マウンテンサイクリングin乗鞍2013~悪天候で15kmコースに短縮
(☆翌年の追記: 最新記事をアップ。
マウンテンサイクリングin乗鞍2014~悪天候で19kmコースに短縮 )
☆ ☆ ☆
レース: BIKE 15km,平均心拍163(90%),最大心拍170(93%)
移動&下山: BIKE 13km(31日)+31km(1日)
レースの数日前から前夜まで、雨天中止かどうかビミョー。台風15号と、そ
れが変化した温帯低気圧
に悩まされ続けた第28回
全日本マウンテンサイクリ
ングin乗鞍は結局、20.5
kmのコースを15kmへと
短縮して開催された。雨・
風・ガスを考えると、現実
的で正しい判断だと思う。
左は今年のバンフレット。
全長20.5kmが15kmに
なったから、ほぼ4分の3
(73%)。では標高差1260
mはどうなったのか。ヒルクライム(山登り)レースとしては気になる所だ。公
式のコース・プロフィール(道の上下を表した側面図)だと、標高差=高低差
1100mほどに見えるが、あれはかなり簡単な略図。実際は、かなり少ない。
今年のゴール地点とされた、本来の第二チェック・ポイント、位ヶ原山荘の
標高は、あちこちの情報が錯綜
してる状況。宿のHPには2350
mと書いてあるが、国土地理院
が去年、試験公開した「標高が
わかるWeb地図」で調べると、
標高2383mという値が出た。
その辺りだと誤差5mだから、
低めに見て、実際の標高は
2380mくらい。
スタート地点は1460mだから、標高差920mになったことになる。920÷
1260≒73%。ということは、今年は距離も標高差も4分の3になったとい
うことだ。参加者の皆さん、今年のタイムを3分の
4倍して、更にプラスαすれば、本来のコースの
タイムに換算できるだろう。私自身はちょっとショッ
クを受けたかも。。 (^^ゞ
なお、例年通り、今年の乗鞍レポートもかなり詳
細で長いので、悪しからず。ほぼ6000字だ。
左は今年の記念品タオル。「ノリ・
クライマー」(乗鞍を登る人)とい
う呼び名は前から使われてるが、
あまり流行ってはいない♪
☆ ☆ ☆
では、レース前日(8月31日・土曜)の様子から。当日の話は、この記事全
体の後半になる。何なら、スクロールでどうぞ♪ リザルト(結果)は既に発
表されてるので、そちらにて。優勝者は森正、タイムは39分17秒287。
まずは、毎年恒例の睡眠不足♪ 今年こそ早めに寝ようと思ったのに、結
局寝たのは朝3時40分(笑)で、4時50分起床。睡眠1時間となった。遠征
準備やブログの毎日更新その他があって、時間的に大変なのだ。おまけに、
宿に早く着いて仮眠するって訳でもない。今年は台風15号に関する最新の
お天気情報を集めるのにも時間を取られた。刻々と状況が変わったもんで。
大会会場の乗鞍高原・観光センターに到着したのは午後3時過ぎ。山の下
辺りだと晴れてたのに、標
高1500mレベルの高原
に来ると、曇時々小雨のド
ンヨリした天気。まずはス
テージ前で記念撮影した
後、参加証を提出して受
付、記念品をもらう。その
後は、恒例のRQ(レー
スクイーン)撮影会♪
乗鞍ガールと呼ばれるコン
パニオン2人を見るのが、
最大の楽しみなのだ。レー
スなんて二の次・・・って、
コラコラ♪ 今年のコス
チュームは私のツボ☆
ワンショルダー、ピタピ
タのショートパンツ、白
いレースアップ(編み上
げ)のロングブーツ。
まあ、仲間内の中心人物 I
さんなら、またブツブツ文句
を言いそうだけど(笑)。ちなみにキャンギャルとの記念撮影を楽しむ人は、
両日ともに大勢いらっしゃった。一組、撮影が終わるごとに、NORIKURA
(乗鞍)ガール達の側も、「ありがとうございました」と笑顔で御礼。お仕事と
はいえ、いいね♪
(☆9月9日追記: 上写真の左は、名古屋のモデル事務所所属、宇佐美
ひかりさんと判明。愛称「ひぃち」。ご本人のツイッター&
ブログで確認。)
