『HERO 2』第2話、軽~い感想&6日連続ラン
(21日) JOG 10km,54分03秒,平均心拍 149
消費エネルギー 580kcal (脂肪 70kcal)
素晴らしい! エステーの「米唐番」のCMが☆ そこか!♪ 「脱臭炭」の
CMのパロディーってこ
とだけど、脱臭炭のCM
自体が昔の人気CM、
武富士ダンサーズのパ
ロディーなのは明らか♪
唐辛子色の赤の衣装が、しっかりお米の見張り「当番」になってくれそうだ。
まさに、「米唐番」(こめとうばん)。エステーの宣伝部さん、CMページの写真
を縮小カットさせて頂いたので、宜しくね。
ちなみに武富士ダンサーズが大活躍してたのは1990年代から2005年くら
いまでで、キムタク=木村拓哉の全盛期や、旧『HERO』とも重なる時期なの
だ。いいものは時を超えて残るってことか。ま、消費者金融の武富士自体は
(表面的に)消えちゃったけど。当時は同業他社のCMもテレビに溢れてたね。
可愛い女の子たちが笑顔をふりまいて。
他には今回、深キョン=深田恭子のメナードCMや、石原さとみの花王プリマ
ヴィスタCMも可愛かった。それでは、今日はこの辺で・・・って、コラコラ♪
☆ ☆ ☆
いや、要するに、女神の魅力について語
りたかったわけ。サッカーW杯でもそうだっ
たし、ドラマでも、裁判所のシンボルであ
る正義の女神が強調されてたのだ。
目隠しして、左手にはシンプルな天秤ば
かり、右手には鞭・・・じゃなくて、長い棒
・・・でもなくて、剣♪ ウエストを絞り込
んでるのは、ボンデージ・・・じゃな
くてコルセット的な昔の洋服ってこ
とね、建前上は(笑)。ま、何事にも建前や言い訳は必要なのだ。
目隠しは別に、キムタクのウォシュレット好きみたいに、特別な快感のみを求
めてる訳ではない(ラジオの下ネタ・・・爆)。表面的なものにとらわれない公正
さを示してるわけだ。上はウィキメディア、Themis-jp氏の作品で、米国司法
省の記念ブロンズ像。う~ん、魅力的だけど、やっぱりちょっと無理かな・・・っ
て、何が? ちょっとかよ!♪
☆ ☆ ☆
さて、前回は初回ってこともあって、半ばマジメにレビューしたけど、今回はも
う、軽~い感想に留めよう。『HERO 2』第2話。
この『2』って言い方、キムタク側が拒否したから単に『HERO』になったって
感じの話が、週刊誌か何かにあったけど、何も無しだと元のシリーズと区別
がつかないし、新『HERO』って言い方よりも『HERO 2』って言い方の方が
使われてる気がする。
『ガリレオ』や『ホタルノヒカリ』の続編の時も、ウチでは『2』と呼んでたから、今
回も『2』としとこう。ま、小さいバッグを「小(コ)バッグ」と呼ぶよりは、キムタク
の違和感も少ないはずだ(これもラジオのネタ・・・笑)。
☆ ☆ ☆
で、ドラマの内容について。今回も脚本家は福田靖で、前回同様、よく出来た
面白い脚本だったし、クセのある台詞のつなぎ方も上手い。
と言っても、個人的には正直、スカスカした軽い印象を受けるのも事実だ。前
クールの『続・最後から二番目の恋』や『ビーチボーイズ』の脚本家、岡田惠和
のプロフェッショナルな作りと比較しても、小手先のテクニック、単純な筋書き
に感じられてしまう。
まあでも、これが「テレビ」と言われればそれまでの事。ちょっとでも退屈だと、
すぐにチャンネルを変えられてしまう今。事件もの、1話完結ものが全盛でも
あるし、商業的なドラマ作りの技術は素直に認めるべきだろう。脚本、演出、
演技、編集、音楽に加えて、役者もハマリ役が多いし、今回のメインゲスト、
桜井弁護士役の谷原章介もハマってた。
☆ ☆ ☆
気付きにくい所だけど、桜井を単なる悪者扱いにしてない所も凄くいい。法律
