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『続・最後から二番目の恋』第8話、軽~い感想♪

ここ5、6年くらい、バラエティ番組なんてほとんど見なくなってるけど、このド

ラマの後、しばらくテレビをつけたままにしとくと、結構、笑えるね♪ エッジ

が効いた笑いと企画。

 

実は今日・・・じゃなくて昨日まで、番組名さえ知らなかったけど、『アウト×

デラックス』(OUT × DELUXE)ってタイトルなのか。アウトな(=はみ出し

過ぎて、終わってる)人とマツコ・デラックス&ナイナイ矢部のトークその他が、

いい味出してるのだ。

 

後ろでわざとらしく美脚を誇示してるカウンターガールも、いいね♪ 小間千代っ

てコか。その前にやってたらしいコの名前なら一応知ってたけどな。あべみほ。

この2人、似てるから、ディレクターの趣味だろう。って言うか、調べたのかよ!

 

で、今回のアウトな人。一番手の畑中葉子。歌は全然セーフだったね。流石

だわ。ま、外見とTシャツはスリー・アウト&チェンジって感じだけど♪ コラコ

ラ。Tシャツの前に「前から」、後ろに「後から」と書いてて、34年前の「迷曲」を

宣伝してたのだ。『後から前から』 (^^ゞ このタイトルがアウトだろ! 周囲が

無理やりって話だった。もちろん、曲の押しつけね。他に何か、心当たりでも♪

 

ちなみに先日のウチの英語記事には、横から入れといた。違うわ! 横から

入れる話を入れといた。単なる読者サービスとして、仕方なく。。(笑)

 

 

          ☆          ☆          ☆

さて、短い感想記事に長い前置きを付けたのはもちろん、今回のドラマの

「アウトな人」が笑えたからだ。何と言っても、広行(浅野和之)がいい♪

 

特に、金太郎のママ(美保純)に「あなたは誰なんですか」とか聞かれて、

「荒野を愛する・・・」と答え始めた途端に、ブチッ!とシーンが切り替えられ

たのが良かった(笑)。いきなり、子守りのバイトで頑張る典子(飯島直子)

のシーンになったのだ。実はアレ、単なる編集ミスだったりして。。(^^ゞ

 

アウトな広行がビーチの舟で「捕獲」されたシーンも、凄く巧みに作られてた。

まず、冒頭の寝言。

 

      そんなに何度もダメだって♪

      ホラ、大きくなっちゃった。もう ♡

 

アハハ(笑)。まだアウトになってないって事か、57歳。ちなみに、この種の

エロ会話、平成ブロガーも嫌いじゃないかも。ニーチェの永劫回帰なんて概

念を思い出したりもする♪ 聞いてない? あっ、そう。

 

で、あそこで舟と漁師の網を使ったことが、後の台詞を密かにサポートしてる

のだ。「臭いっ!」って感じの言葉が繰返し、広行に浴びせられてたけど、これ

は本来ならデリケートな問題と絡むから、プライムタイムの地上波ドラマだと

使いにくいはず。

 

ところが、舟と網のおかけで、魚の生臭い匂いという言い訳が可能になってる

のだ。だからこそ、和平(中井貴一)も思い切り顔をしかめてた。恐るべし、ベ

テラン脚本家・岡田惠和。。

 

 

            ☆          ☆          ☆ 

それにしても、「青年よ、荒野を目指せ」って、誰の言葉なのかね? ネットで

軽く検索しても、そのものズバリの出典は出て来ない。たかが、五木寛之の小

説『青年は荒野をめざす』(1967)と、それをモチーフにしたザ・フォーク・クル

セイダーズの同名曲(1968)がヒットする程度。

 

似た言葉でメジャーなのは、札幌農学校(現在の北海道大)のクラーク博士

が語ったとされる、「Boys,be ambitious」(少年よ、大志を抱け)。

 

