雨が止んだ夜中に１２ｋｍ走＆『安堂ロイド』第２話

（２０日） ＲＵＮ １２ｋｍ，５８分４５秒，平均心拍１４８

なかなか雨が止まないから、小雨覚悟で準備して走り出したら、ピッタシの

タイミングで雨が止んでくれた。ラッキー♪　

それにしてもノロノロと遅い台風で、遠くからいい迷惑だね、２７号。鉄人は

２８号だ。古っ！　時速１５ｋｍの台風って、自転車なら元気いいママチャリ。

ランニングなら１ｋｍ４分ジャストのペースだから、私がジムに通ってた時の

マシンの速度だ（後半）。そういえば、しばらくジムに行ってないな。ま、諸々

の理由があっての事だけど、たまに行きたくなるのも確か。。

昨日は元々、夕方には雨が止む予定だったから、早めに走って短いランニ

ング系の記事をアップするつもりだったのに、実際は夜遅くまでずっと降り続

いてしまった。仕方無いから、単なる手抜きのつぶやき記事をまずアップし

て、ドラマを見た後、本田翼のナースと桐谷美玲のセーラー服を脳内リピート

してたのだ。違うわ！　一人でいじりながら、ＸバンドＭＰレーダーで雨をチェッ

クしてたわけ。もちろん、ＰＣをいじりながら♪

折角、雨が止んだことだし、ゆっくり１６ｋｍくらい走ろうかなとも思ったけど、

時間が無いからスタスタと１２ｋｍ走。気温１６度はいいとして、湿度が９３

％くらいあったからなのか、妙に息が荒れて、素人みたいにバタバタした走

りになってしまった (^^ゞ　ま、路面が水溜まりだらけだし、ふくらはぎが両

方とも痛かったから、仕方無いってことにしとこう。

一応、１ｋｍ５分ペースが目標で、実際は１ｋｍ４分５４秒だったから、さほど

不満でもない。呼吸が乱れたわりに、心拍は上がらなかったしね。たかが

平均１４８。ラストは１６９まで上がっちゃったけど、終了後はすぐに１１０台

まで下がったから、心臓の調子はかなり回復して来たみたい♪　冬から春

にかけては重い心臓疾患も覚悟してたから、マジでホッと一安心なのだ。

ずっと雨だった日曜の夜中だからなのか、公園はほとんど人気（ひとけ）が

無くて、淋しかったほど (^^ゞ　やっぱ、朝とか２１時頃とか、フツーの時間帯

の方が盛り上がってて走りやすいね。たまに速いランナーとプチ・バトルで

もやらないと、男の子には刺激が足りない♪

では今朝はこの辺で。。コラコラ！　そうじゃないわな。時間が無い中、ちょっ

とだけドラマにコメントしとこうか。前回（第１話）の長文レビューには、そこそ

このアクセスも頂いたしね。。

　　往路（２．４０ｋｍ）　　 １３分２１秒　　　心拍１２９

　　１周（２．１４ｋｍ）　　 １０分３６秒　　 　　　 １４４　　

　　２周　　　　　　　　　　　１０分１０秒　　　　　　１５３

　　３周　　　　　　　　　　　　９分５５秒　　　　　　１５７

　　４周（０．７８ｋｍ）　　　　３分４７秒　　　　　　１６０

　　復路　　　　　　　　　　 １０分５６秒　　 　　 　１５８

計　１２ｋｍ　５８分４５秒　平均心拍１４８　最大心拍１６９（ゴール前）

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　

さて、注目の『本田ナース』・・・じゃなくて、『桐谷セーラー』でもなくて、『安堂

ロイド』第２話♪　今回もまた、予想を裏切る展開だったね。違う意味で。前

回のアンドロイド対決とか、ＳＦ映画『ターミネーター２』のノリだったから、今

回もやってくれるのかと待ち構えてたら、見事に肩透かし (^^ゞ　かなりフツー

の闘いだった。冒頭の充電シーンに負けてたかも（笑）。　

そうか、やっぱ前回が予算オーバーだったから、今回で調整したわけか♪

ま、現実主義者の私としては、アッサリ納得するのだ。無い袖は振れぬ。あ

る金で作るんだから。って言うか、逆に言うと、やっぱ前回のＣＧは相当なお

金と手間ヒマがかかってたんだろう。『半沢』直後のキムタクの初回、当然、

視聴率２０％を狙ったはずだし。

