男らしい小池百合子、女性初の都知事に&山本圭壱テレビ復帰
応用数学というか確率統計学というか、強気の予想だね。私は20時
ちょうどからNHKの都知事選速報を見始めたけど、いきなり小池百合
子当選のテロップから番組スタート。投票締切の直後、開票率0%
で「当選確実」となってた。四捨五入なし、完全なゼロ・パーセント。
NHKは根拠として、出口調査(5000人強、30ヶ所弱、回
答率70%)を挙げてたけど、朝日新聞デジタルなんて何も根拠を
挙げずに、20時00分に「当選確実」。まあ、速報だからであっ
て、実際は各種の状況を総合的に分析したってことか。
数分遅れで会場に現れた小池は、目に涙を浮かべてキラキラさせながら、
演説で枯れたノドで勝利宣言。「まだハッキリした開票結果は出ておりませ
んが・・」とか、一度も言わなかった。進行係のナレーターも一切留保なし。
負けた増田寛也や鳥越俊太郎も、20時10分くらいにはあっさり
敗北宣言。最近の選挙は、「まだ分かりませんが・・」って感じの態度は
示さなくなってるのかね。ビッグデータ収集&解析による信頼性向上っ
てことか。
☆ ☆ ☆
ちなみにNHKが最初に映した開票状況(20時半頃)は、0.1%
(弱)で、小池が約1600、増田が約1400だったと思う。
20分ほど後、同じく0.1%で、小池1700弱、増田1400強。
0.1%とは、5000票前後という意味。
この程度の差で「確実」とする感覚や根拠がいま一つピンと来ない。私は
もともと小池だと思ってたから、別に予想結果に不満や驚きがあるわけ
じゃなく、率直な理論的感想だ。一度、そのデータと前提、仮定、数式処
理を詳しく見てみたい。
ちなみに、東京都の有権者数は1000万人超で、最終投票率
50%としても、投票総数は500万票。おまけに2位の増田は、
与党・自民党の推薦で強力な組織票を持ってる候補者だ。22時過
ぎでも、開票率が数%~20%の時点で、小池・増田・鳥越がほぼ
同数の激戦区がいくつもあった。。
☆ ☆ ☆
さて、では勝因は何か。選んだ理由の一番目は、NHKの出口調査だ
と「政策」となってたけど、私はこの種のキレイ事や建前は信じない。不特
定多数を動かすのは常に、理屈ではなく、イメージだ。何となくの印象と、
すぐに感じ取れる外見。行動も含めて。
小池は長年の活動による知名度で、増田はもちろん、鳥越にも勝ってる。
不利とされてた「先出しジャンケン」や、「崖から飛び降りる覚悟」を見せる
男らしさ、潔さも好印象だった。党の推薦を別の男性候補者に奪われた状
況で闘い続ける、女性闘士。
小池は自分で、ジャンヌ・ダルクほど若くないと自嘲気味ジョークを飛ばし
てたけど、小池の35年ほど前の画像を見ると、アイドル顔負けの可愛さ
でキラキラ輝いてる。その後は美人議員として臨機応変、他方面の活躍。
長年のポジティブな外見イメージは、64歳になった今でも中高年の脳裏
に焼き付いてるはず。ほんわかしたタレ目のタヌキ顔も年齢にふさわしい
好印象。
☆ ☆ ☆
都知事の経験が長い石原慎太郎から、「厚化粧」「大年増」「ウソつき」と
か暴言を浴びても、「慣れてるんですよ」と余裕の受け流し。これでは、
石原は、増田の応援どころか、足を引っ張った形になってしまった。
間違っても「セクハラ」などと女性的に反撃することなく、「これだから男は
ダメだ」とも言わず、器の大きさと長年の経験を笑顔で誇示した小池。S
NSや緑のイメージ・カラーの有効利用も含めて、見事な完勝となった。
流石は元・防衛大臣、男らしい。一部のリベラルに嫌われても、一般ウケ
で楽勝。
とはいえ、もちろん、ここまでは単なる予選。本当の真剣勝負はこれから
始まる。最大の強敵は、文春砲とか、メディアのスキャンダル攻撃か。リ
スク管理能力、金銭管理、都議会運営も含めて、真価を見せて頂こう。
なるべく長い間。。
