雨の下り坂、自転車のブレーキ・シューが摩耗して効かない時~乗鞍・信州サイクリング
(6日) 傘 JOG 8km,46分43秒,平均心拍 135
消費エネルギー 420kcal (脂肪 113kcal)
自転車シーズンの夏が終わって、何か忘れてるよな・・・と思ってたら、そう
そう。乗鞍のヒルクライム・レース直後、信州サイクリングの記事をまだ書い
てなかった。同種の記事は既に何回か書いてるけど、今年は完全な雨の
ツーリングになったし、ブレーキのトラブルもあったから、今後のためにもしっ
かり記録しとこう♪
レース終了までについては、既に7000字超のレポートをアップしてあるの
で、参考までに。。
マウンテンサイクリングin乗鞍2015(第30回)
~また雨で7kmコースに短縮
また、晴れてる時の同じコースについては、去年の記事でも書いてる。
乗鞍のレース後、2年ぶりに信州サイクリング♪
長野県・乗鞍高原からJR塩尻駅までのルートについては、下の通り。4年
前、Google Earthの地図を加工して作ったものだ。今年は宿からスター
トせず、大会会場からだったので、例年より2kmほど短くて、全長71kmく
らいの距離になった。
☆ ☆ ☆
さて、この日(2015年8月30日)は、朝から夕方までずっと雨。そんな中で
自転車に乗り
続けたことは、
ここ10年ほど
無かった。お
まけに今年は
リアキャリア無
しだったから、
重たいリュック
が雨に濡れて
更に重たくなっ
たものをずっと背負って走るハメになった。すぐ肩がこる人間なのに (^^ゞ
ただ、夏の昼間だから気温は高めだし、上下カッパを着てるし、使い捨てカ
イロまで用意してある♪ どうせ下り坂でもスピードは出せないから、それほ
ど寒くはないはず。着替えもあるし、足を動かし続ければ何とかなるだろう。。
そう思って、あえて山の雨の単独走に挑戦。確かに、身体はそれほど寒くな
かったけど、心がちょっと寒くなってしまった (^^ゞ
まさか、ブレーキが前後ともに効かなくなるとは、「ほとんど」想定外。実際、
信州遠征直前に自転車屋で前ブレーキの調整をやってもらった後、「ちょっ
と効き過ぎるかも知れませんから用心してください」とアドバイスされたほど。
それなのに、たかが標高差の合計で2000mほど下っただけで効かなくなっ
たのは不思議だ。ひょっとして・・・と思って検索すると、やっぱり、雨の日は
ブレーキシューの減りが早くなるという話があちこちに書いてある。ゴムにせ
よ、金属系の素材にせよ、物理的にそんな現象があるような感じだ。
私は半ば理数系の人間だけど、それについて調べるのはまた別の機会に
回すことにしよう。とにかく、効き過ぎるくらいのブレーキが、丸1日で「ほと
んど」効かなくなってしまったのは事実(少しなら効く)。おまけに、コース全
体を大きく見ると、長い下りになってる。途中で境峠の登りもあるから、余計
に下ることになるのだ。。
☆ ☆ ☆
では本題の、効かない
ブレーキに対処する方
法。最初におかしいな
と感じたのは、乗鞍高
原から奈川に向かう乗
鞍スーパー林道・A区
間の下り坂だった。前
ブレーキから異音が発
生して、効きも悪い。
雨だからかな?とか、
使い過ぎてパッドが過熱
したのかな?とか思いつ
つ、とりあえず安全の為に減速。シューズのビンディング(金具)も外す。道路
の直線部分だけ前後のブレーキを強めに使って、時速15km以下まで落と
すことを繰返した。自分の足では加速せず、自然落下による加速のみ。
それでも、どんどんブレーキが効かなくなって来たから、林道の下りの終盤
だと、もう時速20km以上はヤバイ状況。傾斜がきつい箇所では、3回くら
い自転車を降りた (^^ゞ 乗ってる時も、ブレーキを握る手が疲れるだけで、
エネルギーと時間の大損が続くハメに。あまり遅いと首都圏に帰れなくなっ
てしまうから、時計を何度も見てチェック。
まあでも、奈川
まで降りた後は
しばらく平地と
登り中心だし、
まだリア(後ろ)
のブレーキは
そこそこ効いた
から、それほど
心配はしてな
かった。ところ
が、境峠を登った後、薮原に向かう長い下り坂が悲惨だったのだ。地図の
コースで言うと、青緑色の部分の後半。
写真は登りの途中の蕎麦屋で5分ほどトイレ休憩した時。これ以外、夕方
までほとんど休憩なし。昼食はポッキーとポテトチップをかじっただけ♪ 雨
だからノドも乾かず、ボトルの水(レース後に貰った安曇野天然水)を少し飲
んだ程度。
☆ ☆ ☆
で、いよいよ境峠からの
下り坂。左はお約束、峠
の看板前での写真。「こ
