アマゾン読み放題「キンドル・アンリミテッド」、無料体験の感想
「Kindle Unlimited」(キンドル・アンリミテッド)
なんて分かりにくい英語のサービス名、私なら付けないけど、そうゆう時
代なのかね? 直訳の「キンドル無制限」とか、誰でも分かる「アマゾン
読み放題」じゃダメなのか♪
そうは言っても、先日の朝日新聞の記事タイトルはこうなってた。分かり
やすくて、いいね。
アマゾン読み放題、人気本消える 利用者多すぎが原因か?
☆ ☆ ☆
元々、16年8月3日にサービスが開始されて以来、私はずっと
気になってたんだけど、「人気本消える」とまで書かれちゃ、試さないわ
けにはいかない。洋書120万冊、和書12万冊。消される前に見なきゃ、
損だろう。案外、アマゾンの依頼で、朝日が「釣り」記事を載せたのかも♪
ちなみに、どうして人気本が消えるかというと、電子書籍のダウンロー
ド数に応じて出版社に利用料の一部を配分するし、年内はさらに、一
部の出版社に上乗せ料金まで支払うから。税込の月額980円でも安い
のに、無料体験30日間もあるから、巨大企業アマゾンでも苦しいらしい。
それにしても、本に限らず、音楽とかビデオとか、こんな料金でよくやっ
て行けるもんだね。たぶん、実際の1人あたりの支払い料金はかなり上
なんじゃないかな。私もつい、無料体験中に有料本をクリックしそうになっ
たし (^^ゞ 先日、記事にしたU-NEXTなんて、オッ!と思う映画の大部
分は、別料金の作品だった。。
☆ ☆ ☆
とにかく、試しに登録してみると、予想以上に、私が読みたい本が無い
(^^ゞ 「サービス開始から1週間ほどで漫画やグラビア系の写真
集など」が除外され始めたらしいから、もう遅かったのかね?
漫画のリストは、サラッと見渡してパス♪ もちろん、大量にあるから、
探せば気に入るものもあるだろうけど、探すのが大変。検索も使いにく
いのだ。読み放題の本だけを検索したいのに、別料金の本とゴチャマゼ
で、しかも1-Click(ワン・クリック)で購入になる。サインインした
後だけ、読み放題検索ができるということかも。
何か読もうとするたびに、こんな感じの英語だらけの場所をクリックするこ
とになるんだけど、間違えて下のバナーボタンに振れてしまう人もいると
思うな。特に画面が小さいと、「読み放題で読む」と「今すぐ買う」は密着し
てるはず。
まあ、下のボタンをクリックすると何が起きるのか、私は幸い、まだ経験し
てないけど♪ 操作ミスに備えて、逃げ道が用意されてるのかね?
☆ ☆ ☆
話を戻すと、コミックはめぼしい物がすぐには見当たらないからパスして、
写真集をチェック。これまた、見たい本はすぐには見当たらない。
そんな事を言ってると、ブログの記事が書けないから(笑)、検索で何とか
探し出すことに成功。PCとiPad Pro、両方それぞれアプリをイ
ンストールして、ダウンロードした写真集を見比べてみた。専用の端末は
不要。もちろん、スマホでもOK。
写真集は数十MBから200MBくらいのデータ量で、時間帯に
よって(?)、かなり重く感じることもあったけど、まあこんなもんか。
それより、写真の見え方の違いが激しかった。旧式のVista
PCで見るより、iPad Proで見る方が遥かにキレイだ。
比較になってないほど。縦横それぞれ1.4倍、つまり面積で
2倍くらいに拡大しても、十分キレイだった。
☆ ☆ ☆
画像には特殊なガードはかかってないから、どちらでもその気になれば
スクリーン・ショットを取れてしまう(個人的利用の違法性は不明)。こん
なに緩くて、いいのかね?
まあ、厳しくすると使いにくくなるから、そっちのマイナスの方が大きい
のか。ただし、元の画像ファイルとしての保存作業はできない。少なく
とも、普通の操作では。
クリックとタップでどんどんページをめくれるから、特にiPadだと
アッと言う間に最後まで見れる。するとそこに、別の関連本が「おすすめ」
されてるから、またタップして、ズブズブはまってしまうのだ (^^ゞ
ハズレが多くて、あんまし満足度が高くないから、逆に「今度こそ・・」
と思って、色々とチャレンジし続けてしまう。まさに、アン・リミテッド。無
制限なのだ。快楽か地獄かは、さておき♪
ただ、自分の閲覧履歴は全部保存されてるし、情報漏洩のリスクも十分
あるから、下手なことは出来ないね。いや、一般論として(笑)。私は、読
み終えたものはすぐ、端末のアプリから削除。さらにネットで、自分専用
ライブラリからも削除した。まあ、アマゾンが蓄積した顧客データまでは
消せないけど、欧州で話題の「忘れられる権利」を主張したいほど。
☆ ☆ ☆
写真集でちょっとだけ満足したところで、最後は小説。これがまた、なか
なか読みたいものが見当たらないから、検索で何とか探し出した。する
と、同時に読めるのは10冊ですとかいう警告が登場 (^^ゞ なるほど。
ホイホイ、次々にダウンロードされたんじゃ、アマゾンも大変だもんね。
あわてて、差し当たり要らない本を削除して、いよいよ小説を読んでみ
た。まず、写真集と違ってダウンロードが速い。文字情報としてのコピー
は出来ないけど、これまたスクリーンショットは取れる。まあでも、小説
とか普通の本の場合、そんな部分的な保存をする人は少ないだろう。
文章の途中で色をつけたり、言葉の意味を調べたり出来るし、気に入っ
た言葉を引用して自分のコメントを加えたメモを作ることも出来る)。紙
の本の書き込みの代わり。
あと、中身の検索が出来るのは、電子書籍の凄い所。仕事とか研究に
使う際には、強力な武器になるはず。検索結果は一瞬で正確に表示さ
れて、直ちにその箇所にジャンプできた。
ただし、読み放題だと専門的な本はかなり少なそうだから、多機能でも
あんまし使わないかも。画像検索はまだまだだろうしね。自分が見たい
画像だけ探し出せればいいのに。あんなのとか、そんなのとか♪
☆ ☆ ☆
まだ、しばらく使ってみるつもりだけど、トータルの印象はいつもと同じだ
と思う。要するに、アマゾン・プライムも含めて、この種のサービスは、月
額料金が安くても、つい別料金を払うことになりがちだろうし、最大の別料
金は「時間」なのだ。貴重な時間を大量に使うことになる。浪費とまでは
言わないにせよ。
定年退職して、年金生活で優雅に暮らしてる健康な高齢者ならともかく、
学生や普通の社会人は時間に追われてる。余生が短そうな方も大勢い
るはず。きちんと自己管理しながら適度に楽しめる人がどの程度いるか
は、かなり怪しい。実際、さんざん注意されてる歩きスマホでさえ、止めら
れない人が多いんだから。ポケモンGO依存症も同様。
まだ普通の本はあんまし探索してないから、新たな発見があれば、後で
下に追記することにしよう。とりあえず今日はこの辺で。。☆
(計 2763字)
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