これ、北大出身の人が、「少年よ、大したことない」ってパロディを教えてくれ

たから、試しに女の子の前で使ってみたら、ドン引きされてしまった (^^ゞ ま、

最初に私がウケたのは、自信満々だった私を巧みにからかう相手の言葉に

感心したからなんだけどね♪

 

中年以降は荒野を目指しちゃダメ!(笑)。ま、一流会社の幹部社員・千明

(小泉今日子)にとっては、荒野を目指す理由がないんだよな。前回も、お金

が余ってるって話を繰返し突っ込まれてたし。開発途上国では、荒野どころ

か、戦場や闇を目指す人達が大勢いるらしい。ガリレオ=福山雅治なら、「現

象には必ず理由がある」と言う所だろう。   

 

職場、人間関係、お金、健康に恵まれた状態で、それでもなお、わざわざ荒

野を目指す中高年男性というのは、かなり珍しいと思う。だからフィクションに

は向いてるんだけど、それより圧倒的に多いのが、単なる「郊外」、つまり近場

を目指す人達。

 

たまたま今日の朝日新聞・夕刊トップは、東京近郊の超人気スポット、高尾山

(たかおさん)が載ってた。年間登山者数300万人(!)は世界一とのこと。毎

日8000人以上って、凄いね。先日のAKB48の握手会でさえ、5000人だし、

あれはたまに行うイベントに過ぎない。

 

 

          ☆          ☆          ☆

自由ってものは、1荒野10万円払って・・・じゃなくて、自分を犠牲にして手に

入れるものであって、他人を犠牲にするものじゃない! 千明の言葉は正論

だった。でも、だからこそ、それに従わないアウトな行動そのものが、「荒野」

になるのだ♪ 荒野とは単なる自由の地ではなく、荒れ果てた未開の領域。

 

現実的メリットがほとんど無いのに、毎日膨大なエネルギーを注ぎ続けるブロ

グなんてものも、荒野の1つだろう (^^ゞ 近場の高野山と違って、帰って来る

のが難しい。もはや、行き倒れ(or 生き倒れ)しかないのだ。運が良ければ、

バックスタイル・ビューティフルばばあに御飯おごってもらえるってことで♪ そ

りゃ、ドラマだろ!

 

まあしかし、真面目な話、何が荒野で、何が日常とか一般社会なのか、ビミョー

な部分はある。例えば万里子(内田有紀)の場合、テレビ局が社運をかけた映

画の脚本家に大抜擢されたことは、荒野だったらしい。それよりも、細々と千明

のそばでお仕事して、安心できる家の個室にこもってる方が幸せってことね。

ちょっと、アウトに近いけど♪

 

見方によっては、愛する千明から遠ざかってしまうのが荒野ってことだ。実際、

部屋立てこもり騒動の最後は、千明の太腿あたりに顔をうずめてた。あれは、

ファンキーどころか、究極の快楽だろう。おそらく万里子の脳内では、あの行

為に色々と脚色してたはず。欲望の充足には幻想的な物語が不可欠なのだ。

ハッピーエンドの恋愛映画をイメージしてる市長(柴田理恵)も含めて。。♪

 

 

           ☆          ☆          ☆

それにしても、今回の千明はいつも以上に輝いて見えたな ♡ あの真っ白で

派手な若作りジャケットがツボ♪ どうせなら、ボトムもミニにして欲しかった

けど、まあオマケしとこう。

 

一般企業のOLだとあり得ないけど、フジテレビだと、本当にあんな幹部女子が

いらっしゃるのかね? ちなみに、私服が派手だとウワサされてるキャスター・

山岸舞彩は、夜も派手らしい♪ そりゃ、関係ないだろ! いや、『週刊文春』

の写真と記事がショックで、つい書きたくなったのだ(笑) やはり肉食女子か。

アイスホッケーのスティックはどっちが使うのかな。コラコラ。

 

しかし、最後の千明と和平のシーンも良かったね。七輪で貝を焼く(?)姿も、

味わい深い会話も。もちろん、オシャレなブランケットをまとった千明の大開き

の股も♪ 「まだまだ」は、伸び代(しろ)があるって事だから、いいことだ。。こ

れだけなら、ありがちなポジティブ思考だけど、その後にちゃんと独自のほろ

苦いヒネリを入れてるのが、岡田マジック。

 