今回はいきなりサプリ＝本田翼のナース姿をたっぷり映してくれたから、毎

分視聴率が最初の１０分だけ高いかも。彼女が机の引き出しに帰った所で、

チャンネルを変えそうになった視聴者も少なくないはずだ。そりゃ、私か♪

明石家さんまがＭＣの『行列のできる法律相談所・美女ＳＰ』、見たかったな。

長澤まさみのミニスカだけでも（笑）。そこかよ！　流石は日テレ、『東京バン

ドワゴン』の亀梨も出てたんだね・・っていうのは一部の読者へのご挨拶だ♪　　　

　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

話を戻すと、今回は全体的に、人間とアンドロイドの比較を何気なく行って

た。たとえばロイドというか、ＡＲＸ Ⅱ－１３（木村拓哉）が度々やってた充電

と、なぜか彼にも出来てた人間の食事の対比。フツーのベッドから充電す

るシーンはかなり笑えたね♪　あれ、単なるお笑いじゃなくて、人間がベッド

で充電（＝睡眠）するのと重ね合わせてることになる。

お笑いと言えば、充電中のロイドを見つめる麻陽（柴咲コウ）の回想シーン。

ＢＧＭは、竹内まりやが歌う、夫・山下達郎の古典的名曲『Ｙｏｕｒ　Ｅｙｅｓ』。

あなたの瞳。ベッドの脇でロイドみたいに寝てる沫嶋黎士（キムタク）を見て、

いたずらっぽくキャーと叫んだら、黎士はあわててスペシウム光線を壁に向

けて発射してた♪　

そんなエネルギーの無駄遣いをしてる余裕、ウルトラマンに無いだろ！　地

球上では３分しか闘えないのだ。円谷プロの特撮の制作費が高いから（笑）。

ファンの皆さん、顔に見惚（みと）れてないで、ちゃんと腕の十字型の演技も

見てあげてネ。ちゃんと右手が後ろで縦になってるかどうか♪

ロイドが、攻撃的なＯＳ・アスラシステムを起動して倒した敵を、「原子還元処

理」（バラバラの原子にして、物体としてのまとまりを消すこと）で消した時、

麻陽が皮肉を言うと、ロイドは「廃棄物を処理しただけ」とか言ってた。なかな

か含蓄のある台詞だと思う。アンドロイドにとって、破壊されたアンドロイドは

単なる廃棄物なのか、それとも「遺体」のような特別な存在なのか。

これは、感情プログラムをインストールされてるかどうか、起動してるかど

うか、というだけの話ではない。アンドロイドの場合、ほとんど同じものを簡

単に複製できるからだ。つまり死んでもほぼそのまま再生できるから、ゲー

ムの世界みたいにリセットできるから、死には絶対的な重さが無い。

ここで思い出すのが、人間と人間の話。日本の戦後最大の事件と言っても

いい、オウム真理教の考え方や行動、「ポア」。本来は死者の魂をより高い

世界に転生させることを指してたようで、もし本気で信じてるのなら、いわゆ

る殺人に絶対的な重さが感じられなくなるのは自然なことだろう。外部の一

般社会による処罰は別問題として。。

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

アンドロイドにせよ、オウム真理教にせよ、遥か遠い世界の事だと思う人は、

臓器移植の問題を考えるとどうだろう。生きてる他人の臓器を移植するのは、

特殊な場合を除いて論外なことなのに、死者の臓器はわりと簡単に、かつ合

法的に移植されるのだ。先日の内閣府アンケート調査だと、４割の人が、亡

くなった本人の意思が不明でも、家族として臓器提供を承諾すると答えてる。

あるいは、最近の様々な生殖医療というものも、人間の命を「機械的に」扱

う側面があるのは間違いない。その奥には欲望や感情があるけど、表面的

には文字通り、機械や器具を使って、機械のように扱うわけだ。もし、ドラマ

みたいに１００年前の人と交流できたら、どんな反応を示すだろうか。逆に、

１００年後のロイド達の世界だと、どうだろう。

こうした倫理的な問いかけ、問題提起を、遥かに身近な形で行ってたのが、

やたらロイドがこだわってた、「俺にウソをつく機能はない」という言葉。全部

