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補う技術、シール・付箋・ファッション、そして愛~『地味にスゴイ! 校閲ガール』第2話

地味にスゴイものだらけの『光悦ガール』・・じゃなくて『校閲ガール』第

2話。圧巻はやはり、『時をかける少女』じゃなくて『解きかける少女』

の時岡夏美がしゃがみ込んだ映像だろう♪ そこか!

      

虫眼鏡を持ったまま、ミニスカートとフリフリの白いハイソックス姿でしゃ

がんだ探偵の姿は、マニアを地味にスゴイ状態に変えたかも♪ コラ

コラ! 局所的リニアモーター牛か! ま、あえて少女を斜めに向か

せて、さりげなく隠すように映してたのが、テレビドラマ的配慮なのだ。

         

隠すこと。。それは今回の物語の本質でもある。より広く言うなら、補う

ことだ。ネガティブなものに部分的に付け足して、ポジティプなものへ

と転換すること。

          

シールで間違いを隠す。飾りで気に入らないステッチを隠す。校閲で

原稿の欠点を補う。ファッションやお化粧で身体を補う。そして、満た

されない心身を、愛で補う。。     

       

   

       ☆        ☆        ☆

さて、第1話に続いて視聴率2ケタ維持、11.2%というのも地味に

スゴイけど、個人的に一番地味スゴだと思ったのは、超久々に見た、

ともさかりえの演技だった

  

節約術で大人気の専業主婦ブロガー。あの控えめで柔らかい演技

のおかげで、河野悦子(石原さとみ)や貝塚(青木崇高)らの派手な

演技が引き立つ。コミカルな少女マンガを補って、大人の女性向け

ドラマに仕上げてるのだ。

        

茸原(岸谷五朗)も穏やかな役割だけど、ともさかの方が遥かにナ

チュラル、自然に振舞ってた。あの自然さは、実は逆に人工的なもの、

意図的なプロの技術だろう。

     

ちなみに、本人のブログもまめに更新してた。RefilloG(リ

フィログ)じゃなくて ameblo(アメーバ・ブログ)。ウチは毎日

まめに更新してるココログだ。聞いてない? あっ、そう♪

   

RefilloGとは「refill blog」(補充するブログ)の略だ。書

き手と読み手、双方を補ってくれるブログという意味で、ブロ

ガーならよく分かる言葉だろう。。

     

   

       ☆        ☆        ☆  

それにしても、人気ブロガーになって本を出版すれば、石原さとみが

家に来てくれるのか♪ 私も総合マニアック・ブロガーから、節約主婦

ブロガーに転身しようかな。主婦じゃないだろ!

   

ブロガー本『専業主婦には1億円の価値がある』のゲラに貼ってた、

悦子の付箋の数々も地味スゴだったね。私にはまったく思いつかない

ものだらけ。まあ、1億円というより10万円の価値だろうけど♪

     

 手づくり化粧水、グリセリンと精製水で

 卵の殻で、ビンや水筒の掃除

 使用後のアルミ箔で、三角コーナーのヌメリ防止

 お酢にハーブを漬けた、自然なリンス作り

 まな板は、牛乳パックを開いて

 くず野菜や芯は、スープストックに

 果物の芯や皮で、フルーツビネガー

 古い服のポケットを、布バッグの飾りや小物入れに

 ミカンの皮で、フローリング用ワックス

 たまねぎの皮を水から煮出しして、お茶に

   

   

これだけ箇条書きしとけば、検索アクセスを数十回くらい稼げるはず♪

少なっ! 例の私の思いつき、『光悦ガール』という言葉には、分かっ

てるものだけで、ここ1週間に数百もの検索が入ってる(笑)。

GoogleやYahoo!の赤ペン機能が弱いおかげか♪

      

ただし、「光悦ガール 吉野太夫」という検索は1つも確認できてない

から、次は「悦楽ガール 時岡夏美」の検索に期待しよう。無いだろ!

