『続・最後から二番目の恋』第7話、軽~い感想♪
なるほどネ。千明(小泉今日子)はどうしても、和平(中井貴一)への嫉妬を
素直に認めたくないわけか♪ ・・・っていう、シンプルな見方も出来なくはな
いけど、この2人の関係はもっと微妙で繊細なもの。
本当は好きなのに素直になれない、あるいは自分でも気づかない・・・ってい
うのは、少女マンガによくあるパターンだろうけど、これは大人の恋愛&ホー
ムドラマ。家族愛、隣人愛、友情が入り混じった、複雑な人間関係になってる。
ま、今回の放送でも指摘されてたように、確かにタイミングを逃した感は強い
のだ。1年半前のSPでラブホテルが空いてれば、文字通り「ゴール」だったの
に♪ ちなみにこのゴールっていう古い表現。レトロな味わいを出すと共に、
来月のサッカーW杯も意識した、高度なテクニックなのだ。千明が「ボール」を
蹴るイメージも含めて(笑) オイオイ。踏むだけにしろよ。
ちなみに、世界最強の金融集団として有名な米国ゴールドマン・サックスの
予想だと、W杯優勝の確率は、ブラジルが48.5%で圧倒的。アルゼンチン
14.1%、ドイツ11.4%と続いて、日本は0%となってた (^^ゞ ゼロかよ!
☆ ☆ ☆
おっと、サッカーじゃなくて、玉蹴りね。違うわ! ドラマね。ハイハイ。話を戻し
て、千明の思い。あのワイン・バーの会話を振り返ってみよう。和平&薫子(長
谷川京子)家族4人のたこ焼きパーティーを見て、逃げるようにして出て来ちゃっ
たと語る場面。
暗い天井に1つだけ光るライトが、まるで夜空に浮かぶ月みたいに見えて、
いいね♪ 千明の縦縞ボーダーの服では、白黒を抑えるようにして、赤い色
が目立ってた。微妙とはいえ、ホットな思いの表現でもあるのは間違いない。
嫉妬?
いや~、いや、いや、いや。。
違うの?
いや、何だろうな。上手く言えないんだけどさぁ。
その光景はさあ、まあ私がね、これからどれだけ頑張っても、
もう手に入れられないものだと思っちゃったのかなぁ。。
今までだって、心がそうやってザワッとすることはあったよ、そりゃあ。
でも、まあ私には、私って違う人生あるんだし、とかさぁ。
そっち側に行こうと思えば、いつでも行けますよみたいな
自信があったんだけどさぁ。
何か最近 あれ、そっち側の線はもうないのかなぁみたいな。
行きたくても行けない世界になってしまったのかなぁみたいな。
ま、行きたいわけでもないんだけどさあ。
(千明のワイングラスにコポコポ注ぐ)
ありがと♪
でもさ その分 こうゆう生き方してたから手に入れたものだって
あるわけじゃん
・・・・・・・・・・
☆ ☆ ☆
ワインを注ぐ音とタイミングが絶妙だったね。あと、周りの女性客もみんな、い
い女だったし♪ そこかよ! ちなみに、女性と飲みに行く時は、他の女性客を
見てはいけない。違った。チラッと見てる所を、目の前の女性に見られてはいけ
ないのだ(笑)。細かいわ!
いやいや、千明の台詞はホントよく分かるな。私も典型的な、我が道を行くタイ
プなもんで。高校の卒業式のラスト、退場する時に流れた曲が『マイ・ウェイ』
だったせいだろう♪ 東洋的には「私の道」、西洋的には「私のやり方」かな。
I’ve lived a life that’s full
I’ve traveled each and ev’ry highway
But more,much more than this
I did it my way
(written by Paul Anka)
あぁ、いい曲だね。歌詞もメロディーも。日本人でも分かりやすい中学英語だ
し(笑)。私が極楽寺駅・・・じゃなくて極楽に行く時に、流してもらおうかな。聴
こえるかどうか、知らないけど。って言うか、聞こえる間に流されちゃうと、ちょっ
とビミョーかも♪ 死ぬ間際の曲だから、現在完了形と過去形だらけなんだね。
マイ・ウェイと言っても、色んな「わが道」があるけど、千明の場合、ずっと独身
生活で子供もなし。結婚ならまだしも、年齢的にもう、お母さんになるのは難し
い。それを考えると、千明が逃げ出したポイントは、実は和平と薫子の子ども
だったのかも。嫉妬まじりの、独り身の淋しさ、切なさ。。
マイ・ウェイのすぐ隣には、ゼア・ウェイ、彼らの道がある。そして、「隣の芝生
は青い」。隣の道は甘いのだ。遥か遠くから、懐かしい童謡の歌声も聞こえる。
「こっちの道は 甘いぞ ♫」。そりゃ、水だろ!