      まだまだ、自分には伸びしろがある。成長の余地がある。

      そう思いたいのに、残された時間はどんどん少なくなって行く。

      やれやれ。。

 

 

          ☆          ☆          ☆

ってことで、もう残り時間がないから、やれ!ってことなのだ♪ 中年よ、初夜

を目指せ! あんまし似てないだろ。残り時間がないと言えば、ドラマ全体も

あと3回の予定だし、真平(坂口憲二)の残り時間が気になって仕方ない。

 

大吉のおみくじの裏に書いてた、命のメモ。「死の前に来ること 頭痛 けいれ

ん発作 手足のしびれ 吐き気 目まい」。。

 

今回は、双子の万里子の落ち込みのせいっていう言い訳が出来たけど、どう

見ても最初から死亡フラグ立ちまくり。多分まだやってないんだから、やれやれ

でしょ♪ 金太郎(佐津川愛美)をお姫様だっこして、ベッドに寝かせて、畑中葉

子Tシャツを着せれば準備OKなのだ。

 

ちなみにあの「後ろから前から」Tシャツ、売れ行きはかなり悪いらしい(笑)。そ

りゃ、そうだろ。たかが自主製作で200枚売った程度か。両脇にも「横から」と

書けば、あと100枚売れると思う。ところで、後ろと前って、どうゆう意味?♪

 

あぁ、バイクで峠を攻める千明とか、校舎のガラスを割って回る千明って話が

お気に入りだったのに、残された時間が少なくなってしまった。やれやれ。。ま

だまだ、時間の使い方が下手だね。既に字数だけはレビュー並みか。ちなみ

に私は、本当にバイクで峠を攻めてた人間なのだ。まだまだ!って感じで、ブ

レーキがきかなくなるまで何本も往復して。聞いてない? やれやれ。。

 

あっ、最後に一言。ハルカ先生(益若つばさ)と千明の口を借りて、恋愛ドラマ

はじれったいのがいいとか語ってたのが上手かったね。まさに、劇中劇。ドラ

マ中ドラマ。ドラマの中にあるドラマ(千明たちの作品)を使って、外のドラマ

(『続・最後から二番目の恋』)の展開について語ってたわけだ。要するに、千

明は焦らし責めが好きってこと。するのも、されるのも♪

 

このドラマ。まだまだ、ずっと見て行きたい秀作だね。では、また明日。。☆彡

 

 

 

P.S. わたせせいぞうイラストの『T字路』CD。ファン・ミーティング(100名、

     6月16日、都内)の応募券が付いてるし、初回限定版はミュージック

     DVD付き。いいね♪

 

 

cf. アラフィフの明るい切なさ~『続・最後から二番目の恋』第1話

   『続・最後から二番目の恋』第2話、超軽~い感想♪

   『続・最後から二番目の恋』第3話、超軽~い感想

   『続・最後から二番目の恋』第4話、軽~い感想

   『続・最後から二番目の恋』第5話、僅か1600字の感想

   『続・最後から二番目の恋』第6話、軽~い感想&雷雨後ラン

   『続・最後から二番目の恋』第7話、軽~い感想♪

   『続・最後から二番目の恋』第9話、軽~い感想

   『続・最後から二番目の恋』第10話、2300字の感想

   純白の普段着、ファンキーな結婚~『続・最後から二番目の恋』最終回

 

                                     (計 4101字)

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「のびしろ」という言葉がすっかり定着しているのだった。 「のりしろ」とか「のみしろ」は20世紀にもあったが・・・のびしろはなんとなく21世紀の言葉である。 基本的に優しいニュアンスの言葉である。 今は未熟だが・・・成長の可能性がある・・・というわけである。 つまり・・・「ゆとり」だな。 逆に全力を出... [続きを読む]

受信: 2014年6月 6日 (金) 16時41分

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