走力回復は再び足踏み・・＆野口みずきと高橋尚子の関係

（２日） 心臓リハビリ ＲＵＮ １４ｋｍ，１時間０８分１０秒，平均心拍１５１

気温１５度、湿度８０％、風速１ｍ。梅雨入り後としては、絶好の気象条件

だったのに、僅か１４ｋｍしか走る余裕がなかった。あぁ、大損した気分だ

ね。ま、危うくサボリそうになりつつ、最低限のランニングはこなして来たん

だから、良しとしとこうか。って言うか、本当は仕事すべきなんだけど (^^ゞ

恐怖の「休みなし地獄」にハマったままなのだ。。

さて、今日はまず、『ガリレオ』ファンの皆さんへの告知から♪　昨日（２日）

の晩、科学監修としてお馴染みの東大・大島まり教授が、テレビで特集され

たらしい。あの物理学の数式に深く関わってると思われる本物の研究者だ。

専門は意外にも、医学的応用。早速、第７話の数式記事に５００字ほど追

記したので、興味のある方は御覧あれ。。

　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　☆　

一方、先々週、先週と軽く触れて来た、朝日新聞・土曜別刷ｂｅの連載「逆

風満帆」。一昨日は、女子マラソンで復活を遂げた野口みずきの最終回（第

３回）で、前回のラストから予想できた通り、高橋尚子と会った話を書いてた。

仲良さそうなツーショット写真付き（４月の熊本のランニング・イベント）。

これは珍しい組合せだね。野口と高橋の接点は、以前はほとんどゼロだっ

た気がする。当然、単なる偶然じゃないはずで、７歳違いという理由だけで

もないだろう。

実際、朝日もこう書いてる（小田邦彦記者）。「２人の接点は長い間なかっ

た。むしろ比較されることが多かった」。高橋が２０００年・シドニー五輪の

金メダル、野口が０４年・アテネ五輪の金メダルで、フルマラソンだけなら

似た実績とも言える。ただ、あえて言うなら、「人気の高橋、職人の野口」っ

て感じかも。自転車仲間の１人は、もっと激しい言い方をしてた♪

高橋は身長１６３ｃｍ。日本人女性（２０代）の平均は１５９ｃｍくらいだから

（文科省、体力・運動能力調査）、少し高めだ。体重は４６ｋｇ（ウィキペディ

アの値）。一方、野口は小柄で、１５０ｃｍ、４０ｋｇ（同）。ところが、面白いこ

とに、身体の大きい高橋がピッチ（歩数）走法で、小さい野口がストライド

（歩幅）走法。自分でやってみるとすぐ分かるように、ストライドを伸ばすに

は筋力が必要で、足腰の負担は大きくなる。小柄な女性の野口が、３４歳

まで現役で活躍してるのは凄いことなのだ。

フルマラソンの戦績は、高橋が１１戦で７勝。残りは２位、３位、７位、２７位

（最後のご挨拶的な一般参加マラソンは除いた）。ベストは２時間１９分４６

秒（０１年、当時の世界最高）。野口は８戦５勝。残りは２位、３位、６位。ベ

ストは２時間１９分１２秒（今でもアジア最高、世界歴代６位）。試合数は高

橋の方が多いけど、タイムは全体的に野口の方が少し速い。ハーフマラソ

ンも３０ｋｍ走（青梅）も、野口の方が少し上。

ただ、高橋の方が人気は遥か上だし、国民栄誉賞まで受賞。指導者と共

に実業団で走り続ける野口と違って、３３歳で小出監督から独立して自分

のチームを作った勇気と行動力は、高く評価できるだろう。たとえ、その後

の成績がいま一つのまま、引退したにせよ。。

　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

で、話を朝日の記事に戻すと、その２人の接点はやっぱり、７歳年上の高

橋の方から作ったそうだ。「２年前の冬、高橋が米コロラド州に持つ家に、

合宿に来ていた野口を誘ったのがきっかけ」とのこと。ちなみに現役時代

は、社交的な高橋としても、声をかける感じではなかったらしい。

その後のことは書いてないけど、今年３月の名古屋で、野口が世界選手

権への切符をほぼ手に入れた後、いきなり高橋に携帯メールを送って驚

かせたらしい。高橋の家に「１４日に行く」と書いてあったって話だけど、本

