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波動関数Ψでつながる原子、魂でつながる人間~『アルジャーノンに花束を』第9話

やっつけ仕事的に力を抜いた文章を、ある程度長めに書いた場合、私は

「けど」「けど」とつなぐ悪癖があるようだ (^^ゞ 昨日の記事を今日読み直し

て見たけど、あちこち「けど」だらけ。面倒だけど、さっき手直ししといた。誰

も気にしないだろうけど♪

 

・・・って感じで、「今日も『けど』だらけだろ!」っていう突っ込みを頂いた所

で(笑)、ここからは真面目に書いてみよう。

 

ちなみにあの記事、最初にアップしたものに、その後かなり加筆・修正して

ある。この加筆修正という推敲(すいこう:文章の練り上げ)作業の大切さ

について以前、私が喋ったら、「『かひつしゅうせい』って何?」と聞き返され

てしまった(^^ゞ ガックシ。。_| ̄|○ 相手の脳に加筆修正したいほど♪

 

 

         ☆          ☆          ☆

さて、今回のレビューが遅めになったのは、土曜出勤と寝不足と体調不良だ

けが原因ではない。ALGとAKBを間違えたわけでもなくて(笑)、難しい話を

色々と調べてたのだ。ウチの売りの一つである、『ガリレオ』の数式解読記

事を書く時と同様のマニアックな知的作業。おかげで何とか、一通り解明で

きた気がする♪

 

試しに今、オンエアから2日近く経った日曜午後の時点で「アルジャーノンに

花束を 波動関数」で検索してみると、Googleもツイッター検索も実質的に

ゼロ。という事は、(ほとんど)誰一人として、第9話の咲人(山下智久)たち

の作業を理解してないようだ。

 

ドラマの最初でまず、「AKB チームB」の柏木由紀・・・じゃなくて「ALG β」

のプロトコルが映し出された♪ 似てないだろ! 

 

プロトコルとは、実験手順や条件を書いた説明書のこと。咲人を「退行」(元

に戻ってしまうこと)から救うために、元祖ALGより強く作用する改良版を作

ろうとしてたのだ。弱く作用する改良版の「ALG α2」ではダメだと、咲人&

蜂須賀(石丸幹二)が決断したらしい。リベラル評論家ならヤンキー扱いで

批判するイケイケ路線だ(笑)

 

一方、ドラマ中盤では、咲人が研究室の黒板に難しげな式や図を色々と

書いてた。私が一通り解読したのは、このプロトコルと黒板だ。ちなみに

ここまでの5段落(パラグラフ)、「けど」は一つも使ってない♪ 誰も気にし

てないだろうけ・・・おっとっと。。

 

 

         ☆           ☆          ☆

具体的で個別的な話をする前に、まずザックリまとめよう。要するにあれは、

物質のつながり方に関する説明なのだ。正確には、物質を構成する粒つぶ、

原子(や分子)のつながり方に関する説明。

 

この後しばらく、高校~大学レベルの理屈が続くので、苦手な方はスクロー

ルでしばらく飛ばして頂きたい♪ 咲人=山Pの必死の努力を無視できるの

なら(笑)。一応、分かりやすく書いたつもりだ。

 

ALGも含めて、薬品は化学物質であって、いろんな物質を反応させて創り

出すことになる。物質とは、原子(中心の原子核+周囲の電子)の集まりだ

から、物質の反応とは原子の組み換えであって、結合や分離を繰り返すこ

とになる。特に、人間との関わりが深い有機化合物(炭素C中心)だと、隣

り合う2つの原子核が、電子を共有するという結合が重要だ。

 

同じものをシェアすることで、2つの存在がつながる。子がかすがいになっ

て、夫婦がつながるようなものだ。あるいはカップルなら・・・とか余計な事

を加筆すると、また「大人向け」扱いされそうだから止めとこうか♪

 

話を戻して、電子をシェアする共有結合というものは、高校の化学だと、

原子記号(アルファベット大文字)の間に黒い丸点を2つ書くのが基本だっ

た。コロンみたいな「:」は、共有されたペアの電子(共有電子対)を表すも

の。より正確には、価電子(=最も外殻を回ってる電子)のペアだ。

 

 

          ☆          ☆          ☆

150607a  ここで英語版ウィキペディア

  の「Covalent bond」(共

  有結合)の項目から、図を

  お借りしよう。

 