をルールとして、理性的に顧客を弁護するのは、実社会なら当たり前のこと。
感情をむき出しにする側を勝ち組に回すのは、大衆向けドラマやマンガ等、
フィクションの世界の基本パターンに過ぎない。
理性より感情、学歴より庶民性、言葉より行動、フランス料理よりカツ丼(笑)、
スーツよりTシャツ&ジーンズ、規律より自由。物語で一般ウケする選択は、
常にそうしたものなのだ。
桜井は最後、あっさり過ぎるくらい、「第1ラウンド」の負けを認めて、第2ラウ
ンドである法廷へと気持ちを切り替えてた。と同時に、敵=久利生検事の「セ
コンド」である麻木(北川景子)の名前もしっかり確認。つまり、注目に値する
相手の1人として、存在を認めた上で、冷静に対処するわけだ。
今回のドラマ、一見、悪者弁護士・桜井の負けのようにも見えるが、久利生は
決して単なる普段着の水戸黄門ではない(はずだ)。悪を懲らしめる正義の味
方というより、独自の生き方を熱くクールに貫く男であって、その意味では実
は、桜井と同じとも言える。司法試験の合格者、法のプロである点も同様。
そもそも、敵-味方に分かれてゲーム的に争う「ディベート」かどうかはさてお
き、検事vs弁護士の闘いはまだまだ続いていく。前回、最新データで確認した
ように、起訴後の有罪率はほぼ100%だが、どの程度の罪になるか、実際の
判決は多種多様。実は過半数は、軽めの罪に過ぎない。それほど検察の思い
通りになってる訳でもないのだ。
その辺りのことがよく分かってるからこそ、久利生には少しも勝ち誇った点が
ないどころか、桜井の仕事へのリスペクトもある。立派な事務所を構えて、30
分、10万円の相談料を取るのは、簡単なことではない。自分のこだわりが、
実は「ディベート」と言われたことに対する感情的なもの(カチーン♪)だという
部分も、久利生にはちゃんと理解できてたのだ。感情的なもの「に過ぎない」
かどうかは別問題として。。
☆ ☆ ☆
似たようなことは、検察vs警察のぶつかり合いでもあった。表面的にドラマを
見ると、ヒーロー&ヒロインの活躍につられて、まるで検察が素晴らしくて警察
がダメであるかのように見えてしまう所。警察で強引な取り調べが問題となる
一方、検察は有能で人間味もある、いい人の集まりみたいに見えなくもない。
しかし、警察のパワーも限られてるわけで、示談が成立した痴漢事件に延々
とこだわってる「ヒマ」はないのも事実。ところが、川尻・検事部長(松重豊)は
この「ヒマ」人扱いに激怒して、また子どもみたいにキレてしまう。それが感情
的すぎることは自分でも分かってるから、すぐに可愛く反省するわけだ♪
私ならむしろ、警察の地味な努力の方に目が行く。検察からの「圧力」によっ
て、延々と監視カメラの録画映像をチェック。遂に、容疑者が映った箇所を発
見したわけで、この地味な努力があったからこそ、ヒーローやヒロインが華々し
く起訴に持ち込めることになる。先日の岡山・女児誘拐事件でも、見事な捜査
だった。グッジョブ(good job)☆
ちなみに今現在なら、デジタルの認識システムを使って、大量の映像から目
的の人物を素早く正確に見出すことが可能になりつつある。こうなると、警察・
検察の動きも徐々に変わるし、犯行の側でも変化が生じるだろう。デジタルを
逆手に取った犯罪の典型こそ、例のPC遠隔操作事件だったのだ。。
☆ ☆ ☆
今回のドラマは、大きく本質的に見ると、「上下」関係とか、そこに生じる力=
権力というものを多角的に扱ってる。
だからこそ、羊田羊・・・じゃなくて吉田羊が演じる馬場礼子・検事は、ヒーロー・
久利生のさらに「上」に乗っかるようにして、笑いと色気を振りまいてた。ひょっ
とすると、いまや犬猿の仲の田村検事(杉本哲太)の上に悦んで乗ってた時期
もあるのかも。下ではないと思う♪ 何が?