     

   

      ☆        ☆        ☆

校閲ガールは今回、付箋以外に、車情報の記憶でも目立ってた。

   

ファッションとスイーツだけに夢中の可愛い女子かと思ったら、たまた

ま校閲で車も勉強してたらしい。合コンで、アルファ・ロメオ自慢に夢中

の男子に放った、あの冷たい早口言葉。確か、宮木あや子の原作小説

に似たものがあったはず。

           

 ドライバーのエンツォ・フェラーリに

 独立されて、F1でフェラーリに

 惨敗した挙句、経営不振で

 フィアットに買収されたにも拘らず、

 イタリアを代表する上級車メーカーとして

 日本では依然として大人気の

 アルファ・ロメオのことですか

    

  

一応、私もこの文章の校閲(事実確認)をしてみたけど、間違いでは

ない感じだ。まあ、軽薄なイタ車好き男子をからかう言葉だから、かな

り偏ってるけど。トヨタ車なら、日本のテレビはからかえないはず。

       

フェラーリ、F1、フィアット、日本。。ツボをついてる説明だね。石原

さとみの妖しい唇が「フェラーリ」と繰り返す所もツボ♪ コラコラ !

   

   

      ☆        ☆        ☆

いや、真面目な話、公式サイトの写真は明らかにそうゆう意図を隠し

持ってる。美女が開いた唇に、尖った鉛筆。これはまさに、世界的大

ヒット映画『フィフティ・シェイズ』でも使われてた印象的な比喩、メタ

ファーなのだ。

     

あの時は、象徴としての鉛筆に、彼=支配者の名前まで刻まれてた。

原作、脚本、演出、すべて女性の作品という点も、地味にスゴイ点。

観客の多くも女性だから、男性目線とか男性的解釈とかいう妙な反論

が出来ない構造になってる。

     

唇と鉛筆。。これもまた、本質的に補う構造になってるのは、おそらく

偶然ではない。欠如と充足と言い換えれば、人間存在や生の核心な

のだ。存在の欠如は、決して充足しきれない。だからこそ、一時的な

充足を反復することになる。

     

それは、愛の営みにおいても言えること。ファッション=流行というも

のが絶えず変化しながら持続するのも、そうゆう事だろう。。

      

    

      ☆        ☆        ☆

一方、地味どころか、派手にスゴイ小説に見えたのが、校閲中の新作

『犬っぽいっすね』。ぜえいぜえ・・じゃなくて、是永是之(これなが・

これゆき、菅田将暉)の作品で、犬は出ないのにリニアモーター牛が

出る。

     

要するに、高速で直線的(リニア)に走る牛車(ぎゅうしゃ・・じゃな

くて、ぎっしゃ)だろう。悦子のイラストみたいに牛の脚で走るのか、

是永のイラストみたいに車輪で走るのかはともかく、猛牛みたいな

勢いとスピード。

        

試しに、「牛っぽいっすね」と書いとくと、検索アクセスが2回くらい入る

かも(笑)。少なっ!

     

テレビ画面に一瞬映った映像が、宮木あや子の原作に書かれた内容

と同じなのかどうか、まだチェックしてないけど、一通りのあらすじと意

味は分かった気がする。簡単にまとめてみよう。

   

     

      ☆        ☆        ☆    

 主人公・秋葉原実松と「私」(男女の性別不明)は、工業高校

 の同級生。何となく疎まれてた実松を支えた「私」は、感謝の

 しるしとして、秋葉原家のルーツを無理やり何度も聞かされて、

 洗脳=魅惑されてしまう。源平の頃から続く1000年の歴史。

     

 やがて2人とも大人になって、いまや「私」の会社の上客(取引

 先?)が実松。会社の主力商品が、秋葉原家の技術を使った

 リニアモーター牛。「うし」じゃなくて「ぎゅう」と読むのは、激論を

 経た結果。

     

 この2人、あるいは、他の誰かと実松の2人が、なぜか

 猫っぽい静寂な山に出かけて、急流の吊り橋を一緒に渡

 る。静寂の中に現れた急流で、心の中にも急流みたいな

 動きが生じる。

   