当は流石にもうちょっと柔らかい書き方だったんじゃないかな♪　

とにかく、レース後のお休み中、かつての同僚を誘って、千葉県の高橋の

自宅を訪問。何人だったか書いてないけど、高橋の彼氏も一緒かな。焼き

肉屋でシャンパン１本とワイン２本を空けたとの事。８割は高橋が１人で飲

んだんだろう（笑）。結果を出した直後の野口は上機嫌で、高橋の家に戻っ

た後も深夜まで、憧れの先輩と話しこんだらしい。

　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　

ロンドン五輪の女子マラソンで、日本選手が消極的な走りだったことを受

けて、「私たちの時は、日本人トップを狙う、ということはなかったよね」と意

見が合ったそうだけど、この文章、２人の許可を得てるのかね (^^ゞ　また

「逆風満帆」になったりして♪　

まあ、ウチでも前から書いてるように、高橋というのは決してニコニコ愛想

がいいだけのキャラではない。テレビや雑誌のインタビューとか、じっくり見

てると、かなり「強い」性格だと分かるのだ。野口に、「若い選手に刺激を与

えて」と伝えたのも、最近の日本女子マラソンの低迷にもどかしさを感じて

るからだろう。

野口は、自分以上に「走った距離」が長い高橋に刺激を受けつつ、座右の

銘を少し変えたようだ。距離へのこだわりは間違いじゃないけど、単純に距

離でもない。むしろ、努力。だから、かつての「走った距離は裏切らない」に

代えて、シスメックス女子陸上競技部ＨＰの「好きな言葉」を、こう書いた。

　　　「努力は裏切らない」

私も含めて、「いや、平気で裏切るよ」と思う一般ピープルは、努力が足りな

いってことなんだろう♪　ともあれ、夏の世界選手権での活躍に期待☆

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

もう時間も字数も無くなったから、足りない努力の話はごく簡単に（笑）。いや、

ハッキリ言って今夜は絶好の気象条件だから、１８ｋｍくらい走りたかったけ

どね。時間が無いし、身体もダルイから、１４ｋｍで妥協したわけ。

せめてスピードを出そうとしたのに、相変わらず心臓の回復が鈍い。。２周

目の平均心拍で、早くもリミットの１５７（運動強度８０％）に達してしまった

から、仕方なくスローダウン。呼吸はともかく、脚力はかなり余ってるんだ

けどね。測ったように、直近の２回の１４ｋｍ走とほとんど同じタイムになっ

てしまった。ま、心拍を厳しくコントロールしてるから、当たり前かも。

トータルでは、１ｋｍ４分５２秒ペース。遅っ！　いい加減、劇的に回復して

くれないかな。努力が裏切らないかどうかはともかく、心臓は私を裏切り続

けてるのだ。４ヶ月半もの間。。これ、もう半年は続きそうだね。で、半年後

にようやく終わると。命が。。コラコラ♪　　　

あぁ、もう寝よっと。日曜の夜はホント、憂鬱だわ。「サザエさんシンドローム」

かよ！　と言っても、『サザエさん』はほとんど見てないけど♪　見ると面白い

からガマンしてるわけ。あれは日本人と日本文化の教科書でしょ。あっ、９２

年に国民栄誉賞とってたのか☆　実に素晴らしい。

それでは、また明日。。☆彡

　　往路（２．４５ｋｍ）　　 １２分３１秒　　　心拍１３４

　　１周（２．１４ｋｍ）　　 １０分０９秒　　　　　　１５２　　　　　

　　２周　　　　　　　　　 　１０分１９秒　 　　　　１５７　　　　 　　　　

　　３周　　　　　　　　　　 １０分３７秒　　　　　 １５４　　　　

　　４周　　　　　　　　　　 １０分２２秒　　　　　 １５５　　　　

　　５周（０．５４ｋｍ）　　　 ２分４５秒　　 　　　１５３

　復路　　　　　　　　　　 １１分２９秒　　 　　 　１５１

計 １４ｋｍ　１時間０８分１０秒　心拍平均１５２（８３％）　最大１６６（中盤）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（計　２８８５文字）