☆ ☆ ☆
RQ撮影会の後は、これまた恒例の、上高地・乗鞍スーパー林道・A区間の
チェック(細かい
・・)。直前の情
報だと、通行止め
解除は9月7日っ
てことだったけど、
ポタリング(自転
車散歩)も兼ねて
自分で確かめに行く。う~ん、やっぱりダメか。去年は出来たのに、今年は
レース後の復路・信州サイクリングはボツってことで。しかしこの山道、土砂
崩落がやたら多い。。
通行止めを確認してすぐ、また雨が突然ザーッと降って来たので、あわてて
レインウェア
(合羽)を上下
着る。レース用
(特に下山)に
持って来てたの
だ。ただ、自転
車レースの世界
だと、なぜかみ
んな普通の薄い
サイクル・ウェアでズブ濡れになって走
ろうとする♪ 実際この時も、ビショ濡
れになりながら笑顔でお喋りする選手
2人とスレ違った。慣れてると言うか、
悟りの境地と言うか。冷え性の私には
「さっぱり分からない」(by ガリレオ・
湯川)。
宿に着いた途端、窓からすぐF・Mさんと
女友達Kさんが「こんにちは」と声をかけてくれた。玄関に入ると、ソファー
には、私の長年の好敵手(笑)Fさん、Sさん、F・Aさん、そして初対面のト
ライアスリートのM・Aさん(妹はM・Yさん)が陣取ってる。みんな、私のレ
インコート姿を、奇妙なコスプレでも見るかのように見つめてた (^^ゞ ちな
みにハッキリ言わせてもらうと、一般社会なら私の方がフツーだ♪
☆ ☆ ☆
その後は温泉&夕食&飲み会。今年は I さんの到着が翌朝になるってこ
とで、みんな大人しいかと思ったら、たかが例年の3割引きで、思ったほど
は変わらなかった。ま、Fさんの奥様「キャサリン」(笑)のはじけ方が6割
引きくらいにはなってたけど。本来なら、酔うと女芸人クラスのキャラだ♪
美味しい料理を食べ終わった頃、ようやくF・Kさん&F・Mさん夫妻が到着。
今年はF・Mさん、自転車でかなりの事故を経験したとの事。やっぱ、自転
車はランニングより遥かに危ないね。私も、先日の転倒の打撲がまだ完治
しないし、気を付けないと。。
夜21時の時点で、信州の上高地・乗鞍付近では、各種の注意報が出て
たし、宿の外は雷まじりの雨。頂上付近では風速20m以上って情報もあっ
て、まあ確率60%で中止かな・・・って感じだった。ただ、なぜか宿ではネッ
トへの接続がほとんど出来なくて(アクセス集中か悪天候か)、最新の天気
図は見れないまま。テレビでも映らず。私は、台風が変化した温帯低気圧
が既に通り過ぎた頃じゃないかな・・・とも思ってた。実は、その通りなのだ。
☆ ☆ ☆
ではここから、レース当日について。6時間弱の浅い眠りの後、朝4時過ぎ
に起床。夜中に雨が止んだのには気付いてた。レース開催か中止か、決
定は朝6時に発表されるってことになってたけど、おそらく開催されるなと
思って、バタバタ支度。
中止ならまだ寝れるの
に・・・とか思いつつ(笑)。
左は当日6時の天気図
(日本気象協会)。やっぱ
り、温帯低気圧が北に抜
けて、前線との微妙な勝
負になってたようだ。
同じ部屋には、レースに参加しないBBQ(バーベキュー)要員、F・Mさん
やS・Tさんもいたから、電気もテレビもほとんど使わず、みんな静かに黙々
と準備する。私の朝食は、菓子パン2個とオレンジ・ジュース500mL♪
悪天候だから、少し多めにエネルギー補給したけど、正解だったと思う。
私はノンビリ屋
だから、荷物預
けの締切時間6
時30分にギリ
ギリ間に合うよ
うに、会場に到
着。曇り空の下
に大勢集まって
る。今年は定員
が4500人に増えたから、明らかに混み方が激しい。ちなみに、荷物預け
の時間(その他)は、去年から30分繰り上げになったけど、実際は6時45
分頃まで大丈夫。去年も同様で、建前と実際は色々と違ってる。
☆ ☆ ☆
過去最高に長い
荷物預けの列に
並んでる時、意
外なアナウンス
が始まった。よ
く聞き取れない
けど、頂上付近
の風がひどいと
か雨がどうとか。