  これは、水素分子の結合

  を示すもの。+1の電気を持

つ陽子2コが、1つずつ電子を出し合って、2つの電子(2e)を共有する様子

だ。高校の化学だと、下側の「H:H」とか「H-H」といった記号がほとんどだっ

たけど、本当は2つの電子はそれぞれ飛び回ってて、「雲」のような状態になっ

てる。

 

この「電子雲」の濃淡は、電子の存在確率を表すもの。超高速で飛び回って

ることもあって、「ズバリこの点に存在する」とは言えないのだ。「この辺りに

確率・・・で存在する」という曖昧な表現しかできない。この確率を表す式を、

量子力学で「波動関数」と呼び、記号「Ψ」(プサイ)で表す。

 

なぜ「波動」関数と呼ぶかと言うと、電子は粒子であると共に、波であるとい

う奇妙な考えがここ100年で広まってるからだ。その波動関数は、シュレディ

ンガーの波動方程式を満たすものと仮定されてる。それらについては、別の

機会に回すとしよう。とりあえず「電子の存在確率の関数」と考えれば十分。

 

 

         ☆          ☆          ☆

と言うわけで、改めてまとめ直すと、次のようになる。

 

   咲人たちは、波動関数Ψ(プサイ)で電子の状態を考え、物質の

   つながり方を理解&予測し、「ALG β」を開発しようとしてた。

 

こうした分野は、物理学的な化学ということで「物理化学」と呼ばれてるよ

うだ。略して物化(ぶっか)。母音を2つ変えると・・・という話は止めて(笑)、

まず例のプロトコル(説明書)の冒頭にソックリな記述を引用しよう。

 

150607b

 

これは、KENZOUというペンネームで活躍されてる方のサイトから頂いた

pdfファイルからのコピペだ。個人の匿名サイトだけど、本名もプロフィール

も公開してる専門家で、信頼できる内容だと判断した。大学その他のサイト

の記述ともほぼ合ってることは確認済みだ。

 

波動関数の計算は人間にとって難し過ぎるから、今ではコンピューターを使

うのが普通。「Mathematica」(マセマティカ)という有名な計算ソフト(数式

処理システム)で、ヒュッケルの分子軌道法という近似計算を行う様子が示

されてる。

 

150607c  「f-軌道」とは電子の軌道(Orbit)の一

  つ。電子は全くでたらめに飛び回ってる

  のでなく、いくつかの軌道を持ってる(と

  考える)のだ。計算すると、左のような

  3D画像をPlotできる(描ける)らしい。

 

  「ABs」とは絶対値(Absolute value)

  の計算だと想像する。波動関数の

絶対値の2乗で確率が表されるらしい。その右の{θ,0,π・・・}は、電子の

位置(3D、3次元空間座標における角度)を示すパラメーター(Parameter)

だと思う(極座標)。こうした話は、咲人の黒板の左上あたりにも書かれてた。

 

 

           ☆          ☆          ☆        

一方、プロトコル(説明書)の図や黒板の左下には、八角形と六角形がつな

がった図形が沢山描かれてた。

 

ALG(アルファ・リポキサンチン・グルコシド)のもとになってるキサンチンの場

合、先日記事にしたように、六角形と五角形がつながってる。今回、さらに上

を狙うことを簡単に示すために、角の数を増やしたんだろう♪ 角に何もアル

ファベットが書かれてない場合は、炭素Cの省略で、それにつながる水素H

もよく省略されるらしい。

 

150607d  八角形のことを8員環と呼

  ぶ。左はウィキメディアより、

  ブレベトキシンという物質

  の構造式で、8員環と6員

  環が長くつながってる。

 

  黒い三角は、モニターの手前

側に伸びてる様子を示し、点線は奥側に伸びてる様子を示すらしい。本当は

立体的な構造を平面で表すための工夫だ。

 

 

           ☆          ☆          ☆        

150607e  そして、黒板の右側や下側には、波動

  関数Ψ(プサイ)が書かれてた。一番

  下に書かれてたのが、左の式(KEN

  ZOU氏のサイト)より。「2p」と呼ばれる軌道の内、x軸に沿って対称形

になったものを「2px」軌道と呼ぶ。その波動関数Ψだから、Ψ 2px 。

 

x=0だとΨ=0だから、原子核を表す原点(x=0)での電子の存在確率は

ゼロ。また、原点からの距離 r が増えるとΨは急速にゼロに近づくから、原子

核の近くだけに雲があることも分かる。一応、納得できる数式(近似式)だ。

 