で５回くらい繰り返した気がする。これはもちろん、麻美も含めて、「人間に

はウソをつく性質がある」ということの裏返し。

今回のドラマの最後で、七瀬（大島優子）が麻陽に対して激怒したことと関

連してるわけだ。ウソでぬか喜びさせられた七瀬は、家族同然の味方から、

敵へと回ってしまう。奇跡的に助かったとされてた兄のために持って来た、

温かい水筒と紅茶とパンが、急変の伏線の一つになってた。

秘密を知られてしまったロイドが七瀬を殺そうとすると、麻陽は止めるけど、

七瀬の心を壊してしまったのは麻陽のウソ。このウソという罪は、真実を個

人的に作りかえてしまうことだから、黎士が行ったらしい研究活動ともつな

がることになる。物理法則に従って決定した真実の世界の流れを、個人的

に作りかえてしまう罪。ある意味、「ウソの世界」をみんなに体験させること。

これを未来の警察や司法機関が法的に処罰しようとするのは、少なくとも

十分理解できることだろう。物理法則に反する行為は、「違法」行為だから。

法則も法律も、要するに法。英語なら同じ「ｌａｗ」で表される。それに従うこと

の意義を強調してたのが、実在したフランスの天才学者・ラプラスだった。。

　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

おっと、もう時間だから止めにしよう。社会人がブログやドラマに熱中して仕

事をサボるのも、重大な違法行為だから♪　

時間さえあれば、白セーラー服の桐谷（ＡＲＸ　Ⅸ－ＴＨＥ　ＬＡＳＴ　ＱＵＥＥＮ）

が口にしてた、「プラントル・グロワートの特異点」が生んだ「ベイパーコーン」

（簡単に言うと、ほぼ「音速」の飛行物体の後ろに生じる「円錐形の雲」）につ

いても語りたい所だけど、差し当たり我慢しとこう。『ガリレオ』と違って、単な

るお遊びの物理ごっこみたいに感じられるしね。今回、制作に協力してる庵

野秀明の代表作、『新世紀エヴァンゲリオン』に散りばめられた要素も同様。

（☆追記：　物理学的な記事をアップ。

　　　　　　　　プラントル・グロワートの特異点とベイパーコーン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～『安堂ロイド』物理的解説　）

ま、そもそもドラマやアニメは遊びだろ、と言われればその通りだし、ホイジ

ンガ＆カイヨワ的な「人間は遊ぶ動物である」というような考えも、それなり

に本質的ではある。ただし、物理学や数学は「単なるお遊び」ではないし、

人間も単に遊ぶだけの動物ではない。人はみな、つい、遊びに夢中にな

るからこそ、遊びでない部分を強調することに意味がある。

という訳で、私もナースやセーラー服を見て「一人遊び」した後は、真面目に

語る必要があったわけだ♪　一人遊びだと分かってる内は、まだフツー。こ

れを二人遊びだと言い出したら、別次元の人になる（笑）。それにしても、人

気爆発らしいロイドめがね、「Ｚｏｆｆ　Ｃｌａｓｓｉｃ」。私も欲しいかも。

ではまた。。☆彡

Ｐ．Ｓ．　第２話の視聴率は１５．２％。裏のさんまの『行列』が１８．０％へと

　　　　　急上昇したことを考えると、下がったというより、むしろ健闘かも。

　　　　　２１時半までのフィギュア・スケートも１５．８％取ったようだ。

ｃｆ．　制作費７０分の１、ＳＦ映画に挑戦するドラマ～『安堂ロイド』第１話

　　　ハーフ走、１ｋｍ４分半まで回復♪＆『安堂ロイド』第３話

　　　アンドロイドも開く、パンドラの箱～『安堂ロイド』第４話

　　　「ラプラスの魔」と人間の意志（仏語原書に即して）～『安堂ロイド』第５話

　　　『安堂ロイド』第６話、軽～いつぶやき♪

　　　ほろ酔いジョギング（コラコラ！）＆「十八」（ジュワッチ）♪　（第７話関連）

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