない程度にゆっくり走

ることを条件に、男性も承知。というか、承知せざるを得なかっただろう。そ

の先輩、これから就職する市の職員でもあるから。

     

ところが、走ったのは10km・29歳以下の部で、他の部門やハーフマラソ

ン(21.0975km)と一緒だったから、先輩は自分の順位が分からなくなっ

たとの事。おそらく、調子が良かったこともあって、うっかり優勝した。市の

公式結果発表からは既に消されてるが、一部サイトに後輩の名前と記録

が残ってた。急な代理で控え目に走ってこれだから、先輩も相当な実力の

ランナーだと推測できる。

          

    

         ☆          ☆          ☆

下位の入賞なら、表彰式はパスして帰宅することも出来たと思うが、バレな

いと思ったのか、欠場した後輩男性は表彰式で、賞品(7500円相当のウ

インドブレーカー)を受け取ってしまった。

   

ところが、地元の有名ランナーだから、翌日、匿名の告発電話で事態が発

覚。すぐに認めて、賞品も返却したようだ。小田原市はその後、発表までは

してなかったけど、昨日になってなぜか記者会見。ひょっとすると、雑誌掲

載の告知とかが入って来て、慌てて自ら発表したのかも知れない。結局、

後輩男性は採用保留でしばらくボランティア活動。先輩の方は今後、処分

が下されるらしい。

      

交通事故だと過失責任の割合が問われるけど、この場合だと、先輩6、後

輩3、運営1、くらいだと思う。ハッキリしてるのは、先輩に言われたら、体

育会系の後輩は断りにくいということだ。1対1ならまだしも、その場には

他の陸上部仲間もいたのだから。あと、替え玉になった先輩は、優勝はと

もかく、入賞の可能性くらいは薄々分かってたはずだ。ハーフの結果と見

比べても、市民マラソン・レベルだとかなり目立つスピードなんだから。

          

まあ、今回だけ見ると、何とも小市民的な出来事にすぎないけど、今後、替

え玉出走を自主的に差し控える流れのキッカケにはなると思う。正直、普

通の市民ランナーなら、バレても今回みたいな騒動にはならないと思うけど、

当事者2人はもちろん、周囲の人達まで巻き込んでしまうのだから。

   

とりあえず、伝統あるマラソンが来年中止されないことを祈るとしよう。ほと

んどのランナーには関係ないことだから。ゼッケンに白黒の小さな顔写真

をつけるって手は一応あるね。一部のスキー場のリフト券みたいに。ま、実

現は難しいだろうけど。

     

ちなみに私は、まだ板橋Cityのダメージでとても走れないけど、ちょっと長

めに歩く程度なら何とかなった。でも、あちこち痛いしピキピキするから、

走るのは週末くらいからかな。やる気は全然あるけどね♪

それでは、今日はこの辺で。。☆彡

              

      

           

P.S. カナロコ(神奈川新聞HP)の3月29日の記事によると、文書戒告

     の処分とのこと。懲戒ではないが、内規の中では最も重いそうだ。

    

P.S.2 12月8日、静岡県袋井市で開催された第25回クラウンメロン

      マラソン大会でも、フルマラソン男子50歳以上の部門で、30代

      の男性が替え玉として走って優勝したとのこと。もちろん失格で、

      2人とも来年以降は出場停止。ただ、21日の時点で名前はネット

      上に見当たらない。袋井市スポーツ協会、20日発表のニュース。

    

P.S.3 11月17日のマレーシア・ペナンブリッジ国際マラソンでも替え玉

      事件があって、2人の強豪ランナーが永久追放とのこと。

              

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