150607f  同志社大学・物理化学Ⅰ

  の講義用pdfファイル

  と、左のように点で描か

  れてた。おそらく、上野

  正勝教授が作成したも

  のだと思う。

 

右側、つまりx軸のプラス側の雲を「+」、左側の雲を「-」と書いたりするら

しい。黒板の右側には、3px軌道に関する波動関数Ψ 3px も書かれてたよ

うに見えた。

 

この後、ある原子の電子雲と別の原子の電子雲がつながる様子を計算して、

150607g  物質の反応を考えて行くわけだろ

  う。左は北里大学、野島高彦准教

  授のpdfファイルより、メタンCH4。

  電子雲の組合せで出来た新たな

  軌道は、混成軌道と言うらしい。

 

  要するに、子ども同士のつながり

  を通じて、5つの家族が新たな

  人間関係を作ったということだ。

そうなるとやがて、「人妻」用の消防車が出動することになる♪ コラコラ!

 

 

           ☆          ☆          ☆

ここまで、レビューの前置きのつもりだったのに、既に長くなってしまったし、

疲れてしまった (^^ゞ 何度も書いてるが、私は本来、化学は嫌いなのだ♪

まあ、咲人&蜂須賀の天才2人がどんな事を考えてたのか、どんな事を書

いてたのか、何となく分かった気にはなれると思う。

 

原子のつながりは、波動関数で計算できるし、それを元に化学実験で実現

できる。一方、人間のつながりの計算は今現在、あまり出来ないし、今後し

ばらくは上手くいかないだろう。人間の特徴や位置、距離を数値化して、結

びつきの実用的な計算をできるようになるまで、少なくともあと数百年はか

かると思う。1000年ほどで何とかなる気もするけど、その前に人類が滅亡

するかも。。

 

原子の結びつきを計算して自分を救おうとしてた咲人は、なぜか、梨央(谷

村美月)を救おうとする。愛という言葉では説明しにくいわけで、もし愛が大

切なら、いま一番愛する遥香(栗山千明)のため、あるいは二番目に愛する

自分自身のために、自らをALG βで救おうとするだろう。

 

もしドラマの外部から解釈するなら、野島伸司の監修のもとで池田奈津子が

書いた脚本に従った動きということになる♪ 

 

しかしドラマの内部、物語の中で考えると、自分の身を捨ててまで竹部社長

(萩原聖人)を救った父(いしだ壱成)の影響が強いのだろう。自己犠牲DNA

とか献身DNAの遺伝研究というものはあまり進んでないはずだし、生育環境

の影響も強いはずだから、要するに、父の魂を引き継いでるのだ。心と生命

の核心にある特別なもの、魂。。

 

 

           ☆          ☆          ☆  

それが本当に美しいものなのかどうかはさておき、美しく感じる人が多いの

は事実。ただ、それはひょっとすると、魂の自己保存戦略なのかも知れない。

自らの身体を犠牲にしてまで他人を助けることで、魂は美化され、相手や周

囲の人達の中で生き続ける。その連続で、魂は永遠に保存される。複製(コ

ピー)と分有(シェア) によって。「いいね」による拡散。

 

来週は、咲人の美しき魂を共有することで、周囲の人々が深くつながること

になる。この絆の象徴こそが、アルジャーノンへの花束だろう。あの森の埋

葬シーン。酒井聖博の演出は、なかなか厳粛な雰囲気を醸し出してた。

 

まさかあれが富士山の樹海で、来週は・・・という流れではないと思うけど、

テレビ雑誌で山Pが「死」を強調してたのはちょっと気になる所。ちなみに原

作では、主人公チャーリイは死んでない。

 

とはいえ、生命はすべて、いずれ死に向かうのだ。魂を除けば。。そこで問

題になるのは、美しい最期と、善良な魂だろう。

 

結局、今週も18047字書いてしまったから、来週は大幅に減らす予定。仕

事その他を考えると、それが善良な行動だ♪ それでは今日はこの辺で ☆彡

 

 

 

P.S. 第9話視聴率は変わらずで7.8%。初回15分延長を考慮した加重

     平均だと、全話平均は8.8%。最終回で10.7%取れば、全話で9%

     になるけど、ちょっと難しいかな。。

 

P.S.2 7月1日に、『心の科学者・成海朔の挑戦2』が放送されるらしい。

      正式タイトルは未定。忙しいね、彼もファンの方々も・・・と他人事

      のように書いたりする(笑)