 単なる吊り橋効果か、真実か。また、異性愛か同性愛かは

 さておき、心の奥でザワザワして来る、欲望の激しい衝動。

       

 そこで実松がお得意の和歌を詠もうとした時、なぜか上手

 く詠めなくて、代わりに一言だけつぶやいた。

 「犬っぽいっすね」。。

   

   

       ☆        ☆        ☆ 

要するに、猫と犬、静と動の対比なにだ。犬が出て来ないのではな

く、実松が犬なのだ。あるいは、2人とも犬。山の雰囲気も犬とか。

   

渓谷だから、周囲にはほとんど人はいないはず。犬のように、本能の

まま、衝動のままに振舞い始めた2人に、山の妖精が微笑みかける。

「馬っぽいっすね」♪ そのまま続けてると、今度は「猿っぽいっすね」

と言われるだろう(笑)

 

今後は、猫っぽい是永=折原幸人も、犬っぽい動きを見せるはず。

最初は、半ば同棲中の森尾(本田翼)が相手。その次が、悦子。で、

『週刊女性』砲が炸裂すると♪ 人気漫画家と『文春』女性か!

     

彼は春ドラマ『ラヴソング』最終回でも、ヒロインを福山雅治から奪い

取った実力者なのだ。その前には30代女性相手に小遣い稼ぎもし

てたから、地味にスゴイ、モテモテの雄犬。直線的に高速運動する

リニアモーター牛。

   

22時~23時は大人の時間帯だから、いずれ省略せずに映して欲

しいね♪ 映画化されるヒット作『人妻』・・じゃなくて『昼顔』みた

いに。あるいは脚本家・中谷まゆみのヒット作『ラスト・シンデレラ』

みたいに。。

   

   

       ☆        ☆        ☆

最後に、シール貼りの時間の計算について(笑)。細かっ! 

   

1冊に10秒で貼るとして、5000冊なら

 10×5000=50000(秒)

         =50000÷3600(時間)

         =約14(時間)

     

「7人で貼ると、14÷7=2時間で済むので、徹夜にはなりません。

差し入れのおにぎりで休憩する時間を考えても、印刷部数を1万部

に増やすべきでは?」

・・・と、校閲しとこう。「スゴイ!」と感心した石原さとみが、マニ

アック・ブロガーに会いに来てくれるかも♪ 無いだろ!

      

いや、そういった空想で補わないと、現実の生は不満だらけだ。ドラ

マにせよ、小説にせよ、VR(バーチャル・リアリティ)にせよ、そう

いった欠如した生の補足。顔のシミとかを隠す、コンシーラーみた

いなシールなのだ・・・

       

・・・とまとめたかったのに、英単語の綴りが違ってた (^^ゞ 

「concealer」と「seal」。「c」と「s」の違いか。語源まで

違ってるし、ガックシ。。_| ̄|○ ま、正直で、いいね。

      

なお、Googleで「poket」と入力すると、「pocket」の

検索結果が表示される♪ ポケットという英単語の校閲も、

コンピューター・ソフトとかアプリで簡単に出来るはず。

  

・・とか追加で校閲したところで、今日はこの辺で。。☆彡

   

    

    

cf. 時は親切な友達、きのうを物語に・・~『校閲ガール』第1話

   是永是之『犬っぽいっすね』内容&外見も大切~第3話

   相乗効果と一石二鳥、『明日も、あすか。』~第4話

   無用の用、塞翁が馬、無駄はムダだが役に立つ~第5話

   悦んで残業する、残業せん隊(戦隊)♪~第6話

   リスク(risk)の正しい語源と、自分の場所探し~第7話

   全力疾走&跳躍、人生の走り幅跳び~第8話

   地味でスゴくないものも輝かせるスカーフ~第9話

   未完の夢にときめく、人間たちの出会いとB-SIDE~最終回

            

                    (計 3900字) 

         (追記 196字 ; 合計 4096字)

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