岩が落ちたとかいう未確認情報も、さっきネットで見た。
今さらレース中止?・・・と身構えたら、コース短縮! 15kmで開催、しかも
スタートを30
分遅らせるって
ことで、みんな
ブツブツ言うか
と思ったら、不
満の声は僅かだ
けで、平然とし
た受け止め方。
大人だね♪ ま、
前夜から覚悟はあったし、驚きも無しってところか。ちなみに有名な佐渡トラ
イアスロンもこの日、スイム(水泳)のみ中止した上で開催したらしい。
レース開始が30分遅れだし、沢山のグループに分けてスタートするから、
私は身体が冷えないように、ずっとゆっくりお散歩してた。途中、小雨も降っ
て来たから、念のためサドルバッグに入れてた薄いTシャツを上にプラスし
て、初めてアー
ムウォーマーな
んて物も着用(自
転車だと男でも
珍しくない)。
この後の展開を
考えると、どち
らも大正解だっ
た。写真はいつ
ものように短い開会式。「おはようこざいます」っていう挨拶だけは、みんな
声を合わせて応えるお約束になってる♪
スタート時のR
Q・・・じゃなく
て選手達の姿も
しっかりデジカ
メ撮影(笑)。曇
の逆光だし、構
図的に焦点も合
わせにくいんだ
けど、ま、こん
なもんかね。本当はもっと
キレイに撮れた写真も持っ
てるけど・・って何の?(笑)。
それにしても、左写真の左
下にいらっしゃるテレビカメ
ラの方、その位置とアング
ル。。♪ 番組には使えな
いと思うけど。ま、プロとい
えども一人の男。ショーパ
ン特有の魅力に逆らえ
なかったってことか。。
☆ ☆ ☆
で、いよいよ私のスタート。直前に、目の前の山に二重の虹が浮かび上がっ
て、みんな「オォーッ・・・」と歓声♪ 特に内側の、山肌に貼りつくような虹は
珍しくてキレイだったね。残念ながら、撮影は出来なかった。まあ、スタート
地点で日射しが少し出ても、山側ではやっぱり雨模様ってことなのだ。
スタートしてすぐの感触は、イマイチ。。ま、今年は1月からずっと心臓が不
調だったし、自転車も例年以上に乗ってないから仕方無い (^^ゞ 去年9月
から今年6月まで、まったくゼロ。今年の8月だけ月間1000km、平地で
走った所で、焼け石に水に近かったか。V字回復の快走だった去年なら、
ちょっと傾斜が緩くなると一気にダッシュできたのに、今年は加速も鈍い。
まあでも、全然ダメって感じでもないから、諦めずにハーハーゼーゼー。心
拍を上げて本気で走るのは、実に3月下旬の板橋Cityマラソン以来のこと。
心臓その他の精密検査だと一応、異常なしってことだったけど、急に調子が
悪くなったままなのは事実だし、急性心筋梗塞も怖いのだ。その点、やっぱ
心拍計があると、ちょっと安心できるね。レース直前に一時、紛失。ギリギリ
で発見できたのはラッキーだった。
15kmならすぐだろうと思ってたけど、イマイチの走りにとっては長く感じて、
序盤からもうスピードメーターの距離ばかり見る感じ (^^ゞ あと10km、あと
半分(7.5km)。特に、今回のゴール直前の急カーブは勾配が急できつい。
☆ ☆ ☆
それでも何とか、フロントのトリプル・ギアの3枚目(歯数22の一番小さいギ
ア)は使わず、センター(歯数32)のみでクリア。クロスバイクにこだわる人
間として、あんまし軽いギアを使って登るのは、ロードバイクの人達に引け
目を感じるもんで♪ ま、車体はアルミなのに14kgもあるから、重さのハン
ディは背負ってるし、タイヤも太いけど(32mm)。
本来の山頂コースなら、ラスト2kmくらいは広くて真っ直ぐで傾斜も緩めだ
から、一気にスパートするんだけど、今回はまず道が狭いし、ゴール前が
クネクネしてるから飛ばしにくい。それでも、最後の左ヘアピンカーブを曲
がった所からは
ダンシング(立
ちこぎ)&重い
ギアで一気に
ダッシュ、遂に
ゴール☆ 位ヶ
原山荘に到着。
タイムは微妙だ
けど、ホッと一
息。久々に全力を振り絞る快感も味わえたし、ま、いいか。。♪
道路の横や前が詰まってなきゃ、もっと気持ち良く飛ばしてゴール出来た
