初めてのプログラミング(2)~計算その他、簡単なバッチファイル
ほとんど知識も技術もゼロの超初心者が、初めてプログラミングというもの
に挑戦する様子を伝える体験&感想レポート、第2弾。
今回は、マニュアル本『おうちで学べるプログラミングのきほん』から離れて、
ネットのあちこちを参照しながら自分で試行錯誤する様子を具体的に書い
てみよう。結局、色々やってみるのが大切なのだ。用語の説明など、既に
前回書いた基本事項はあまり繰り返さないので、念のため。数学などと同
様、少しずつ積み重ねて、先へ進んで行く。前回の記事は下の通り。
初めてのプログラミング♪~メモ帳でバッチファイル作成(コマンドプロンプト用)
作るのは前回同様、「コマンドプロンプト」用のごく簡単で単純なブログラム。
「メモ帳」に書き込んで、「バッチファイル」(拡張子 .bat ほか)として保存。そ
の後、開くだけで、コマンドプロンプトを通じてPCが作動する。Windowsなら、
新たなソフトは一切必要ない。
ちなみに「コマンドプロンプト」と
「メモ帳」は、私の場合、スタート
メニューのアクセサリフォルダに
デフォルト(初期設定)で入って
る。左図で、一番下と、下から6
番目。もう少し下には、前回使っ
た「電卓」も入ってる。
自分で直接扱うのはメモ帳だ
けだから超簡単。特殊なプログラミングではなく、世界で普通に使われてる
ものだから、安心感もあるのだ。
一度作ったバッチファイルを、ダブルクリックすると実行されてしまうけど、普
通の文章(テキスト)として開きたければ、先に「メモ帳」を起動した後、「開く」
を使って開けばいいことが分かった。前回はいちいち、拡張子を「 txt 」へと
変更して開いてたから、面倒だったのだ (^^ゞ
☆ ☆ ☆
マニュアル本に載ってたバッチファイルに書かれてたのは、「電卓」の実行と、
サイト閲覧のみ。当サイトでの前回の記事には、電卓しか書いてないから、ま
ずはサイト閲覧のプログラムを見てみよう。
一番簡単な書き
方は、左の通り。
実行プログラム
である標準ブラウザ、Internet Explorerの名前は不要で、直接URL(サイ
トのアドレス)を書いて、「start」(開始)させるだけ。スペース1個も含めて、
すべて半角文字だ。
元のマニュアル本だと、「 rem 」(Remark : 備考、注釈)の行も書かれてた。
左のように書いて
も、Yahoo!
のページが開くだ
け。1行目はあく
まで、作成者その他、プログラムを見る人向けの一口メモで、全角のひらが
なや漢字も使える。
☆ ☆ ☆
続いて、英語版ウィキペディアの「Batch file」(バッチファイル)の項目にあっ
た、極端に簡単なプログラムについて。要するに、コマンドプロンプトの黒い画
面に指定した文字を表すものだ。
左のように、「 echo 」(エコー : 反映、
まね)という命令語に続けて「Hello!」
という言葉を書き込むと、下のような
画面が現れる。ただし、PCの
ユーザー名は画像処理でカットしてるので、白くなってる。前回も書いたよう
に、最後の「 pause 」(休止)を書かないと、コマンドプロンプトが消えてしまう。
要するに、プログラムの1行ごとに、まずそのまま命令を表示して、次に実行
してるわけだ。命令の表示が邪魔なら、
最初の行に「 @echo off 」と書いておけ
ば消せる。つまり、下図のように、2行
だけの表示になるのだ。この時、先頭
の「@」を付けずに「 echo off 」とだ
け書くと、この「 echo off 」という命令文自体は表示されてしまうので、念のた
め。まるでマンガか映画みたいに、融通が利かないのだ♪
☆ ☆ ☆
では、もともと私がやりたかった事の1つ、計算プログラムに向かおう。コン
ピューターの世界だと、なぜか計算のことを「演算」と呼ぶことが多いようだ。
まずは、足し算。例えば、「2+3」という計算を行うプログラムについて。書
き方は色々あるようだけど、今現在、
私が一番簡単でシンプルだと思うの
は、左のプログラムだ。
最初と最後の行は、今まで通り。
2行目は、まず「 set 」によって、扱う変数「 x 」を設定・宣言する。さらに、「 /a 」
と付け加えることで、その「 x 」を式として扱えるようだ。3行目の「 echo 」は今
まで通りの表示のコマンド(命令)だけど、変数の場合には2つの「 % 」で挟む
らしい。バッチファイルを開くと、単に「 5 」とだけ答えて来る。
☆ ☆ ☆
上のプログラムで、「 2+3 」の代わりに「 5-3 」とすれば、引き算の結果「 2 」
が表示される。負(マイナス)の数も扱えるようで、「 3-7 」なら「 -4 」と出た。
掛け算ならアスタリスク「 * 」を使って「 2*3 」とすれば、答「 6 」が表示される。
累乗(2の3乗など)は「 2^3 」かなと思ったけど、ダメだった。単純に、2を3回
掛け合わせるしかないようだ(多分)。
割り算ならスラッシュ「 / 」を使って「 6/3 」とすれば「 2 」となる。 ただ、「 7/3 」
など、答が小数になる(=割り切れない)時は、小数点以下を斬り捨てた値
(商)が出力される( 7/3 なら答 2 )。割った余りの出力には、「 7%%3 」とする
(答は 1 )。
「 2+3-4 」といった、連続の計算も
可能。答は「 1 」と出る。カッコを使っ
た、「 (2+3)*4 」という計算も可能で、
答「 20 」と出た。
最後に、発想をかなり変えて、3つの変数 「 x 」「 y 」「 z 」を設定する方法も
出来るようだ。
左のように、まず x と y の値
を設定した後、「 z=x+y 」とい
う式で z を設定。さらに、足し
算の式に対して「 echo 」コマ
ンドを行うと、「 6+2=8 」という
式が出力された。最初に変数
を設定する時だけは、2個の
% で挟まないということか。
プログラムの途中で1行空けたのは、分かりやすさのため。ただ、1行空け
せずにプログラミングすると、なぜか最後に表示される式が「 6+2 =8」となっ
た。つまり、等号の左側に、全角スペースか半角スペース2個が入ってしま
うのだ(どちらか不明)。実害はないけど、理由はまだ理解できてない。
☆ ☆ ☆
ちなみに試行錯誤の途中、何度か失敗してエラーメッセージが出た♪ 例え
ば最後のプログラムで、うっかりプラス記号を全角文字「+」で打ったら、
「 演算子がありません。
6+2=6 」
と表示されてしまった。最後が「 6 」になってるのは、おそらくプログラムが
「 z=x 」と解釈されてしまったんだろう。「 x 」の右、全角「+」以下が無視さ
れてるのだ。演算子とは計算の記号のことで、ここでは半角「 + 」のこと。
とりあえず、今日はこの辺で。。☆彡
cf. Quick BASICのダウンロード、ダイレクトモード(Immediate)入力と計算
Quick BASICの練習(2)~プログラム・モードでの入力&実行
(3)~REM 文、GOTO 文、IF 文、各種トラブル・・
(4)~IF 文、FOR 文、NEXT 文とループ(繰り返し)
(7)~関数値の計算、方程式の近似値
(8)~素数の判別、エラトステネスのふるい
(9)~数列の二項間漸化式と固有値、一般項
(計 2897文字)
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