『続・最後から二番目の恋』第９話、軽～い感想

なるほど。。『ＳＬＥＮＤＥＲ　ＬＥＧ』っていうストッキング（映像はパンスト）、元

ネタを検索してみると、『ＳＬＩＭ　ＷＡＬＫ』だね。ＣＭがあったかどうか覚えて

ないけど、パッケージがそっくり。

スリム・ウォークは定価（標準価格）で２０００円くらいだから、千明（小泉今日

子）の幼馴染のテルが営業しに来たのは１個３４８０円くらいか（細かい・・）。

１０個買うと割引で消費税込、３９８００円。割高だろ！　送料はジャパネット

たかたが負担とか。送料は要らないだろ！　う～ん、やっぱ千明は小金持ち

なんだね♪

何で細かい計算をしてるかって言うと、同級生の千明への見苦しい営業を

泣いて謝ったテルが、どうしてお金を返さないのかな・・・と思ってしまったの

だ。って言うか、どうして電話なの？　直接謝りに来て、代金は返却、商品は

そのままお詫びにプレゼント。これが筋とか誠実さってもの。あるいは罰とし

て、ストッキングを履いた足で踏んでください、とか♪　そりゃ、罰じゃなくてご

褒美だろ！

まあ、最後のエンドロールの古典的ブレイクダンスがわりと上手かったから、

良しとしとこうか（笑）。彼だよね、あれ？　右手から左手へのウェーブ（波型

の移動）。マイケル・ジャクソンのムーン・ウォーク（月面歩行）みたいに滑る

ように動く、円形ステップ。そして最後は背中でくるくる回るバックスピン。

（☆追記：　８０年代、日本での先駆者の一人だった風見しんごらしい。役名

　　　　　　　は稲垣輝夫との事。）

回った後は当然、フリーズ（静止＆決めポーズ）したはずだけど、編集でカッ

トされてた♪　脇役の哀しい宿命だろう。。

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

・・・って感じで、マニアック・サイトは今日も独自路線を突っ走るのだ（笑）。い

や、フツーにって言うか、フツーより遥かに良く出来たいいお話だけど、そうゆ

うのは誰でも書くでしょ。

もうちょっと、細か過ぎて伝わらない系の話を書くと、美脚を誇示してたハルカ

先生（益若つばさ）。１０ｃｍヒール履いて仕事しても、むくみ防止の着圧ストッ

キングが要らないくらい脚が細いのは分かるけど、ちょっと細すぎるかな。多

分、三井さん（久保田磨希）と足して２で割ったくらいが男の好みのはず♪　あ

るいは単に、三井さんがストッキング５枚履くとか（笑）。痩せすぎモデル問題

でもそうだけど、女子の目線は細さを求め過ぎるのだ。

そこへ行くと、先日のテニス女王のシャラポワの美脚は完璧だね。太さも長さ

もメリハリも・・・って感じで、強引に自分の記事にリンクを張ったりする♪　ドラ

マ初回と同じ、パリのエッフェル塔でのサービス撮影なのだ。キョンキョンの脚

もちょうどいい太さじゃないかな。

　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

それでは、この辺で。コラコラ。いや、時間がないのに、ちょっと遊び過ぎちゃっ

たかも (^^ゞ　今回、時間さえあれば１万字くらいは書けるはず。内容豊かでコ

メントしやすい回だと思う。最終回が迫って来て、いつも以上に甘口にしたかな。

ま、恋愛ドラマだもんね。今どき流行らないらしい、古き良きテーマ。。

基本的には、お地蔵様の和平（中井貴一）の前で、男まさりの千明が泣くストー

リー。冒頭の薫子（長谷川京子）との妙な２人飲みから始まって、出来過ぎに

感じるほど周到に用意された涙だった。まるでテレビドラマみたいな筋書き♪

悲しい時に泣くのなら、他人を頼る必要はない。自分一人で泣くだけ。でも、無

条件で優しくされたいのなら、誰かの前で泣けばいい。相手としては、優しくて

柔らかくて 断らない、優柔不断な男。ってことで、和平地蔵の出番なのだ♪

最後のバーのカウンター。千明の打ち明け話をじっくり聞く和平の表情は、ホン

トにお地蔵様みたいだったね。で、女性の涙には、一呼吸おいてキレイなハン