のにな。残念ながら、ゴール地点手前から向こう側にかけて、人と自転車
が並んでるのだ。ここから第2レース、寒さとストレスとの闘いとなった (^^ゞ
☆ ☆ ☆
普通の山道(乗鞍エコーライン)の途中で、4500人+自転車4500台を
処理するんだか
ら、行列ができ
るのは仕方無い
けど、せめて長
さや時間のアナ
ウンスが欲しかっ
たね。
私の前にいた選
手なんて、腕に鳥肌を立ててクシャミ連発してたほど (^^ゞ 走ってる間はい
いけど、寒い中の薄着でほとんど止まったまま待つのは辛い。冷え性の私
は、シャツ2枚とアームウォーマーのおかげで何とかなったって感じ。ま、風
と雨が(たまたま?)止んでてラッキーかな。
それでも、荷物
預けの車にたど
りついた後は、
車の中ですぐに
長袖とレインウェ
アを着込んだ。
中で着ると怒ら
れるかと思った
ら、おとがめな
しで、他の選手
もやってる♪
帰りはそんなに
待たされること
もなく、意外と
すんなり、所々
で写真を撮りな
がら下山。
沿道の要所(急
カーブ、給水所
など)にいらっ
しゃるスタッフ
さんには、「お
疲れさまで~す」
と大声で挨拶。
「ありがとうご
さいます」なん
て言葉を返してくれる方もいて、ちょっと恐縮したほど。今年は例外的な状況
だったこともあって、挨拶する選手が少し多めだった気もするけど、以前と比
べると少ないね。時代の流れか、スポーツの大衆化の一側面か。。
☆ ☆ ☆
左は乗鞍の名所
「三本滝」のは
ずで、写真をモ
ニターに映して、
さらにデジカメ
で傾きをつけて
撮ったもの♪
これが三本の内
の右端なのか、
あるいはこれが三本なのか、その辺りがハッキリしない♪ まあ、あちこちに
大小の水の流れがあるのは事実。飲めるのかどうかは知らないけど、サイ
クリングだったら多分、飲んじゃうだろう。山水で中毒とか死亡とか、聞いたこ
とないしね。
下山後は、会場で水とお菓子
(2種類を1枚ずつ)を頂いた
後、完走証を受け取るため、
長い行列に並ぶ。これ、私が
並んだ列の進み方が遅かっ
たこともあって、10分以上か
かったかな。ま、不慣れな女
の子が頑張る姿が可愛かっ
たけど♪
その間に、パラソルを差した
レースクイーンの撮影会が終了してしまったのは残念(笑)。今年はスイカ
も無かったけど、時期が9月に入ったからかね。往復の渋滞に配慮して、
今シーズン以降は、8月末だったレースを9月最初に変更したとのこと。台
風とぶつかる可能性が高まるから、ビミョーな判断ではある。ちなみに、下
山後の会場は晴れに近かった。山の天気、恐るべし。。
宿に帰ると、I さんがいて、早速鋭いツッコミを入れて来たから笑ってしまっ
た♪ まあ、私との直接対決に完敗、いまやBBQ要員となった I さんに何
を言われようと全く余裕なのだ。聞いてる? 聞いてない? あっ、そう(笑)。
☆ ☆ ☆
ともあれ、今年も夏のビッグイベント、乗鞍が無事終了。コースが4分の3
に短縮されたのは残念だけど、曲がりくねったキツイ坂の箇所も味わえた
し、自転車仲間とも楽しいひとときを過ごせたし、十分満足だった。タイムや
順位は忘れるってことで(笑)。来年以降も、出来れば参加し続けたい♪
それではこれで、今年の乗鞍レポートを終わりにしよう。参加者、関係者
の皆さん、どうもお疲れさま♪ 締めくくりは、いつもの言葉ってことで。
夏は終わったね。。☆彡
P.S. 9月14日の14時~14時55分、長野放送で『雲上を駆ける 第
28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍』が放送されたようだけ
ど、驚くほどネット上の情報が少ない (^^ゞ みんな見てないのか、
あるいは、長野の人にとってはイベントも番組もフツーのものに過
ぎないのか。。
(計 6293文字)
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