(☆追記: 最終的な獲得票数は、小池が約290万票、増田
180万票、鳥越130万票。5:3:2の比率で、
NHKの出口調査とほぼ同じになった。)
☆ ☆ ☆
一方、話のレベルはかなり違うけど、個人的にずっと気になってたお笑
いタレント、山本圭壱の「復活」についても一言、感想を書いとこう。
前に何度か書いたように、私は彼の才能や人望の厚さを評価してるし、
事件の謹慎期間があまりに長過ぎると思ってた。
そもそも、当事者間で示談・和解した後、告訴取り下げで不起訴処分。
逮捕もなく、任意の事情聴取と書類送検のみ。相手が当時17歳の少女
とはいえ、人気タレントにとって10年間もの謹慎は十分すぎるだろう。
16年7月30日の夜、『めちゃイケ』で地上波テレビ復帰と聞いた
ので、試しにワンセグで軽く流し見してみた。あらかじめ、収録でかなり
色々あったと伝えられてた通り、激しい内容のバラエティだった。ちなみ
に私が『めちゃイケ』を見るのは、ほとんど初めて。
☆ ☆ ☆
見始めたのは、山本が何も知らされないまま、地方のパチンコ店で営業
するシーンから。完全に仕込まれた仕事で、進行の女性も観客もわざと
山本を困らせる。ブタの物真似を要求されて、床を這い回る姿は、最近
まったくバラエティを見てない私には、ちょっとキツ過ぎるイジメの印象。
ただ、乱入した江頭2:50のおかげで、イベントの雰囲気が明るくなった。
お笑いバトルのような形だけど、正直、江頭の方が面白かったと思う。山
本が得意のはずのロボット系ブレイクダンスも、かつてのキレは無い。
その後、実はやらせ企画であって、『めちゃイケ』出演のオファーが来て
ると明かされる。夜のグラウンドでメンバー達が待つ中、山本が登場。
山本はポリシーを持って、わりと明るく振る舞うけど、メンバー達はそれ
が気に入らない様子で、その点がテロップでも強調される。。
☆ ☆ ☆
結局、極楽とんぼ・加藤浩次や、ロンドンブーツ・田村淳の涙、ナイナイの
岡村のパンチ(ボクシング)に促される形で、山本があらためて深く謝罪。
一応、めでたしめでたしに近いエンディングにはなってたけど、山本復帰
を望んでた私が見ても、スッキリ感動する番組ではなかった。
最大の理由は、番組内でもさんざん突っ込まれてたように、山本に重みが
感じられないから。バラエティ的には、それは山本が「バカだから」と、加藤
の美人妻・カオリさんまで言ってたけど、私は違うと想像する。
おそらく、山本の謝罪にいま一つ重みが無いのは、彼が「我慢強いから」
だろう。真相を一番よく知ってる彼は、本当は世間が叩いてるような淫行
事件ではないと、内心思ってる。少なくとも、吉本を解雇されて10年も干
されるほどの犯罪を行ったわけではない。
ただ、それは決して口に出せない事だから、我慢し続けてる。淳や武井壮
らの山本軍団はもちろん、相方の加藤にも話してないだろう。和解条件が
崩れてしまうと、完全にやぶ蛇だから。かと言って、山本を叩いて来たメディ
アが、今さら擁護するようなスクープ記事を載せることも期待できない。。
☆ ☆ ☆
結局、山本はこれから、自らの笑いの実力で復活して行くしかない。秋
からは、極楽とんぼのライブも再開されるそうだから、今後の活躍に期
待しよう。「動けるデブ」としては、ダンスやスポーツでの実力アピールが
効果的だと思ってる。見た目と違って、運動神経はかなりいいのだ。
山本と違って、吉本復帰の話も何度か出てる大物・島田紳助も、才能豊
かなタレントだが、彼はそもそも山本ほど復帰の意思を見せてないから、
ちょっと別の話になる。田代まさしは流石に限度を超えてるから、今後も
それなりの特殊な道を歩み続けるしかない。
それでは、元横綱・千代の富士の訃報に合掌しつつ、今日はそろそろ
この辺で。。☆彡
(計 3117字)
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