検事の久利生も、職権乱用で、事務官の胸に両手を当ててた。で、その感触
は、家にお持ち帰りなのだ。おそらく来週、セクハラで訴えられて、解雇される
だろう(笑)。上から下に転落、自販機の下のコインを探すハメになるのだ。そ
りゃ、『PRICELESS』か♪
☆ ☆ ☆
物語に戻ると、痴漢とかレイプというものは、力で上に立つことが多い男が、
下の立場である女を自由にしようとすること。
200万円という示談金は、金の力の誇示になってたし、被害者に示談を受け
させる弁護士の話術は、言葉や地位の力の誇示になってた。キックボクシン
グをかじったくらいでは、女の「護身術」としては全く不十分どころか、生兵法
はけがの元に過ぎない。ミドルやローキックでポイントを稼いでも、示談金&
弁護術のハイキック2発でダウンしてしまう。むしろ、女の魅力で強い男を従
える方が、効果的な戦略だ。
事務官の遠藤賢司(八嶋智人)が合コンで、遠藤「検事」と名乗ってウソつき呼
ばわりされたのも、検事の力を悪用しようとしたから♪ そして、麻木がやたら
屈折した感情的態度をとってたのは、女の事務官だからだ。大人気の美貌を
持つ、このワタシが、中卒の検事の下でサポートするなんて。。なまじ、ある意
味「上」の存在で、昔はイジメる側だったからこそ、「下」への強制力がガマンで
きない。この辺り、フェミニズム的な要素を感じる部分でもある。
今回のドラマはもちろん、上で偉そうにしてる悪者を、下の目線に立つヒーロー
&ヒロインが退治した、などという単純な話ではない(はずだ)。大衆ウケを狙
うために、そうした形を付けた上で、実はちゃんとあちこちにヒネリが入ってる。
麻木で言うなら、ラストシーン。桜井弁護士に勝ち誇るかのような態度だったが、
あの背景的構図は興味深い所。麻木の「後ろ」には、ヒーロー検事が控えて、
さらに階段の「上」から威圧してたのだ。検事は弁護士にもなれる。でも、弁護
士は検事にはなれない。こうした、型にハマった通俗的な上下関係を誇示す
る時、むしろ渋い光を放つのは、本当に下で、地に足をつけて生きる存在。
それはもちろん、冷静に受け止めてた桜井弁護士でもあるし、超然とした位置
で黙々と仕事をこなす、マスター(田中要次)でもあるのだ。警備員(勝矢)も夜
中は、黙々と居眠り仕事をこなしてた。そりゃ、ダメだろ!
☆ ☆ ☆
それにしても、非常に「上」の視聴率を取った途端、キムタクに関する世評が
ガラッと変わって来たのには驚くばかり。前回の数字が話題になったから、第
2話は更に上の数字になるのかも。いまや、30%行っても不思議はない。全
体的に、『半沢直樹』的なノリになってるから。
(☆追記: 第2話視聴率は19.0%。20%を一気に割り込むとは意外。。)
私としては、ボロクソ言われてた低視聴率の挑戦的ドラマ、『安堂ロイド』や
『月の恋人』が懐かしく感じられる所だ。あるいは、下の下を描く『空から降る
一億の星』とか、ラジオ『ワッツ』のお得意の「下」ネタとか♪ そう言えば、武
富士ダンサーズというのも、派手に見えて実は、社会の下で密かに輝く女性
達の集団だった。
興味深いことに、正義の女神というものも、昔はその時々の勝者の胸に抱か
れる娼婦として考えられてた、というような学説があるらしい(ウィキペディア、
長尾龍一)。上から下を裁く勧善懲悪もいいだろうが、上と下の反転性、可変
性、混在性のようなものにも注目すべきだろう。警察や弁護士と比べると(表
面的に)少ないかも知れないが、検察にも少なからずの不祥事や敗北はある
のだから。。
あぁ、「軽~い感想」のつもりが、ちょっと重くなっちゃったかも♪ ドラマの反動
と言うべきか、あるいはマニアックな性(さが)と言うべきか。。
cf. 起訴か不起訴か、検事の倫理と現実~『HERO 2』第1話
新・創世記、「Let there be surf」(波あれ)~『HERO 2』第3話
仲間、身内という存在~『HERO 2』第4話
『スマスマ』ネイマール笑顔&『HERO 2』第6話&6日連続走
『HERO 2』第7話、軽~い感想♪
『HERO 2』第8話、暴力団の犯罪と一般市民
チームワークと善悪~『HERO 2』第9話
事件と人生、真正面に向き合うとは~『HERO 2』第10話
LIE STOPS HERE(嘘=夢はここにある)~『HERO 2』最終回
☆ ☆ ☆
最後に一言、昨日の走りについて。くだらないトラブルが生じて、挫けそうに
なったけど、何とか6日連続で走ることに成功♪ 僅か10kmのジョギングと
はいえ、超久々の6日目ともなると、なかなか充実感がある。
しかし、ここ2、3日と比べると暑かったね。気温25度、湿度93%だと、蒸し
暑さに弱い私としては、10kmが限界に近い。風が弱かったのもキツかった。
まあでも、どこも痛めることなく余裕を持って帰宅。水浴びして、コカコーラを
ゴクゴク♪ いやぁ、夏のランニング後でしか味わえない、至福の瞬間だね。
トータルでは1km、5分24秒ペース。ま、衰えた体調での夏のジョグだから、
こんなもんでしょ。足腰はこの6日で一気に引き締まった感がある。それにして
も、何で前日の11kmより消費エネルギーが増えてるのかね (^^ゞ 個人情報
の設定を少し変えたからかな。今後の研究課題としよう♪
ではまた明日。。☆彡
往路(2.4km) 13分48秒 心拍133
1周(2.14km) 11分35秒 147
2周 11分19秒 155
3周(0.92km) 4分56秒 158
復路 12分27秒 156
計 10km 54分03秒 心拍平均149(82%) 最大161(ゴール前)
(計 5336字)
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