特定の種類（拡張子）のファイル・フォルダを削除ｏｒ保存する方法

仕事、ブログその他で、ほとんど毎日、膨大な情報を相手にする毎日が続

いてる。相手にしない、という生き方はもちろんアリだが、私の場合、自分で

分からない事は調べたくなってしまうので、ネット依存症から脱出するつもり

はない♪　デメリットも多いけど、致命的ではないし、メリットの方が上回って

る（と思う）のだ。昨日（３月１８日）の朝日新聞・朝刊によると、控え目で冷

めた現実主義の「さとり世代」でさえ、ネット情報は活用するらしい。

ところで、「ネットに一度出た情報はもはや消すことが出来ない」といった話

を時々耳にするが、それは「完全には消せない」とか、「どこかに残る」とい

う意味であって、普通の検索では探せなくなる情報なら、いくらでもある。

例えば、新聞社のサイトの情報は、（一般の人にとって）１年以内にかなり消

えてしまうし、Ｇｏｏｇｌｅなど検索サイトによるキャッシュ（自動保存）の効果も

限られてる。ブログその他、個人サイトの記事の削除や更新もごくフツーの

ことで、昔の情報を求めて「Ｗｅｂアーカイブ」を探っても、不完全な情報しか

残ってない。

そこで私としては、気になった情報は自分のＰＣや外付けＨＤＤに保存する

ことになる。一番軽い保存の仕方は、「テキスト保存」で、シンプルなニュー

スとかなら、これで十分間に合う。ただ、元のレイアウトを多少残したいと

思うこともあるし、画像も含めてページ全体を保存したいこともよくある。と

言うか、画像のみの保存が上手くいかない時、ページごと保存すればいい

こともよくあるのだ。今、試しにやってみたら、オリコンもそれでＯＫだった。

　　（☆追記：　ブラウザが Ｉ Ｅ だと、ページによっては失敗する。Ｆｉｒｅｆｏｘ

　　　　　　　　　ならほぼ全て大丈夫のようだ。）

という訳で、大量のページ保存が溜まってしまうわけだが、ＰＣが重くなっ

てしまうし、外付けＨＤＤへのバックアップの速度も遅くなる。そこで、大量

のページ保存その他から、不必要なファイルやフォルダを削除し、必要な

ものを保存したくなるが、手作業で一つ一つやると面倒だし、時間もかかっ

てしまう。

だから、まとめてスパッと処理できる無料ソフトがないかな・・・と昨夜思い

付いたら、またズブズブとハマってしまったわけ (^^ゞ　パソコンで何か変

わった作業をすると、いちいち予想外の時間を取られてしまう。ま、折角

だから、自分のメモ代わりの意味も込めて、記事にまとめとこう。結論か

ら言うと、便利で安全そうなソフトはあったけど、使う必要はないし、ひょっ

とすると使わない方がベターかも知れない。。

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

さて、無料で安全なソフトをネットで探す時、昔は「窓の杜」をよく使ってた

けど、最近は「Ｖｅｃｔｏｒ」を使うことが多い。歴史はやや浅いけど、国内最

大級という売り文句になってるし、上場企業でもある。これまで、「役に立

たなかった」ことはあるけど、悲惨な目にあったことは一度もない。毎日の

ように役に立ってるのは、前にも記事を書いた画像処理ソフト「ＶｉＸ」だ。

ここでソフトを探す時、なるべく評価が高くて多いもの、さらに発表から少

し時間が経ってるものを選ぶことになる。ヴァージョン・アップが続いてれ

ば、安定感もある。今回、最初に気になったのが、「Ｆｌｅｘｉｂｌｅ　Ｒｅｎａｍｅｒ」

というソフトだった。これは本来、名前を変える（Ｒｅｎａｍｅ）ソフトだけど、

特定のファイルやフォルダを「ごみ箱へ移動」することも出来るのだ。要す

るに、ファイルの名前みたいな表面的情報を書き換えるということだろう。

ダウンロードした圧縮ファイルを展開して、ソフトを起動。なぜかヘルプが

見れないし、「Ｒｅａｄｍｅ」（リード・ミー）と書かれた添付マニュアルも見当

たらなくて、最初は使い方に迷ったけど、すぐ直感的に理解。

まずウインドウの左端で、処理したいフォルダを選択した後、例えば「ター

　　ゲット」（探

　　す目標）とし

　　て「ファイル」

　　を選び、「フィ

　　ルタ」として

　　「gif;