 

 

cf. ママ、お利口になるから嫌わないで~『アルジャーノンに花束を』第1話

   自分たちのために他者を利用すること~『アルジャーノンに花束を』第3話

   居眠りジョグ&おまけ&15年4月の全走行距離  (第4話関連)

   ホーキング「人は、人生が公平ではないことを悟れる・・」

            (英語出典&原文)~『アルジャーノンに花束を』第5話

   雨だし生活が乱れてるから、つぶやきミックス  (第6話関連)

   原作を踏まえた、妹との関係~第7話

   新薬ALGの原料キサンチンの化学式C5H4N4O2と構造式、

                    シチズン腕時計♪&12km走 (8話関連)

   Yesterday Once More♪~『アルジャーノンに花束を』最終回

 

    ・・・・・・・・・・・・・・・

   『アルジャーノンに花束を』と、哲学者プラトン『国家』洞窟の比喩

   x²のフーリエ級数展開

      ~『アルジャーノンに花束を』第5話、咲人(山P)が書いた数式

 

                                    (計 5220字)

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コメント

こんばんは!テンメイさん。

凄い!『アルジャーノンに花束を』の謎解きで、今一歩雲間に迷い込んでいましたが、テンメイさんが徐々に雲をふき払ってくれているような気がします

私も、4話位からこれは量子力学が絡んでくるのでは?とうっすら感じておりました
とても感動的な美しい形で。

咲ちゃんのババの幻影も、単なる脳の暴走ではなく、攻殻機動隊のゴースト(人たらしめる核となる存在)のようなもの?
とすると、これは時間を超えるのか?とか

野島さん脚本の最新作が、お兄ちゃんガチャという、タイムマシンもどきが登場するお話でしたので、彼の最近の好みの分野?とも考えます

以前NHKで見た『神の数式 この世は何から出来ているのか』という番組で、「完璧な美しさは崩れる運命にあることを示し、神の数式への扉を開くことになる」との言葉がありました
そこで描かれる時間のお話も興味深いものがありました

山下智久さんから漂う雰囲気が、ドラマに横たわる謎を深めているのでしょうか

最終回、きっと感動の涙が溢れる素敵なシーンが待っていると信じています

テンメイさんの記事に本当にスッキリさせて頂きました。ありがとうございます(//∇//)


投稿: セフィ | 2015年6月 7日 (日) 20時20分

テンメイさん。ごめんなさい。一部修正。
咲ちゃんのパパです。(いつもながら推敲が足りませんでした…(*´-`))

投稿: セフィ | 2015年6月 7日 (日) 22時44分

> セフィ さん
  
アハハ  こんばんは。
   
言われるまで、気付いてませんでしたよ。
「咲ちゃんのババ」。2通りの意味ね  コラコラ!
「゛」(点々)と「゜」(丸点)のミスは
僕も昔よくやってました。
モニターだと分かりにくいし。。
  
僕ももっと雲をふき払おうと思って、今夜1時間ほど
頑張ってみたけど、雲が増えちゃったかも(^^ゞ
やっぱり、ドラマの波動関数は特殊な近似式ですね。
専門書を8冊調べてみたけど、そのままの形では見当たらず。
ま、僕が本質的な類似に気付かないだけかも♪
   
  
時間を超えるような描写は、原作小説でも見られますね。
リアルな時間か、過去か未来か幻想か、
よく分からないような個所があちこちにあります。
時空を自在に漂うアートな文章
  
退行というものも、単に過去の状態に戻るというより、
生命とか魂の根源まで遡るような感じもありますね。
少なくとも、母の胎内のイメージは強く感じる。
      
『攻殻機動隊』は名前しか知らないけど、
士郎正宗のイラストにはちょっと萌えるかも♪
  
『神の数式』も名前しか知りませんが、
いずれ見てみたいなとは思ってます。
「完璧な美しさは崩れる運命・・」。。
自発的対称性の破れって話ですかね。
  
その辺りの話は、かなり正確に理解しないと小説や
イメージの話になっちゃうので、とりあえず保留してます。
南部陽一郎のブルーバックスは昔買って、
今は段ボール箱のどれかに監禁されたままのはず(笑)
    