こは境峠」と書いてるけ
ど、僅かなサイクリスト
のそのまたごく一部し
か読まないはず(笑)
下りの傾斜を見なくて
も、苦しいのは分かって
たけど、前後のブレーキ
を思い切り握っても減速
しない時はヒヤッとした。
ブレーキより下り坂の方が強くて、サイクルコンピューターのスピード表示
がじわじわ上がってしまうのだ。15km、16km、17km。。
時速18kmを超えてしまった時、このままだとヤバイ・・・と思って、あらかじ
め考えてた対策をとる。片方の靴底だけ、軽く道路に接地して、そっと滑ら
せたのだ。これは予想以上に効果的で、バランスが崩れることもなかった
し、ビンディング・シューズがダメになることもなかった。特に、白い線のペ
イント上で滑らせると、滑らかで適度な減速になる。
もちろん非常手段だから、全くお勧めはしないし、「靴底ブレーキ」なんて私
も二度と使いたくない。雨の山国の日曜日、自転車屋どころか、人も車も非
常に少ない状況で、1人で何とかしなきゃいけないから、仕方なくやってみ
ただけの事。
ただし、昔から「いざとなったら・・」という脳内シミュレーションは何度も行っ
てた。突然、下りで前のブレーキワイヤーが切れてしまった時とか想定して
たのだ。ちなみに、切れたことは一度も無いし、今回は直前にワイヤー交換
してたので、念のため。あくまで、まさかのアクシデントが起きた場合の想定。
☆ ☆ ☆
急場をしのいだ後はもちろん、自転車を止めて、前後のブレーキワイヤーの
調整。パッドが、タイヤのリム(金属部分)に強く当たるように調整するんだけ
ど、しばらく使うとまたダメになる。結局、合計5、6回調整したと思う。
あと、明らかにきつい下りでは、自転車を降りて、押して走ってみた♪ 私は
ランナーだから、それほど抵抗はないけど、雨で濡れた斜面で靴底が滑る
から、時速7~8kmくらいしか出せなかった(メーターの表示で確認)。それ
でも、左足の踵に変なマメが残ったほど。。
流石にそんな姿を見ると、誰か乗鞍帰りの車が止まって助けてくれるんじゃ
ないか・・・と期待したけど、みんなフツーに通り過ぎるだけ。「ああ無情」(^^ゞ
まあ、私が女性サイクリストだったら、次々に止まって、親切に手助けしてく
れたのかも♪
結局この日は、1台だけ車がクラクションで挨拶してくれただけだった。警告
じゃなく挨拶とか声援なのは、走り方と鳴らし方でハッキリ判別できる。そう
言えば、同じルートで帰る自転車も全く見なかった(例年なら2台前後)。林
道を逆方向に走る自転車と、笑って挨拶しただけだ。「雨なのに、お互い、
よく走るよな♪」って感じで。。
☆ ☆ ☆
というわけで、私が使った技は、時速10~20kmの低速走行、ワイヤー調
整、靴底ブレーキ、そして、降りてランニング♪ ビンディングは外したまま。
実はもう一つ、自転車に乗ったまま靴でタイヤとリムの横をこする方法を考
えてたけど、これは使ってない。もちろん、下手すると靴がスポークに引っ掛
かって転倒するし、タイヤのパンクもあり得るから、最後の最後に使う方法
として脳内シミュレーションしてただけ。
それよりはまだ、タイヤの空気を大幅に抜いてしまう方がマシだろう。もちろ
ん、走りが不安定になるし、リムを痛める恐れもあるから、これまた最後の
非常手段。ブレーキ・ワイヤーを外して、パッドがリムに当たったままの状態
にするとか、更にパッドや「腕」を足先で押すという手段についても同様。
ただ、単に恐怖の悲鳴を上げたり、暴走&転倒で事故るよりはマシかも知
れない・・・ということだ。あくまで自己責任で。まあ、雨の下り坂を長く走るこ
とが分かってたら、前もって予備のブレーキシューを準備するのが基本だろ
う。あるいは、普段の私もそうだけど、雨の日は自転車に乗らないとか。
☆ ☆ ☆
ともあれ、薮原
から塩尻まで
の20kmほど
までも苦労した
けど、何とか夕
方までに塩尻
駅に到着でき
た。めでたし、
めでたし。
なお、昨日のランニングは、雨が弱まった隙にまた8kmジョギングしただけ。
5日連続だから、ちょっと慣れて来たかも♪ それでは今日はこの辺で。。☆彡
時間 平均心拍 最大心拍
往路(1.2km) 7分13秒 113 132
LAP1(2.2km) 13分06秒 132 141
2 12分29秒 141 148
復路(2.4km) 13分55秒 144 154
計 8km 46分43秒 心拍平均 135(74%) 最大154(85%)
(計 3629字)
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