png;css;js;swf」を入力。これらは、ページ保存した情報の内、あまり重要で

ないファイルの拡張子５つだ。セミコロンを挟めば、色んなものを指定でき

る。後は、検索結果のファイルを一応チェックした後、左下あたりで「ごみ箱

へ移動」を選んで、「ごみ箱」ボタンをクリック。後で、ごみ箱の中身を完全

に削除すればいい。

拡張子という言葉を知らない人のために書いとくと、ネットで重要なファイル

は、ファイル名の最後が、「.jpg」、「.htm」、「.html」、「.pdf」などとなってるこ

とが多い。これが拡張子で、一般には、「ファイル名を右側に拡張して種類

を表す短い言葉」のこと。わりとキレイな画像によくあるＪＰＥＧなら、「.jpg」

となってるのがフツー（一部は「.jpeg」）。ただ、拡張子は表示されてないこ

とも多いのだ。

もし表示したければ、スタートメニュー→コントロールパネル→フォルダオプ

ション→表示、と進んで、「登録されている拡張子は表示しない」のチェック

マークを外せばいい。これは私のノートＰＣ（ＯＳはＷｉｎｄｏｗｓ　Ｖｉｓｔａ）の場

合だけど、他の場合でも同様な操作は可能なことが多いだろう。

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

こうして、余計なファイルやフォルダをまとめて削除できるようになったけど、

気になる点が２つあった。まず、時間がかなりかかること。簡単に言うと、

３００ファイル捨てるのに１分くらいかかってしまう（ＣＰＵ ２．４０ＧＨｚ、メモ

リ ２．００ＧＢの環境）。３００というファイル数は、４ページ分くらいの情報に

すぎないので、これだと大量の処理は苦しい。他にも、高機能の無料ソフト

だから、細かいバグ（欠陥）もちょっと心配だ。

そこで、似たようなことを、ソフトを使わずに素早く出来ないかと考えたら、

ちゃんと出来たのだ♪　「コンピュータ」（あるいはエクスプローラ）で、目的

　のフォルダを選択

　した後、右上の検

　索窓で、削除（ｏｒ

　保存）したいファ

　イル名の一部を入力。

拡張子２種類を指定するのなら、半角スペース＋半角「OR」を使って、「*.

gif OR *.png」などと入力。いわゆる「ＯＲ（または）検索」だ。ファイル名の一

部を指定するのなら、例えば「abc*」などと入力すればいい。出て来たファイ

ルやフォルダを一括して削除とか移動すれば終了。Ｓｈｉｆｔ＋削除（Ｄｅｌｅｔｅ）

で、完全な削除も可能だ。全体的な削除のスピードも、大まかに言って、ソ

フトの５倍くらいだろう。

ちなみに、上のように、色んな変化をまとめて指定する「＊」（アスタリスク、

またはアステリスク）は、トランプみたいに「ワイルドカード」と呼ばれてるよ

うだ（情報処理の用語）。拡張子の指定の時も、別に「.」（半角ドット）を添

えなくても上手く行くことが多い。

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

結局、私の場合、ソフトを使わずにこの方法で検索して処理する方がいい

と判断。早速あれこれ試して、一応上手く行った♪　ただし、「検索ツー

　　ル」→「検索のオプション」

　　で、「ファイルの名前だけ

　　を常に検索する」を選ば

　　ないと、ファイルの内容ま

　　で調べるので、時間がかか

るみたいだ。検索ツールは、検索窓に何か入力すると自動的に表示される。

デフォルト（初期設定）だと、サブフォルダ（フォルダの中に含まれるフォル

ダ）まで検索することになってるようだけど、場合によっては設定変更可能。

あと、Ｖｉｓｔａでは検索スピードを上げるために、「インデックス」（見出し、索

引）というものを自動的に作成してるようで、これはファイルを処理した直後

には更新されないから、削除したはずのファイルが検索でまた出て来る、と

いった不思議な現象が起きる。逆に、移動で新たに持って来たはずのファ

イルが、検索で出て来ないこともあった。再起動しても状況は同じだったか

ら、ビスタのインデックスの更新にはかなり時間がかかるようだ。

他にも、ファイルとフォルダを同時に削除すると、フォルダの中身のファイ

ルは消えるけど、空のフォルダ自体は残ってしまった。まあ、実害はないし、

残ったものだけを削除すればいいけど、なかなか完全に思い通りにはいか

ないので、今後も色々と試してみよう。何か分かったら、この記事に追記す

るつもり。

では、今日はこの辺で。。☆彡

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（計　３３６８文字）