武井壮・金メダルの世界マスターズ陸上、参加資格は緩いけど・・&ジム
(16日) JOG 4.8km,約32分,平均心拍 139 ; 330kcal
RUN 2km,8分30秒,平均心拍 169,最大 176 ; 150kcal
BIKE 32.3km,67分,平均心拍 149,最大 170 ; 1130kcal
先週2万字、昨日5000字書いた直後だし、今日は簡単に時事ネタで済ませ
よう。それでもコアな所まで突っ込んでしまう所が、マニアの哀しい性(さが)♪
おめでとう☆、凄いね!、といったフツーの感想では終わらない。
8月16日、第21回・世界マスターズ陸上競技選手権(フランス・リヨン)にて、
百獣の王・武井壮(42歳)が優勝☆というニュースは、広く報道されてる。
4×100mのリレー(いわゆる4継)、M40(男性40~44歳クラス)、タイム
42秒70。他の3人のメンバーは、渡辺潤一(41歳)、譜久里武(44歳)、石
黒文康(42歳)。アジア記録、日本記録更新。下は公式HPリザルト(結果)。
個人タイムは見当たらず。上側に世界記録42秒20も書き添えられてた。
ただ、これが本当の世界全体のレベルでどのくらいの出来事なのか、いま一
つピンと来ない。今週末から北京で開催されて、TBSでまた織田裕二がニコ
ニコ絶叫する「世界陸上」(2年ごと、五輪とほぼ並ぶ大会)とどう違うのか。しっ
かりした根拠に基づいて、具体的に比較してみよう。
☆ ☆ ☆
まず、参加資格。世界陸上の場合、標準記録(A・B)を突破するか、エリア・
チャンピオンになって、各国の代表選手に選ばれる必要がある。
男子4×100mの場合、北京大会について日本陸連の文書を確認すると、
「2014ワールドリレーズ上位8ヶ国+IAAF(世界陸連)ランキング上位8ヶ
国」と書いてあった。要するに、世界トップクラスの実績が求められてる。
2015年の上位リストによると、第8位のカナダのタイムは38秒33。武井
たちより、1割ほど速い。
個人の男子100mなら10秒16だから、日本だと数人しかいないはず。北
京の短距離代表3人の内、このタイムを破ってるのはなぜか1人しかいない
ようだ(TBS公式HP、選手情報)。どうゆう事情なのかは、今のところ不明。
☆ ☆ ☆
一方、世界マスターズ(ほぼ2年ごと)の場合、「ある意味」、誰でも出場可能
だ。日本マスターズ陸上競技連合に登録した後、世界マスターズへの大会
登録を行えばいい(旅行会社JTBが代行)。
マスターズ陸連への登録は、都道府県ごとの連盟経由で、例えば東京だ
と、入会金1100円、年会費4300円(この内、1200円が日本マスター
ズに納入される)。
さらに、世界マスターズの大会登録費8300円、1種目ごとの参加費用
4000円、代行手数料5400円、記録公認料(全員)3000円。
☆ ☆ ☆
もし、この程度のお金(合計3万円程度)だけで「世界」と名のつく大会に出
れるのなら、出てみたい人は少なくないはず。ところが、やはり甘くはない。
4×100mだと、公認のJTBツアー、後半コースに申し込むのが基本みた
いで、10日間の旅行代金・約42万円に燃油サーチャージ7万円と渡航手
続料金3240円を合わせると、約50万円になる。
こうなると、お金と時間にかなり余裕のある人しか行けなくなる。JTBでは
なく個人の手配で行くと、料金は下がるけど、各種の手続き能力が必要に
なる。「世界マスターズ」とは、そうゆう意味もあるわけだ。本当のトップクラ
スの選手が遠征費用その他のサポートを受けて参加する大会ではない。
ここ2回は、選手団の結成もなし。
今回のリヨン大会で、M40(男性40~44歳)のマラソンの結果を見ると、
1位が2時間28分42秒だから、日本国内の大きな市民マラソンとほぼ同レ
ベルだ。最下位で4時間38分で、下の方には当然、地元フランスの選手が
並ぶことになる。
☆ ☆ ☆
ちなみに日本で開催された世界マスターズは過去、1993年10月の宮崎
大会のみ。これは明らかに、バブル末期の名残りを受けた有名な施設・シー
ガイアの関連だろう。大会3ヶ月前に、「世界最大」の室内ウォーターパーク
として宣伝されたオーシャンドームがオープン。14年後の2007年には閉
鎖された。
というわけで、スポーツにせよ、経済にせよ、「世界」のトップを目指すのは
大変なのだ、色んな意味で。ウィキペディアで世界マスターズの項目を書く
だけでも大変♪ 日本版どころか、英語版まで、うっかり(?)外部リンクを
個人サイトに付けてしまってる。おそらく、英語版のミスを日本版が引き継
いだのだろう。サイトの英文をよく読めば、公式ではないことが分かるはず。
それより、もうすぐ世界陸上。楽しみだね。織田の感情あふれる反応が♪
☆ ☆ ☆
なお、昨日のジムは、まずまずいい感じ。ランニングマシンで、時速14km
(1km4分17秒ペース)を2km近く維持したし、ラストスパートは時速15km
で400mほど。平均心拍169(93%)、最大心拍176(97%)だから、ほん
のちょっと余裕があった。
疲れた身体で、エアロバイク67分。ヒルクライム・レース本番の急勾配や傾
斜の変化を想定して、途中5分おきに30秒間、負荷を上げてみた。予想以上
に疲れたけど、手ごたえはズッシリ感じられる♪ 平均で、毎分88回転。平均
速度は時速28.9km。屋外の気温は30度、湿度65%ぐらいだった。
それでは、また明日。。☆彡
(計 2217字)
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