   
山Pは確かに、翳(かげ)があるタレントだから、
謎めいた話にあってますね。
野ブタ、クロサギ、アルジャーノン。。
  
最終回、梨央との関係があるから読みにくいでしょ。
彼女を助けて、自分は退行の極致。ただし明るさも残して。
まあ、フツーに考えれば、天才的頭脳で技を見つけた後、
自分が衰えて幸せにってことになるけど、
それだと平凡過ぎかな。
  
僕としては、黄色と風船と花の使い方に注目してます
最終回、期待しましょう。。

投稿: テンメイ | 2015年6月 9日 (火) 01時30分

おはようございます!テンメイさん。

テンメイさんの仰っていた通り、黄色と風船とお花(青い薔薇!)がこのドラマの締めくくりに登場しましたね!流石です(*´-`)

私は、先週9話、森の中の山Pの「ジーザス クライスト スーパースター」、はたまたブッダのような神掛った姿にすっかりミスリードされました。SFの霧の中に迷い混んでいましたもん。
嬉しい誤算です。(´;ω;`)
咲ちゃんが生きていてくれて本当によかったです・゜・(つД`)・゜・
テンメイさんの記事も毎回深くて素晴らしい財産です。ありがとうございました。

投稿: セフィ | 2015年6月13日 (土) 06時58分

> セフィ さん
   
こんばんは。毎度どうもです♪
  
黄色は思い切り使ってましたね
あれは原作の金色のアレンジでいいのかな。
黄色のマフラー(?)に黄色の洋服までかけて、
「洞窟」でスヤスヤ♪
  
野島作品ってちょっとしか見てないんだけど、
律義で丁寧な脚本家だなと感心しました。
  
風船のシーン、僕は時間がかなり飛んで、
遥香が子ども連れてるのかと思いましたよ (^^ゞ
同じTBSの『白夜行』に似たパターンかと。
そう言えば、新薬RSYって、白夜行の
R&Y(亮司&雪穂)に似てるし♪
   
「ジーザス クライスト スーパースター」。。
ま、確かに思い切ったシーンですね。
原作は裏庭にひっそり埋めただけだし、
命と自然に対する敬意の表現の一つでしょう。
あんな場所を見つけて撮影したスタッフに拍手☆
  
「生きていてくれて・・」ってことは、
やっぱ死ぬかと思ってたわけね。樹海だし (^^ゞ
眠ったまま終了ってパターンなら、ありだったかも。
『高校教師』の有名なラストシーンみたいに。
で、解釈をめぐってネット炎上とか(笑)
  
真面目な話、元の状態よりも下降してしまう可能性が
あったから、ドラマはかなり明るい結末でしたね
あの1シーンも、撮影が大変だっただろうなと
思って見てました。4月末のロケなのに夏の雰囲気
快晴に恵まれたのは、神がかった天気と言えるかも♪
  
撮影日に天気が悪かったら、最終回のイメージが
かなり変わってたでしょう。
天の定め、「天命」ってことで。。(笑)

投稿: テンメイ | 2015年6月14日 (日) 18時37分

こんばんは!テンメイさん。
天名…そうでしたか!(#^.^#)
なんと、テンメイの4文字でもテンメイさんブログ検索出来ました!自転車はご趣味だったんですね!新鮮な驚きです( ☆∀☆)

山Pは晴男なので、大事な時には晴れるんです。
たとえ雪舞う冬空のシーンでも、現場は快晴だったり(*´-`)
ラストシーンですが、哀しいラストが苦手で(^o^;)
今回は、絶対絶対生きてると願いつつも、咲ちゃんの生き延び方を模索し、どんな昇華をさせるのかドキドキしていました。
予想外の展開でしたが、嬉しいです(´;ω;`)
私の予想は、たまたま脳覚醒つながり借てみた映画ルーシーにそっくりで…あそこまで凄まじくはありませんが。
SF的発想はやっぱりこんな感じになっちゃうのね(^o^;)と。
野島さんの締めくくり方の方が私はやっぱり好きです。
テンメイさん、いつも素敵な考察をありがとうございます。


投稿: セフィ | 2015年6月15日 (月) 22時55分

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はるかマクロの世界では銀河は回転し、膨張し、時には衝突して想像を越えた火花を散らす。 そしてはるかミクロの世界では素粒子は回転し、反転し、時には高速でどこかへ消失する。 その中間で・・・幸せの青いを惑星に生まれた人類はつかのまの人生を瞬くように感じる。 体内では分子が結合し、分解し、生産され、消費さ... [続きを読む]

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