カチを差し出すと。メモメモ♪　あれは、手洗い用とは別に用意してたわけね。

流石、鎌倉で有名らしい、羊の皮をかぶった狼だ（笑）。おそらく、送り狼を目指

して、お酒に何かコッソリ混ぜてたんだろう。コラコラ。。

　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

で、和平の博愛主義の理想的モデルとされてた、宮沢賢治『雨ニモマケズ』。

賢治といえばロッキード事件を思い出すね。そりゃ、小佐野だろ。古っ！　そ

うじゃなくて２年前。竹野内豊＆和久井映見の恋愛ドラマ『もう一度君に、プロ

ポーズ』を思い出すね。『蛙のゴム靴』・・・っていうのは、ごく一部の読者への

ご挨拶だったりする♪　

いや、私自身にとっても、竹野内は特別な俳優なもんで。萌えるのだ。違うわ！

『最後から』と同じ、岡田惠和脚本、宮本理江子（旧姓・石坂）演出の名作ドラ

マ、『ビーチボーイズ』のＷ主演の１人だから、特別扱いなのだ。『もう一度』の

脚本家は正体不明のベテラン・桐野世樹だけど、岡田ではなさそうだね。

話を戻すと、『雨ニモマケズ』。一番最後のお経もどきを除くと、終盤は次の

通り。原文はカタカナ続きで読みにくいから、ひらがなと漢字を使った普通の

表記に直しとこう。

　　　　みんなにでくのぼうと呼ばれ　

　　　　褒められもせず　苦にもされず 

　　　　そうゆうものに　私はなりたい　

　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

この「でくのぼう」（木偶の坊）とは、木でできた人形（木偶）みたいに役立たず

の人間、適切な行動をしない人間を指す悪口だが、『雨ニモマケズ』の理想モ

デルはそれなりに行動してる人間だから、単なるでくのぼうではない。要するに、

周囲の評価が低いことを表してるだけ。

ところで、和平の場合、ちゃんとお仕事もして収入も十分だし、父や兄、友人と

しての働きもこなしてる。おまけに、表面的にはイジられ役だけど、実は褒めら

れてるし、女にもモテる。まるでドラマの主人公みたいに♪

まあ、この辺りがこのドラマの徹底的な保守性だね。それは、吉川英治のロン

グセラー大衆小説、『宮本武蔵』と比べてもそう。どちらも、男性の主人公が女

にモテるんだけど、武蔵は女を突き離そうと必死に努力し続けるし、敵や反感

も目立ってる。おまけに剣の道の宿命とはいえ、人も殺して罪悪感にも苦しむ。

それに対して、和平はほとんど非の打ちどころの無い、ほぼ完璧な人物だ。草

食系でもないから、非－肉食系・堅物スーパーヒーローと言うべきか♪　一流

かどうかはともかく、長倉和平流のおもてなしの開祖。まあ、ある意味ユニーク

だし、好感度の高いキャラではあるけど、こんなに幸せな男がいてもいいのか

ね？・・・と思ってしまうのも事実。

　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆

むしろ、どちらかと言うと、外見的にも社会的にも華やかに見える千明の方が、

フツーッぽいリアルさを表現してる。とはいえ、２人ともお金、仕事、人間関係、

健康に恵まれて、世間全体から見ると極度に幸せな人生。悪い人はほとんど

登場せず、せいぜい今回のテル程度。いい人ばかりの、超甘口ストーリー。

こんなに幸せで面白いフィクションをのんびり楽しんでていいのかな・・・と、ふ

と疑問を感じてしまったのだ。たまたま今夜、ドラマの直後くらいに、ロシアの

戦車がウクライナに侵入したという未確認ニュースも飛び込んで来たもんで。

もちろん、日本を含む東アジアも一触即発の状況が続いてるのが現実。

「現実が重いからこそ、フィクションの世界でひとときの幸せ気分を味わうのだ」

という、ありがちな言葉は、少なくとも現代日本の場合、あまり事実ではないと

思う。私がドラマと一定の距離を保ってる理由の一つは、その辺りが気になる