☆ ☆ ☆
実際、今からでも、道はある程度、変えれるのだ。子作りするだけの動物カッ
プルと違って、人間の場合、恋愛や結婚はまだまだ可能だし、むしろ年を取っ
てからの方がしやすい部分もある。そう言いたいのが、今回のサブタイトル、
「年を重ねてピュアになる!!」ってことか。
市長(柴田理恵)はどんどんピュアになって、女子中学生みたいだね。ハート
だけ(笑)。コラコラ。一条さん(織本順吉)は開き直って、堂々と若いコ2人連
れで遊んでるし。市長と一条さんのピュア・カップルもありかも♪ ちゃっかり
ギャル2人に声をかけてる田所(松尾諭)もピュアな性欲男子。
秀子(美保純)に向けられる広行(浅野和之)の「食欲」もピュア。何でも美味し
そうに見えちゃうのだ。後ろ姿なら(笑)。正面でも、上を見なきゃ美味しいんだ
けどネ。コラコラ! ちなみに大人気のお笑い芸人・有吉は、高橋真麻の巨乳
を見て、「顔さえなけりゃイイ女」と発言したらしい (^^ゞ そりゃイジリ過ぎだろ。
☆ ☆ ☆
それにしても、お友達のままでいたいからセフレ=セックスフレンドになって
欲しいっていう薫子の思いも、逆説的にピュアだね。あの時の黄色&緑の映
像も綺麗だった。鎌倉の自然と、薫子の洋服。
ま、セフレのことは好きにならないっていう前提が正しいのかどうか、よく分か
らないけど。私の感覚だと、一瞬だけでも好きにならないとムリだけどな・・・っ
て、何が?♪ 気持ちが入ってないと、準備段階がせいぜいだと思う。
準備って何?と思った方はおそらく、カマトトか、ぶりっ子なのだ(死語連発・・
笑)。生=性とは、ピュアである前にまず、具体的でリアルなもの。その意味で
も、千明&和平には早く、一皮ムケて欲しいもんだね。
もう剥けてるだろ!って突っ込みは、リアルだけどピュアさが不足してるかも♪
何事も中庸、中くらいが大切なのだと、哲人アリストテレスも語ってるのだ。な
お、月9『極悪がんぼ』への小泉今日子のお返しカメオ出演は見逃してしまっ
た。それでは、今日はこの辺で。。☆彡
cf. アラフィフの明るい切なさ~『続・最後から二番目の恋』第1話
『続・最後から二番目の恋』第2話、超軽~い感想♪
『続・最後から二番目の恋』第3話、超軽~い感想
『続・最後から二番目の恋』第4話、軽~い感想
『続・最後から二番目の恋』第5話、僅か1600字の感想
『続・最後から二番目の恋』第6話、軽~い感想&雷雨後ラン
『続・最後から二番目の恋』第8話、軽~い感想♪
『続・最後から二番目の恋』第9話、軽~い感想
『続・最後から二番目の恋』第10話、2300字の感想
純白の普段着、ファンキーな結婚~『続・最後から二番目の恋』最終回
(計 2864字)
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 円周率 πと自然対数の底eが代数的数でなく超越数であることの証明(背理法)、円積問題~NHK『笑わない数学2』第5回(2023.11.22)
- ケプラー予想の前に平面充填問題、どんな四角形でも平面を埋め尽くせることの幾何学的証明~NHK『笑わない数学2』第6回(2023.11.18)
- 結び目理論の指紋、アレクサンダー多項式と交点の数、領域、行列式の計算方法、べきと符号の正規化~NHK『笑わない数学2』第4回(2023.11.03)
- T・DK、トラちゃんウサちゃん50mバトンリレーで勝利!、熱い女性リーダーと社長・会長の応援で(NHK『魔改造の夜』)(2023.10.28)
- パリ五輪・日本代表選考会~雨のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)2023、ほぼリアルタイムの感想♪(2023.10.15)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- アリス・谷村新司追悼~ボクシングの曲『チャンピオン』の歌詞モデル、カシアス内藤の引退試合(沢木耕太郎『一瞬の夏』より)(2023.10.17)
- 外資系FTIコンサルティングとジャニーズ事務所、「氏名」NG記者リストの感想&11km走、1km4分半バトル(2023.10.05)
- ライオンの娘がシマウマ・・藤島ジュリー景子も被害者だったのか?&10月の残暑で9kmラン(2023.10.03)
- ジャニーズ事務所の新社長・東山紀之、記者会見で覚悟と誠実さは見えたが、前途多難・・&11kmジョグ(2023.09.08)
- 再び残暑7kmジョグ&短い芸能つぶやき(2023.08.30)
コメント