からなのだ。特に、見事に難問が解決する事件もの、医療ものとか。ちなみに

今、再放送してる『ガリレオ』は、基本的に物理・数学ドラマだから別ってことで。

物理は現実だし、数学は現実の本質なのだ。。

　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　☆

こうやって時々、読者を減らすような事を書く所がウチの特徴だったりする♪

とはいえ振れ幅が大きいから、千明の下半身に注目したりもしてるのだ（笑）

先週は最後、和平の前で大きく股を開いてみせた。あの時、七輪の貝が開い

てたのも、分かりやすい象徴表現として見落とす訳にはいかない。そして今週

は、おんぶという言い訳を確保しながら、大股開きを和平の腰にすりつけてる♪　

いよいよ残り２回。薫子ともハッキリ距離をとったし、千明に向かって「私は好き

ですけどね」とも口にしてた。泣けない系が好きだというのは、もちろん照れ隠し

のウソ。泣けない女だろうが、泣く女だろうが、千明のことが好きなのだ。後はも

う、場所を探すだけだね。空室を（笑）

プライベートの進展はないのかな？　中井＆キョンキョン♪　あったら、ますま

す素敵なのに。で、すぐ離婚して、お互いに仲良く悪口を言い合うとか。そりゃ、

さんま＆しのぶか（笑）

　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　

それにしても、真平がますます心配（しんぺぇ）だね。寒いわ！　ここまで来たら

もう、私が前から言ってる突然死か、ドラマの更なる続編に持ち越すか、どっち

かしかないはず。まさか、すっかり元気になりましたって脚本はないでしょ。

なお、オフィシャル・ガイドブックはちょうど昨日、６月１２日が発売日だったんだ

ね。１１１ページ、宝島社、税込１２９６円。一応、本屋で中身はチェックする予

定。ビニールシートが無ければ♪　セコイわ。

（☆翌日追記：　直ちに本の感想などを書いた記事をアップした。

　　　　　　『続・最後から二番目の恋』オフィシャル・ガイドブック感想

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＆ブラジル・ネイマール）　

今回、私が一番共感したのは、まだ和平にフラれてないと思いこもうとする市

長（柴田理恵）の切ない姿。次長課長のパロディで、「市長課長」のお笑いコン

ビを作ろうとか誘った後、すぐに涙を流してた。和平にウケなかったのが悲しかっ

たのだ♪　違うだろ！　今回のサブタイトル「恋で泣く大人」っていうのは、市長

のことだね。

最後に、千明の縦縞のカットソー（？）。背中の開いてる部分がどうなってるの

か、前後を間違えたんじゃないか、気になりつつ、それでは今日はこの辺で ☆彡

Ｐ．Ｓ．　第９話の視聴率は１２．４％。トータル１２．７％だから安定してるね♪

　　　　　ただ、撮影は雨とかあって、安定してないらしい。第１０話の予告映像

　　　　　は無しで、単なる２人のイラストと声だったし、１６日のファンミーティン

　　　　　グでも、最終回の撮影はこれからだと語ってたそうだ。

ｃｆ．　アラフィフの明るい切なさ～『続・最後から二番目の恋』第１話

　　　『続・最後から二番目の恋』第２話、超軽～い感想♪

　　　『続・最後から二番目の恋』第３話、超軽～い感想

　　　『続・最後から二番目の恋』第４話、軽～い感想

　　　『続・最後から二番目の恋』第５話、僅か１６００字の感想

　　　『続・最後から二番目の恋』第６話、軽～い感想＆雷雨後ラン

　　　『続・最後から二番目の恋』第７話、軽～い感想♪

　　　『続・最後から二番目の恋』第８話、軽～い感想♪

　　　『続・最後から二番目の恋』第１０話、２３００字の感想

　　　 純白の普段着、ファンキーな結婚～『続・最後から二番目の恋』最終回

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（計　４３２５字）